2012 第5回梨本塾 レポ⑤ K-RUN-GP Cクラス

本日3つ目のレースとなる、Cクラス決勝。

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フロントローにはCBR600F4、FZ750、そしてCBR1000RRというマシンが居並ぶ。

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入念にスタート前ブリーフィングを行い………

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全10台がグリッドに整列。

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シグナルグリーンとともに、各車一斉にスタート。#43佐々木FZが好ダッシュをかける。

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1コーナーまでにアタマひとつ抜け出してホールショット。後方には笈川CBR1000RR、池原S1000RRと続き、完全にスタートミスをした皆藤は………

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ポールから一気に四番手までポジションを下げてしまう。

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皆藤の後方には磯山ZX12R、安倍グース、緒方R1、矢野GSXR1000、加藤CBR600RR、伊藤ZX10Rと続く。

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帝王コーナーをトップで立ち上がる佐々木。2番手笈川もこれに追随。

しかしその後方では池原がインにつけずはらんでしまい………

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すかさずそこに#29皆藤が入り込む。これでひとつポジションを挽回。

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トップで3コーナーに進入する佐々木。

あまりに早い独走状態に場内から「タイムアタックは三味線弾いていたんじゃないのか?」の声が上がる。というのも、佐々木はアタックまで含めほとんどまともに周回できていないのだ。形になったばかりのFZは燃料系のセットアップが進んでおらず、不安定な爆発ばかりを繰り返していた(その後サシ塾時には幾分改善され、塾長アタックでは簡単に26秒台をマーク)。

この決勝でもどうやら解決には至っておらず、コーナー立ち上がりでは相当に調子の悪そうな排気音で咳き込んでいたが、しかし予選の29秒5というタイムからは大きく躍進し、後続を引き離しにかかっている。

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そこからやや離れて#41笈川、#29皆藤、そして手前の帝王ではらんだ#44池原に#48安倍が襲い掛かっていく。

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アウトから仕掛けていくグース安倍。

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さらにその後方には磯山ZX12Rを先頭とする6位集団が。

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7~8番手辺りにいたはずの#46矢野は最後尾にまで落ちてしまった。

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1周目の最終コーナーでこれだけの差。「三味線」ブーイングが沸き起こるのも無理はないが、しかし本人はいたって真剣であり、フェアーに戦っている。

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梨本塾でトップを走るのはいつ以来になるだろうか。ストレート上でもやや頭を傾げる特徴的なライディングフォームは変わらない。

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久々復帰の佐々木をなんとかやっつけたい笈川。

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さらに午前Bクラスというプライドをかけて、このクラスで勝利したい皆藤。

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池原と安倍の異種戦も、熱くなりそうだ。

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さらに熱いのは、なんと5台からなる6位争い。タイムアタックでは、全員が30秒台の僅差である。誰がこの接戦バトルを制するであろうか。

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順調にトップを快走する佐々木FZ。発売から27年を経て、より一層深みを増している名器である。

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これをなんとかして追いたい笈川だったが、今回はなぜか思うようにペースが上がらない。

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逆に後方から気を吐くのは皆藤F4。

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間に池原を挟んで5位を走る安倍。

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6位争いを牽引する磯山。

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R1、ZX10R、CBR600RR、

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そしてGSXR1000とSSオンパレードな6位争い。

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周回毎に後続との差を拡げて行く佐々木。

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笈川の背後には皆藤が迫ってくる。

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さらにその後方、池原S1000RRも笈川を射程圏内に。

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6位争い最後方の矢野がCBRR加藤の背後に迫る。この集団の先頭なら入賞、最後尾であれば最下位という下克上バトル。

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「1コーナーで挙動が落ち着かない」と午前のフリー走行で悩んでいた緒方R1。多少セットアップを施して改善されたようだが、その原因を連続写真で追ってみると………

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元々フロントに過重が溜まりやすいのがクロスプレーンR1の特徴だが、どうやら緒方R1の場合もほとんどフルストロークしてしまってサスペンションが機能していないようだ。

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これに対し、CBRの笈川のフロントフォークの動きは………

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R1に対して僅かにだが(それでも恐らく15mm以上)ストロークを残してのフルブレーキングとなっている。もちろん乗り方、1コーナーへのアプローチスピード、さらにはストロークスピードも関係するので一概には言えないが、少なくとも緒方R1のフロント廻りに余裕がないことは確かなようだ。

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R1。

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CBR。いずれもほとんど同じポイントでブレーキリリース前に撮影。タイラップなどによる残ストの管理はあくまで目安だが、それでも何もしないよりは自分のライディングを知るひとつの方法ともなるだろう。

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レースに戻る。

2位を走る笈川にいよいよプッシュを開始した皆藤。

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ホームストレートはもちろん、

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3コーナーなどでも揺さぶりをかけていく。

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そしてS字立ち上がりで車速を乗せ………

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帝王進入へ向けて………

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一気にそのインを狙っていく。

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いいタイミングで笈川のインサイドを奪ったように見えるが………

