梨本塾 リザルト&レポート

ここでは毎月トミンモーターランドで行われる梨本塾走行会のリザルト、及びレポートを掲載いたします。
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また、季節ごと、期間限定のお知らせなども掲載いたしますのでチェック宜しくお願いいたします。

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2012年03月

2012 yamaha R1(国内仕様)試乗 テスト

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2012年モデルのヤマハR1、その国内仕様をエッジテストした。

カタログスペックは従来型とさほど変わりはないが、トラクションコントロールが追加されることとなった。

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相変わらずこのエンジンは気持ちがいい。国内仕様で抑制はされているものの、パルス、加速感ともに他では感じられないものだ。

但し装備重量や車格、足回りの設定などには色々と課題もある。

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エンジンの心地よさは相変わらず。このスクリーマーを色々なジャンルで展開して欲しいと感じてしまう。

この手のマシンテストでもっとも苦労されせられるのは、ファイナルレシオの設定だ。走行騒音をクリアするために、ありえないほどロングに設定されている。どのくらいロングかというと、1速で160~170km/hほどまで引っ張れるほど、だ。公道を走るなら、1速だけで十分事足りてしまう。

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フロントサスのストローク量は多く感じるが、初期から中盤辺りまでのストロークスピードが早過ぎて一気にダイブ、逆にコーナリング中には立ってしまうシーンが多かった。

逆に言えば、それほどまで回さない限りは本来のピッチングを得られない、ということになる。もちろんトミンモーターランドでは回転数が低すぎてしまい、かなり神経質なテストとなった。

但し「タイヤまで含めて配車時、店頭に並んでいるものと同じで」というのが絶対条件のテストなので(そこまで含めてが、そのメーカー、車両のあらゆる意味での実力だと思う)、この辺は一切変更せず、かなり本気でタイムアタックを繰り返すことになる。

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 残念ながら、タイムはリッターSSとしての及第点に達しなかった。

なおGPSによるトミンモーターランドストレートエンドの最高速結果は123.5km/hだった。梨塾レベルで言えばおよそ600ccと同程度、ということになる。国内仕様、そしてさほどグリップのよくないOEMタイヤという組み合わせであれば、およそこの程度なのかもしれない。

ちなみにサシ塾などでも使用しているひとりマスターバイクGSXR1000K6では、アベレージで127~8km/hほどをマークする。

このR1の詳細インプレッション、ならびに実測馬力、トルク、重量、ラップタイム、パワーカーブ、推奨セッティング一覧表などは、5月1日発売の月刊モーターサイクリストに掲載予定です。

2012 第3回 梨本塾レポ1 午前フリー走行

2012 第3回 梨本塾レポ1 午前フリー走行

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柔らかな雲がかすみがうら地方に浮かぶ快晴の三月最終日曜日。

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本年度第三回目の梨本塾が始まった。

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今回は個性豊かなバイクも数多く出走。その筆頭株といえるのは………

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27秒台中盤にまでタイムを伸ばしている人見選手のスパーダ。

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グース350で29秒台をたたき出す安倍選手や………

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27秒台をたたき出すCBR250RRの樽井選手など。

他にもホッパー125やXR100、TZR250(後方排気の3MA、1989年発売。余談になるが、このマシンのデビュー戦となった同年2月筑波選手権にて、NSRで大本命だった塾長は、僅か二周目2ヘアで大転倒を喫しリタイヤ、当時のSSイシイTZRを駆る皆場選手に、初登場初優勝を明け渡すこととなった)、さらにFZ400やCBX400も登場。

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グッドコンディションが保たれているCBX400、1981年発売の名車。

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ガレージセールも行われていた。

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CBR600RRのユーザーには垂涎の品々が格安で………。

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最高気温予想は15℃前後。6mほどの風が吹いていたが、気温は高い。

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初参加者には詳細ブリーフィングでルールなどを再確認。

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ツナギを干している人や、

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ストレッチをしている人、

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そしてニューマシンを持ち込んだ人。

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フリー走行はAクラスからスタート。鬼バンクの足元は、フロントにディアブロコルサSC1、そしてリヤにはロッソコルサⅡ(140サイズ)という組み合わせ。このクラスでは定番といえる。

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フルマラソン明け、中尾選手。

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ケビン・マギーのようなライディングフォームでケーシー・ストーナーのような鬼バンクは樽井選手。

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夜勤明け、渡邉選手。

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同じくフルマラソン明け、八木選手。

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Aクラス入りの古溝選手。



次回梨本塾はゴールデンウィーク4/29日(日)特別開催!!

K-RUN-GPのみ30LAPの
プチ耐久!(通常20LAP)

それ以外は通常メニューなので
どなたでも気軽に参加できちゃいます。

初心者の方もベテランの方も、選手権でお悩みの方も小排気量の方も!

なし耐ならではの
豪華賞品も多数ご用意!!

過去の賞品例は>>コチラへ。

当然
梨塾キャンギャルも来ちゃいますッ!!

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出なくちゃ損する!?次回梨本塾、

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次回サシ塾は4月11日(水)に開催決定!!

一人で悩むくらいなら、即効性のあるレッスンで一発解消。

無駄なリスクを避けるためにもプロに診断してもらいましょう。

バイク屋さんは整備のプロですが、走りのプロではありません。

乗ってナンボのバイクです。きちんと走らせて判断しましょう。

25秒を目指す方から、40秒を切れない方までが対象です。

もちろん3月梨本塾で悔しい思いをした人も………!

