第八回 梨本塾レポ 5 K-RUN-GP Cクラス

いよいよ最後、Cクラス決勝。
このクラスはある意味でもの凄く見応えのあるレースになる。というのも、例えば今回のAクラスのように「CBR600RR祭り」となるようなケースは極めて少ないからだ。隼からNSFまでが交じり合ってシノギを削りあうのもまた、Cクラスならではの特徴だ。
フロントローはGSXR600、CB400SF、そしてCBR1000RRが並んだが、セカンドにはNSF、NINJA250Rなども控えるスターティンググリッド。

全車一斉にスタート。ホールショットを奪ったのは今回初参加となる石井(久)GSXR600、次いで梨本CB400SF。

そこに菅原1000RR、石井(早苗)NSF、さらに西之原NINJA、高橋R6、元木NSR、新穂CB400SBと続く。

帝王立ち上がりではトップ2台がリード。

600SSvs400NK、さらには50代vs70代男子の熱い戦いがいきなり始まった。

その後方ではCBR1000RRvsNSF100(女性)という争い。ホンダのそれぞれのマシン開発陣は、こういった光景が生まれるであろうことを予想しえただろうか。

さらにその後ろには同じく女性、西之原。

初参加の綺麗なR6は高橋。

そして#47元木、#49新穂と続く。ちなみに新穂も女性。梨本塾の中で同一クラス中に3人も女性が走っているのは珍しい。

一周目のホームストレート。やはりトップ2が後続を引き離しにかかっている。

すでに臨戦態勢、どこで抜こうか思案しているような梨本。

どうにかこの2台についていきたい菅原。

さらにその後方からは凄まじい勢いでNSFに鞭を入れる石井。エントリーには隼とあるが、サーキットレイアウトを見てNSFへと車輌変更。普段はFISCOなどで隼を走らせているスーパーウーマンだ。

なんとかそこについていきたい西之原。

ミドルSSのチャンピオンマシンを駆る高橋も、どうにか追従している。

こちらでは初参加同士の戦いが始まった。

トップ4のペースは31~32秒台。まだ誰かが突出するほどスピードを得ていない。

30~40代がメインの梨本塾で「若者」をリードする石井と梨本。

老獪なテクニックで先行する先輩をなんとか仕留めたい菅原。

「あんたたち、邪魔よ!どきなさい!」と聞こえてきそうなほど気迫に満ちた走りの石井。走りは非常に鋭い。

午前最後に転倒した西之原だったが、ほとんど影響はないようで5位を走る。

6位を走る高橋。体力的な強靭さを求めるマシンだけに、レース後半までスタミナが持つかどうかが鍵となる。

7位NSRを駆る元木と8位CB-SBの新穂。午前中はややおぼつかない部分もあったが、K-RUNではタイムも上がってきている。

バトルの続くトップ争い。

しっかりそれを追従する菅原。

オレンジボディに「頑張ろう日本」が映える石井。

先輩女性ライダーの背中を追う西之原。

トップ争いは速くもバックマーカーをラップダウン。うら若き女性を容赦なく挟み撃ちにする石井と梨本。

当然菅原もこれに続いていく。

1コーナーで1~3位までが新穂をパス。

さらに帝王進入で石井が元木を交わし………

3コーナーで梨本がインを割る。

菅原は若干遅れた。

SSの始祖といえばこのマシン。ヤル気とメンテナスする気合さえあれば、今でも梨本塾で十分にチトップ争いを行える実力を持っている。26秒台も夢ではない。

年齢に不釣合いなほど擦り切れたレーシングスーツで疾走する新穂。予選よりも3秒以上速いラップタイムをマーク。

後半に入りやや疲れが見え始めた高橋。前の西之原との差が詰まらない。

かつて梨本塾もて耐チャレンジで使用した07年型CBR1000RRを駆る菅原。もちろん今でも十分に通用する素晴らしいマシンの一台である。

新穂CB400SBに襲い掛かる石井NSF。

容赦なくインを攻め立て………

S字でアウトから被せる。

CBR勢ばかりが活躍する今の梨本塾に、いずれ風穴を開ける存在となるか。高橋R6のブレーキング。

石井の隙をついて、ついに梨本がトップに躍り出る。

しかし直後の1コーナーで石井もやり返す。

さらに帝王では再度梨本がインを狙う。しかし順位は変わらず。『CBよりGSXR600の方が優位に決まってる』と思うのは早計だ。むしろ30秒以上のタイム帯で、しかも50代以上でのバトルというならば、CB400SFに分があることも多い。体力的な問題、そしてマシンパッケージの寛容さなどでいえば、明らかにCBが楽だからだ。

