第9回 梨本塾 レポ③ K-RUN-GP Aクラス

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いよいよ決勝レースが始まる。

フロントローはWB(ホワイトベース)、ノーマル欧州フルパワー、そして同じくフルパワーモデルのABS付という3台の仕様違いCBR600RRが独占。

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ポールポジションは写真左篠塚選手、次いで山中選手、そして坂垣内選手だ。

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グリーンフラッグとともに、各車一斉にスタート。

好スタートを切ったのは3番手から坂垣内CBRR。2列目の佐々木FZ750が大幅に出遅れる。どうやらキャブ不調でストールしかけたようだ。

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ホールショットは坂垣内。次いで篠塚、山中と続く。

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その後方には生駒デイトナ、外側に渡邉GSXR1000、八木R1、リッターSSに埋もれるようにして佐々木FZ、そして加野GSXR1000。

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「なし耐以降ほとんど走れませんでした」

という坂垣内だが、予選、決勝とも気を吐いてなんとトップに立ってしまった。

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順位は動かぬまま帝王コーナーを立ち上がる。

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Aクラス常連者の中でABS装着車両は#7坂垣内のみだが、自身の走りにはマッチしているようだ。1周目から積極的に飛ばしていく。

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逆にこれまで好調だった#1山中、そして前週の筑波TTで初挑戦表彰台の快挙を達成した#2篠塚はやや面を食らう格好か。

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4番手の#3生駒の後方では#5佐々木がインを狙ってやや突っ込みすぎたが、幸い渡邉の反応が早くことなきを得た。順位は変わらず。

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一周目の最終コーナーを立ち上がるトップグループ。

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早速#7坂垣内のインを狙う篠塚だが………

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トップ坂垣内が前後連動ABSを駆使してこれを阻止する。その後方には、前回梨本塾後にレーシック手術を行いまったく練習が出来なかった山中が続く。

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その後方に生駒デイトナ、渡邉GSXR1000、佐々木FZ750、

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八木R1、加野GSXR1000と続く。

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トップを死守する#7坂垣内。練習不足は微塵も感じられない。

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逆に#1山中はやや違和感を抱えているような走り。

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トップ3が4位生駒との差を徐々に広げていく。

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再び坂垣内のインを狙う篠塚だったが、簡単にはスペースを開けてくれない。

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7位争いを展開するリッターSSの2台。加野GSXRも八木のインを狙う。

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予選タイムからすれば簡単に前に出れそうなものだが、しかし坂垣内もペースアップしておりそれほどイージーなバトルではないようだ。今年1月以来となる二勝目を飾れるか。

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しかしもちろんチャンプ篠塚は黙っていなかった。

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これまでよりもさらに最終コーナーでスピードを乗せて………

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1コーナー進入で一気にインに飛び込んでいく。

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それほど広くはないスペースに………

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捻じ込むようなラインワーク。

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これでトップを奪取したように見えたが………

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しかし坂垣内も外から被せ返す。

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それに気づいた篠塚もイン側でガスオン。チャンプらしく坂垣内のラインを尊重した上でしっかりと前に出た。パスした後にはさりげなく左手で挨拶する。速いライダーは、速さのみならずとっさの礼節も忘れぬというシーンである。

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晴れてトップに立った篠塚は一気にペースアップ。

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なんとかこれについていきたい#7坂垣内、そして後方#1山中。

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篠塚がトップに立ったことで、いよいよAクラス本来のペースに突入しそうだ。

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3位山中の後方1秒ほどから続く4位争い。

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さらにその後方1秒ほどに続く7位争い。

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初挑戦となった筑波のレースではいきなり3秒台中盤をマークして、たった一回で表彰台に上がり、NMクラス卒業となった篠塚CBR600RR。

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まるで十代のように真摯でタフな姿勢が、スキルレベルを飛躍的に向上させてきた。

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あっという間に後続を引き離していく。

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そのあまりに大きい背中を追う2番手の坂垣内。

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本来の調子ではないながらも、なんとか坂垣内をパスしたい山中。

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4位争いも熱い。生駒デイトナに対し、毎周仕掛けていく渡邉GSXR1000。佐々木FZがやや遅れ始める。

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一方でレース後半に強い八木が少しずつ加野を引き離し始めている。ベストラップでは加野が勝るが、レースペースでは八木がリードしている。

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ここでトップグループに異変が。

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1コーナー進入でミスをした#1山中が大きく遅れてしまう。

そこへあっという間に4位争いが襲い掛かっていく。

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このワンミスで2秒以上のディスタンスが生じてしまった。このまま4位争いに埋もれてしまうのか!?



