2007年07月12日
Karel Svoboda
Karel Svoboda さんの授業を聞きに行く。大まかにいうと授業自体は Gene Expression と Circuit Manipulation について。彼の研究室の話を中心に Laser Scanning Photostimulation やら Molecules for Inactivation of Synaptic Transmission (MISTs) などの Technique を紹介。その上でそれぞれの Technique の長所と短所を並べていくといったものだった。例えば Laser Scanning Photostimulation は Slice 実験なので、Axon とかが途中で切断されているような Circuit、つまり遠くからの Connectivity についてはよく分からないとか。まーこの問題は最近の Nature Neuroscience に出たように Channelrhodopsin-2 を使うことで回避しているようだけど。MISTs 以外にも回路を Shut down するような Technique はたくさん出てきたわけで、これらについても紹介。Allatostatin Receptor (Tan et al., 2006)、Engineered GABAA Receptor と Zolpidem (Wulff et al., 2007)、Halorhodopsin (Han & Boyden, 2007 & Zhang et al., 2007) など。逆に Cell-specific に細胞を Activate するのはやっぱり Channelrhodopsin-2 が他の Ligand-gated Ion Channel に比べて Temporal Resolution も高く優れているか。最後に Enhancer-Trap のようなものでどうやって Gene Expression を操作できるか(つまり Enhancer と Start Codon の距離を操作することで遺伝子の発現レベルを上げたり下げたり)というところまで話がわたったんだけど、これはできたら素晴らしいなあ。いろいろためになった授業だった。
2007年07月06日
クラブ。
金曜日。夜、街のとあるクラブに行く。久しぶりにクラブに行ったけど、やたら Posh で狭いところはやっぱり好きになれない感じ。広くてちゃんと踊りに来てるようなところがいいかな。。その後 Bar で飲んで帰宅。帰りの運転中幻覚が見えた。サッカーを2時間ちょいやった後にクラブに行って、帰ってきたのが5時なんだから、さすがに疲れていたみたい。
それはそうと今日 Tonegawa 研の Pattern Separation の話がようやく Science に出たよーだ。話自体は結構昔からあったみたいだから、本当にようやくといった感じなのかな。ともあれ、いつか読んでおかないと。
それはそうと今日 Tonegawa 研の Pattern Separation の話がようやく Science に出たよーだ。話自体は結構昔からあったみたいだから、本当にようやくといった感じなのかな。ともあれ、いつか読んでおかないと。
2007年07月05日
Jeff Lichtman
今 Advanced Techniques in Molecular Neurobiology というコースが行われていて、今日は Harvard の Jeff Lichtman が授業をしにやってきたので行くことに。彼は Neuromuscular Junction で有名だけれども、最近では Brainbow Mouse の開発が話題になっている。授業は GFP の発見(一番最初の発見は日本人がしていたなんて知らなかった)から始まり、Roger Tsien の話題まで。顕微鏡の授業ではないのだけれど、顕微鏡のことも触れてくれてためになった。人間は Visual な動物なんだから目でものを見て納得するものだ、っと当たり前のことなんだけど大切なことを教わった気がする。Neuromuscular Junction での Competition の話が中心になって最後にやっぱり Brainbow について。前に彼の研究室の人から聞いた時よりも更にいろいろな Mouse Line を持っていて話が大きくなっているよーだ。因みにこの話はまだ Publish されていないんだけど、3日後に Submit するらしい。どうなることやら。それにしても CSHL で毎回いろいろな人達の話を聞けるので幸せを感じる。
2007年07月04日
独立記念日。
独立記念日。まあだからって日本人の自分にとって何か特別なわけでも無いよーな気がするけど、休みなのは嬉しい。いつも通り研究室へ行ってみるものの誰もいなくてちょいとびっくり。気合いを入れて夕方まで実験をする。それから街で花火を見に。花火の煙であんまりたくさん見れなかったけど、久しぶりの花火はきれいだった。イタリア系のアメリカ人が作っているという話を聞いたんだけど、日本の花火の方がきれいに感じたのはきのせいだろーか。
2007年07月03日
SFN の日程。
SFN の日程が送られてきたので一応ここに。Poster preferred って登録したはずなんだけど、いつの間にか話をすることになってしまった。。。よりによって最終日の一番最後の Session に入れられるなんて。SFN は実は初めて(というか外部の学会は初めて)なのでただえさえちょっぴり緊張してしまうはずなんだけど、これが Talk となるともっと緊張してしまうではないですか、っとツッコミを入れる相手もいないのでしょうがなく相手に従うことに。まー Poster を準備しなくていいから楽かもね。とほほ。