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順位は変わらず。

危うくラインが交錯しかけたが、互いを尊重しあって事なきを得た。

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6位争いを引っ張る磯山ZX12R。迫力の黒金ボディが4台のSSを従えて疾走する。しっかりとシートストッパーに腰を当てている辺り、安心感のあるライポジだ。

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最後まで決着のつきそうにない6位争い。

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その中で初参加の加藤が健闘を見せているが………

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もちろんそこにも容赦なく牙が剥かれていく。

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まるでGOHOKU TOURのように気ままな旅路を行く佐々木FZ。いや、GOHOKU TOURには暑さや渋滞もあるだけに、むしろK-RUN-TOURの方が気楽で快適か。

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しかし2位争いはそんなツーリング気分ではないだろう。

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ここまでなんとかその座を守ってきた笈川だったが、ついに3コーナーで皆藤にインを割られる。

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これで皆藤は2番手に浮上。

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レースはちょうど半分を過ぎたところだ。



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2番手に浮上した皆藤は手綱を緩めることなく先頭の佐々木を追う。

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一方で6位争いには動きが。

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それまで9番手を走行していた加藤CBRが伊藤10Rを抜いて8位に浮上。

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先頭の磯山がやや逃げに入る中で、7位以降はまだまだ混沌から抜け出せない。

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さらに#64加藤は#47緒方にも挑んでいく。

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そしてその後方では、10番手を走行していた矢野がようやく動き始めた。

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伊藤ZX10Rのインへマシンをねじ込んでいく。

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伊藤もなんとかアウトで踏ん張るが、しかし被せ返すことは出来ない。

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これで矢野は9番手へ。伊藤は立て続けに2ポジションを落としたことになる。

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加速の手を緩めない皆藤F4。梨本塾を代表するオーバーフィフティ族だが、未だ成長過程にある。闘志みなぎる走りが身上だ。来年の梨本塾マラソンズ板橋シティマラソンへの出走宣言も済ませている。

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間に笈川を挟んでの4位争いはフォーティーズの池原S1000RRと安倍。ともに30秒を前後するペースでの争い。

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レース後半になって後続を引き離し始めた磯山。巨艦のトルクを生かしての力走。最終型12Rを表するカットである。

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4台からの7位争いを引っ張るのはR1緒方。

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こちらも30秒台でのバトルとなっている。

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その中で、タイム的にもっとも実績があるのはGSXR-K5の矢野だろう。

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なんとかこの集団の前に出るべくアタックを繰り返していく。

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さらに気を吐いているのは初参加の#64加藤だ。まだまだ荒削りな部分もあるが、それでもこのグループ内でしっかりとバトルを繰り広げている。

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2つポジションを落とした#61伊藤だったが落ち込んでいる様子はなく、今度は逆に矢野に仕掛けていく。レーステックの矢野に対し、ロードスポーツの伊藤はやや分が悪いが、そんなハンディを感じさせない走りだ。

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ついにトップは最終ラップへ。

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フリー走行からタイムアタックまでまったくといっていいほどいいところのなかった佐々木だったが、この決勝では目の覚めるような絶好のスタートから、結局一度もトップを譲ることなく最終ラップを迎えた。

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本来走るべきクラスはここではないー。そんなことは本人がもっとも良く知っているのだろう。

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「勝っちゃってどうもすいません!」

林屋三平ばりに頭を掻きながらゴールする佐々木。

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そして2位には最後まで全力疾走した皆藤。

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3位には残念ながら今回は皆藤にその座を譲った笈川。

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4位に池原、5位には安倍。

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そして混沌の6位争いは最終ラップまで続いた。

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6位には12Rの磯山がやや後続を引き離した形で入賞。

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その後方には緒方R1、加藤CBR、矢野GSXR、そして伊藤10Rが僅差で続いた。20LAPにおけるクリーンバトルであった。

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この出で立ちでCクラス優勝に1番指という姿に

「何か違和感を感じる」

という観客の声もあったが、それでも勝ちは勝ち。いくらかつてのAクラス常勝男でも、まだまだ不完全なマシンでの参戦、その中で勝利するのはそれほど簡単なことではない。

今回は6月のテイストオブ筑波に合わせての参戦とのことだったが、もちろん梨本塾においてはAクラスでの優勝を目指してくれるだろう。

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なぜかカメラ目線にしない、という拘りを持つ男でもある。

ひとまずの復活勝利、おめでとう。

サシ塾で一気にマシンとスキルを上げて、テイストでも優勝を狙って欲しい。



………なお、その後のテイストオブ筑波のリザルトはコチラにあります。

つづく。

文中敬称略。ご了承下さい。


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カメラ: 梨本塾オフィシャル 影兄 中尾氏 佐藤氏 佐々木氏



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