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まさかの展開で4位グループに吸収されそうなポイントリーダー山中。

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突然目の前に「大物」が出現したことで俄然気を吐く4位グループ。その筆頭は生駒デイトナ。

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#4渡邉も決勝ではタイムを上げてきている。

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逆に#5佐々木は予選でのキレが見えない。神経質なキャブセットに狂いが生じたか。

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チャンプ篠塚は完全に独走クルージング。

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坂垣内は後方山中とのディスタンスを確認。

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レースは残り約半分。ここからお尻に火のついた山中の猛烈スパートが始まる。

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リッターSS2台による7位争いも7秒台後半の攻防。

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上位3台の3コーナー、クリップアウトポイント。トップ篠塚。

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2位坂垣内。

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そして3位の山中。三者三様のラインワーク、アクセラレイション、ライディングフォーム。

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トップ篠塚が6秒台、2番手坂垣内が27秒を前後するペース、これに対して山中も6秒台に入れて猛追する。

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さすがに山中のこのハイペースには4位グループもついていけない。

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ミドル、リッター、オーバミドル、そして四十代、二十代、三十代という三つ巴バトル。

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それぞれ走らせ方もまったく異なるため、非常に見応えのあるバトル。

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6秒台を連発して追い上げる山中。

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坂垣内も必死の力走を試みるが………

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そのアドバンテージは少しずつ削り取られていく。

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その山中から3秒ほど後方の4位争い。

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残りは6周を切った。

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トップ篠塚は余裕さえ持って周回を重ねる。それでもペースは速い。

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いよいよ山中が坂垣内に追いついた。

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なんとかしてもうひとつ順位を上げたいところだが………。

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ここまで粘走してきた坂垣内にも意地がある。

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セカンドポジションを最後まで守り抜きたいところだ。

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山中のペースも素晴らしいが、坂垣内にも疲労の色は見えない。

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お互いを高めあいながらのバトルが続く。

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いよいよ残りは僅かに2周だ。

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一方でトップ篠塚は完全独走。2位以降を大きく引き離して終盤を迎えた。

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2位争いと同じく、動かぬ4位争い。

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渡邉のハードプッシュは続いているのだが、生駒も譲らない。その後方佐々木は仕掛けることが出来ない。

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そしてトップはいよいよファイナルラップへ突入。

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セカンドポジション争いは、決め手に欠く山中がディスタンスを詰めきれない。

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#2篠塚は8位の加野の後方に迫る。

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最終コーナー立ち上がりで車速を乗せて………

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そのままゴールラインへ。

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文句なしのトップでチェッカーフラッグを受けた。加野GSXR1000はギリギリで周回遅れになるのを回避。

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そして最後まで続いた2位争いは………

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坂垣内が粘走でセカンドポジションをキープ。力強い追い上げをした山中は僅かに及ばず悔しい3位。

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4位争いは生駒が制す。渡邉、佐々木が5位、6位。

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7位争いは最後に八木が引き離してゴールラインへ。

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8位には加野が入る。今回のK-RUN-Aクラスでは、周回遅れが1台も生じないという、高レベル、高圧縮なレースとなった。

IMG_4673

ゴール後、トップ3人が互いの健闘を称え合ってガッチリと握手(後方に山中選手もいる)。この瞬間の感情は、真剣勝負をした者同士にしか分からない。

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マシンをWBに乗り換えたことで苦労している今シーズンだったが、前週筑波参戦がきっかけになったか、昨年のようなぶっちぎり優勝を果たした篠塚。これで今期二勝目となり、ランキングも6位に急上昇した。

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今シーズンも残すところ僅かに三戦となったが、11年度チャンプの復調がポイントランキングの行方を決定するかもしれない。

つづく。

文中敬称略。ご了承下さい。





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