第10回 梨本塾 レポ3 K-RUN-GP Aクラス
いよいよK-RUN-GP決勝。
まずはAクラスからレースはスタートする。トップが25秒7、26秒台も5名もいるという空前のハイレベルとなったAクラスだが、レース前フリー走行では アクシデントが発生。なんとポイントリーダーである篠塚があろうことか3コーナーで転倒してしまう。前日貸切走行時に大量のオイルが出ており、まだこのオ イル痕が滲む中での転倒だったために思わず「オイルがまた浮き出てきたか」との危惧も生まれたが
「恥ずかしいことに………リヤタイヤが内側の縁石に乗り上げました」
との弁。今年度常勝男にとってさえ、今回の梨本塾の見えない巨大なプレッシャーが襲い掛かっているということか。
その篠塚のバイクもダメージはなくそのままグリッドに整列。
全11台の精鋭たちが出揃い、
Aクラス、スタート。
まずホールショットを奪ったのは予選三番手からスタートした石川。
次いで篠塚。ポールの二瓶はやや遅れる形となり三番手へ。その後ろに人見、佐藤、中尾、坂垣内、やはりスタートで出遅れた山中、渡辺、榎本、そして影山と続く。
元祖レコードホルダーの#1石川が序盤から快走する。これを追いたい篠塚、さらにジャンプアップしたい二瓶だったが………
坂垣内のイン側に山中が入り込む。これでひとつ順位を上げた。
1周目、やや後続を引き離して帰ってきた石川。
しかし篠塚も離れない。
その後方に張り付くように忍ぶ二瓶。
人見もこれを追う。
久しぶり参加の佐藤、これを追う中尾はスタートに成功した。
タイムアタックで6秒台に入れた#6山中は、ラップタイム的に前の二台を十分追従、抜けるレベルにある。
8位争いをリードするのは坂垣内、その後ろに渡辺。
さらにその後方に榎本、そしてこの影山と続く。
トップグループはすぐに26秒台前半へ。空前のスーパーバトルが始まる。
26秒5を切ってくると、パッシングするポイントがほとんどなくなってくることに気づく。例え後ろが25秒台、前が26秒中盤でも、トミンでは抜くことが至難の業だ。タイムが縮まるほど、走るスペースがなくなるからである。それでも必至に前走者の隙を窺う。
CBR、CBR、R6。今シーズンのAクラスでは、未だCBR600RRしか勝利していないが、果たして今回、ここに風穴が開くことになるのだろうか。
#1石川が手元計測で25秒9をマーク、直前転倒が響いたかややペースの上がりきらない篠塚を尻目に、コンマ数秒ずつリードを築いていく。
26秒前半以下で周回を重ねるトップ3になんとか喰らい付いていきたい人見。
5番手佐藤は後半になって急激にペースダウン。
そこへ27秒前半でラップを重ねる6位争いが追いついていく。
#10榎本に襲い掛かる#21影山。この後、転倒の影響からかややペースの上がらない榎本をパスすることに成功。
トップ石川は早くもバックーマーカーに追いつく。
その石川と二番手篠塚との間には何台かのバックマーカーが入り込む。
結果的に1秒強の差が生まれた。
なんとかして前に出たいポールシッターの二瓶。筑波1分0秒0という実力を持っているが、それでもトミンマイスター篠塚のインにはなかなか入れない。
ディープアングルで3コーナーを攻め込む人見。
残りは4周。レースのトータルタイムも過去最短のものとなるだろう。
ついに5位佐藤を捕らえた6位中尾、7位山中。中尾はかつての味の素テラ軍団、清水雅広選手のような攻撃的ライディングフォームだ。
石川はブレることなくスロットルを絞り込む。
レース最終盤、僅かな隙を突こうとする#4二瓶。
27秒台で周回する7位坂垣内までをもバックマーカーとして飲み込むトップグループ。
ここでもインを狙う二瓶。
来年の筑波選手権本格参戦に向けて最近はミニバイクで猛特訓を積んでいるという石川。高いレベルでの安定したライディングで他に付け入る隙を一切見せない。
終始レースをリードした石川が………
見事今回のハイレベルな争いを制す。
最終ラップ3コーナー、篠塚のシートカウルに頭突きをカマしているように見える二瓶。15000回転で疾走しながら針の穴を通すようなスキルで20周に渡りバトルを展開したトミンマイスターの二人。
これをなんとか篠塚が制して2位を確保。
後方ではAクラスデビューとなった影山が追い上げを見せて渡辺をパス、9位に浮上する。
#10榎本の後方では3台による5位争い。
終盤追いついた#8中尾、#6山中だったが………
#5佐藤がなんとか逃げ切りを果たした。
ゴール後、ベストラップを確認する石川。この日K-RUN-GP中のタイムは26秒0だった。
ラップタイム的には最速とはならなかったものの、今回も元祖トミンレコードホルダーとして貫禄を見せ付けた石川。いつも本気でライディングについて考えているその姿勢こそが、可能性の塊である。
今シーズンはK-RUN-GP-Aクラスにおいて、ここまですべてCBR600RRが優勝している。今回こそはとR6の二瓶、佐藤さらが参戦を果たしたが、それでも適わず。このままCBRが完全優勝となるのだろうか。
つづく。
文中敬称略。ご了承ください。
