第12回 梨本塾 チャンピオンズカップ レポ① 午前フリー走行

2012年度を締めくくる第12回大会、チャンピオンズカップが始まった。

前日まで続いた雨はどうにか降り止んだものの………

午前8時の外気温はゼロ度近辺。さらに路面もウェッティという状態。

まさに凍てつくような寒さだ。

ピット下に設置されたベンチも凍るほどの寒さ。

せめて快晴祈願にと新品ツナギをぶら下げて太陽を呼び込む。

集った自走参加者たちも、さすがにこの寒さには言葉少なだ。ここまで気温の低い梨本塾は、過去12年間で記憶がない。

かすみがうら地方の12月は、最終週でも例年最高気温は10℃台。トミンで走れば汗をかくほどなのだが………。昨年とはまったく違う状況だ。

それでもとりあえずは出走準備へ。

スタッフ陣も長靴着用で気合を入れる。

定刻どおり午前8時30分より受付開始。

今回の参加賞は南紀名物のみかん。

塾長の知人である「ささのうち農園」から毎年届くという贈り物だ。とてもおいしいみかんとのとで、今回はぜひ塾生にも楽しんでもらうこととしたようだ。

もちろんホッカイロも付属。

さて今年も展開してきた東日本復興支援募金だが、今回で2012年度分は一旦清算することとなる。昨年はこれくらいの金額が集ったが、今年ははるかにこれを凌駕しそうなボリュームである。
今回もたくさんの方々にご協力をいただいた。





それはもしかしてマ………マンサ………。毎度毎度本当にありがとうござます。






すでに朝の埼京線状態となっている募金箱。年明けには総額を発表できる予定。もちろん梨本塾が責任を持ってこの全額を各被災地区の災害対策本部へ送金。

こちらは古溝選手より参加者用に頂戴したお土産、ふわふわたまご。府中にあるア・ビアントという洋菓子店の定番商品だそうで、とってもおいしいケーキと大好評。

さて9時からはブリーフィングが行われたが、ここで塾長より提案が。
「このコンディションで走行しても危ないだけなので、可能であればスケジュールを30分繰り下げ、その時間を使って、トランポの方はコースを乾かすお手伝いをしてもらえませんか?」
当初晴れ予報だったものの、上空を覆った雲は厚く、気温も1~2℃という状態。

ということで多数の賛同者が車でコースイン。少しでも路面コンディションが回復するようにと周回を重ねた。

スローペースながらも四輪だけに、コンディションは見る見るよくなっていく。もちろん追い越し禁止、最高速は50km/h以下である。

バイクで走る際のレコードライン上を重点的に走行。

ここでちょうど薄日が差し込んできたこともあり………

少しずつだがドライ部分が多くなってきた。

「早く乾いてくれないかなあ………」
心配そうに見守る参加者たち。

定刻より30分遅れ、午前10時よりAクラスフリー走行が開始。

ライン上は乾いている箇所も多くなってきたが、それでもウェットパッチは残ったままだ。

そんなコンディションを察してか、伊藤選手の目線も今回はちゃんと遠目だ。こちらが前回。

ニューツナギとのマッチングも絶妙な皆藤選手。

中尾選手は今回も四日市からの遠征。鈴鹿おろしを引き連れてきたか。

シールドを開けているのは曇り止めではなく、路面コンディションの確認のため。特にスモークシールドを装着している人には注意喚起が行われた。

少しずつだが路面状況は改善されていく。

しかし外気温は2~3℃、さらに路面温度は1℃だった。先に行われたNGK杯鈴鹿サンデー最終戦では、なんと路面温度がマイナス0.5℃という記録的な寒さだったそうだが、今回の梨本塾も似たようなコンディションだ。

こういうシーンではより軽量なクラスのほうが影響が少ないものだが………

それでも自分のベストラップからは程遠いタイムで1本目のフリー走行を終えた。

ちなみに1本目の走行時間に、各ライダーのタイヤ温度を計測したところ、ウォーマーを使用している人でも走行終了時のタイヤ表面温度は、リヤの右側で27℃、左側で22℃、フロントに至っては右側で17℃、左側は14℃しかなかった。
モトGPではコースにもよるが、フロントが80~90℃、リヤが100~110℃で推移しているという。そう考えれば、逆にグリップしていること自体が奇跡ともいうべき数字である。
設定温度をおよそ70~80℃に設定しているであろうウォーマー装着車両でも、走れば走るほどタイヤ温度が下がってしまう。鈴鹿のNGK杯でも、ラップ数を重ねるたびに転倒する車両が続出したというのもうなずける話だ。

しかし2本目には大分路面コンディションも改善され、Aクラスは大きくタイムアップ。

ベストタイムには程遠いが、1本目で30秒程度だったものが、27秒後半~28秒へとタイムアップしてきた。

依然として気温は低いままなので爆発的なタイムアップは望めないが………

いち早くこのコールドコンディションにマシン、及び人間のリズムを合わせられるかがポイントとなりそうだ。

ウェットパッチを避けてのマシン調整が続く。

今回は自走参加者にとってもっとも厳しい1日となった。ウォーマーがない状態での走り出しは、まさにスケートリンクともいうべき過酷さだ。

細い糸を手繰り寄せるような繊細なライディングで突破口を探す。

マシンに少しでも自分の欲望をぶつけてしまえば、その瞬間に転倒に繋がる可能性が大きい。
次回1月27日(日)第1回梨本塾は【人気の通常】併催。
さ・ら・に!!
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ほとんどの方が優遇価格で参加できます!
初参加の方や久しぶりの方、サシ塾参加の方
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2012年度を締めくくる第12回大会、チャンピオンズカップが始まった。

