2012 第6回 サシ塾レポート(追走動画、走行写真、GPSデータあり)

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梨本塾特別レッスン【2012年度第6回サシ塾】に参加された皆さん、お疲れ様でした。

おかげさまで今回も好天に恵まれました。9月に入りましたがいまだ残暑厳しく、最高気温は34℃………しかしその中でも多くの方がベストを更新し、またマシンセットアップを改善されました。

参加者の皆さんの走り、及びマシンについてのレポート、ならびに追走動画、走行データやマシン試乗があった場合にはインプレッションを掲載いたします。

※ 今回はGPS作動不良及び、追走動画に一部不具合があり、データ、映像がないものがありますのでご了承ください。

追走動画はひとつにまとめてあります。並びはレッスン順となります。アップロードを早めるために最低限度の編集しかしておりませんのでご了承下さい。また映像品質、走行コンディションなどにより動画撮影時間が異なることも合わせてご了承願います。

ぜひご自身のみならず他の参加者の方の走りやマシンインプレもご参照ください。もしかするとヒントになるようなことがあるかもしれません。

午前8時前の外気温27.7℃ 路面温度30度 写真提供協力 佐々木氏 サシ塾オフィシャル影兄

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午前9時35分よりレッスン開始。

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山田選手

マシン CBR600RR(07) 国内仕様 ファイナル変更 タイヤ BT003ST


本人ベストタイム 31.13 今回のベストタイム 30.20 

塾長タイム 試乗ナシ

GPSによる塾長追走時最高速  113km/h 前後


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走り………梨本塾にも積極的に参加されている山田選手。レッスン希望は走りメイン(追走&先導)。後方からしっかりと走りを見るのははじめてのことだったので興味深く追走に入った。

まずブレーキングポイントやコーナリングスピードには問題はなく、むしろ深くて速いくらい。しかし逆にこれらが今のレンジに対しては行き過ぎている感もあり、そのせいでもうひとつ抜け出せないような気もした。ライン取りやコーナー後半の操作もややラフな印象。前半部分が速すぎて後半にそのツケを払っているようだ。

走行中の前後左右、そして斜めに対する自分の変動座標軸をいかに瞬時に捉えてそれを操作に反映するかが問われる。

また、外から見ている限りライポジは十分なオフセット量に見えたが、実際に後ろから見てみると、やや腰が引けていてお尻をずらす量が足りていない。このためライダー自身からではなく、自分の重心より先行してヘッドパイプからコーナーに入っているイメージがある。後半部分でのバンク角も深めだ。コーナー進入時にもっと頭や肩から入っていくよう心がけたい。

タイム的には30秒の壁に当たっているようだが、実際スピードレベルは28秒台。全体の組み合わせ、そしてひとつひとつの操作やラインワークの正確性が整えば、すぐにラップタイムはアップするだろう。

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マシンインプレッション………試乗なしだったため、インプレはなし。後方から見ている限りでは、国内仕様の割にはしっかりと加速しているよう見受けられた。ちなみにCBR600RR国内仕様をトミンモーターランドで26秒台程度で走らせているときの最高速は、115km前後である。

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今後の目標………まずは自身の走りのリスキーな部分(マシンが先行してしまう、上半身のみで操作しがち等)をしっかりと解消してから次のステップに進みたい。但し現時点でもっとハイグリップなタイヤへの換装もけして悪い選択ではない。どんなスピードレンジでも一番の保険となるのは、まずはタイヤだからだ。

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午前10時過ぎに外気温は31℃を突破。見かねた応援隊からアミノバイタルの差し入れが………。




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井口選手

マシン CBR1000RR(04) マフラー ブレンボキャリパー リヤサスショーワキット等 タイヤ D211 212


本人ベストタイム 28.6 今回のベストタイム 28.1 

塾長タイム 26.6

GPS最高速  123km/h前後


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走り………梨本塾にも参加経験がある井口選手(9月もエントリー済)。マシンは初期型CBR1000RRだが、改造点は多くきっちりとした仕様にされている。このマシンの最大の特徴は低中速における反応がいいことだが、それを生かした上でさらに一歩踏み込んだバランスとしたい。

