第8回 梨本塾 レポ③ K-RUN-GP Aクラス

8月梨本塾、ひとつめのレースとなるK-RUN-GP、Aクラス決勝。

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フロントローにはミドルSSの三台が居並ぶ。2台のCBRRに、トライアンフデイトナ。

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出走前ブリーフィング。レースを走るものにとってもどかしくも、しかし信頼関係を確認するとても大切な時間だ。

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いよいよ全車がグリッドに整列。

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グリーンフラッグとともに各車一斉にスタート。好スタートを切ったのはポールからスタートした山中CBR600RR、そして二列目の中尾CBRR。

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山中はアウトから篠塚はインからホールショットを狙い………

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重なり合うように1コーナーへ。その背後に生駒デイトナ、さらに中尾CBRRがジャンプして佐々木FZのインサイドに入り込む。その後方に渡邊GSXR1000。

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1コーナーからS字にかけて山中が前に出る。篠塚、生駒と続いて、さらにその後方、一旦はインに入った中尾CBRRだったが、アウトからかぶせ返した佐々木FZにポジションを奪われる。

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集団は帝王コーナーへ。

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予選では今期アタックベストをたたき出した#1山中が快調に飛ばす。このまま逃げ切ることができるか。

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後方には篠塚CBRR、

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生駒デイトナ、佐々木FZ、中尾CBRR、そして渡邊GSXR1000、八木R1と続く。

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一周目を終えた時点でのオーダー。やはり#1山中がレースコントロールしそうだ。

昨年同時期のこのレースからすると、速さのみならず精神的にも相当な成長ぶりがうかがえる。

もちろん篠塚自身もこのファルコン時代からの地道な積み重ねで、今がある。わずか3年半ほど前のシーンだ。

そして驚くことに同時期の山中は、こんなところを走っている。2009年4~5月期。「何事もやり続けることがもっと大切な才能である」そんなことを体現している。

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戻って現在、Aクラスでトップバトルを繰り広げる2台。後方3番手生駒はやや離される格好、ここに好調な佐々木が食らいついていく。ともにアタックでは非常にいいタイムを出している。

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さらにその後ろ、中尾CBRRに仕掛けていくのは渡邊GSXR。仕事の関係でしばらく間が空いてしまい、その間ツーリングなどをしていたためアタックではやや伸びなかったが、決勝では一気に鋭さが戻った。八木R1もこれを追従。

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帝王コーナー立ち上がりのトップ2。

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その後方では3位争いも始まりそうだ。

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筑波のレースにも出場してるハードチューンFZ750を駆る#7佐々木。以前のR1ではついぞ適わなかった26秒台も見えてきたらしい。

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さらに#5中尾CBRRの背後に迫る渡邊GSXR(K6)。

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トップ2はもちろんだがこの3位争いと………

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そして5位争いも激化していく。

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それぞれのグループが等間隔になったセパレートバトルとなる。

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なし耐と同じようにペースメイクしているのか?思ったほど山中と篠塚の距離は離れていかない。

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まだまだ序盤戦だが、精神的な戦いは始まっている。

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一方、毎走行あの手この手を使って新たなアイデアを試している篠塚は、おそらくはこの決勝でも新たなセットアップで臨んでいるはず。タイムアタックよりもペースアップしている。

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このトップ2からはやや話されてしまった生駒だったが………

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しかし逆に3番手の佐々木に対してはアドバンテージを広げ始めた。

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そして佐々木の後方からは………

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中尾CBRRと………

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渡邊GSXRが猛追開始。

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積極的にチャンスを狙う中尾、そして渡邊。

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ペースの上がらない佐々木をなんとかして攻略したい。

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ここでまず動いたのは………

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6番手を走っていた#6渡邊。うまく最終コーナーをまとめ………

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ホワイトベースCBRに対しては、むしろビハインドを負っているといってもいい短いストレートで、愛機GSXR1000のスピードを乗せていく。

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そして1コーナーでは佐々木にぶつからんばかりの勢いで中尾のインを奪取。

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これで5番手に浮上した。

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しかし中尾も黙ってはいなかった。

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3コーナーでは再び渡邊のインサイドを狙う。

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さらにここに、後半強い八木R1が追いついてきた。4位争いは4台に膨れ上がる。

