2019年08月19日

「秀子の車掌さん」井川のうちわ

2019年は成瀬巳喜男監督没後50年ということで、
記念グッズを1点だけ作りました。
成瀬監督1941年作品、高峰秀子との初コンビ作『秀子の車掌さん』より
「文士の井川が宿の庭の池で泳ぐの図」
を絵柄にした団扇です。
秀子の車掌さんの井川
この映画原作は井伏鱒二の『オコマさん』で、
文士の井川は井伏鱒二がモデルのようです。
成瀬の命日7月2日には遅れてしまいましたが、
誕生日の8月20日にはどうにか間に合わせて完成させました。
暑い盛りに生まれた成瀬にふさわしい記念グッズと言えるかもしれません。
Creamaの下記ページにて販売中!
https://www.creema.jp/item/7770368/detail

naruse2005 at 21:58|Permalinkclip!トピックス | 高峰秀子主演

2018年12月28日

犬が登場する成瀬−『晩菊』そして『おかあさん』

去り行く戌年の2018年に因んで。
犬が登場する成瀬映画その2。
驟雨』に続いて思い浮かぶのが『晩菊』。
昔、芸者をしていた杉村春子は、独り身で子どももいない。
今は、金貸しや土地を売って生計を立てている。
この杉村春子が可愛いい子犬を飼っている。
クリクリ目が愛らしい子犬だが、知らない人がやってくるとしきりに吠える。

晩菊

春子の家には、子犬の他に住み込みのお手伝いさんがいる。
耳が不自由な若い娘。
土地の仲介人・加東大介に「(言葉が通じないから)不自由じゃありませんか?」と言われて、春子は「静かでいいのよ」と答える。
用事などはジェスチャーで伝える。
おとなしく静かなこの若いお手伝いさんを演じているのは、鏑木ハルナ。
めし』で原節子の従兄・二本柳寛の妹を演じている。
こちらでは台詞もしゃべっているが、可愛さでいえば、『晩菊』の方が上だろう。
お金だけが頼りで、芸者時代の同僚から嫌われる杉村春子は、可愛いものをそばに置いて暮らしている。

犬が登場する成瀬映画その3。
覚えていなかったが、『おかあさん』にも犬がちょっとだけ登場する。
おかあさん・田中絹代の次女・久子と絹代の妹・中北千枝子の息子・哲ちゃんが外で遊んでいて、哲ちゃんが犬に泥んこにされてしまう。
哲ちゃんは着替えがないので、久子のスカートをはかされる。
「スカートなんて嫌だい!」と言っても、代わりにはくズボンがないから仕方がない。
絹代はスカートの裾の真ん中前後をピンで留めて仕切りを作ってやる。

2019年は成瀬巳喜男没後50年。
(獅子文六も没後50年)



2018年12月25日

小津安二郎アドベントカレンダー12月25日

小津あさゑfaceS
小津あさゑ

小津安二郎の母。
三男二女をもうけ、安二郎は次男。
独身だった安二郎と最後まで二人暮らし。
「生憎、嫁が留守でして、
こんなお婆さんで失礼します」
などと冗談を言って客を迎えたとか。