2011年春より、ずっと展開させていただきました「梨本塾募金箱」。
ここまで本当に多くの方にご協力いただきましたが、写真のように募金箱のキャパもあり、年度末をもって一度清算させていただくこととしました。
まずは開缶したいと思いましたが、募金箱説明書によれば………
「ハンマー等で叩き割ってください」
というなんとも乱暴なものでした………。
実際ハンマーを手にしましたが、半年以上に及ぶ皆さんのご厚情を叩き割るのはどうしても忍びなく、断念しました。
ひっくり返してみると、どうにかドライバーでこじ開けられそうな雰囲気です。
底面の爪を折ると、どうやら開きそうです。
すべての爪を無事に折ることが出来たので、いよいよご開帳………
「うおッ………」
思わず声を上げてしまいました………。
中には小銭のみならずお札がギッシリと詰まっていました。
一通り取り出してみるとこんな感じです。
中には3cm四方にまで織り込まれたお札もありました(最後のほうではなかなか募金箱に入らなかったため)。
小銭も見事なまでに貯まっています。
お札の中にはなんと一万円、5千円札も混じっていました。
せっかくのご好意なので、しっかりと清算することにしました。
1万円札………1枚
5千円札………1枚
1千円札………33枚
500円玉………10枚
100円玉………28枚
50円玉………7枚
10円玉………28枚
5円玉………12枚
1円玉………49枚
合計金額………56539円
………ちょっと想像を超える金額になっていました。
早速郵便局へ。
岩手、宮城、福島、栃木、茨城に一律1万円、そして千葉に6539円を義援金として送付させていただきました。
送金先はなるべく早く困っている人の手に渡るように、これまで同様それぞれの当該災害対策本部、義援金募集組合などとしました。
この募金箱は主に11年度梨本塾開催時に受付横で募っていたものです。始めた当初はまさかここまで貯まるとは思っていませんでしたが、改めて梨本塾参加者の皆さんのご賛同、ご協力に感謝いたします。
私たちに出来ることは本当に少しのことでしかありませんが、こういったことを皆で協力すればそれは大きな力となるのではないでしょうか。今後も、梨本塾として出来ることを出来る範囲で行ってまいりたいと思います。
重ね重ね、多大なるご協力、誠にありがとうございました。
震災から10ヶ月。原発処理や余震などまだまだ予断を許さない状況が続いておりますが、被災地の方々が少しでも前進されることを心より祈念いたします。
2012.1.13 梨本塾
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