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まずはAクラスからレースはスタートする。トップが25秒7、26秒台も5名もいるという空前のハイレベルとなったAクラスだが、レース前フリー走行では アクシデントが発生。なんとポイントリーダーである篠塚があろうことか3コーナーで転倒してしまう。前日貸切走行時に大量のオイルが出ており、まだこのオ イル痕が滲む中での転倒だったために思わず「オイルがまた浮き出てきたか」との危惧も生まれたが
「恥ずかしいことに………リヤタイヤが内側の縁石に乗り上げました」
との弁。今年度常勝男にとってさえ、今回の梨本塾の見えない巨大なプレッシャーが襲い掛かっているということか。
その篠塚のバイクもダメージはなくそのままグリッドに整列。
全11台の精鋭たちが出揃い、
Aクラス、スタート。
まずホールショットを奪ったのは予選三番手からスタートした石川。
次いで篠塚。ポールの二瓶はやや遅れる形となり三番手へ。その後ろに人見、佐藤、中尾、坂垣内、やはりスタートで出遅れた山中、渡辺、榎本、そして影山と続く。
元祖レコードホルダーの#1石川が序盤から快走する。これを追いたい篠塚、さらにジャンプアップしたい二瓶だったが………
坂垣内のイン側に山中が入り込む。これでひとつ順位を上げた。
1周目、やや後続を引き離して帰ってきた石川。
しかし篠塚も離れない。
その後方に張り付くように忍ぶ二瓶。
人見もこれを追う。
久しぶり参加の佐藤、これを追う中尾はスタートに成功した。
タイムアタックで6秒台に入れた#6山中は、ラップタイム的に前の二台を十分追従、抜けるレベルにある。
8位争いをリードするのは坂垣内、その後ろに渡辺。
さらにその後方に榎本、そしてこの影山と続く。
トップグループはすぐに26秒台前半へ。空前のスーパーバトルが始まる。
26秒5を切ってくると、パッシングするポイントがほとんどなくなってくることに気づく。例え後ろが25秒台、前が26秒中盤でも、トミンでは抜くことが至難の業だ。タイムが縮まるほど、走るスペースがなくなるからである。それでも必至に前走者の隙を窺う。
CBR、CBR、R6。今シーズンのAクラスでは、未だCBR600RRしか勝利していないが、果たして今回、ここに風穴が開くことになるのだろうか。
#1石川が手元計測で25秒9をマーク、直前転倒が響いたかややペースの上がりきらない篠塚を尻目に、コンマ数秒ずつリードを築いていく。
26秒前半以下で周回を重ねるトップ3になんとか喰らい付いていきたい人見。
5番手佐藤は後半になって急激にペースダウン。
そこへ27秒前半でラップを重ねる6位争いが追いついていく。
#10榎本に襲い掛かる#21影山。この後、転倒の影響からかややペースの上がらない榎本をパスすることに成功。
トップ石川は早くもバックーマーカーに追いつく。
その石川と二番手篠塚との間には何台かのバックマーカーが入り込む。
結果的に1秒強の差が生まれた。
なんとかして前に出たいポールシッターの二瓶。筑波1分0秒0という実力を持っているが、それでもトミンマイスター篠塚のインにはなかなか入れない。
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残りは4周。レースのトータルタイムも過去最短のものとなるだろう。
ついに5位佐藤を捕らえた6位中尾、7位山中。中尾はかつての味の素テラ軍団、清水雅広選手のような攻撃的ライディングフォームだ。
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27秒台で周回する7位坂垣内までをもバックマーカーとして飲み込むトップグループ。
ここでもインを狙う二瓶。
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終始レースをリードした石川が………
見事今回のハイレベルな争いを制す。
最終ラップ3コーナー、篠塚のシートカウルに頭突きをカマしているように見える二瓶。15000回転で疾走しながら針の穴を通すようなスキルで20周に渡りバトルを展開したトミンマイスターの二人。
これをなんとか篠塚が制して2位を確保。
後方ではAクラスデビューとなった影山が追い上げを見せて渡辺をパス、9位に浮上する。
#10榎本の後方では3台による5位争い。
終盤追いついた#8中尾、#6山中だったが………
#5佐藤がなんとか逃げ切りを果たした。
ゴール後、ベストラップを確認する石川。この日K-RUN-GP中のタイムは26秒0だった。
ラップタイム的には最速とはならなかったものの、今回も元祖トミンレコードホルダーとして貫禄を見せ付けた石川。いつも本気でライディングについて考えているその姿勢こそが、可能性の塊である。
今シーズンはK-RUN-GP-Aクラスにおいて、ここまですべてCBR600RRが優勝している。今回こそはとR6の二瓶、佐藤さらが参戦を果たしたが、それでも適わず。このままCBRが完全優勝となるのだろうか。
つづく。
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