前日まで続いた雨はどうにか降り止んだものの………

午前8時の外気温はゼロ度近辺。さらに路面もウェッティという状態。

まさに凍てつくような寒さだ。

ピット下に設置されたベンチも凍るほどの寒さ。

せめて快晴祈願にと新品ツナギをぶら下げて太陽を呼び込む。

集った自走参加者たちも、さすがにこの寒さには言葉少なだ。ここまで気温の低い梨本塾は、過去12年間で記憶がない。

かすみがうら地方の12月は、最終週でも例年最高気温は10℃台。トミンで走れば汗をかくほどなのだが………。昨年とはまったく違う状況だ。

それでもとりあえずは出走準備へ。

スタッフ陣も長靴着用で気合を入れる。

定刻どおり午前8時30分より受付開始。

今回の参加賞は南紀名物のみかん。

塾長の知人である「ささのうち農園」から毎年届くという贈り物だ。とてもおいしいみかんとのとで、今回はぜひ塾生にも楽しんでもらうこととしたようだ。

もちろんホッカイロも付属。

さて今年も展開してきた東日本復興支援募金だが、今回で2012年度分は一旦清算することとなる。昨年はこれくらいの金額が集ったが、今年ははるかにこれを凌駕しそうなボリュームである。
今回もたくさんの方々にご協力をいただいた。





それはもしかしてマ………マンサ………。毎度毎度本当にありがとうござます。






すでに朝の埼京線状態となっている募金箱。年明けには総額を発表できる予定。もちろん梨本塾が責任を持ってこの全額を各被災地区の災害対策本部へ送金。

こちらは古溝選手より参加者用に頂戴したお土産、ふわふわたまご。府中にあるア・ビアントという洋菓子店の定番商品だそうで、とってもおいしいケーキと大好評。

さて9時からはブリーフィングが行われたが、ここで塾長より提案が。
「このコンディションで走行しても危ないだけなので、可能であればスケジュールを30分繰り下げ、その時間を使って、トランポの方はコースを乾かすお手伝いをしてもらえませんか?」
当初晴れ予報だったものの、上空を覆った雲は厚く、気温も1~2℃という状態。

ということで多数の賛同者が車でコースイン。少しでも路面コンディションが回復するようにと周回を重ねた。

スローペースながらも四輪だけに、コンディションは見る見るよくなっていく。もちろん追い越し禁止、最高速は50km/h以下である。

バイクで走る際のレコードライン上を重点的に走行。

ここでちょうど薄日が差し込んできたこともあり………

少しずつだがドライ部分が多くなってきた。

「早く乾いてくれないかなあ………」
心配そうに見守る参加者たち。

定刻より30分遅れ、午前10時よりAクラスフリー走行が開始。

ライン上は乾いている箇所も多くなってきたが、それでもウェットパッチは残ったままだ。

そんなコンディションを察してか、伊藤選手の目線も今回はちゃんと遠目だ。こちらが前回。

ニューツナギとのマッチングも絶妙な皆藤選手。

中尾選手は今回も四日市からの遠征。鈴鹿おろしを引き連れてきたか。

シールドを開けているのは曇り止めではなく、路面コンディションの確認のため。特にスモークシールドを装着している人には注意喚起が行われた。

少しずつだが路面状況は改善されていく。

しかし外気温は2~3℃、さらに路面温度は1℃だった。先に行われたNGK杯鈴鹿サンデー最終戦では、なんと路面温度がマイナス0.5℃という記録的な寒さだったそうだが、今回の梨本塾も似たようなコンディションだ。

こういうシーンではより軽量なクラスのほうが影響が少ないものだが………

それでも自分のベストラップからは程遠いタイムで1本目のフリー走行を終えた。

ちなみに1本目の走行時間に、各ライダーのタイヤ温度を計測したところ、ウォーマーを使用している人でも走行終了時のタイヤ表面温度は、リヤの右側で27℃、左側で22℃、フロントに至っては右側で17℃、左側は14℃しかなかった。
モトGPではコースにもよるが、フロントが80~90℃、リヤが100~110℃で推移しているという。そう考えれば、逆にグリップしていること自体が奇跡ともいうべき数字である。
設定温度をおよそ70~80℃に設定しているであろうウォーマー装着車両でも、走れば走るほどタイヤ温度が下がってしまう。鈴鹿のNGK杯でも、ラップ数を重ねるたびに転倒する車両が続出したというのもうなずける話だ。

しかし2本目には大分路面コンディションも改善され、Aクラスは大きくタイムアップ。

ベストタイムには程遠いが、1本目で30秒程度だったものが、27秒後半~28秒へとタイムアップしてきた。

依然として気温は低いままなので爆発的なタイムアップは望めないが………

いち早くこのコールドコンディションにマシン、及び人間のリズムを合わせられるかがポイントとなりそうだ。

ウェットパッチを避けてのマシン調整が続く。

今回は自走参加者にとってもっとも厳しい1日となった。ウォーマーがない状態での走り出しは、まさにスケートリンクともいうべき過酷さだ。

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