1月梨本塾レポ3 K-RUN-Aクラス決勝

風が吹くとさすがに肌寒さを感じるものの、強い日差しのお陰で決勝スタート時にはそれほど寒さも気にならないコンディションでのスタートとなった。
そんな中、まず決勝前のフリー走行でせっかく温めたタイヤを冷やさないようにと、スタート前グリッド上ブリーフィングはパドックにて行われ、フリーからグリッド移動、即レースへとプログラムが変更される。少しでもタイヤ温度を稼ぐための処置である。


が、しかし、そんな中でフリー走行開始早々に八木R1が帝王コーナーでスリップダウン。幸い怪我はなかったものの、一度ピットに戻って故障箇所の確認をする。このためやや長めのフリー走行となり、八木がコースに戻って数周をしたところでフリー走行が終了、グリッド誘導が始まる。

フロントローは右からCBR600RR、GSXR1000、そしてR1という順に並ぶ。全車整列し、いよいよK-RUNがスタート。






まずホールショットを奪ったのは#1篠塚。続いて#2小野寺、#5八木、#4山中と続く。その後方には#3三柴、#6渡辺、#21樽井、#22景山と続いた。

一周目から早くもリードを広げてく#1篠塚CBRR。

#2小野寺GSXRも懸命にすがり付いていく。


2台の3位争い、そして4台の5位争いが勃発。

そう簡単には逃がさない、と#2小野寺GSXRがジリジリとその差を詰めていく。

ここのところ好調の二人による3位争い。どちらも一歩も引かぬ好バトルが展開される。

前回の転倒が響いてか、ややペースの上がらない三柴CBRに対し、渡辺CBR、そして樽井CBR250RRが詰め寄っていく。初めてこのクラスで走る後方の景山R6も負けていない。







栃木スピード若手二台のCBR600RRに、樽井CBR250RRが喰らいつく。

これまでライバル三柴にはなかなかついていけなかったものの、今回は気を吐き、しぶとい走りで上位進出を伺う渡辺CBR。



首位争いは変わらずこの二台。つかず離れず、27秒台後半から28秒台というペース。



その後方の3位争いも順位は動かない。


コーナー進入ではやや白煙を見せる樽井CBR250RR。発売当初の1990年代、このマシンが世紀を跨いでなお10年以上経過しても現役で走ると、誰が予想しただろうか。

なんとか首位に躍り出たい小野寺GSXRがフロントホイールをリフトアップさせてトップを追うが………

スムースにバックマーカーを処理していく篠塚CBRに対し、


小野寺は前に出るタイミングが若干遅れることなり、

これが後に大きな差を生み出すことになっていく。

5位争い中の樽井CBR250RRはすぐさまトップ争いに気づいて後方に道を譲る。これでトップ篠塚と二位小野寺の間には二台のバックマーカーが入ったことになる。

そのうちの一台をなんとかかわしたものの………

ここで篠塚は一気に7秒台前半にまでペースアップし、

小野寺を突き放していく。

さらに5位争いの先頭を走っていた三柴CBRにも追いつき………

そのすぐ背後に迫る。

難なく1コーナーでパス。これでまた小野寺との間に二台のバックマーカーを置いたことになる。

一方小野寺は6位渡辺の背後に迫り、

1コーナーでこれをパス。

その後方では、首位争いに道を譲っていた7位の樽井が、#22景山R6にも勘違いして進路を譲る形となり、8位に転落。

レース後半、トップ篠塚CBRは独走状態へ。

単独の2位には小野寺GDSXR。

白熱しているのが3位争い。レース序盤からテール to ノーズの争いが繰り広げられて一進一退の攻防が続いていたが………

ここで八木R1が痛恨のスリップダウン。決勝前フリーに引き続き本日二度目の転倒を喫してしまう。危うく直後を走っていた山中CBRに轢かれるところだったが、山中がこれをうまくかわして事なきを得る。

トップはすでに最終ラップに入っており、無念のイエローチェッカーが提示される。

呆然と立ち尽くす八木の横を、トップ篠塚、2位の小野寺が通り過ぎていく。

落ち着いたところでスタッフ、Bクラスライダーの協力によって迅速にマシンが引きこされ、撤去作業が行われた。なお、余談になるがレース中の車輌はいかなる理由があっても、赤旗などが提示されない限りここで立ち止まったりしてはならない(二次事故の防止)。

