第7回 梨本塾 なし耐 レポ④ K-RUN-GP Bクラス(25LAP)


快晴の中に今日も多数の機影が泳ぐ茨城県、かすみがうら上空。
写真だけみれば清々しい青空だが、実際にはうだるような暑さと湿気がジェットエンジンの直下を覆っている。
その中で行われている「2012なし耐」、波乱のAクラス決勝が終わり、続いてBクラス決勝。

出走は全7台。

フロントローにはCBRR600RRが2台、そしてZX10Rが1台。

全車整列し、Aクラス同様長めのタイミングで………

グリーンフラッグが振り下ろされる。

好スタートを決めたのは………

セカンドポジションから飛び出した#28山内。

一気にインを奪って………

トップへ浮上。

以降、加藤、山本、そして皆藤と緒方が競り合う格好、さらに因藤、古溝と続く。

インを奪ったかに見えた緒方R1だったが………

#28皆藤が4番手を堅持。トップ山内がトップで3コーナーへ。

そのまま先頭で1周目を終える。2番手にポールスタートの#22加藤。

3番手に#25山本ZX10R、その後方で#46緒方クロスプレーンR1が#28皆藤に仕掛けていく。

ここでもうまくインを突いたように見えたが………

トップ3台はいずれも28秒台がベストラップだ。

後方4台は9秒台がベストという者も多い。決勝では2グループに分かれるか。皆藤が鼻先を抑えている。

長丁場を考えてのことだろうか、トップ山内のペースが思ったよりも上がらない。

30秒ほどの、Bクラスにしてはかなりスローペースでの周回となる。

これだと後続は離れない。

その中で序盤から熱い走りをしているのは#28皆藤CBR600F4だ。後続緒方R1を抑えるだけでなく、

前方の山本にも果敢にアタックしていく。

そして#22加藤もトップ山内に攻撃開始。

鈴鹿8耐同様に、世代を超えて本気でバトルできるのも今の梨本塾の特色だ。

すぐ後方に緒方R1、因藤GSXR1000、そして古溝GSXR750。

数珠つながりになってS字へとなだれ込む。

今シーズンは「出場すれば優勝」
目下勝率100%という驚異的な数字を挙げている山内。さらに勝ち星を増やせ得るか。

一方参加毎にタイムを上げてきている加藤CBR600RR。思ったよりも上がらないペースの中でチャンスを探す。

もう一歩でAクラス、というところまで来ている山本だが、そのもう一歩がなかなか踏み出せずにいる。このクラスの中ではもっとも若い世代だ。

「28」
まるでタイムへの思いをこめたようなゼッケンだが、それは単なる偶然か。

何度か皆藤を抜くチャンスがあった緒方だが、前に出れず。タイムが上がってきているだけに、なんとかしてパッシングしたいところ。

緒方と同じく先月からタイムが上がっている因藤。

さらにその後ろでジャンプアップを狙う古溝。Bグループの先頭を走っていてもおかしくない実力を持っている。

黒々とブラックマークを残しながら3コーナーを立ち上がる。

レース中盤に入ってもペースは上がらない。30秒を前後するスローペースで進行している。

しかしその中でもそれぞれ27~8秒台というベストタイムを持つ者が多いだけに、なかなか決定打となるチャンスを見出せずにいる。

先頭から最後尾までひとつの集団となっての走行だ。

果たしてこの中から抜け出る者はいるだろうか。

疲労が溜まって来る中盤戦、容赦なく日差しは照り付けている。

その中でもっとも元気なのはクラス最年長の#28皆藤だ。

インからアウトから前方の山本ZX10Rにけしかけて行く。

そんな皆藤に気づいたか、

チラリと山本が後方を見やる。

スローペースのままジリジリと週回数が減っていく中で………

ひとつでも順位が動けば一気に流動化しそうな気配が漂う。

#26山内がスパートをかけるか、それとも後ろの加藤が動くか。

或いは山本か。

それぞれの思惑が交錯する。

マシン的な差はほとんどないといっていいだろう。

タイヤも、ほぼイコールコンディションである。

最後まで気力体力を保持したものがこの戦いに打ち勝つことになるだろう。

フルマラソン常連である山内は、意図的にか、それとも体力的にか、持ちタイムよりも1秒以上遅いペースで頭を抑えている。

これに対し28秒前半までタイムを伸ばしている加藤だが、梨本塾参加はまだ3回目だけにパッシングする方法が見つからない。

山内の後方を走り続けて19周が経過した。

残りは僅かに6LAPだ。
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いよいよレースは最終局面へ。

ここまで粘走を続けてきた7台が、最後の気力を振り絞ってそれぞれポジションアップを狙っている。

最後尾まで優勝のチャンスが残されている。

どうやらペース的に余裕があったわけではなかった山内CBRR。

逆に加藤には余力があり、なんとかしてトップに立ちたいところ。

梨本塾RQも見守る中………

残り僅かというこのタイミングで痛恨のミスをしてしまったのは………

緒方R1。どうやらブレーキングミスでオーバーラン、5番手から7番手へとポジションダウンしてしまう。

一定のペースから抜け出せずにいる山内だが………

「シメる部分はシメる」という走りに徹しており、後方加藤は動けない。

いよいよ24回目の最終コーナーを立ち上がり………

ホームストレートを加速。

最終ラップに突入する。

「100%全開ペースで25周を走り切ることは不可能。レースペースをコントロールしてチャンスを見つけるのが耐久の戦い方」
そう塾長がブリーフィングで話したように、Bクラスではあからさまに無理なペースで周回するものはいなかった。しかし逆にそれが仇となり、全員が最後までチャンスを作り出せずにいる。

その中でトップを死守してきた山内が………

3コーナーを立ち上がる。

25回目の最終コーナーを回り………

フル加速へ。

後ろに連なる6台のマシンの先頭で………

真っ先にチェッカーフラッグを受けた。

2位に加藤、3位に山本、4位に皆藤、5位に因藤、6位に古溝、そして7位に緒方の順でゴール。

25LAPの長丁場を共にした仲間たちと互いを称えあう。

これで山内は今期三回参加、三戦全勝という偉業を成し遂げたことになある。ポイントランキングでも一気に上位進出を果たした。ポイント上位者との差も僅かで、3位までは充分射程圏内といえるだろう。
シリーズチャンプを狙える位置にまできたことで、今後はどれほど勝ち星を伸ばせるかに注目が集まる。
果たして大逆転はあるのか。
文中敬称略。ご了承下さい。
つづく。
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その際は必ず以下梨本塾クレジットをお願いいたします。
写真提供:梨本塾 http://kei74moto.client.jp/
なお、写真点数に関わらず、記事の前後いずれかに挿入してくださればOKです。
カメラ: 梨本塾オフィシャル 影兄 中尾氏 岡卓
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30秒ほどの、Bクラスにしてはかなりスローペースでの周回となる。

これだと後続は離れない。

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前方の山本にも果敢にアタックしていく。

そして#22加藤もトップ山内に攻撃開始。

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一方参加毎にタイムを上げてきている加藤CBR600RR。思ったよりも上がらないペースの中でチャンスを探す。

もう一歩でAクラス、というところまで来ている山本だが、そのもう一歩がなかなか踏み出せずにいる。このクラスの中ではもっとも若い世代だ。

「28」
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さらにその後ろでジャンプアップを狙う古溝。Bグループの先頭を走っていてもおかしくない実力を持っている。

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しかしその中でもそれぞれ27~8秒台というベストタイムを持つ者が多いだけに、なかなか決定打となるチャンスを見出せずにいる。

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