2012 第2回 梨本塾レポ5 K-RUN-GP Cクラス
いよいよ最後はCクラス、決勝。

タイムアタックで転倒を喫した皆藤選手だったが、榎本選手らの献身的なヘルプによってどうにかマシンは修復され、決勝には出走可能となった。なお、予選8番手の堀澤選手は諸般の事情により残念ながら決勝をリタイヤすることとなった。

フロントローに並んだのはCB400SF、GSXR750、そしてCBR600F4i。

恒例スタート前ブリーフィングで最終的なレースマナー&ルールの説明が行われる。

グリッドには1台減った全8台が整列。

グリーンフラッグに合わせて………

各車一斉にスタート。好スタートを切ったのはポールの西村。次いで吉村、鈴木。

さらにその後方に梨本、菅谷、高土、実方………

そして最後尾に皆藤と続く。

各車は帝王コーナーへ。実方が1つポジションを上げる。

トップで3コーナーに突入したのはCB400SFの西村。GSXR750の吉村、F4iの鈴木と続く。先月に非常に良く似た展開である。

4番手には梨本亮CB400SF、5番手に菅谷NINJA250R。

6番手に実方グリーゾ8V。

そして7番手には皆藤CBR600F4iが浮上。高土CBR600RRがひとつポジションダウン。

後続を引き離して1周目を終える西村。先月の雪辱を果たし、Bクラスの渡邉のように悲願の梨本塾初優勝を遂げるか。

後方では久しぶりのCクラスでやや気が急いている皆藤がオーバーラン。どこまで追い上げられるか。

先月とは相手が違うとはいえ、序盤からしっかりとペースアップしていかなければ後半厳しい戦いになることは西村も分かっている。なんとかして吉村を引き離したい。

先月同クラス3位入賞の鈴木もトップ2を追う。

ここのところやや精細を欠いている梨本の後方には山梨から遠征の菅谷が迫る。

グリーゾをCBRが追うという、世界的にも珍しいシーンも梨本塾ならではだ。

走行毎にタイムを上げてきている高土。

先月よりもいいペースで周回を重ねている2番手の吉村。トップの西村を追う。

7番手の皆藤が………

1コーナーで実方のインを奪って6番手に浮上。4位グループを追う。

4位を争う2台。

NINJA250Rにモリワキ管という組み合わせで快走する菅谷。

ペースをつかんだ皆藤が一気に………

5番手の菅谷のインへ滑り込む。

これで5位へと浮上した。

少しずつ後続との差を広げていく西村。逆に吉村は鈴木に追いつかれる。

5番手に上がった皆藤はそのままの勢いで4番手の梨本に襲い掛かる。

しかしそれを知ったかのように梨本も猛然とペースアップ。

バックマーカーをアウトから抜き去っていく。皆藤はこれに引っかかる格好。

付かず離れずといったトップバトル。依然西村にアドバンテージがあるように見えるが………

6番手に落ちた#45菅谷もまだ諦めてはいない。

終わらない戦いを始めた50代と70代のスーパーバトル。真剣な二人に対し、ギャラリーの優しい微笑が印象的だ(写真クリックで超拡大)。

なんとかして梨本のインを割りたい皆藤だったが………

どうやらバックミラーでその姿を確認しているのか「100年早い」とばかりにインを締める梨本。
以前はほとんど梨本塾名物ともなっていたこの二人のバトルだが、昨年皆藤がCB750からCBRに乗り換えて以降大幅にタイムアップを果たしたために、実に1年以上ぶりの激しいバトルとなった。

一方でトップ争いは、梨本塾参加二回目となる#44吉村のペースが上がってきた。若いだけに、飲み込みも早い。

残り半分をきったところで完全にテールトゥーノーズ。西村の悲願は、そう簡単に達成されなさそうである。

4位争いはさらに激化。

うまい具合にバックマーカーを間に入れることに成功した西村。

ここで一気に逃げを打ちたいところだ。

「まさにGSXRに乗るには世界最高の名前の持ち主」と塾長に言わしめた吉村、一旦は離れかかったトップとの差だったが………

僅か数周で再び西村の背後に忍び寄る。レースは残り僅かだが、果たして―。
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そしていよいよレース終盤、トップ西村の直後につけた吉村が………

