2011第七回梨本塾マシ耐Ⅲレポ4 K-RUN-EGP-A
いよいよ2011マシ耐Ⅲが始まる。
フロントに並んだのはCBR600RR三台。
ポールシッターはここのところ好調をキープしている人見。
二番手に先月骨折したばかりの篠塚。トップと二番手の差は僅か1000分の1秒。
三番手には山中。トップからコンマ1秒強の差で続く。
各車一斉にスタート。
好スタートを切ったのはポールの人見。次いで篠塚、山中、渡辺。
その後ろに海老沼、中尾、坂垣内。
トップ人見が快調に後続を引っ張っていく。
#6渡辺が栃木スピード総裁を引っ張る。
#5坂垣内はやや出遅れた格好。追い上げなるか。
一周目ホームストレート。
人見が余裕を持ってレースを運ぶ。
一方篠塚はこれまでのようなペースに持ち込めない。
5番手に海老沼。
27秒前半のペースでグイグイと後続を引き離していく人見。
今回はこれについていくことが出来ない篠塚。
なんとかトップグループについていきたい山中。
その山中と三位争いを展開する渡辺。
7台中6台をCBRが占める中で唯一GSXR600を駆る海老沼も何とかそこに食い下がる。
6位争いもCBR600RRの二台。#3中尾がリード。
序盤ペースが上がらない坂垣内。
時折6秒台に入る好走りを見せる人見。
2番手篠塚は7秒台中盤以降というペースだ。
そこからつかず離れずで展開される若者による3位争い。
坂垣内が動きを見せる。
まずは前を走る中尾のインにマシンへとラインをずらし
1コーナーで一気に6位を奪ってみせる。
さらにそのままの勢いで
今度は5位の海老沼に襲い掛かっていく。
しかし海老沼もそう易々とはインをあけてはくれない。
GSXR600vsCBR600RRという戦いが続く。
しかしブレーキングが得意な坂垣内は
同じように海老沼のインにマシンを滑り込ませ
見事5位に浮上。ちなみに坂垣内はこのクラスの中では唯一ブリヂストンタイヤを履いている(R10)。
一方、3位争いはまだ続いている。最近急激に速くなってきた渡辺だが、しかし山中に仕掛けるまでは至らない。
その頃、6位争いの後ろには早くもトップ人見が追いついてくる。30LAPのレースとはいえ、Aクラスでは珍しいほどの早いタイミングだ。
難なく7位中尾のインに入り
1コーナーでこれをパス。ラップダウンに成功する。
レース前半で体力を使い果たしたか、海老沼のペースが上がらない。
そこに中尾が追いつき、これをパス。6位に浮上する。
すぐに2番手の篠塚も追いつき海老沼をラップダウン。
もう一つスピードに乗り切れない栃木スピード総裁。
まだまだ続3位争い。渡辺は一度でも仕掛けたいところだ。
しかしそこにもトップ人見が追いついてくる。
まずは4位渡辺をラップダウンし
ペースを落とすことなく
3位山中に襲い掛かる。
これをなんとか阻みたい山中。
渡辺もすぐ背後でチャンスを伺う。
2位の篠塚は6位中尾に追いつき
残り二周でバックマーカーとしようとしている。
しかし中尾も執念を見せ
易々とは譲らずゴールを目指す。
一方20代の若者二人の3位争いはあえなくトップ人見にラップダウンされる。これで同一周回は2位の篠塚のみ。ともに40代中盤の選手である。
KEEP SMILE JAPAN のTシャツが踊るようにはためく。
ファイナルラップ。この炎天下の30LAPにも関わらずレース後半でも26秒台に入れる力走を見せた人見。
後続をガッチリと引き離して………
一方の篠塚も意地を見せる。最終ラップに中尾をしっかりとラップダウン。
スタートから一度もトップを譲ることなく完全試合で人見が初優勝を達成。
一周遅れの3位には山中。
同じく一周遅れの4位に渡辺。
その背後まで追い上げてきた坂垣内は5位。
唯一トップと同一周回数の篠塚は2位。
中尾は単独6位でゴール。
ゴール後、30LAPの死闘を演じた者同士、健闘を讃えあう。
今シーズンより梨本塾に参加しはじめた人見がマシ耐Ⅲにて初優勝を達成。
ゴール後はさすがに疲労困憊といった様子だった。
それでもスピードへのあくなき探究心は止まるところを知らない。
愛機CBRもたまらずヒートブレイク。
今シーズン後半、いよいよ台風の目となるか。
つづく。
文中敬称略。ご了承下さい。
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