第9回 梨本塾 レポ⑥ K-RUN-GP Dクラス

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Cクラス終了後、台風がすぐそこまで近づき急遽暗雲立ち込めたトミンーモータランドだったが………。

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天気は小康状態のままスタート時刻を迎える。このまま雨が落ちてこないといいのだが、すでにこの時点で50kmほど南側、東京などでは降り始めているようだ。

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フロントローにはグース、DB2、そしてCBR250RとDクラスならではの多彩な顔ぶれが並ぶ。二列目にはCB400SF、そしてRSV4ファクトリーもいる。

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グリーンフラッグとともに、各車一斉にスタート。好スタートを切ったのは………

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ポールから飛び出した安倍グース。そして二列目から好ダッシュを見せた梨本CB400SF、さらに富永DB2、中野RSV4がインサイドを狙う。

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富永、中野の両名が梨本のインを奪う。さらに後方にはスタートでやや出遅れた藤田CBR、伊東RSVミッレ、平沼GSXR1000、そして太田ZX14Rと続く。

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ベストで29秒台もマークしている安倍が序盤からリード。

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後続との差を一気に広げていく。初参加の#68富永もなんとかこれについていきたいところ。

その後方、あらぬ方向を向いてしまっているのは中野RSV4。

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3コーナーブレーキングでリヤタイヤをロックさせてしまい、コースサイドに吸い寄せられていく。

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その隙に再度3番手に浮上した梨本CB、そして藤田CBR。

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さらに伊東ミッレ、平沼GSXR、太田14Rも3コーナーをクリア。中野RSV4は幸い転倒を免れたものの、ここでようやくコース復帰。2番手から最後尾に転落してしまう。

「とてつもなく魅力的であり、同時にとてつもなくハードルの高いのがRSV4」


とは塾長の弁。

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いきなりスパートをかけて後続を大きく引き離して戻ってきた安倍。

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富永も懸命に食らいついて行く。

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3番手梨本までの距離はやや開いている。

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そして5番手争い。#63伊東に仕掛ける#64平沼。

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予選では不本意なタイムだった平沼が………

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決勝では調子を取り戻し、一気にインを奪う。

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これで5番手に浮上。6位に伊東、7位に太田。

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そして8位にはまだタイヤにダート痕の残る中野。

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ディープアングルでグースに鞭を入れる安倍。本来このマシンは今夏なし耐で卒業のはずだったが、ニューマシンが間に合わず急遽「古女房」での参戦となった。長年連れ添った相棒だけに、相性は抜群だ。

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その後方には初参加ながらも走行毎にグイグイとタイムを上げてきた富永DB2。20年ほど前のモデルだが、やはり名機ならではのエンジン、ハンドリングを生かして安倍を追う。このDB2には後のサシ塾にて塾長も試乗し、絶賛した。

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3位争いをするのは#62梨本、そして#65藤田。藤田は梨本塾に初参加となるが、サシ塾、及びGOHOKU TOURにはすでに参加している。若井メットが輝いている。

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5位を快走するのは平沼。

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そして異色の6位争いは、伊東と太田。ミッレと14Rがバトルするシーンは、K-RUN-GPならではの光景ともいえるだろう。

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その2台の後方に中野。

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後ろにいても大きく見えるZX14R。

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実際に下のRSV4と比較すると………

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相当に巨漢であることが分かる。逆にRSV4はコンパクトだ。

「どちらも最高に面白いバイクであり、余裕があれば2台ともガレージに置いておきたいプレミアムマシン。但し、性格はまったく違う。ファクトリーもハードルは高いが、14Rでトミンはもっと厳しいはず。それでも互いに言い訳もなく、一緒に走る勇気が素晴らしい(塾長)」


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さて安倍は集中力を切らすことなく、Dクラスにしては非常に速い30秒台前半でのラップを重ねていく。

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これをなんとか追えているのは富永のみだ。

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そして3位争いは続いている。

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「K-RUN-GP一発目の試練、Dクラスの壁」といわれる梨本亮CB400SFの後方で、なんとか隙を探す藤田。老獪なテクニック、ラインワークに翻弄されずにチャンスを見出せるか。

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1コーナーでブレーキングする平沼GSXRは5位を走行。今年廃車になりかけるという大きな不運に見舞われたが、そこから奇跡の復帰を果たした。このマシンも、塾長がサシ塾で大絶賛したモデルだ。

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さて6位争いは3台による攻防となった。

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ミッレに14Rにファクトリー。これでもかというほどの大物役者が出揃う。

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さらにその後方からはトップの安倍が早くも追いついてきた。

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「タイム差があるので、ブルーフラッグは最小限で」というレースディレクションの判断により、青旗振動は出ていない。Dクラスのレースは、抜く技術を養うにもいい機会なのだ。

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次々に6位争いをパスしていく安倍。

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1400ccに350ccが襲い掛かっていく。

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一気に二台をパスした#46安倍。ロッシナンバーは伊達ではない?