その中で井口選手の走りだがライポジにゆとりがなくかなり前乗り、かつ左右方向へのオフセット量が極端に少ない。もちろんそういったケースでもマシンの動きに問題がなければいいのだが、現状ではフロントタイヤにかなりのストレスを与えている。ブレーキング開始時からリリーズ時までマシンセンターからほとんど体を動かすことができず、その後クリップに向かうあたりで僅かに腰をずらしているが、しかし実際に重心点はほとんど動いておらず、リーンウィズに近い状態。顎の下から上腕、手首にかけて、マシンとの合間にもっと大きな懐を作り出したい。そのためにはできる限り後ろに座ることを意識したい。

スピード的にはけして遅くなく、むしろコツさえつかめば今すぐにでも27秒コンスタントで回れそうなだけに、もったいないと感じられる部分も多い。まずは走行中に適正なライディングポジションをしっかりと取れるように停車中のバイクの上でも実践しておきたい。コーナー進入時、もっとも使う筋肉はコーナーと反対側の太ももである。これを上手に使えるようになれば、上半身の力はそれほど必要なくなり、それが結果的にスピードや空間としての「懐」へとつながる。

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マシンインプレッション………この型のRRに跨るのは久しぶりだったが、まず驚いたのは「UKスリックに溝を入れただけ」というD211、及び212の絶対グリップ力の高さだった。

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ここまで強烈なグリップ力は、他銘柄では考えられない。足回りにもそれなりに手が入れられたRRだったが、実際にはタイヤのグリップ力にサスペンションが完全に負けており、ほとんど機能していなかった。筑波では履いたことがあったが、トミンでは初めてであり、これほどまでに凄いグリップ力だったかと唸るほどであった。

この短いコースでさえ異常なほどバンキングが重く、しかしマシンはどこまでも寝かしこめて、さらにコーナー出口になっても起きて来ない………追走&先導もしたため、このタイヤでセットアップを出すには試乗時間がまったく足りなかったが、しかし梨本塾においても低迷して久しいリッターSSの可能性を見出せた気もした。

ディアブロコルサシリーズやレーステックと比較しても、そのグリップ力は強大である。何しろCBRのパワーがグリップ力に食われてしまうほどなので、次回はこのパッケージでしっかりとセットアップを出して限界点を探ってみたい。おそらくセッティングが出れば26秒を切るのはそんなに難しくないのではないだろうか。

この後も様々なリッターSSに跨ったが、このCBR1000RRだけはポジティブな意味で「異色の存在」として脳裏に焼きつくことになった。

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今後の目標………まずは適正なライディングポジションを取ることを念頭に、27秒6~8程度でのアベレージ(すなわち、息が上がらない程度の疲労度で)を目指したい。端的な体力向上ではけしてライディングに対する筋力アップや持久性にはつながらない。それよりも「効率」をマシンセットや体の使い方に徹底的に求めることで活路が見えてきそうだ。加えて、もう少しハンドリングが軽くなるようなセットアップを見つけ出してD211、212シリーズの可能性もぜひ提示してもらいたい。




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池原選手

マシン S1000RR(10)  タイヤ レーステックK2


本人ベストタイム 29.149 今回のベストタイム 29.554 

塾長タイム 26.841(レースモード)

GPS最高速  データなし


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走り………
先月梨本塾ではかなり好調さを取り戻した感のある池原選手。この日も加速と減速パートにおいては鋭い走りが実践されており、いいリズムで周回していた。しかし以前からの課題である「ブレーキリリースからクリップ付近までのコーナリングスピード、及びバンク角の欠如」は依然として残っており、この日はその克服を踏まえたうえでのセットアップも探してみることにした。

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マシンインプレッション………10年型のS1000RR。今回のように多くのリッターSSが集う中にあっても、エンジンの速さはピカイチだった。型式違いのGSXRやCBRとほぼ同時比較できたことで、逆にその抜群の速さがより際立つことになった。

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但し車体のセットアップはややプアーな面があった。硬めのリヤに対してフロントが入りすぎており、ブレーキングから落ち着きがなく、ハンドリングは重かった。舵角のつき方も多めで、このせいで池原選手は一気に深いバンクができていないとも考えられた。

