第8回 梨本塾 レポ④ K-RUN-GP Bクラス

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8月梨本塾、続いては二つ目のレースとなるBクラス決勝。

フロントローにはCBR600RR、GSXR1000、そしてR1が並ぶ。

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タイムアタックでは、セカンドローまでの上位5台が28秒台をマークしているが、実際の持ちタイムは全員が28秒台以下であるため、接戦が予想される。

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グリーンフラッグとともに、各車一斉にスタート。好スタートを切ったのはポールから飛び出した榎本CBR600RR、3番手から緒方R1、そしてセカンドローからナイスダッシュを決めた因藤GSR1000。予選2番手の加野GSXR1000はやや出遅れた。

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さらにその後方、初参加の雨宮ZX10R、外側に及川CBR1000RR、その後ろに皆藤CBR600F4。

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帝王コーナーを経て各車は一列に。

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3コーナーには榎本がトップで進入。次いでここのことろ「絶好調」だという緒方R1。

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後方にはリッターSSが続く。R1、GSXR、GSXR、そしてZX10RにCBRという布陣。

梨本塾においてもほぼ現行モデルの4メーカー各機種が、同一クラスで前後に並ぶことは非常に珍しいケースだ。リッターSSが下半期トレンドとなるか。

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600ccが2台、残りはすべてリッターSSである。

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トップを快走する榎本だが………。

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実はここまで紆余曲折色々あった。それまでの愛機CBR1000RR(09)をトラブルによって失うことになり、その結果今回から相棒となるCBR600RRをほぼ半年前にオーダー、欧州からの船便でようやく届いたのだ。

10年度はNSR250Rで参加、11年度はCBR1000RRで参加、1000がなくなってからはバンディットなどで参加し、そして今回からはCBR600RRとなった。幾度か練習は行ったようだが、この600RRでの梨本塾へは初参加となる。

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続いてここのところ一気にタイムを上げてきている緒方R1。傍目にも絶好調さがうかがえたのだが………。

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そしてすぐ背後にはスタートでジャンプアップしてみせた因藤、加野と続く。

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トップ榎本を追いかけて二周目に突入しようとした矢先だった。緒方R1が勢い余ってリヤタイヤをフルロックさえ、凄まじい勢いでコースオフ。思い切り土手に乗り上げあわや転倒かと思われたが、なんとかコース復帰。

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しかし2番手から一気に6番手まで順位を落とす。

「あの勢いでコースアウトしたんだから、転ばなかっただけでもラッキー(塾長)」

ここから追い上げなるか。

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緒方R1が残したブラックマーク。まるで中須賀ばりの進入ドリフトだったが、曲がりきれず。

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2番手緒方がいなくなったことにより、榎本はやや独走状態へ。

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一方、2番手以降は数珠つながりだ。

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緒方R1は笈川CBR、皆藤CBRの間に挟まる格好。

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2番手以降は28秒中盤~29秒前半というペースだ。

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これに対し、榎本は28秒中盤以内という好ペース。

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それほど無理をしている雰囲気はないが、しかし後続は離れていく。

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そして2番手争いは、スズキ、カワサキのリッターマシン。

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ともにK9~L1までの同型GSXR1000を駆る#24因藤、そして#21加野。ラップタイムでは加野が勝るが、因藤もここのところ調子を上げてきている。ついこの間まで30秒を切れなかったのがウソのようだ。

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そして自身初参加、梨本塾にも初登場となる11年型ZX10Rは雨宮。午前Dクラスから大きくジャンプアップしての決勝。どうやらこの3台が2位争いを展開しそうだ。

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そして後方5位争いはこの3台。

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この中でもっとも持ちタイムが速いのは#25緒方R1だが………

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しかし今回笈川CBRRもフリー走行では28秒台に何度か入れてきており、それほどスピード差はない。

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もう一度ポジションを取り戻そうと試みる緒方だが、簡単には前に出れない。

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その後方で、やはりベストタイムを更新してきている皆藤が二人をピッタリとマーク。

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好バトルとなりそうだ。

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2位争いはやはり28秒後半~29秒台。

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持ちタイムが27秒台である#21加野だが、今回はもうひとつ波に乗り切れていない。後方雨宮10Rからつつかれる。

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ヘルメットからスーツまでオールブラックアウトされたパッケージは目を引く。アップハン仕様が個性的な雨宮ZX10R。

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ピレリタイヤの導入で一気にレベルアップしている因藤。

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なんとかその前に出て前方の榎本を追いたい加野。

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幾度か3コーナーで仕掛けていくが………

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前に出るには至らない。

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さらに5位争いが白熱。

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毎周のように激しいスキール音とともに1コーナーインサイドに飛び込んでいく緒方R1が、なんとか笈川CBRの前に出ようと激しいアタック。