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ペースが落ちている佐々木、そして勢い止まぬ渡邊。

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かつての常勝男としてもちろん簡単にインを明け渡すわけにはいかない佐々木と、若い渡邊のプライドがぶつかる。

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さらにその背後もつながっている。果たしてこのバトルを制するのは誰か。

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一方トップ争いも激しい攻防が続いている。

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先月なし耐のようにイージーな展開とはならず、11年度チャンプが背後から離れない。

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タイム計測をしてみると26秒台中盤以降と、それほど山中のペースが上がっていないのだ。一方で篠塚は余裕さえ感じられるライディング。

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このAクラス決勝時が、この日もっとも暑い時間帯となった(14時~14時30分程度)。もしかすると山中はその熱に若干スタミナを奪われているのか。

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まったく疲労をかんじさせない走りで背後に迫る篠塚。

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ビタリと背後につけて、千載一遇のチャンスを狙う。



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レース終盤、4位争いにはまた新たなる動きが。

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決勝でようやく目覚めたかのような快走を続ける#6渡邊が………

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ストレートで#7佐々木のインへとマシンを振り………

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一気にインを奪う。

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これで4番手に浮上。予選順位から2つ順位を上げる。

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そしてそのすぐ背後には中尾、八木。こちらも離れない。ともに、なんとかしてペースが落ちている佐々木を攻略したい。

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前が開いた渡邊は、かなり間をあけて先行する生駒デイトナを追う。

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二人の間には3秒以上のディスタンスがある。

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トップ2はいよいよ残り5周を切った。

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ペースコントロールというよりも、やはり余裕がないように見受けられる山中。これに対してハードプッシュを続ける篠塚。

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その後方では中尾が再三仕掛けていくが………

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なかなか佐々木のインを割ることができない。

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それでも諦めず………

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あの手この手を使って………

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パッシングを試みる。

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だが………

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どうしても前に出ることができない。

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一方で渡邊はその5位グループをグングン引き離していく。

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これに続きたい中尾、八木だったが、いかんせん5位争い全体のペースが上がらない。

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その間に後方からトップグループが急接近。

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ここでオフィシャルからは6位争いの3台に対してブルーフラッグが振られる。7位の八木………

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そして6位の中尾が

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トップ2に道を譲った。

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山中、

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そして篠塚がこの2台をパスしていく。

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「あれ?2番手ですか?」

「おうよ!今から勝負よ!」


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そして迎えた運命のファイナルラップ。

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すでにお気づきの人もいるだろうが、先ほどの6番手争いの中で佐々木のみがトップ2に抜かれておらず、その結果2周続けてのブルーフラッグ提示を行った。

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だが。

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ここで前に出れたのはトップの山中のみ、佐々木はそのすぐ直後にいた篠塚の進路を塞いでしまう。

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結果的に、最後までもつれ込むはずだったトップ争いはここで致命的なディスタンスが開いてしまう。

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さらに帝王進入でも佐々木は篠塚に道を譲らず………。

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これでは完全にノーチャンスだ………。

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もはやワンコーナーで勝負できる距離にない。

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佐々木は後方篠塚の存在に気づいていないのか、それとも―。

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思わぬ形で篠塚を引き離した山中が、後続を引き離して最終コーナーを立ち上がる。

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その後方、完全にストッパーとなってしまった4位の佐々木………

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そして2位の篠塚らが立ち上がる。

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「ダメだコリャ」

思わず首を振って悔しがる篠塚。

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結局この順位のままゴール。

優勝は今期4勝目を飾った山中、1ラップ遅れの5位佐々木を挟んで2位篠塚。

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その後方、6位中尾、7位八木は篠塚同様非常に悔しいところ。

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3位に生駒、4位は渡邊。最後はここまで追い上げた。

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「すぐ後ろにいたんだけどなあ~」

「ホントですか………」

レース後、互いを称え合う篠塚と山中。後方で佐々木を恨めしそうに見やる中尾。レース終了後、ブルーフラッグ軽視と見受けられた佐々木はノーペナルティながら訓告処分。

98

「今日はいっぱいいっぱいでした………」

ゴール後、フラフラになりながらそう苦笑した山中。やはりペースコントロールではなく暑さにやられての苦走となったようだ。

それでもしっかり優勝するあたりが今期の山中の急成長を示している。このまま後半戦も勝ち星を伸ばせるか。期待が膨らむ。


つづく。

文中敬称略。ご了承下さい。



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