ここでできる範囲の調整を行う。メインはフロントイニシャル、及びダンパーの調整でフロントの高さと安定したストローク感を出すようにした。

結果的に改善はされたもののハイグリップタイヤ(レーステック)に対して、やはりノーマルレートでは厳しい感じがした。

ちなみにこの辺は新型ではかなり改善されている部分であり、フォルムは似ているものの車体構成は別物のように感じられる。12年型S1000RRはアプリリアのRSV4のようにコンパクトさがある。

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バンキングスピードは改善されたが………まだ思うようなバランスは出ていない。やはりスプリング交換が必要か。
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なお、セットアップ走行はスリックモードではなく、池原選手が普段使い慣れているレースモードで行った。このためトラコンの作動ポイントが非常に早く、コーナー立ち上がりではかなりマシンを引き起こさないとトルクカットされてしまっていた。後方からのカットでライディングフォームが異なるのはそのためだ。

レースモードではハイサイドの心配がほとんどないが、その分前には進まない。トミンで27秒以下で走れるスキルを持っているなら、スリックモードのほうが速く走れる可能性は高い。

フルパワー化されるスリックモードと、パワー抑制されたレースモードでは30馬力近いピーク差があるが、それでも160馬力弱程度は出ており、トラコンの問題を差し引いても主要国産モデルより十分速い。改めて素晴らしいエンジンだと感じる。

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今後の目標………エンジンの速さのみでは、当然ラップタイムにつながらない。バネレートやダンパー、車体姿勢などを整えることで、まずは安全に28秒前半アベレージとなるようなバランスを目指したい。トラコンやABSもこれを十分助けてくれる精度を持っている。






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古溝選手

マシン GSXR600(08)  タイヤ ディアブロコルサSC2


本人ベストタイム 28.3 今回のベストタイム 28.1 

塾長タイム 26.7

GPS最高速  データなし


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走り………9月にエビスの耐久に出場するという古溝選手。久しぶりに追走したが、以前よりも走りにキレが出ていて調子よさそうに見えた。実際ラップタイムもほとんどベスト付近で推移しており、コーナーへの飛び込みスピードがアップしていた。但し若干ラインワークが乱雑な面があり、なおかつ視線の近さからかひとつのコーナーのみを捉え全体構成ができていなかった。このため速い部分とそうでない部分とのコントラストが強く、無駄な部分もあった。ワンコーナーではなく、一周をいかに最短距離で結ぶかを考え直せば、まだまだタイムは伸びてきそうだ。コーナリングスピードとバンク角の深さのみでタイムを縮めているのは、エッジグリップの効くディアブロSCを履くユーザーに多い。

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マシンインプレッション………前回サシ塾から色々と細かい調整がなされたGSXR600。確実にバランスはよくなっており、足回りにも大きな不具合は感じられなかった。バッフルのためかエンジンはややトルクが薄くもう少しパワーがほしいところだったが、トミンで走る分にはそれほど大きな問題ではない。エビスなどでバッフルを外して走れば、それなりのトルクが得られる可能性はある。

今後の目標………元来GSXRシリーズは走りに余裕が持てるのが特徴。決められたラインのみを走らなくともラップタイムが落ちなかったり、あるいはバトルに強いという側面を持つ。そういった特性を生かせれば、CBRが優位に立っている梨本塾でも十分上位進出できる可能性を秘めている。マシン操作は非常に丁寧なので、今後はそれをしっかりとラップタイムに結びつける効率を見つけて、27秒台中盤程度のアベレージを目指したい。

午前の部、終了。

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練習に来ていた榎本選手。直前8月梨本塾ではBクラスで優勝しました。

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今回もオフィシャルカメラマンは栃木スピードの影兄さんです。

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久しぶりのトミ蔵。この日もとても元気でした。

「トミ蔵がいるとクラッシュが少ない」


という伝説は健在。この日も転倒者はほとんどいませんでした。

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塾長のつなぎは早くも塩を吹いた状態に。まだまだ気温が上がってきています。

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暑さ対策!?