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しかし笈川もハイプレッシャーに晒されながら、これによく耐えている。

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まさに接触寸前、ギリギリのバトルだ。まるで秋吉vs中須賀さながらである。

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各所でバトルが頻発する中、榎本だけはクルージングペースへ。

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2~4位、5~7位とそれぞれ3台の集団にセパレート。

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カワサキに跨るベン・スピーズ的なシルエット。

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迫力のリッターSSによる2位争い。

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その後方にも二台のリッターSS。

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毎周毎周ホームストレートでは………

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激しいスキール音を鳴らしながらリヤを流してイエローCBRのインを突き刺そうとするホワイトR1。

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レース中盤、ようやくその目的を果たしたかに見えたが………

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しかし笈川も譲らない。

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刻一刻と残り周回数が減っていく中、焦りが募っていく。

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2位争いも同じような展開だったが………

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ここから雨宮がやや遅れ始める。

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そしてピットイン。どうやらあまりの暑さから体力を消耗したようだ。

「意識が朦朧としたり、熱中症の症状があるなと感じたら、即ピットインをお願いします。走り続けるよりも、よほどそのほうが勇気ある行動です。お互いしっかりとしたコンディションで走っている、というのがレースを走るものの共通認識であるべきです」

スタート前ブリーフィングではそう注意があったが、確かに明日仕事が控える大人のライダーとして、これは当然の選択である。この夏ツインリンクもてぎでは、猛暑日にホームストレート上で熱中症によって意識を失いかけたライダーが1コーナーに突っ込むという事故があったようだが、趣味の世界でそういった過ちを起こさないためにも、懸命な判断といえるだろう。

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ピットインしてしばらく様子を見た後、どうやら体力が戻った雨宮ZX10Rは再びコースに戻っていった。非常に冷静な状況判断である。



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一方、いまだ続いている2位争い。

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なんとかして先行する因藤を攻略したい加野だったが、同じマシンだけになかなか決め手がない。

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その間トップ榎本は完全なる独走状態へ。

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残りは僅かに6周。しかしこの2位争いと………

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4位争いはまだまだ終わりそうにない。

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ここでもインを狙っていく緒方。

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逃げ切りたい因藤、そしてなんとかチャンスをものにしたい加野。

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加野自身もこの半年で著しい成長を遂げてきた。その成果を見せたいところ。

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4位争いで後方から激しいアタックを受けながらも、レース終盤まで踏ん張りを見せる#26笈川。

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今回の塾では、猛暑にもかかわらずベストタイムを引き上げた者が多かったが、笈川もその一人であり………

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さらにその後方の皆藤も達成者である。

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3~40代がメインの梨本塾で、現在唯一気を吐くスーパーフィフティ。

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雨宮10Rも元のペースへと復帰。

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初めてのパートナーとの実戦とは思えないほどゆとりあるペースで周回を重ねた榎本。

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いよいよ残りは1周を切った。

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そして2位争いも………

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ファイナルラップへと突入。

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怒涛の3位争いもまだ決着はついていない。

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2位グループに対しコーナー2つぶんのアドバンテージを築いた榎本。

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この後は当然Aクラスでの上位進出を視野に入れているだろう。

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その上で、しっかりと今後のパートナーにデビューウィンさせることこそ、バイク遊びを長く続ける上で大事な秘訣なのかもしれない。

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スタートからゴールまで一度もトップを譲ることなく、榎本がチェッカーを受ける。自分のマシンでのBクラスにおける勝利はこのとき以来だ。

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そして長く続いた2位争いは………

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予選4位から2つポジションアップした因藤が粘り勝ち。3位には加野。因藤にとってはベストリザルトだ。

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雨宮は1周遅れての7位。

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こちらも最後の最後まで続いた4位争い。

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笈川が粘ってその先頭でチェッカー、5位に緒方、6位に皆藤が入賞。

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レース終了後、磐石勝利を遂げた榎本(右)、そしてついにBクラス2位にまで来た因藤(左)、少し悔しい加野(中)の3名。

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嬉しいことは嬉しいのだろうが、しかし目標はまだ彼方―。そんな声が聞こえてきそうな榎本のウィニングラン。

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これでポイントランキングは12位へと急上昇。文字通り、下半期台風の目となるか。

その後の練習でもすでに27秒台が出ているようで、今後の榎本の活躍に期待したい。

つづく。

文中敬称略。ご了承下さい。



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