

梅雨明け間近の快晴に見舞われたなし耐。
湿気と高温に悩まされることとなった1日だったが、4つ目の決勝となるDクラスのレース開始時には幾分爽やかな風も吹き始め、暑さのピークは超えたようだ。
フロントローに並んだのはCBR600RR、Z1000、そしてCBR6000RR。
昨年のなし耐該当レースに対して、今年はやはり大排気量化が目立つ。
果たして勝つのは誰か。

シグナルグリーンとともに、各車一斉にスタート。

ここで好スタートを切ったのは予選2番手から飛び出した大木Z1000、高土CBR………

そして5番手から出た梨本亮CB400SF。ポールスタートだった#62山田は大きく遅れてしまう。

1コーナーでは高土がインを狙うが………

前には出れず。その後方では梨本CBが3番手に浮上している。

トップに大木、2番手に高土、3番手に梨本。山田は序盤のペースがやや上がらない。

早くも後続を引き離して最終コーナーを立ち上がってくる大木Z1000。

高土もピタリとこれをマーク。直前サシ塾効果を見せたいところだ。

一方3番手争いは熱くなりそうだ。

予選では32秒8だった梨本に対し、これを追う山田は30秒343、さらにその後方元木NSRは31秒875。しかし勝負強い梨本が前に出たことで状況は混沌としそうだ。

さらにその後方には6番手に岩下ZX636R、そして伊東RSVと続く。

僅か2度目の参加ながら落ち着いたペースで周回を重ねる大木。

なんとかしてこれを追いたい高土だったが………。

そしてその後方、右から左から揺さぶりをかける3位争い。

この決勝でも#65ナーシー・モトーナー(※合成写真ではありません)のペースはそれほど上がっておらず、山田、元木の両名はなんとかこれをパスしたいところだ。

しかし老獪なテクニックを持つ梨本にやや翻弄されているようだ。

30秒の持ちタイムであれば充分優勝も狙えるだけに、早く前に出たいところ。

調子を上げてきている元木も、ここでロスするわけにはいかない。

しかしなかなか隙を見せない梨本。この間にトップグループは逃げていく。

一方6番手の岩下は単独走となる。

7番手伊東はなんとかして岩下に追いつきたい。

余裕さえうかがえる走りでトップを快走する大木Z1000。

絶好調男こと高土CBRRは、ジリジリと離されて行く。

その後方で3番手争いはまだまだ熱い。

インサイドを狙う山田と………

これを阻止する梨本。

しかし長丁場だけにややラインワークが乱れてきた梨本の隙をついて………

山田が3位を奪取。

一気にペースアップしていく。

さらにその後方からは元木NSRがロックオン。

NSRに鞭を打ち………

3コーナーでインを狙う。

前周もやや膨らんでいたため狙っていたのだろう。

これで元木は4番手に浮上。

逆に梨本は3位から5位に後退。

4番手に上がった元木も、どんどんペースを上げていく。

72歳の体力では、さすがに25LAPは厳しいか。
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レースも終盤に入り、バックマーカーをうまくパスしながら周回を消化していく大木。

2番手高土も果敢にアタックしているが………

その差は開く一方だ。

どうやら愛機CBRRはまだ完調ではないらしい。

高土を上回るハイペースで追い上げる山田。

元木のペースも悪くない。

5位に落ちてからはペースの上がらない梨本。

6番手の岩下、

7番手の伊東はそれぞれ単独走となり、長丁場を戦っている。

レース終盤には4位を走る元木までもバックマーカーにしてしまった大木Z1000。

その後方では高土が梨本をパス。

さらにその後方、伊東をパスしようとする岩下のインサイドから………

3位を走る山田が一気に2台をパスしようとしたところ………

勢い余ってリヤタイヤをハードロックさせてしまう。

危うく伊東に追突しかけたが………

後方異変に気づいた伊東がとっさにラインを外して交わし、幸いなことに事なきを得た。

レース中といえどもこういった状況判断が出来ることが素晴らしい。伊東のナイスジャッジによって山田も救われた格好だ。

残り数周となり、完全に一人旅となった大木。

アベレージペースでも後続は離れていくため、かなり楽な展開ではないだろうか。

必死に追走を続ける高土だったが、差はつまらない。

逆に山田は好タイムを連発する。

周回遅れとなったものの、最後まで集中力を失わなかった元木。

トップはいよいよファイナルラップへ。

昨今の梨本塾ではビックネイキッドが活躍するシーンは少ないが、それでもZ1000は過去鈴木選手によってこれほどのタイムがマークされている。

「万人向けではない代わりに、その尖った特性が面白さでもある(塾長)」
というように、充分可能性を持ったマシンといえるだろう。今後ディアブロコルサなどハイグリップ換装した場合には、さらに大きく飛躍するはずだ。

参加2回目の大木が見事25LAPをトップで走り続け、そのままチェッカーを受けた。完全勝利といえる、立派な一勝目である。

2位には高土。

そして3位には山田が入った。

大木の初勝利を祝福する多くの観客たち。

塾長も初優勝を称える。

これでポイントランキングは一気に17位へと大躍進、後半戦はさらなる上位進出が期待される。
文中敬称略。ご了承下さい。
つづく。
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カメラ: 梨本塾オフィシャル 影兄 中尾氏 岡卓
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【なし耐番外編 Aクラス3位争いの顛末】


………生駒選手、中尾選手、ひとまず仲良く無事ゴール!?

こちらはこの酷暑の中を自宅からトミンモーターランドまで70kmほどをマラソンで踏破しそのままオフィシャル業務を終えた坂選手。なし耐終了後、なんと今度はその復路もマラソンするというスパルタスロニスト。

これで全4レースが無事に終了。

この後は豪華賞品満載の表彰式へ。
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