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33.5℃。但し湿度が下がったため、日陰や風は涼しく感じられました。




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午後の部。

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藤田選手

マシン CBR250R(11)  タイヤ α12


本人ベストタイム 初走行38秒前後 今回のベストタイム 34.9 

塾長タイム 29.332

GPS最高速  データなし


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走り………2012GOHOKU TOURにも参加した藤田選手は、この日が初トミン。走り出し当初はやや不安そうだったが、慣れるにしたがってペースアップ。すぐに35秒近辺までタイムを上げた。以前は西日本を中心に色々と走っていたそうなので、走行量が増えればどんどんペースアップしてくるだろう。課題は目線の近さと、人間の重心移動よりもバイクが先行してしまいがちな点だが、基本的に操作は丁寧なので危険な感じがするライディングではなかった。250ccの乗り方に慣れてくれば、まだまだ楽しくなりそうだ。

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マシンインプレッション………エキパイのみエンデュランス製で後はほとんどストックというCBR250R。以前雑誌企画でもここトミンモーターランドで走らせたが、相変わらずクセがなく素直なバイクだった。自分の操作が面白いように挙動に反映されるので、基本を学ぶには最適の一台でもある。ニンジャ250Rに対してトルク型のエンジン特性は扱いやすく、またストローク感のつかみやすい前後サスペンションはフレンドリーだ。

30秒を切り始めるとステップ類などが路面と接地してしまうなどバンク角不足が表出するが、それもいいセンサーと割り切ってもいい。但しさらにハイグリップなタイヤへ換装する場合には、バンク角対策は必須となるだろう。できればフロントサスペンションのアジャスト機能も付けたい。

今後の目標………まずはしっかりと走行量を稼いで自身のライポジ決め、ラインワークやアクセルワーク、ブレーキングポイントなどを少しずつ設定したい。トミンはこのマシンにとって最適ともいえる環境なので、その中で走ることの楽しさを満喫できるのではないだろうか。梨本塾においてもC、Dクラスであれば十分優勝を狙えるマシンだ。




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平沼選手

マシン GSXR1000(09) JBマグタンホイール リヤサスオーリンズ タイヤ SC2 


本人ベストタイム 33.6秒 今回のベストタイム 33.3 

塾長タイム 26.62

GPS最高速  データなし


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走り………少し前にトミンでハイサイド転倒、しかも不運なことにフレームに穴が開いてしまった平沼選手。今回はこれを直した上での完検も兼ねての参加。まず走りのほうだが、前回と同様ライポジにややゆとりがなく前に乗りすぎているためにマシンを振り回すことができずにいる。できる限り後ろに座り、左右方向へも積極的に重心移動を行って上半身に余力を残したい。そうすることでしっかりとした加速、減速、そして進入が少しずつできるようになるはずだ。もちろんまずはきっちりと「転ばない走り」を身につける必要がある。

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マシンインプレッション………結論から先に言えば、今までトミンで走らせたすべてのGSXR1000の中でもっとシームレスかつ素晴らしいバランスだった。フレーム修正の影響はさらに様々な速度レンジで走らせて見ないことにはしっかりと結論付けできないが、少なくともここではなんら問題はなかった。

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修正と同時に導入したJBマグタン、そしてリヤサスのオーリンズ化、そしてこれらとディアブロSCとの組み合わせは、このK9を激変させた。今年発売となって好評のGSXR1000L2、これを凌駕するほどの運動性を手に入れたといっていい。

加 速、減速、バンキング、そのすべてでマシンが軽く、挙動にムラがない。リヤスライドも思いのままであり、バンク角も無理なく非常に深く保つことができた。リッターSS+JBマグタ ン+ディアブロSCという組み合わせをトミンで試したのも初めてだったが、これほどまでに操安性が変わるとは思わなかった(他銘柄との組み合わせではここ まで激変しない。グリップレベルが上がるほど、軽量ホイールの真価が出るのかもしれない)。じゃあ今すぐ入れてしまおう、というほど安いコストではないが、しかしその価値は十分にある。