前回レポートは>>コチラ。 

お申し込みは
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梨本塾事務局
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春一番、第三回梨本塾。


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第三回大会参加全33名の皆さん、お疲れ様でした。

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今回より、昨年展開させていただいておりました東北大震災復興募金を、2012年度版として再開させていただきました。

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早くも多数の方がご協力してくださいました。ありがとうございます。また昨年同様、今年度末に被災地の災害対策本部宛に送金させていただきたいと思います。

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NASHIMOTOJUKU革ジャン(非売品)で気合一発。

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前日は雨模様でしたが、開催日は一足早く春を満喫するような快晴に恵まれました。

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春先の快晴と言うことで、参加賞は花粉対策マスクを。

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さっそく着用する方もいらっしゃいました。

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今回より梨本塾サマータイムを導入し、先月より30分早い9時半から、Aクラスフリー走行がスタート。今回の午前フリーは各クラス1セッション30分x2本と時間タップリ。

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次いでBクラス、新規車両を導入した方や………

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懐かしい車両もチラホラと。




次回梨本塾はゴールデンウィーク4/29日(日)特別開催!!

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どうやらサシ塾参加の方が3月活躍!? 前回レポートは>>コチラ。 

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NSR250(1992) インプレッション 2012トミンタイムアタック編


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かつて日本で一世を風靡したNSR250、その1992年式モデルに接する機会があった。

個人的にNSRには物凄く思い入れがある。今まで数え切れないくらい様々なバイクに乗ってきたが、これほど思い入れが強いバイクは他にない。自分がバイク操作の基本のすべてを覚えたのも、NSRだ。

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今回、別冊モーターサイクリスト誌から「NSRで本気でタイムアタックしてもらえないか」という依頼をいただいた。

非常に興味深いオーダーだと感じた。過去12年間に渡り「エッジで走れ」という企画で市販車テストを行ってきたが、その中に2サイクルマシンは1台も含まれず、また250ccのマシンも入っていない。

すでにバイクのスポーツシーンは大排気量へと移行しており、NSR250が存在しえた頃のようなストイックなバイクは、小中排気量に存在しなくなっていたためだ。

今回のマシンは別冊モーターサイクリストの松田編集部員所有のもので、彼が懸命にフルレストアした新車同然の、素晴らしくきれいなバイクである。ノーマルフォルムに強いこだわりを持っており、ことごとく新車に近いように再現されたものだ。

実際、トミンモーターランドのようなミニサーキットならば、間違いなくミドルクラス以上のSSマシンより、250ccや400ccのほうが走りやすい。あるレベルまでは簡単にいくことができるだろう。

しかしでは、その「あるレベル」とは、どの程度のものなのだろうか。トミンモーターランドのひとつの指標タイムは「27秒0」である。これを切れるか切れないかが、そのマシンのスポーツ性を表す大きなバロメーターとなっている。ここで27秒0を切れないマシンは、筑波だろうがもてぎだろうがまず速く走ることは出来ない。

NSRは遺物なのか、それとも―。

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本当に久しぶりの2サイクルマシンでのタイムアタックは、かつて身を削るような思いで毎コーナーを目指していた全日本250ccクラス時代を思い出させる刺激的なものとなった。今のSSが忘れたもの、或いは捨てたもの、それによって乗り手が忘れ去ったもののすべてが、NSRの中には宿っていた。

4サイクルマシンなんて、メカオタクどもが作り出した愚鈍な乗り物でしかない―。

25年前にレースを志してそう豪語した自分は、正しかったと思う。



CBRもR1もGSXRもZX10Rも、S1000RRでさえその原型はNSRシリーズにあるんじゃないだろうか。

1992NSR250Keinashimoto

1992年型のRS250で散々焼きついて吹き飛びまくったその後遺症として、2サイクルマシンに乗るときには絶対に左の指をクラッチレバーから離せない。不意にエンブレが強まったときには要注意サイン。低速コーナー進入時の焼き付きに対して、ライダーはあまりに無力だ。

素晴らしいコンディションでこのマシンに乗せる機会を作ってくれた松田編集部員に感謝します。

なお、このNSR250の詳細インプレッションは、およそ2ヵ月後の6月15日発売別冊モーターサイクリストに掲載される予定だ。実測馬力やサスペンションの詳細セットアップデータなど貴重な情報ももちろん載せる。



2012 第1回 サシ塾レポ + ブリヂストン S20テスト

2012 第1回 サシ塾レポ

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3/14(水)、梨本塾特別レッスン【2012年度第1回サシ塾】に参加された皆さん、お疲れ様でした。

今回は自己ベストを更新、或いはそれに匹敵する成長をされた方が多数いらっしゃいました。

参加者の皆さんの走り、及びマシンについてのレポート、ならびに追走動画を掲載いたします。

なお、追走動画はレッスン順に並んでいます。アップロードを早めるために最低限度の編集しかしていませんのでご了承下さい。

同時に終日GPSも搭載していましたので、参考値としてそれぞれの最高速データを記載します(試乗していないマシンの場合には、追走時の参考値です)。

午前9時過ぎの外気温10℃前後 路面温度16.5度


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こんな方も次期戦闘モデルで秘密練習されてました………。

森選手 マシン  Z1000 タイヤ mic パワーワン

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本人ベストタイム  32 → 30.5
(レッスン後同日中にベスト更新)

塾長ベストタイム  27.263

GPSによる最高速(塾長試乗時)     123.5km/h




走り………
前回参加時よりほとんど乗っていなかったということもあり、まずはしっかりと追走、そして先導を行う。コーナリングスピードそのものは速い(速すぎる)ものの、その前後がバラバラであり、前回同様視線の近さが気になった。とにかく視野を広く取ること、そして直線でしっかりと加速することを課題としてあげると、その後リズムが取れるようになり、ラップアベレージが飛躍的に上がって、結果的にベスト更新となった。

マシンインプレ………
前回参加時にポジショニングがあまりに前寄りであること(元々Z1000はそうなる)、同時に導入したZX6Rフロントフォークの突き出し量が多いことでフロント過過重となっていることを挙げたが、今回その突き出し量を減らしたところマシンフィーリングは激変し、それほど前寄りな感じではなくなった。インターバルで一度オーナーが転倒してしまったために、試乗時にはシフト&ステップ周りが壊れていたが、それでもすぐに前回と同等レベルのラップタイムで走ることが出来た。完調であれば26秒台中盤までは簡単にいけるだろう。