その後方では#44西之原が#49新穂をバックマーカー処理しようとしている。

そこにトップ争いが混じる。

その間に、実は新穂が#47元木を交わして8位から7位へとポジションアップしていた。バックマーカーとして元木に追いついた西之原だったが、なかなかこれをパスすることが出来ない。

逆に新穂は何かをつかんだか。トップ争いに混じって堂々とした走りを披露。この瞬発的な学習能力の高さこそが、若さの特権だ。

レース前半では楽にパスできた新穂を、今度はなかなかパスできずに石井との差が広がってしまった梨本。

その後方では3位菅原が西之原と元木を追い立てていく。

3コーナー西之原のインを割る#28菅原だったが………

その後の立ち上がりから最終コーナーまでの区間で元木をパスしてしまう………。これもBクラス同様即座に審議対象となった。

レース後半、序盤とは見違えるような走りをし始めた新穂。

どうしてもバックマーカーを抜くことが出来ずにいる西之原。

バックマーカーに襲い掛かる石井。

1コーナーでは二台を立て続けにパスしていく。

しかし梨本はこの二台を攻略できず………

3コーナーで石井の勝利がほぼ確定した。

完全に扉を閉じられた格好の梨本。

最終コーナーを立ち上がる石井。まるでその後のモトGPミザノラウンドにおける125ccクラスのワンシーン、最終ラップのザルコのように余裕の仕草で後ろを振り返る。

しかしザルコと違ったのは、ここで抜かれることなくそのままトップでチェッカーフラッグをかいくぐったことだろう。

単独5位を走る高橋、同じく3位の石井の後ろで………

2位梨本もゴール。

最後まで集中を切らさず懸命に走った菅原だったが………残念ながら梨本塾ルールにより失格処分となる。いい走りをしていただけに、非常にもったいない結果となってしまった。

最後は追い上げを見せてくれた新穂。

最後までバックマーカーをパスできなかった西之原は悔しそうだ。

ヘルメットを被っていたら30代以前にしか見えないフォルムの石井。

GSXR600というSSマシンを操るには相当に厳しい世代であるはずだが、そんなことは微塵も感じさせないナイスランで初出場、初優勝を決めてみせた。

同じく50代、Bクラス躍進の皆藤とともに、今後梨本塾に新たなムーブメントを起こすか。

文中敬称略。ご了承下さい。
つづく。
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このクラスはある意味でもの凄く見応えのあるレースになる。というのも、例えば今回のAクラスのように「CBR600RR祭り」となるようなケースは極めて少ないからだ。隼からNSFまでが交じり合ってシノギを削りあうのもまた、Cクラスならではの特徴だ。
フロントローはGSXR600、CB400SF、そしてCBR1000RRが並んだが、セカンドにはNSF、NINJA250Rなども控えるスターティンググリッド。

全車一斉にスタート。ホールショットを奪ったのは今回初参加となる石井(久)GSXR600、次いで梨本CB400SF。

そこに菅原1000RR、石井(早苗)NSF、さらに西之原NINJA、高橋R6、元木NSR、新穂CB400SBと続く。

帝王立ち上がりではトップ2台がリード。

600SSvs400NK、さらには50代vs70代男子の熱い戦いがいきなり始まった。

その後方ではCBR1000RRvsNSF100(女性)という争い。ホンダのそれぞれのマシン開発陣は、こういった光景が生まれるであろうことを予想しえただろうか。

さらにその後ろには同じく女性、西之原。

初参加の綺麗なR6は高橋。

そして#47元木、#49新穂と続く。ちなみに新穂も女性。梨本塾の中で同一クラス中に3人も女性が走っているのは珍しい。

一周目のホームストレート。やはりトップ2が後続を引き離しにかかっている。

すでに臨戦態勢、どこで抜こうか思案しているような梨本。

どうにかこの2台についていきたい菅原。

さらにその後方からは凄まじい勢いでNSFに鞭を入れる石井。エントリーには隼とあるが、サーキットレイアウトを見てNSFへと車輌変更。普段はFISCOなどで隼を走らせているスーパーウーマンだ。

