その146、SM編33、剃毛とロウソク責め。
「先生、ロウソク責めやります。見に来てくれませんか-」
「お――、ロウソクか、ええなあ、行きます、行きます」
「ほほう、彼女はロウソク大好きな女か」
東京郊外の彼の一軒家に行った。彼は独り者で、広い12畳ほどの板張りにダブルベッドが隅にあるというシンプルな部屋、そこがプレイルームだった。
板張りの中央に大きめの座卓をひっくり返したものがある。その上に座布団を並べ、さらにその上にブルーシートが敷いてある。
ひっくり返した座卓は女の裸体を張り付けにする構造となる。座卓の4つの脚に女体の手足を縛れば、女は身動きの取れない拘束体になるのだ。
実はY氏、ワシの漫画からこの座卓縛りのアイデアを得ているのだ。
女は自慢の彼女らしく、なかなかのナイスバディの美人だった。
彼女の手足を縛ると、彼は剃毛を始めた。
「剃毛?ロウソク責めじゃなかったの?」
ゾリゾリ、ゾリゾリ・・・・
女は声をあげる。
「あああああ・・・・」
「ん!? 剃毛はしたことあるけど」
「いや、ロウソク責めの前に剃るんですよ」
「あ!そーか、そーか、剃毛したヘアの部分、かなりな敏感帯なんだよね。そこへ、ポタポタか。そりゃ、効きそうだな-」
「わたしの場合、剃毛とロウソクはセットになっています」
Y氏はそう言うと、赤いロウソクに火をつけ、乳房のあたりから、腹、下腹へとロウを落としていった。
「ああ・・・」
「ああああ・・・・」
だんだん、ロウの熱の刺激が局部に近づいていく。
剃ったばかりのつるんとしたビーナスの丘(恥丘)に熱いロウが達した途端、声が急に大きくなった。
「ああ――――っ、もうだめぇ~~っ!!」
女は手足をバタバタさせ、腰を引いたり橫に振ったり、エロチックな動きをする。
「どうです、効いてますでしょう。剃ったところに落とす。これ見るだけでもエロチックです」
「ヘアに絡まったロウ落とし、あとでたいへんだしなー」
さらに、彼はクリに集中して、落とした。
「ああ―――――――っ!!いやああああ~~~~~、ダメダメダメ~~~!!」
「クリはやっぱ、女の急所だよな-、こいつもここがいちばん感じるらしい」
「クリはお熱いのが好き!なんだよね。ワシも最初、ロウでやるのをためらっていたもんね」
「いや、センセの漫画からですよ、わたしもここ責めるようになったのは。勉強になりまっす!」
「ロウソク1本で責めたあと、わたしは・・・」
Y氏、中くらいの太さの赤いロウソクを、7本束ねて、たこ糸で縛り始めた。
7本束ねのロウソクをふたつ作り、な、なんとすべてに火を点けた。
「おいおい、Yさん・・・」
彼、彼女の体を跨ぐと、左右の手にそれぞれ持った7本束ねのロウを一斉に裸体に落とし始めた。
合計14本のロウで責めることになる。
「どうじゃい~~~!!これが、ロウソク時雨、ロウソクシャワ―じゃあ~~~~!!」
ポタポタポタポタポタポタポタポタ・・・・・・・
ポタポタポタポタ、ボタボタ、ボタボタ、ポタポタポタポタ・・・・・・タタタタタ・・・・
みるみる、白い裸体が赤く染まっていく。
「あああ―――――っ!! すごい、すごい、すごい、すごくいい~~~~っ!!!!!」
ロウが積み重なって、乳房から下、太ももから足首までロウのパックをしたようになった。
「まるで女体のバーベキュ―やなァ――」
「Yさん、ドバドバ大量に落とすし、ヘソの穴にも落とすし、ヤケドしてないの?」
彼女が起き上がって、乳房にパックされたロウソクのカタマリをカパッと剥がしつつ、
「先生、融点の低い赤いロウソクだと大丈夫ですよ」
彼もこう言う。
「ときどき、赤くなってヒリヒリするけど大丈夫」
「赤くなってヒリヒリってのは、そりゃ、まさしくヤケドだよ」
彼女、全体のロウをカパカパと剥がしながら、
「ヤケドじゃないでしょう、日焼けか、お灸程度よ」
彼女の股間から剥がれたロウパックは、割れ目がくっきり刻まれていて、タイトル画に描かれたような、なんともヤラシイ造形であった(笑)。
「次、オレな」
今度は彼が、裏返し座卓に横になり、彼女が彼の裸体にロウソクシャワーを浴びせかけた。
ポタポタポタポタ、ボタボタ、ボタボタ、ポタポタポタポタ・・・・・・タタタタタ・・・・
「ああ~~~、最高~~、先生もロウソクシャワーを浴びていきません?」
彼女、彼のペニスに集中してロウソクシャワーを浴びせていた。
「勝手にやっとりなさい。ワシついていけんよ(笑)」
男のロウソク責めを見てもしゃーない。ワシはお暇させていただいた。
次回、スケベ道奥義・人生スケベに楽しくいきましょう。
その147、SM編34、奴隷調教――テレホン奴隷調教① だよ
電子書籍「色即是空への道」のタイトルをリニューアルしました。
新タイトルは「非風揺葉理論」です。新解釈・般若心経(色即是空)とも言えます。
この理論が成田アキラの存在基盤と言えるものです。
よろしくお願い致します。
人生のまったく新しい未知の世界が開けてきます。
新しいステージに跳躍したい方はお勧めいたします。
しかもテーマはリアルとバーチャルの色空融合、
あなたの前に未知の空界・非風揺葉界が
見えてくる。
この小説はSFではありません。
リアルだとわかってきますよ。
新機軸小説 第一弾
「ラビア・ソーイング」
新機軸小説・第二弾
「宇宙ユーカク」
新機軸小説 第三弾
「不死鳥・アバ美希」