今後の目標タイム………
まずはしっかりと30秒台アベレージを自分のものにして、その上で29秒台前半を狙いたい。転倒の原因はコースイン直後の左コーナーであり、まったくタイヤが暖まっていない中でのものだったので、そういう部分もしっかりと感じながらレベルアップを狙いたい。


小椋選手  マシン  CBR600RR(WB) タイヤ  PI ディアブロコルサSC1 

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本人ベストタイム  26.5 → 26.3(レッスン後同日中にベスト更新)

塾長ベストタイム  26.1

GPSによる最高速(塾長試乗時)     124.2km/h





走り………
梨本塾でも常勝男といえる小椋さんだが、今年は筑波選手権にも出場するとのことでの受講。今回はツーリングタイヤのテストも兼ねて先導車にはS20を装着していたため追尾はかなりかなり厳しいものがあったが、課題はコーナリング中ほどにあるようだ。ブレーキングと加速に関してはほぼ問題はないが、止まりすぎてしまう傾向が強く、それが走りのクセなのかそれともマシンのセットアップなのかを見極める必要があった。その辺がクリアになれば25秒台も十分狙える実力をもっているからだ。

マシンインプレ………
マシン試乗したところ、まずエンジンはややタレ気味だった。特にトルクが薄く、パンチがなかった。燃調もズレていてドン付きは大きく、これまでに接してきた同型のCBR(WB含む)と比べても乗りやすい部類ではなかった。また足回りに関してはフロントが突っ張っていてリヤが低かったため、車体姿勢を変えることに重点を置いてセットを変更。試乗中は時間がなかったためにイニシャルで行い、その後は車高調整で姿勢を変えたところ、乗りやすくなったようだ。ベストラップも更新したとのことで、次回挑戦する筑波選手権第2戦が楽しみだ。

今後の目標タイム………まずは肉体的、精神的プレッシャーを伴なわずに26秒フラット程度でグルグル回れるようなマシンパッケージ、そして効率的な乗り方を覚えたい。それが出来れば筑波1秒前半アベレージは難しくない。その後少しずつ煮詰めて、二瓶選手のレコードまでたどり着きたい。



濱安選手  マシン GSXR1000 K7  タイヤ MEZ レーステック F K1 R K2

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本人ベストタイム    30秒台

塾長ベストタイム
   26.55

GPSによる最高速(塾長試乗時)     124.6km/h




走り………
このマシンに乗り換える前に乗っていたK1では28.3秒までいっていたものの、現在は30秒近辺で推移しているようだ。コーナーのライントレースはきれいであり、開けっぷり、ブレーキングともにほぼ問題はないが、ブレーキをリリースしてから向きを変えるまでのコーナリングスピードが遅く、またバンク角にもまったく変化がなかった。このためマシンは向きを変えるのに非常に時間がかかっており、バンク角や旋回力にメリハリが感じられなかった。ただしこの辺はやれといわれてすぐ出来るものではないので、マシンセットアップと合わせながら少しずつ組み立てていくしかない。もしかするとある瞬間から一気にタイムアップするかもしれない。

マシンインプレ………
先導用のK6と比べて驚いたのが、エンジンの速さ。低中速から高回転への以降が非常にスムースであり、なおかつトルクフルだった。もともとこのK7のネックは車重だったが、しかしマフラーなどを変更することでかなりの軽量化もしており、車重的な重さはほとんど感じなかった。ただし突き出しを10mm増したという足回りには、ややハンドリングの重さが出てしまっていて、特にコーナー進入部分では余裕がなく、もしかするとこの部分(キャスターが立ちすぎて寝かせなれない)がオーナーの走りを限定的にしている可能性がある。

今後の目標タイム………実力はある選手なので、まずはエリオンGSXR1000時代にマークしたベストを目標にし、さらには27秒台を目指して行きたい。



午後外気温 12度 路面温度20度


山田選手 マシン CBR600RR(国内仕様フルパワー)  タイヤ BT003ST

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本人ベストタイム    29.5

塾長ベストタイム
    28.081

GPSによる最高速(塾長試乗時)    117.2km/h





走り………
一見CBR1000RRに見えてしまうというカッコいいデザインの600RR。元々は国内仕様をおこしたものだそうだ。それほど走り込んでいないようで、上半身のオフセット量に対し、重心を決める下半身オフセットが足りなかった。もっと腰を前後左右に動かして積極的にマシンを操作したい。ベストは29秒台とのことだったが、まだまだ伸びてきそうな感じがあった。

マシンインプレ………
一番問題があったのはタイヤで、恐らく寝かしていた時間が長かったせいだと思うが、試乗時はまったくといっていいほどフロントタイヤがグリップせずにアタックできなかった。まずはこれをきちんと解消してあげれば、前回の加藤選手の国内仕様のようにタイムは出るはずだ。

今後の目標タイム………走りの基本は出来ているので、マシンパッケージが整ってくれば27秒台もそんなに難しくないのではないだろうか。


渡邉選手 マシン GSXR1000K6  タイヤ MEZ レーステック K2


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本人ベストタイム   28.0→27.51(レッスン後同日中にベスト更新)

塾長ベストタイム
   26.667

GPSによる最高速(塾長試乗時)    124.6km/h





走り………
リッターSSに乗り換えたことで少し悩んでいる様子だったので、とにかく先導で引っ張る時間を長くして徹底的にリッターのリズム感を覚えてもらうことにした。若さもあるだろうが非常に飲み込みは早く、結果的にはこの日のうちにコンマ5秒ほどもベストラップを縮めることに成功した。このままうまい具合に伸びていって欲しい。