なんとかそこについていきたい西之原。

ミドルSSのチャンピオンマシンを駆る高橋も、どうにか追従している。

こちらでは初参加同士の戦いが始まった。

トップ4のペースは31~32秒台。まだ誰かが突出するほどスピードを得ていない。

30~40代がメインの梨本塾で「若者」をリードする石井と梨本。

老獪なテクニックで先行する先輩をなんとか仕留めたい菅原。

「あんたたち、邪魔よ!どきなさい!」と聞こえてきそうなほど気迫に満ちた走りの石井。走りは非常に鋭い。

午前最後に転倒した西之原だったが、ほとんど影響はないようで5位を走る。

6位を走る高橋。体力的な強靭さを求めるマシンだけに、レース後半までスタミナが持つかどうかが鍵となる。

7位NSRを駆る元木と8位CB-SBの新穂。午前中はややおぼつかない部分もあったが、K-RUNではタイムも上がってきている。

バトルの続くトップ争い。

しっかりそれを追従する菅原。

オレンジボディに「頑張ろう日本」が映える石井。

先輩女性ライダーの背中を追う西之原。

トップ争いは速くもバックマーカーをラップダウン。うら若き女性を容赦なく挟み撃ちにする石井と梨本。

当然菅原もこれに続いていく。

1コーナーで1~3位までが新穂をパス。

さらに帝王進入で石井が元木を交わし………

3コーナーで梨本がインを割る。

菅原は若干遅れた。

SSの始祖といえばこのマシン。ヤル気とメンテナスする気合さえあれば、今でも梨本塾で十分にチトップ争いを行える実力を持っている。26秒台も夢ではない。

年齢に不釣合いなほど擦り切れたレーシングスーツで疾走する新穂。予選よりも3秒以上速いラップタイムをマーク。

後半に入りやや疲れが見え始めた高橋。前の西之原との差が詰まらない。

かつて梨本塾もて耐チャレンジで使用した07年型CBR1000RRを駆る菅原。もちろん今でも十分に通用する素晴らしいマシンの一台である。

新穂CB400SBに襲い掛かる石井NSF。

容赦なくインを攻め立て………

S字でアウトから被せる。

CBR勢ばかりが活躍する今の梨本塾に、いずれ風穴を開ける存在となるか。高橋R6のブレーキング。

石井の隙をついて、ついに梨本がトップに躍り出る。

しかし直後の1コーナーで石井もやり返す。

さらに帝王では再度梨本がインを狙う。しかし順位は変わらず。『CBよりGSXR600の方が優位に決まってる』と思うのは早計だ。むしろ30秒以上のタイム帯で、しかも50代以上でのバトルというならば、CB400SFに分があることも多い。体力的な問題、そしてマシンパッケージの寛容さなどでいえば、明らかにCBが楽だからだ。

その後方では#44西之原が#49新穂をバックマーカー処理しようとしている。

そこにトップ争いが混じる。

その間に、実は新穂が#47元木を交わして8位から7位へとポジションアップしていた。バックマーカーとして元木に追いついた西之原だったが、なかなかこれをパスすることが出来ない。

逆に新穂は何かをつかんだか。トップ争いに混じって堂々とした走りを披露。この瞬発的な学習能力の高さこそが、若さの特権だ。

レース前半では楽にパスできた新穂を、今度はなかなかパスできずに石井との差が広がってしまった梨本。

その後方では3位菅原が西之原と元木を追い立てていく。

3コーナー西之原のインを割る#28菅原だったが………

その後の立ち上がりから最終コーナーまでの区間で元木をパスしてしまう………。これもBクラス同様即座に審議対象となった。

レース後半、序盤とは見違えるような走りをし始めた新穂。

どうしてもバックマーカーを抜くことが出来ずにいる西之原。

バックマーカーに襲い掛かる石井。

1コーナーでは二台を立て続けにパスしていく。

しかし梨本はこの二台を攻略できず………

3コーナーで石井の勝利がほぼ確定した。

完全に扉を閉じられた格好の梨本。

最終コーナーを立ち上がる石井。まるでその後のモトGPミザノラウンドにおける125ccクラスのワンシーン、最終ラップのザルコのように余裕の仕草で後ろを振り返る。

しかしザルコと違ったのは、ここで抜かれることなくそのままトップでチェッカーフラッグをかいくぐったことだろう。

単独5位を走る高橋、同じく3位の石井の後ろで………

2位梨本もゴール。

最後まで集中を切らさず懸命に走った菅原だったが………残念ながら梨本塾ルールにより失格処分となる。いい走りをしていただけに、非常にもったいない結果となってしまった。

最後は追い上げを見せてくれた新穂。

最後までバックマーカーをパスできなかった西之原は悔しそうだ。

ヘルメットを被っていたら30代以前にしか見えないフォルムの石井。

GSXR600というSSマシンを操るには相当に厳しい世代であるはずだが、そんなことは微塵も感じさせないナイスランで初出場、初優勝を決めてみせた。

同じく50代、Bクラス躍進の皆藤とともに、今後梨本塾に新たなムーブメントを起こすか。

文中敬称略。ご了承下さい。
つづく。
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