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さらに6位の#63伊東をパッシング。

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その後方では中野RSV4が太田14Rに外から仕掛ける。

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高いコーナリングスピードを生かして………

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1コーナーで7位に浮上。

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さらに先行するミッレの背後へ。

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ほぼ10年の時を経て顔を合わしたアプリリア機の2台。

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1コーナーで、新型が元祖を抜き去っていく。これで中野は6位に浮上した。

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さらに後方では2位の富永が太田14Rに迫っていく。

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ホームストレートで仕掛けていくが………

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しかしZX14Rの怒涛の加速には適わない。さらに初参加のトミンだけあって、どうにもいいタイミングでパッシングできない。

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そのまま一周を消費してしまう。

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再度インから狙っていくが………

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ここでもパッシング出来ず。トップ安倍との差が開いてしまう。

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後方では3位梨本が4位の藤田との差をやや広げてきた。来期板橋シティマラソンエントリーを表明している鉄人72歳の体力は未だ健在。

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その後方で単独5位を快走する平沼。

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7位争いの集団につかまってしまった#68富永。なんとか前に出たいところだが………

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一方、6位争いを制して5位の平沼を追いかけていた中野だったが………

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ここでまたしてものオーバーラン。どうやら腕上がりを起こしているようだ。「ブレーキレバーから指が離れなかった」とはレース後のコメント。

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これで一気に後続とのアドバンテージを失ってしまう。後方から、再度伊東ミッレと太田14Rが近づいてくる………。




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前方で中野がオーバーランしたことで、俄然集中力が高まる#63伊東、そして#67太田。さらにこの2台を早く処理してしまいたい2位の#68富永。

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三度ホームストレートでマシンをインに振り………

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千切れんばかりにアクセルをオープン、ドゥカティエンジンが唸りを上げる。

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1コーナーでギリギリまでブレーキングを遅らせて………

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インを奪取。これで1台をパスした。

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2度のコースオフを喫した中野。平常心に戻れるか。

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太田をパスし、今度は伊東の背後に迫る富永。

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ホームストレートでミッレの内側に並び込んで………

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1コーナーで抜き去った。

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一方#46安倍は、3位を走る梨本までをも周回遅れとしようとしている。

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長年連れ添った愛機にさらに鞭打って、鬼気迫る走りで後続を寄せ付けない。

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その力強い走りは次期モデルでの決意の表れか。

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それとも古女房への最大の敬意か。

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残りは5LAPを切った。

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3位に梨本、4位には藤田。

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単独2位の富永もバックマーカー郡をパスし、ようやく前が開けた状態に。

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6位集団の先頭を走る中野RSV4。レース後半になって、さらに疲労度が増してきたか。

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逆に後半でもタレない伊東ミッレが力強く加速する。同じアプリリアながらその疲労度の大きな違いは、マシン特性によるものが大きそうだ。

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大人と子供ほどのコントラストを見せるのは、太田ZX14Rと安倍グースだ。

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今回から心機一転、アライナカノRX7を被る梨本亮。

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これを追いかける藤田CBR250R。

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さらにその後方で身を伏せる平沼。

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残りは3LAP。

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しかしトップ安倍のペースは緩まない。

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どうにかバックマーカーを処理した富永だったが、安倍との差は開く一方だ。

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6位集団に対して、二度目のパッシングをしていく安倍。僅か20LAPでこのペース差は、圧巻という他ない。

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ついにファイナルラップへと突入。

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最後までアクセルを緩めなかった安倍。文字通り、ぶっちぎりの快走だ。

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初参加ながら健闘した富永だったが、さすがに安倍は遠かったか。

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その安倍が最終コーナーを立ち上がり………

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トップでチェッカーフラッグを受ける。

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そして周回違いだが、7位の伊東、3位の梨本、8位太田がゴール。

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そして4位の藤田。

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5位の平沼。

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2位の富永、そして6位争いを制した中野がゴール。

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レース終了後、談笑するCクラス戦士たち。レーススタート時には天候も危ぶまれたが、終了時にはなんと快晴に。この時点ですでに都内はドシャ降りであるというから、相変わらず天候には恵まれている。

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まさか再度グースを持ち出すことになるとは思わなかったが………きっちりと独走優勝を遂げて愛機とのファイナルランに花を添えた安倍も満面の笑み。

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これでランキング争いも一気に7位へと浮上、3位までは僅かに9ポイント差しかないことから、まだまだ大逆転の可能性は残されている。年間シリーズ表彰も行われる12月のチャンピオンズカップでは、当然ランキングが上なほど様々な特典が受けられるのだ。最終戦はポイントが2倍つくことから、残り二戦二勝で、最大75ポイントの荒稼ぎをすることも可能なのだ。

来月オク耐ではニューマシンでの参加を表明している安倍。今後もう一歩先の領域で大暴れしてくれることを楽しみにしたい。

つづく。

文中敬称略。ご了承下さい。





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