マシンインプレ………
フルエキにリヤオーリンズという組み合わせだが、塾長K6とは車体姿勢も含めてまったく違うバイクになってしまっており、この辺をしっかりとあわせていく ことでもっと乗りやすくなるはずだ。現状では濱安選手のK7よりもさらにバランスが崩れている感があり、車体姿勢、サスストロークスピード含めて時間をか けて再構築する必要がありそうだ。今回は先導メインとなったために、セットアップを変更する時間を設けられなかった。基本的にはフロントが低すぎ、挙動が 安定しなかった。

今後の目標タイム………まずは27秒0アベエレージ、そしてもちろん26秒台を目指したい。


海老沼選手 マシン GSXR600K7  タイヤ PIL ディアブロコルサSC2

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本人ベストタイム    27.5

塾長ベストタイム
    26.0

GPSによる最高速(塾長試乗時)  126.3km/h





走り………
仕事が忙しいようでなかなか走る時間が割けないようだが、その間にマシンセットアップは進んでおり、リヤの車高を大きく引き上げ、さらにアクラボスリップオンを導入、シートも変更した。この結果マシンポテンシャルは大きく上がり、この日もベスト付近での走行となった。走行自体久しぶりと言うこともあり、目がついていっていない様子だったが、周回を重ねるごとに少しずつ改善されて、最終的にはいいリズムで回れるようになっていた。

マシンインプレ………
過去にトミンモーターランドで乗ってきたGSXR600としては最強に近いパッケージになってきている。あくまで参考値だが、短時間試乗での最高速126.3km/hはこの日1000ccまでを含めてもっとも速かっただけでなく、マフラー換装によりパワーもかなり上がり、さらにこれにあわせてFIも微調整したことで相当に力強いマシンになった。このままの状態(すなわちナンバーつき)でも、もしかしたらレコードを狙っていけるかもしれない。

今後の目標タイム………マシン的にはかなりいいところまで来ているので、ぜひとも26秒台を目指したい。

マシン GSXR1000 L0   タイヤ ノーマル

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本人ベストタイム    30秒台  →29.9(レッスン中にベスト更新)

塾長ベストタイム
  試乗ナシ

GPSによる最高速(塾長追走時)    115km/h





走り………
CB1300SBからの乗り換えでまだ日が浅いが、それでもきっちり30秒アベレージになってきた。そもそもこのコースでリッターSSを操るのは至難の業であり、特にアマチュアライダーにとっては難しいことだらけだが、ノーマルタイヤでよくここまで頑張られているなという印象だ。基本操作は間違っていないが、まだ加速と減速のメリハリがついていない箇所が多いのと、後は突っ込みすぎる場面が多く走りが窮屈になってしまっているので、コーナー進入でもっと余裕をもって同じタイムを楽に出せるような走りを心がけたい。

マシンインプレ………
試乗ナシ。

参加者の皆さん、お疲れ様でした。大きなクラッシュなどもなく、一日無事に終われて何よりです。またこの日は多くの方がベストラップを更新したようで、とても嬉しく思います。今後とも宜しくお願いいたします。


梨本塾事務局


特別テスト ブリジストン S20 タイヤ試乗テスト インプレッション


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この日は先導車であるひとりマスターバイクGSXR1000K6に、ブリヂストンから発売されたS20を履かせて始めてトミンを走らせてみた。1月の終わりに袖ヶ浦フォレストでテストしたところ、フィーリングは非常によかった。もちろんR10などハイグリップと単純比較した場合には当然エッジグリップは落ちるだろうが、果たしてどの程度のラップアベレージが可能なのかを検証したかった。

【温度依存性】


少し前のモーターサイクリストにも掲載したが(あの時はもっと寒かった)、とにかく温度依存がすくないというのが走り出し当初の感触。基本的にタイヤウォーマーは一切使用しないので、この辺は手に取るように分かった。トップエンドのハイグリップ系は(特にリッタークラスの場合)走り出しはかなり難しさを感じるものだが、S20の場合にはそういう神経質さはなく、比較的大雑把な操作も許容する懐の広さが感じられた。

【ハンドリング】


サーキットを主体としているわけではないので、やはり軽快であり、自由度は高い。コーナリング中のライン修正もしやすかった。この辺はエンジョイ派にもっともありがたい特性ではないだろうか。

【エッジグリップ】


単独で走っている際には「十分かな」と感じたが、ディアブロSC1を履いている速い600(例えば今回の小椋選手)などと一緒に走ると厳しい。ラップアベレージでいえば、自分が乗って26秒6~7程度がいいところだった。一発を狙えばもう少し行きそうだが、無理のない範囲でと考えればこの辺のタイム帯となる。

ただ他のツーリングタイヤでも同じようなプッシュで走らせたことがあるが、それらはおよそ27秒1~2だったことを考えると、やはりここ数年でこの手のタイヤのグリップ力も上がっているということだろう。アマチュアライダーにとっては、トミンモーターランドで28秒アベレージ、筑波で1分6秒~で走るくらいの人が、ライフ、コスト含めて適正値かもしれない。もちろんツーリングシーンには最適のマッチングだ。

【耐摩耗性】


減らない。サシ塾でハイグリップを装着すると、当然のように1日でなくなってしまうが、S20の場合はほとんど減らなかった。もちろん次回走らせたときにどのように感触やラップタイムが変化するのかも追跡したいと思うが、これくらい減らなければ随分お財布に優しいタイヤだと思う。この後も継続使用するので追って追加レポをしたいと思う。


【追記 2012.620】

S20を履かせておよそ三ヶ月、その間サシ塾三回(1200LAP超、さらに筑波レッスン2回160LAP以上)、これ以外にちょい乗りツーリングなどを行い、最後は逆履きまでさせてどこまで持つのか徹底的に使い込んでみた。

その結果、相当ライフはいいということが判明した。とにかく、持つ。但しラップアベレージは徐々に降下していき、最終的にはトミンでかなり追い込んで27秒0アベレージ程度、筑波でも4秒辺りでドライブする能力が落ちているのが分かった。最終立ち上がりなどではかなり横滑りが増えてしまった。