ストレートでGSXRに鞭を入れ………

1コーナー進入で………

ケヴィン・シュワンツばりのレイトブレーキング。

アッパーカウルがダイブし………

フロントタイヤとフォークが軋んで………

クリーンにトップ奪取。

残り僅かに5周。

さらにペースを緩めることなく………

後続を引き離しにかかる。

しかし西村もそう何度も煮え湯を飲まされたのではたまらない。なんとかしてトップを奪還すべく追従する。

小気味よくバックマーカーをパスしていく吉村。

西村もなんとかしてそれについていくが………

ここで致命的ともいえる差が生じてしまう。

1コーナーでバックマーカーをパスしていった吉村に対し………

気が急いたか西村は帝王でもパスに失敗。これでトップは離れてしまった。

一方いまだ続いている因縁バトル、4位争い。ここ最近の覇気のなさがウソのように快走を続け皆藤を押さえ込んできた梨本だったが………

さすがにずっとBクラスで戦ってきた皆藤、以前は梨本によくパッシングされていた3コーナーで………

ズブリとインを突いて見せた。

これで4位に浮上。

Cクラスの壁といわれる梨本を突き崩してみせた。

トップに立ってからはさらにペースを上げてレースを引っ張る吉村。

逆に西村はことごとくバックマーカー処理に手間取ってしまい………

3位の鈴木にも追いつかれてしまう。

トップは最終ラップへ。

ここへ来て2位争いも勃発。

最後尾から4位まで追い上げた皆藤。

久しぶりの名バトルを演じて見せた梨本。

グリーゾで力走の実方。

まだまだ伸び代を持つ高土。

山梨スポーツランドも走っている菅谷は単独6位だ。

トップの吉村は危なげなく最終コーナーを回り………

ホームストレートに帰ってくる。

梨本塾参戦二度目にして、堂々優勝のチェッカー。

15周もの間トップを死守した西村だったが、最後は3位鈴木からもプレッシャーを受ける。

それでも渾身の走りで………

2位でチェッカーを受ける。残念ながら今回も悲願達成ならず。3位に鈴木。

4位には粘走を見せた皆藤。

先月は友人鈴木に甘んじたが、今月は優勝で借りを返した吉村。

今後が楽しみな若手ウィナーの誕生である。
文中敬称略。ご了承下さい。
つづく。
写真撮影:梨本塾・影兄・中尾氏 ※ ブログに掲載される写真は、梨本塾参加者の方に限り転載自由とします。その際には梨本塾へのリンククレジット(http://kei74moto.client.jp/)を必ずお願いいたします。それ以外の方の無断使用は固くお断りいたします。
中尾氏撮影分の写真はコチラ。
中尾氏ブログはコチラ。
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フロントローに並んだのはCB400SF、GSXR750、そしてCBR600F4i。

