2011第七回梨本塾マシ耐Ⅲレポ5 K-RUN-EGP-B
続いてBクラス決勝。
Bクラスフロントローは、Aクラスすべてが600ccだったのに対して対照的な1000cc2台、600cc一台という構成。
ポールポジションは柴田R1。
2番手には三柴CBR600RR。
3番手には八木R1。
全車整列し………
2011マシ耐ⅢBクラスが一斉スタート。
好スタートを切ったのはリッターSSのR1両雄………
ではなく、CBR600RRを駆る三柴。
ポールの柴田は完全に出遅れ3番手の八木にも交わされる。
600、1000、1000という並び。
その後方にはもう一台のリッターSS、榎本CBR1000RRと続き
さらにその後方にBMW-S1000RRの池原、CBR600F4竹内、GSXR750の古溝と続く。
オーダーに変化ないまま3コーナーへ。
久しぶりの参加ながらサスOHやマシン設定を変更して調子を上げてきた三柴。
なんとか若者に喰らいついていきたい1000cc三台。
ほぼ等間隔で3コーナーを立ち上がる。
やや間隔の開いた後方では竹内が5番手に浮上。
1周目最終コーナー。
快調に飛ばす三柴。
追従する八木、柴田のR1。
なんとか練習の成果を見せたい榎本。
リッターSS3台をミドルSSが引っ張る。
やや体の動きに切れがない竹内。
Bクラス常連となりつつある池原。
もう一つペースの上がらない古溝。
5位争いは早くもやや間隔が開き始めている。
28秒前半というペースでレースを引っ張る三柴。
ブラックマークをつけながら快走を重ねる。
一方で八木、柴田はこれについていくのは精一杯の様子。
榎本も苦しそうだ。
単独5位の竹内。
6位争いを始めた池原、古溝。
等間隔のトップ3台。
ここから榎本がやや遅れ始める。
つかず離れずといった感の6位争い。
「人生の事情」によりここのところ塾をお休みしていた三柴だったが、同僚渡辺の急成長、そして栃木スピード海老沼総裁の参加により発奮したか。もっとも安定したペースでBクラスを引っ張る。
その後ろで思うような走りが出来ずペースが安定しない八木。トップに立てるだろうか。
ポールスタートながらも3位に甘んじているのは柴田。本来Aクラスを走るべき実力者だが、タイヤの消耗とともに体力の消耗も激しそうだ。
なかなか思うようにセットアップの進まない愛機とともにペースを上げきれずにいる榎本。このレース中に壁を打ち崩せるか。
すでに「Beginer」というには、今の梨本塾メンバーの中ではかなりの経験年数を重ねている竹内。TOP4に追いつけるか。
必殺マシンS1000RRに乗る池原もここへ来てタイムアップしている。しかしトップグループのペースとは1秒近いビハインドがあり、どうにかこれを攻略したい古溝だったが………。
後方には早くもトップ争いが追いつく。
躊躇なくバックマーカー処理を始めた三柴。なお、この時点でブルーフラッグは提示されていない。
当然これに続いていきたい八木以下だったが………
なかなかうまくインに飛び込めない。
しかし三柴も池原に引っかかってしまいそこへ八木が猛追。
2位八木、3位柴田との間に古溝。
前周と同じく1コーナーで見事なバックマーカーを処理をした三柴。ここでもブルーフラッグは提示されていなかった。これに八木も続くかと思われたが………
しかしヤマハR1はBMWS1000RRの前に出ることが出来ない。
その後方では柴田が古溝をパスすることに成功。
しかし榎本はまだ前に出れずにいる。
なんとか池原を攻略したい八木だったが………
同じ1000cc同士、ラップタイムが1秒程の差の場合は、なかなか抜くのが難しい。
そこに柴田も絡みゴッタ煮状態へ。
当然トップ三柴はアドバンテージを広げていく。
業を煮やした八木がやや無謀な感じでインに飛び込むものの………
しかしそれでもS1000RR池原の壁を崩せない。
レース運営委員会では、トップの600ccに対してブルーフラッグが振られなかった以上、その後方1000ccにもブルーフラッグは振れないという決断を下した。
その結果、トップ争いのみならずすべての順位においてガチバトルが展開されることとなった。
ここに古溝をパスした4位榎本も追いついてくる。
S1000RR、R1、R1、CBR1000RRという豪華布陣なバトル。
動力性能的には劣勢である八木R1がムチを入れ、どうにか1コーナーでインにマシンを滑り込ませる。ようやくバックマーカー処理に成功した。
しかし3位柴田は………
一瞬膨らんだラインから戻ってきた池原の隙をつくことが出来ず………
八木からも離されてしまう。
一方で27秒に届こうかというペースでラップを重ねる三柴。後方との差は広がるばかりだ。
なんとか池原の前に出た柴田だったが、今度は4位の榎本がそこに引っかかり………
1コーナーでパスを試みたものの危うく接触しかける。結局この後数周に渡りこのバトルが展開され、結果的に榎本はトップグループから大きく離されてしまう。
周回は24周を数え残り6周。トップ3台はややバラけてしまった。
単独5位の竹内が6位池原をラップダウンしようとしているとき………
さらにその後方からはトップ三柴が追いついてくる。三柴は6位争いに対して2ラップダウンとなる。
結局スタートから終始安定したペース、そして鋭いバックマーカー処理を繰り返した三柴が一度もトップを譲ることなく………
梨本塾2011マシ耐Ⅲ、Bクラスで圧勝してみせた。
八木は悔しい2位。
3位には大分体力を消耗しているように見えた柴田が入る。
周囲をリッターに囲まれながらもミドルSSでぶっちぎって見せた三柴。まだ20代だけに金銭的な問題や人生の事情も色々あるだろうが、見事それを跳ね除けての優勝となった。
マシ耐ガールの荒木よし穂ちゃんから、祝福のキス、を受けられるのかな?と思っていたとかいないとか。
「いい走りだった」と塾長からも賛辞が送られる。
まだまだ成長株。このマシ耐後には練習で27秒7ほどにまでタイムを詰めたそうだ。オヤジパワーが炸裂しまくっている梨本塾の中で、山中、渡辺ら20代の若者とともにトップを獲って欲しいタレントの一人である。
つづく。
文中敬称略。ご了承下さい。
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