それにしても、のライフである。ちなみにハイグリップ系である場合、この半分も持たない。恐らくタイヤコストは1/3くらいになるのではないだろうか。もちろんタイムは落ちることになると思うが、練習用として、もしくは一般道路メインであれば充分なグリップ力だと思う。温度依存性の少なさ、ハンドリングの軽さ、そしてウェットパッチなどが残るようなシーンでも神経質にならずに済むのは、最後まで変わらなかった。






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2012 第2回 梨本塾レポ6 表彰式

2012 第2回 梨本塾レポ6 表彰式

それでは最後に表彰式の模様をお伝えする。まずはAクラスから。

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6位になったのは山中選手。ほぼフルメンバーといえる今回の梨本塾の中で、持ちタイム的にはやや悔しい結果となったが、まだまだ寒い中タイヤウォーマーもなしにこの順位は立派だろう。後半の追い上げも素晴らしいものがあった。自走参加者ならではのクレバーな展開には見習うべき部分も多い。

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5位には昨年度チャンピオンの篠塚選手。ここのところやや調子が上がりきっていないが、春以降を見据えての調整中か。

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4位には師匠ともいえる篠塚選手を押さえ切った坂垣内選手。山中選手と同じく、マシンは排気系までを含めほとんどストックという状態。他の入賞者6台中、2台のみがナンバー付きであり、そのうちの一台が坂垣内選手のABS仕様フルパワーCBR600RRだ。2012年を牽引する立場となるか。

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3位にはこの後筑波選手権を控えている佐藤選手。6人の中で唯一のブリヂストンユーザーであり、今回もR10で見事3位となった。後半のペースダウンが課題か。

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2位には最後まで二瓶選手とガチバトルを演じた小椋選手。なんと今まで梨本塾での勝率は100%であったが、久しぶりの参加となった今回、はじめて土がついてしまった。リベンジを誓う。なお、この直後のサシ塾ではさらにベストラップを更新した。

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優勝は二瓶選手。トミンアマチュアレコードの持ち主で、筑波0秒0という実力者だが、今回は予選で転倒を喫してしまい、思わぬ苦戦を強いられた。年明けからやや転倒癖がついているようだが、それでもなんとか勝利をものにした。

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恒例シャンパンファイトは………

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当然イッキ。二瓶、佐藤両選手、そして今回は出場していなかったが元祖トミンレコードホルダーの石川選手らによる次週筑波選手権チャレンジに期待したい。

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Aクラス、入賞者の面々。

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続いてBクラス。第6位には古溝選手。なんとかして久しぶり参加の山本選手を倒したかったが………悔しい6位となった。

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5位にはその山本選手。今回より愛機をSVからZX10Rに乗り換えての参戦。まだまだ大排気量車には不慣れな様子だったが、それでも29秒台を連発。今後、まずはこのクラスでトップ争いしたい。


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4位には同じく久しぶりの参加となった竹内選手。先輩として意地を見せつけ、決勝ではしっかりと山本選手をパッシングしてみせた。2012梨塾マラソンズメンバーであり、この後板橋シティマラソン出走が控えている。

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3位には「どうも最近シャミってんじゃないか!?」とあらぬ疑惑を投げかけられている佐々木選手。しかし今回は先月のようには行かず、3位に甘んじることとなった。しかしそれでもランキングは堂々のトップを快走中。これも作戦か!?

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そして2位には佐々木選手を見事に抑えきり、最後も「もしや!?」の猛攻を見せ付けた八木選手。今回よりディアブロロッソを導入しラップペースも安定したようだ。マラソンでも後半追い上げ型で、2012梨塾マラソンズのメンバーとして初挑戦の荒川フルマラソンを激走した。

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見事優勝したのは渡邉選手。しかもこれが梨本塾初優勝と言うオマケつき。以前のCBR600RRでは達成ならなかったが、乗り換えたK6で悲願を果たした。

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さらにこのすぐ後のサシ塾にも積極的に参加し、塾長の後ろについて懸命に走りまくり、その日のうちに大幅にベストラップを更新、一気に27秒5まで伸ばした。

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初優勝を一気に飲み干して、次回はいよいよAクラスに殴りこみか。

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Bクラス、入賞者の面々。

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最後はCクラス。第6位には山梨から遠征のベテラン、菅谷選手。今回はタイヤ、そしてモリワキスリップオンを導入しての出走となったが、山梨スポーツランドでのベスト更新のようにはいかなかった様子。それでも最後まで粘り強く走った。菅谷選手もまた、2012梨塾マラソンズのメンバーであり、この後初のフルマラソンに挑戦する。

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5位には久々に宿敵、皆藤選手との大バトルを演じて見せた梨本亮選手。ここのところやや走りに精細を欠いていたが、今回の戦いが起爆剤となるか。

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4位にはタイムアタックでの転倒により、久々のCクラス出走となった皆藤選手。思わぬ転倒でのクラスダウンとなったが、決勝では見事な追い上げ、そして名バトルを演じて見せた。

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3位には先月に引き続いての入賞となった鈴木選手。今回は相棒である吉村選手と立場が逆転したが、連続入賞は立派である。

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そして2位には………決勝中15LAPもの長き間トップを快走しながら、またしても抜き返されてしまった西村選手。まったくといっていいほど先月と同じ展開に本人も苦笑を連発。しかしこれが肥やしとなって、近い生来必ず成熟する日が来るだろう。西村選手もベテランだが、梨本塾では未勝利である。

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そして優勝は、梨本塾参加二回目の吉村選手。決勝中は見事なレイトブレーキングで西村選手を抜き去り、そのままぶっちぎって初勝利をものにした。

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梨本塾ニューフェイスだが、すでにシャンパンファイトは立派なものだ。今後はさらにBクラスでの上位進出を目指したい。

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Cクラス、入賞者の面々。




今週末梨本塾、ただいま直前受付対応中!!