恒例スタート前ブリーフィングで最終的なレースマナー&ルールの説明が行われる。

グリッドには1台減った全8台が整列。

グリーンフラッグに合わせて………

各車一斉にスタート。好スタートを切ったのはポールの西村。次いで吉村、鈴木。

さらにその後方に梨本、菅谷、高土、実方………

そして最後尾に皆藤と続く。

各車は帝王コーナーへ。実方が1つポジションを上げる。

トップで3コーナーに突入したのはCB400SFの西村。GSXR750の吉村、F4iの鈴木と続く。先月に非常に良く似た展開である。

4番手には梨本亮CB400SF、5番手に菅谷NINJA250R。

6番手に実方グリーゾ8V。

そして7番手には皆藤CBR600F4iが浮上。高土CBR600RRがひとつポジションダウン。

後続を引き離して1周目を終える西村。先月の雪辱を果たし、Bクラスの渡邉のように悲願の梨本塾初優勝を遂げるか。

後方では久しぶりのCクラスでやや気が急いている皆藤がオーバーラン。どこまで追い上げられるか。

先月とは相手が違うとはいえ、序盤からしっかりとペースアップしていかなければ後半厳しい戦いになることは西村も分かっている。なんとかして吉村を引き離したい。

先月同クラス3位入賞の鈴木もトップ2を追う。

ここのところやや精細を欠いている梨本の後方には山梨から遠征の菅谷が迫る。

グリーゾをCBRが追うという、世界的にも珍しいシーンも梨本塾ならではだ。

走行毎にタイムを上げてきている高土。

先月よりもいいペースで周回を重ねている2番手の吉村。トップの西村を追う。

7番手の皆藤が………

1コーナーで実方のインを奪って6番手に浮上。4位グループを追う。

4位を争う2台。

NINJA250Rにモリワキ管という組み合わせで快走する菅谷。

ペースをつかんだ皆藤が一気に………

5番手の菅谷のインへ滑り込む。

これで5位へと浮上した。

少しずつ後続との差を広げていく西村。逆に吉村は鈴木に追いつかれる。

5番手に上がった皆藤はそのままの勢いで4番手の梨本に襲い掛かる。

しかしそれを知ったかのように梨本も猛然とペースアップ。

バックマーカーをアウトから抜き去っていく。皆藤はこれに引っかかる格好。

付かず離れずといったトップバトル。依然西村にアドバンテージがあるように見えるが………

6番手に落ちた#45菅谷もまだ諦めてはいない。

終わらない戦いを始めた50代と70代のスーパーバトル。真剣な二人に対し、ギャラリーの優しい微笑が印象的だ(写真クリックで超拡大)。

なんとかして梨本のインを割りたい皆藤だったが………

どうやらバックミラーでその姿を確認しているのか「100年早い」とばかりにインを締める梨本。
以前はほとんど梨本塾名物ともなっていたこの二人のバトルだが、昨年皆藤がCB750からCBRに乗り換えて以降大幅にタイムアップを果たしたために、実に1年以上ぶりの激しいバトルとなった。

一方でトップ争いは、梨本塾参加二回目となる#44吉村のペースが上がってきた。若いだけに、飲み込みも早い。

残り半分をきったところで完全にテールトゥーノーズ。西村の悲願は、そう簡単に達成されなさそうである。

4位争いはさらに激化。

うまい具合にバックマーカーを間に入れることに成功した西村。

ここで一気に逃げを打ちたいところだ。

「まさにGSXRに乗るには世界最高の名前の持ち主」と塾長に言わしめた吉村、一旦は離れかかったトップとの差だったが………

僅か数周で再び西村の背後に忍び寄る。レースは残り僅かだが、果たして―。
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さらにペースを緩めることなく………

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しかし西村もそう何度も煮え湯を飲まされたのではたまらない。なんとかしてトップを奪還すべく追従する。

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西村もなんとかしてそれについていくが………

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1コーナーでバックマーカーをパスしていった吉村に対し………

気が急いたか西村は帝王でもパスに失敗。これでトップは離れてしまった。

一方いまだ続いている因縁バトル、4位争い。ここ最近の覇気のなさがウソのように快走を続け皆藤を押さえ込んできた梨本だったが………

さすがにずっとBクラスで戦ってきた皆藤、以前は梨本によくパッシングされていた3コーナーで………

ズブリとインを突いて見せた。

これで4位に浮上。

Cクラスの壁といわれる梨本を突き崩してみせた。

トップに立ってからはさらにペースを上げてレースを引っ張る吉村。

逆に西村はことごとくバックマーカー処理に手間取ってしまい………

3位の鈴木にも追いつかれてしまう。

トップは最終ラップへ。

ここへ来て2位争いも勃発。

最後尾から4位まで追い上げた皆藤。

久しぶりの名バトルを演じて見せた梨本。

グリーゾで力走の実方。

まだまだ伸び代を持つ高土。

山梨スポーツランドも走っている菅谷は単独6位だ。

トップの吉村は危なげなく最終コーナーを回り………

ホームストレートに帰ってくる。

梨本塾参戦二度目にして、堂々優勝のチェッカー。

15周もの間トップを死守した西村だったが、最後は3位鈴木からもプレッシャーを受ける。

それでも渾身の走りで………

2位でチェッカーを受ける。残念ながら今回も悲願達成ならず。3位に鈴木。

4位には粘走を見せた皆藤。

先月は友人鈴木に甘んじたが、今月は優勝で借りを返した吉村。

今後が楽しみな若手ウィナーの誕生である。
文中敬称略。ご了承下さい。
つづく。
写真撮影:梨本塾・影兄・中尾氏 ※ ブログに掲載される写真は、梨本塾参加者の方に限り転載自由とします。その際には梨本塾へのリンククレジット(http://kei74moto.client.jp/)を必ずお願いいたします。それ以外の方の無断使用は固くお断りいたします。
中尾氏撮影分の写真はコチラ。
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