Session Type: Slide
Session Number: 854
Session Title: LTP: Postsynaptic Mechanisms V
Date and Time: Wednesday Nov 7, 2007 1:00 PM - 5:00 PM
Location: San Diego Convention Center: Room 28E
Session Type: Slide
Session Number: 854
Session Title: LTP: Postsynaptic Mechanisms V
Date and Time: Wednesday Nov 7, 2007 1:00 PM - 5:00 PM
Location: San Diego Convention Center: Room 28E
2007年06月23日
海。
海に行く。知り合いと知り合いのそのまた知り合い達と合流。天気もいいし、たくさん人が来ていたからゆっくり楽しむ。海水はまだ冷たくて全然泳ぐ気がしなかったけど。その後、また POKEMON USA の社長さんの家で BBQ。前よりもたくさんの人が来ていていろいろと面白かったけど、ある人に捕まり散々ネアンデルタール的思考方法みたいなものについて聞かされる。今のクロマニョンは駄目なのよーとか何とか言われてちょいと疲れたので、穴だらけの論理にチクリ。それでも懲りずにずうっと話をされる(笑)。折角他の人達とも話をしに来てるというのに。まあなんだかんだで楽しかったのかな。
2007年06月22日
わいわい。
慶應大学の医学部の子達がこっちに来ているということで飲みに。いつもどおり、何故かカラオケに行ってわいわい。まー楽しかったな。
2007年06月21日
Nelson Spruston
Nelson Spruston の授業。彼の名前は Dendrite という本の Editor ということと、昔 Gap Junction の論文を読んだことがあるということで知っていたものの、実際に今何をしているのか分からなかった。講義は主に Spike-Timing Dependent Plasticity について。一応批判めいた論文を書いているということもあって、いろいろと言っていたけど、要は STDP は普通の LTP と LTD と同じだとのこと。まー納得ができる話。いろいろデータを見せてもらったけど、あんなにきれいな STDP のカーブが出るのはある振動数の時だけらしい。いろいろ勉強になる毎日。
2007年06月20日
Jeff Magee
今日は朝から HHMI の Janelia に移った Jeff Magee の授業。この人の有名な論文と言えば Distance-dependent compensation という概念をうちだした Nature Neuroscience の Somatic EPSP amplitude is independent of synapse location in hippocampal pyramidal neurons という論文だと思われる。その他にも最近では 2-photon glutamate uncaging を使って Spatiotemporal Inputs がどのように Outputs へと翻訳されるかといったことを見ている。しかも Journal of Neuroscience に出た State-dependent dendritic computation in hippocampal CA1 pyramidal neurons という論文では Behavioral States、特に覚醒時と睡眠時の Rhythm の違いを Single Neuron への Inputs の違いへと結びつけている。
というわけ授業も主に Synaptic Inputs と Action potentials の関係について。面白かった。
というわけ授業も主に Synaptic Inputs と Action potentials の関係について。面白かった。
2007年06月19日
Lab meeting
Lab Meeting。前回の発表ではちょいとしたデータとこれからの展開を話したけど、今回はある程度データもそろい、ちゃんとした話にまとめることができた。まあ自分のいる Field では最も大事な話の一つをちゃんとした形でまとめたんだからそれなりに Impact の高い論文になると思われる(と切に願いたい。まあある研究室に思いっきり喧嘩を売っているんだけど。。。)。ボスも気に入ったみたいで、その後の来客にいろいろとデータを見せたかったよーだが叶わず(自分は徹夜明けだったため、Lab Meeting 後すぐ帰宅&就寝(笑))。というわけで、ちょいと区切りがついてきたから9月にもちゃんと日本に帰れるだろう〜。よかったよかった(Motivation は結局そこなのか?)。昔に Propose した実験にもようやく手が出せそうで(まだ許可がおりていなかった。)こちらもよかった。こっちの実験は面白いし、相当新しいことになると思うからとってもやりたかった。やりたかったんだけど、やっぱり上手くいっている方を優先させないといけないからもう半年も待っていたんだよな。。。というわけでこれからもばしばし実験していくか。まー今週は疲れたから週末ゆっくり遊ぶけど(笑)。