結局、トップ篠塚はイエローコーションの中でゴール。

最後はやや残念な形となったが、しかし見事大台達成の貫禄を見せ付けて

11年度最初のAクラス優勝を飾った。

つづく
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風が吹くとさすがに肌寒さを感じるものの、強い日差しのお陰で決勝スタート時にはそれほど寒さも気にならないコンディションでのスタートとなった。
そんな中、まず決勝前のフリー走行でせっかく温めたタイヤを冷やさないようにと、スタート前グリッド上ブリーフィングはパドックにて行われ、フリーからグリッド移動、即レースへとプログラムが変更される。少しでもタイヤ温度を稼ぐための処置である。


が、しかし、そんな中でフリー走行開始早々に八木R1が帝王コーナーでスリップダウン。幸い怪我はなかったものの、一度ピットに戻って故障箇所の確認をする。このためやや長めのフリー走行となり、八木がコースに戻って数周をしたところでフリー走行が終了、グリッド誘導が始まる。

フロントローは右からCBR600RR、GSXR1000、そしてR1という順に並ぶ。全車整列し、いよいよK-RUNがスタート。






まずホールショットを奪ったのは#1篠塚。続いて#2小野寺、#5八木、#4山中と続く。その後方には#3三柴、#6渡辺、#21樽井、#22景山と続いた。

一周目から早くもリードを広げてく#1篠塚CBRR。

#2小野寺GSXRも懸命にすがり付いていく。


2台の3位争い、そして4台の5位争いが勃発。

そう簡単には逃がさない、と#2小野寺GSXRがジリジリとその差を詰めていく。

ここのところ好調の二人による3位争い。どちらも一歩も引かぬ好バトルが展開される。

前回の転倒が響いてか、ややペースの上がらない三柴CBRに対し、渡辺CBR、そして樽井CBR250RRが詰め寄っていく。初めてこのクラスで走る後方の景山R6も負けていない。







栃木スピード若手二台のCBR600RRに、樽井CBR250RRが喰らいつく。

これまでライバル三柴にはなかなかついていけなかったものの、今回は気を吐き、しぶとい走りで上位進出を伺う渡辺CBR。



首位争いは変わらずこの二台。つかず離れず、27秒台後半から28秒台というペース。



その後方の3位争いも順位は動かない。


コーナー進入ではやや白煙を見せる樽井CBR250RR。発売当初の1990年代、このマシンが世紀を跨いでなお10年以上経過しても現役で走ると、誰が予想しただろうか。

なんとか首位に躍り出たい小野寺GSXRがフロントホイールをリフトアップさせてトップを追うが………

スムースにバックマーカーを処理していく篠塚CBRに対し、


小野寺は前に出るタイミングが若干遅れることなり、

これが後に大きな差を生み出すことになっていく。

5位争い中の樽井CBR250RRはすぐさまトップ争いに気づいて後方に道を譲る。これでトップ篠塚と二位小野寺の間には二台のバックマーカーが入ったことになる。

そのうちの一台をなんとかかわしたものの………

ここで篠塚は一気に7秒台前半にまでペースアップし、

小野寺を突き放していく。

さらに5位争いの先頭を走っていた三柴CBRにも追いつき………

そのすぐ背後に迫る。

難なく1コーナーでパス。これでまた小野寺との間に二台のバックマーカーを置いたことになる。

一方小野寺は6位渡辺の背後に迫り、

1コーナーでこれをパス。

その後方では、首位争いに道を譲っていた7位の樽井が、#22景山R6にも勘違いして進路を譲る形となり、8位に転落。

レース後半、トップ篠塚CBRは独走状態へ。

単独の2位には小野寺GDSXR。

白熱しているのが3位争い。レース序盤からテール to ノーズの争いが繰り広げられて一進一退の攻防が続いていたが………

ここで八木R1が痛恨のスリップダウン。決勝前フリーに引き続き本日二度目の転倒を喫してしまう。危うく直後を走っていた山中CBRに轢かれるところだったが、山中がこれをうまくかわして事なきを得る。

トップはすでに最終ラップに入っており、無念のイエローチェッカーが提示される。

呆然と立ち尽くす八木の横を、トップ篠塚、2位の小野寺が通り過ぎていく。

落ち着いたところでスタッフ、Bクラスライダーの協力によって迅速にマシンが引きこされ、撤去作業が行われた。なお、余談になるがレース中の車輌はいかなる理由があっても、赤旗などが提示されない限りここで立ち止まったりしてはならない(二次事故の防止)。

結局、トップ篠塚はイエローコーションの中でゴール。

最後はやや残念な形となったが、しかし見事大台達成の貫禄を見せ付けて

11年度最初のAクラス優勝を飾った。

つづく
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