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正直、これほど楽しくトミンをリッターSSで走れたのは久しぶりのことだ。試乗時間は僅かなものだったが、しっかりと調整すれば間違いなく25秒台に到達するだろう。もしかするとサスペンションとファイナルのセットアップのみで25秒5~6あたりを狙える可能性もある。

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午前中に走らせたS1000RRほどの瞬発性はないが、トルクフルなエンジンとの相性も素晴らしかった。バランス、エンジョイという意味では、まさにベストワンの一台といえるだろう。

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今後の目標………少なくともトミンでは転倒修正の影響はなく、むしろアフターパーツ導入によるメリットを最大限に享受している。後は平沼選手自身がこれにリズムを合わせていくだけだ。当面目標は30秒台。息を上げることなくこのペースで走れるようにしたい。それにしても素晴らしいマシンだった。ここで得た感触は、この先リッターSSを考えていく上で大きなヒントになりそうだ。




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山口選手

マシン CBR1000RR(07) リヤサス オーリンズ  タイヤ SC2 


本人ベストタイム 27.3秒 今回のベストタイム 27.9

塾長タイム 26.26

GPS最高速  データなし


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走り………06~07年期に梨本塾レーシングの活動としてCBRチャレンジを行った際のチーム母体である「オートショップアオヤマ」のお客さんでもある山口選手。

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ちなみにマシンもこのときと同じ名機07年型CBR1000RR。梨本塾に参加経験はないが、トミンのベストラップは27秒台と十分なスピードを持っているようだ。

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「27秒2まで行った後、なぜか一向にタイムが上がらなくなり、最近は28秒近辺」という山口選手。追走してみると、600ccを走らせるように乗っており、これでは1000ccのいい部分は引き出せないことがわかった。端的にコーナリングスピードの速さばかりが突出し、減速パートにおけるマシンの向き変えや、加速時の体制作りなどがおろそかになっていた。またライディングポジションはややオフセット量が多すぎるようだ。この辺を指摘させていただいた上で、今度はセットアップ試乗へ。

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マシンインプレッション………07年型CBRに試乗するのはかなり久しぶりのことだったが、間が空いてもやはり名機は名機である。感触は相当によかった。しかし走り出してすぐに、腰のあるリヤストロークに対し、フロントが入りすぎているのがわかった。そのためイニシャルやダンピング調整を何度か行ってコースイン。

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CBRに限らずSSマシンには常にオンタイムで接しているが………正直今回この07年型CBR1000RRに乗って、ハッキリとひとつの回答がでた。「いいものはいつになってもいい」ということだ。これまで梨本塾においても08年~CBR1000RRユーザーがいて何度も試乗しているが、27秒フラットあたりまでは問題なく走れるものの、それより先に行こうとした場合に非常につかみ難い運動特性が顔を出す。26秒5程度でセットアップもかなり神経質になってくるのだ。しかし山口選手のマシンにはそれがなく、僅か数十分程度の試乗時間で26秒26までタイムが出た。特に他のマシンより気合を入れて走ったわけではなく、普通に走ったらそんなタイムだった、ということだ。

08~モデルであれほど悩んでいたのはいったいなんだったのかと拍子抜けするほど、このCBRは素直だった。同時にオーリンズとの相性も抜群で、直前に乗ったGSXRによく似たリヤのストローク感には絶大な安心感が宿っていた。

唯一気になったのはタンクが短く、シート後端にストッパーラバーが貼られていたため前乗りを強制されることくらいだった(ちなみにモテロー号、及びもて耐号はともにタンクカバーを装着していた。ノーマルスウィングアームが短くリヤトラクションが得られなかったので、ブレーキング時と加速時はなるべく後端に乗るようにしていた)。

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今後の目標………試乗時にもオンボード撮影をしていたり、色々メモを取ったりと勉強熱心な山口選手。リズム変更のきっかけさえつかめば、26秒台で周回するのはそれほど難しいものではない。GSXR1000のK5~6同様にいまだ色褪せぬ名機を生かして、どんどんタイムアップしてほしい。梨本塾にもぜひ顔を出してほしいところだ。