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梨本塾→090-8814-6973(10:00~20:00)

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春全開シーズンは梨本塾で!!


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2012第3回、3/25(日)梨本塾、暫定エントリーリスト

2012第3回、3/25(日)梨本塾、暫定エントリーリスト

※ 今回の梨本塾は通常タイスケを適用します。

※ 8時30分受付開始、走行開始9時30分のスタンダードスケジュールとします。

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※ 写真はイメージです

3/25() 梨本塾 暫定エントリーリスト

20120325entry

~3/24現在のエントリー状況
です。直前エントリー、キャンセル、入れ替えなどがあった場合、随時更新されます。定員締め切りにご注意下さい。

なお、これはあくまで暫定エントリーリストです。正式版は開催当日配布するものをご参照下さい。

エントリーされた方で自分の名前やマシン名が間違っている、或いは自分の名前がないという方は至急コチラまでお知らせ下さい。

直前参加希望の方はまずお電話にて空き枠確認をお願いいたします。

090-8814-6973 梨本塾

参加可能となった場合、


PC版Webエントリーは>>コチラから。

携帯、モバイルからのエントリーは>>コチラへ。


急遽参加キャンセルされる方もかならず御一報下さい。

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 【 開催当日の予定 】 → ※ スタンダードスケジュールです。
  • 現地ゲートオープン 8:00~
  • 受付開始       8:30~
  • ブリーフィング     9:00~
  • 走行開始         9:30~(Aクラスより)
  8:30受付開始までに現地へお越し下さい。
  悪天候や渋滞も考えられます。余裕を持ってお越し下さい。
  必ずゼッケン貼り付け用の白いガムテープをご持参下さい。

 【 チェックシートへのご協力お願い ※必須 
  • 整備不良によるマシントラブル、第三者を巻き込む重大事故などを未然に防ぐためにチェックシートを導入いたします。
  • 以下チェックシートをダウンロードしてプリントアウト(クリックで拡大します)し、当日ご持参して必ずご自身でチェックし、出走前に受付にご提出ください。未提出の場合出走できません。
  • 最近トミンモーターランドにおいても整備不良によるブレーキキャリパーハズレ、アクスルシャフト緩み、大量のオイル漏れなど重大事故が増えております。整備不良の場合、自分だけでなく他の参加者にも重大な危害を与える可能性があります。皆さんの安全を確保するためにも、形式のみならずぜひとも積極的なご協力をお願いいたします。
梨本塾出走前チェックシート

  暫定タイムスケジュールはコチラをご参照下さい。 ※冬季、クラス編成による変更あり。

  エントリーリスト、ならびにタイムスケジュール正式決定版は当日受付時にお渡しいたします。

  天候変化などによりスケジュール変更となることがありますのでご了承下さい。

  遅れる場合などは右記までご一報下さい→090-8814-6973 梨本塾事務局

  テーピング、及びセッケン貼り付け用の白いガムテープを必ずご持参下さい。

  ミラーに関しては透明テープ貼り付けを推奨します(視認性確保のため)。

  レーサー車両もサイドスタンドを装着してお越し下さい。

  初参加の方は、走行前に梨本塾ルール&マナーを必ずご一読下さい。トミンモーターランドスポーツ走行ルールと異なる部分も多々ありますのでご理解のほどよろしくお願いいたします。

 梨本塾事務局
 std_spd@hotmail.com
 09088146973(10:00~20:00)

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梨本塾 090-8814-6973(10:00~20:00)

今年のゴールデンウィークはなし耐で!!

梨本塾史上初となるGW特別開催!!


次回第4回大会はゴル耐です!!バイク乗りなら誰でも参加可能なプチ耐久。メチャ楽しいですよ!

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受付は
次週より開始します!!

お楽しみに~!

2012 第2回 梨本塾レポ5 K-RUN-GP Cクラス

2012 第2回 梨本塾レポ5 K-RUN-GP Cクラス

いよいよ最後はCクラス、決勝。

00

タイムアタックで転倒を喫した皆藤選手だったが、榎本選手らの献身的なヘルプによってどうにかマシンは修復され、決勝には出走可能となった。なお、予選8番手の堀澤選手は諸般の事情により残念ながら決勝をリタイヤすることとなった。

01

フロントローに並んだのはCB400SF、GSXR750、そしてCBR600F4i。

02

恒例スタート前ブリーフィングで最終的なレースマナー&ルールの説明が行われる。

03

グリッドには1台減った全8台が整列。

04

グリーンフラッグに合わせて………

05

各車一斉にスタート。好スタートを切ったのはポールの西村。次いで吉村、鈴木。

06

さらにその後方に梨本、菅谷、高土、実方………

07

そして最後尾に皆藤と続く。


08

各車は帝王コーナーへ。実方が1つポジションを上げる。

09

トップで3コーナーに突入したのはCB400SFの西村。GSXR750の吉村、F4iの鈴木と続く。先月に非常に良く似た展開である。

10

4番手には梨本亮CB400SF、5番手に菅谷NINJA250R。

11

6番手に実方グリーゾ8V。

12

そして7番手には皆藤CBR600F4iが浮上。高土CBR600RRがひとつポジションダウン。

13

後続を引き離して1周目を終える西村。先月の雪辱を果たし、Bクラスの渡邉のように悲願の梨本塾初優勝を遂げるか。

15

後方では久しぶりのCクラスでやや気が急いている皆藤がオーバーラン。どこまで追い上げられるか。

16

先月とは相手が違うとはいえ、序盤からしっかりとペースアップしていかなければ後半厳しい戦いになることは西村も分かっている。なんとかして吉村を引き離したい。

17

先月同クラス3位入賞の鈴木もトップ2を追う。

18

ここのところやや精細を欠いている梨本の後方には山梨から遠征の菅谷が迫る。

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グリーゾをCBRが追うという、世界的にも珍しいシーンも梨本塾ならではだ。