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鈴木選手

マシン GSXR1000(09)  タイヤ SC2 


本人ベストタイム 31秒前後 今回のベストタイム 30秒台

塾長タイム アタックなし

GPS最高速  データなし


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走り………
このマシンの前はFXに乗っていたということで、180度特性の違うバイクとなったが、その割には器用に乗っていた。操作は丁寧であり、いきなりハイサイドするような雰囲気はないが、しかし1000cc特有の乗り方、加速と減速、そしてコーナリングそれぞれを完全にパートに分けたようなコントラストでは走れておらず、一定のアクセル開度で一定の加速、減速、そして入り口から出口まで同じようなコーナリングスピードで定状円旋回していた。リッターSSを操る上では大きなピッチングが欲しいところだが、まだそこまでは乗りこなせていない。

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一朝一夕でできるほど簡単ではないが、少なくとも加速時にはバイクの向きが変わっていること、そしてマシンを起こしていくこと、さらになるべくアクセルはワイドに開けていくことを念頭にティーチング。

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今までの走りのクセがなかなか抜けないようで走るほどに悩みを深めているようでもあったが………しかし梨本塾生でさえリッターSSできちんと走れる人は僅かと考えれば、今大いに悩んでおくことはとても大切なことだろう。年齢も若いことから、一度コツさえつかめば一気に前進しそうな雰囲気もある。

FX時代のクセなのだろう、シフトアップのときにダブルを切っていたのには思わず苦笑してしまった。GSXR1000でダブルを切っているシーンに出会ったのも、このときが初めてだ。不思議だったのは、ダブルを切ってもそれほどシフトロスをしていないこと。人の癖と操作精度は密接に関係している。

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マシンインプレッション………確認程度に試乗を行った。直前に乗った平沼選手と同じK9、装着タイヤも一緒だったが、その乗り味はまったくの別物だった。もちろん悪いバランスではないが、平沼選手のK9の仕上がりがよすぎるのだろう、鈴木選手のK9は一本出しのマフラーに換装されていたにもかかわらず、K7~L1までが抱える共通の問題「重さ」を感じることになった。但しこの状態でも26秒前半は余裕で狙えるパッケージだ。

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前に出たり追走したりを繰り返しながら、積極的に走りこんだ。

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今後の目標………レッスン終盤には、少しずつだが走りに変化も見られるようになってきた。次回会うまでにどれほど成長しているか非常に楽しみなライダーだ。走り方が見えてくれば28秒台周回はそれほど難しくないだろう。



総評………個人的に、S1000RR、2台の年式違いCBR1000RR、同じく2台のGSXR1000K9というこの日のサシ塾試乗マシンはかなり興味深いものとなった。雑誌企画のようにノーマルタイヤで走っているわけではないので、これこそSSバイクの本当のインプレションという感触があった。

あくまでナンバーつきであり、ハードチューンしていないというのが共通項だが、それぞれの特色がよく出ていたのと同時に、装着タイヤ、ホイール、サスペンション、そしてセットアップによってまるで印象が異なるということも改めて学んだ。ほとんど個人の趣味と一部コアなファンのためだけでは?と揶揄されつつ続けようと思っているこのページのヒントにもなったので、秋口に入ったらリッターSSの可能性を探る企画を再スタートさせたいと思っている。

ナンバー付きリッターSSに跨り、ツーリング気分でトミン25秒台、筑波58秒台、もてぎ1分56秒台、をいつかは達成したい。



追走動画



参考動画 コースレコード






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いつも撮影ヘルプをしてくれる佐々木選手も練習走行をしてました。

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終日快晴。さすがに3時を過ぎるとだいぶ涼しくなりました。

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9月の筑波TT出走の篠塚選手は筑波サーキットからトミンへ。ダブルヘッダーでタイヤ交換!?


サシ塾参加の皆さん、暑い中1日お疲れ様でした。






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「最近どうも伸び悩んでいる………」

「マシンセッティングがメチャクチャになってしまった」

「なんで29秒が切れないの?」

筑波がうまく走れない」

「鈴鹿の130Rってどう走ればいいの?」

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「筑波最終は何速で?

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