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走行毎にタイムを上げてきている高土。

21

先月よりもいいペースで周回を重ねている2番手の吉村。トップの西村を追う。

22

7番手の皆藤が………

23

1コーナーで実方のインを奪って6番手に浮上。4位グループを追う。

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4位を争う2台。

28

NINJA250Rにモリワキ管という組み合わせで快走する菅谷。

29

ペースをつかんだ皆藤が一気に………

30

5番手の菅谷のインへ滑り込む。

31

これで5位へと浮上した。

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少しずつ後続との差を広げていく西村。逆に吉村は鈴木に追いつかれる。

33

5番手に上がった皆藤はそのままの勢いで4番手の梨本に襲い掛かる。

35

しかしそれを知ったかのように梨本も猛然とペースアップ。

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バックマーカーをアウトから抜き去っていく。皆藤はこれに引っかかる格好。

37

付かず離れずといったトップバトル。依然西村にアドバンテージがあるように見えるが………

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6番手に落ちた#45菅谷もまだ諦めてはいない。

39

終わらない戦いを始めた50代と70代のスーパーバトル。真剣な二人に対し、ギャラリーの優しい微笑が印象的だ(写真クリックで超拡大)。

40

なんとかして梨本のインを割りたい皆藤だったが………

41

どうやらバックミラーでその姿を確認しているのか「100年早い」とばかりにインを締める梨本。

以前はほとんど梨本塾名物ともなっていたこの二人のバトルだが、昨年皆藤がCB750からCBRに乗り換えて以降大幅にタイムアップを果たしたために、実に1年以上ぶりの激しいバトルとなった。

42

一方でトップ争いは、梨本塾参加二回目となる#44吉村のペースが上がってきた。若いだけに、飲み込みも早い。

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残り半分をきったところで完全にテールトゥーノーズ。西村の悲願は、そう簡単に達成されなさそうである。

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4位争いはさらに激化。

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うまい具合にバックマーカーを間に入れることに成功した西村。

46

ここで一気に逃げを打ちたいところだ。

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「まさにGSXRに乗るには世界最高の名前の持ち主」と塾長に言わしめた吉村、一旦は離れかかったトップとの差だったが………

48

僅か数周で再び西村の背後に忍び寄る。レースは残り僅かだが、果たして―。




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2012 第2回 梨本塾レポ4 K-RUN-GP Bクラス

2012 第2回 梨本塾レポ4 K-RUN-GP Bクラス

00

続いて、Bクラス決勝。

01

Aクラスと同じく、全10台がグリッドに整列。

02

グリーンフラッグとともに、各車一斉にスタート。

03

予選三番手から好スタートを切ったのは渡邉GSXR1000、次いで八木R1。ポールスタートの佐々木GSXR600はやや出遅れる格好となる。

04

その後方では竹内CBR600F4の内側に山本ZX10Rが入り込み、外側に古溝GSXR600、そして安倍グースと続いた。

05

さらにその後方、8番手に豊山ZX6R、加野GSXR1000、そして泉ZX6Rと続く。

06

S字では安倍グースが古溝を外側からオーバーテイクして順位を上げたように見えたが………

07

渡邉を筆頭に続くトップグループ。このすぐ直後に竹内、古溝。

08

安倍のインをついたかに見えたのは#26、豊山。

09

しかし実際には順位は動かず………

10

トップが一周目を終える。

11

4番手争いも激化しそうだ。

12

スズキ、ヤマハのリッター2台が先行する形でレースは進行する。

13

先月同様、3番手の#10佐々木がもっとも実力的には勝っているはずだが、しかしトップ2もそう簡単にその座を明け渡す気はない。

14

今回よりマシンをリッターSSにした#27山本も気を吐く。竹内、古溝といったベテランを相手に4位争いをリード。

15

その後方ではミドルクラスに拘り続ける#29安倍と、久しぶりの参加となった豊山の一騎打ちが始まった。

16

Bクラス入りを果たした#47加野、そしてやはり久しぶりの参加となった#41泉が9位争いを展開。

17

快調にペースアップしていく渡邉。

18

これを懸命に追う八木。

19

まだそれほどプッシュしている感じがない佐々木。

20

やや渡邉がリードを広げる形で、周回を重ねていく。

21

ここで離される訳にはいかないと八木をプッシュしはじめた佐々木。

22

同じく5番手の竹内、6番手の古溝も、思ったほどペースの上がらない山本を突き始める。

23

懸命な走りで豊山を抑える安倍。

24

ややオーバーラン気味に1コーナーに突入していく9位争い。

25

3コーナーでは竹内が山本のインを奪って4番手へ浮上。

26

「してやったり」とでもいうべきクリーンなパッシングだ。

27

まだトップ争いは視野の中にある。

27-2

果たして追いつくことが出来るか。

28

一方ここまでなんとかポジションをキープしてきた安倍だったが………

29

徐々に勘を取り戻してきた豊山がホームストレートでも一気に加速し………

30

1コーナーでパッシング。これで7位へと浮上した。

31

前方の古溝に追いつくことが出来るか。

32

竹内同様に山本を早い段階で攻略したい古溝。

33

安定したペースで周回を重ねる加野。タイヤまでストック状態ながら、GSXR1000で堂々のBクラス入りだ。

34

泉はややペースが安定しないようだ。

35

一瞬離れかけたに見えたトップ争いだったが、#23八木が猛接近。

43

もちろんその後方には佐々木もくっついている。

ところで上写真の中で、違和感に気づいている人はいるだろうか?「渾身の走り」ともいえるが、過去例を見る限り梨本塾としてはあまりオススメしない走法なのだが………。

43-2

最終ブレーキング時の、左縁石にフロントタイヤを乗せてのハードブレーキング。

豆知識として紹介しておきたいが、モトGPで使用されているゼブラゾーンの染料は特殊なものであり、たとえレインであってもほとんど滑らないという、ドルナ指定専用のものである。このため近年はゼブラに乗り上げてもほとんど転倒するライダーはいない(しかしゼロではない)のだ。

しかしこの染料を用いたゼブラのグリップ力と、トミンモーターランドのゼブラのグリップ力はまったくといっていいほど違う。ドライとウェット路面ほどの違いといってもいいだろう。妄信は禁物、塾長がレコードを出した際でも「乗り上げる必要は、まったくない」とのこと。またこの状態は「完全なる逆バンクブレーキング」であり、ちょっとした操作ミスで一発で転倒につながる、ということをお忘れなく。

45

レースは三つ巴、二台のスズキにヤマハが挟まれる格好となる。

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その後方に4番手の竹内。

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5番手には山本。

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6番手に古溝。レースは後半戦へ。



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2012 第2回 梨本塾レポ3 K-RUN-GP Aクラス

2012 第2回 梨本塾レポ3 K-RUN-GP Aクラス

いよいよAクラス決勝、K-RUN-GPが始まる。

01

天候は薄雲り。それでも先月ほど気温は低くなく、それほど低温路面を心配する必要はなさそうだ。

00

先ほどのタイムアタックで大転倒を喫した二瓶選手のR6もどうにか修復が間に合い出走となった。

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フリー走行後、グリッド上での最終ブリーフィング。

03

Aクラス全10台が整列し………

04

グリーンシグナルとともにスタート。

05

好スタートを切ったのはポールからスタートした二瓶R6、2番手佐藤R6、そして小椋CBR。

06

各車なだれ込むように1コーナーへ。切っ先を制したのは二瓶。佐藤、小椋、そして予選4番手の坂垣内CBRがラインを奪い合うが………

07

2位を奪取したのは小椋。次いで佐藤、坂垣内、その内側を狙っている篠塚CBR、そして山中CBR、中尾CBR、人見スパーダ、中村デイトナと続く。

08

坂垣内のインに入りかけた篠塚だったが………

09

しかし順位は変わらず帝王コーナーへ。

10

二瓶をトップにきれいな隊列となる。

10-2

午前の転倒の影響か、まずは様子見といった感の二瓶。小椋、佐藤がピッタリと張り付いている。

11

その後方、#4坂垣内はABSを最大限に活用しての走法。1周目、一つ目の左コーナーと言うことで、ブレーキレバーに指さえかかっていない後方の#1篠塚に対し、三本もの指で握りこんでいる。これでも転倒しないのが、CBRのABSシステムだ。

12

その後方では自走の星#5山中、そして#7中尾のインサイドを人見が突き刺した。これで順位をひとつ上げる。

13

さらにその後方に中村、そしてCBR250RRの樽井と続く。

14

一周目を終えた時点でのフォーメイション。

16

トップ争いはこの2台に絞られるか。

17

しかし予選では#6小椋を上回った#3佐藤も離れない。

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ペースの上がりきらない二瓶をプッシュしていく。

19

トップ3になんとか付いていきたいセカンドグループ。

20

序盤のペースアップでアドバンテージを持つスパーダの人見は、山中にも襲い掛かってきた。膝がタイヤに擦りそうだ。

22

5位篠塚まではほぼ等間隔。まだ誰にもアドバンテージはないようだ。

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マシンやタイヤによって、まったく走り方が異なることがこの1枚のショットからも窺える。アドバンテージを持っているのは誰だろうか。

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このショットも象徴的な一枚。今後のマシンセットアップの様々なヒントが隠されている。

25

トップ3は26秒台に入った程度のペースでまだそれほど速くない。

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ペースメーカーとなる二瓶のタイムが思ったよりも上がっていないことが要因だ。

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全コーナーで隙を窺う小椋。

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このペースであれば十分”メ”もある佐藤。

29

ディープアングルで3コーナーに飛び込んでいく坂垣内。

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逆に篠塚は後ろ髪を引かれているように見えるのは気のせいか。

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タイヤウォーマーがなく、序盤はどうしても厳しい戦いとなる山中がペースアップ。

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その後方では熾烈な8位争い。

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まだフルバンクまでいけていないR6勢に対し、唯一肩が入りまくっている2番手小椋CBR。バンク角ももっとも深い。

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これを追いかける坂垣内、篠塚。やや遅れ始めたか。

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4位争いをする2台のCBR600RR。#4坂垣内はほぼストックのABS仕様CBR600RR,その後方、チャンプ篠塚のものはナンバー及びETC付きストックから起こしたライトチューニングのCBR600RRだ。

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同じく山中号もエキパイまで含めてほとんどストック構成。

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引き換え中尾号はハルクプロ製のホワイトベースコンプリートモデルだ。

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今回からFRPカウルが装着されたデイトナ中村号。

40

徐々にペースアップしてきた#2二瓶。しかしそれでも小椋は離れない。

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トップグループで唯一BSを履く佐藤。R10の性能をどこまで引き出せるか。

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#4坂垣内は前後ディアブロコルサ、#1篠塚はフロントにディアブロ、リヤにはレーステックを履く。

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人見はニューロッソを選択して快走を続ける。なお、この梨本塾後にはなんとラップタイムを27秒59にまで引き上げることに成功した。

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その人見をなんとか攻略したい中尾。

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先月よりもややペースが上がらない中村。

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ついにAクラス入りを果たした樽井も、初めてのフィールドを楽しむようにペースアップする。

50

26秒台中盤ほどまでペースアップしてきたトップ3。

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まったく離れないかつての梨本塾常勝男、小椋を相手に、ついに二瓶も本気モード突入か。

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さらに佐藤も粘りを見せる。

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まだまだチャンスは十分に残されている。

55

レースはちょど半分を過ぎたところ、ここからが本当の戦いである。



第3回梨本塾(3/25)、
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