第10回 梨本塾 オク耐 レポ⑤ K-RUN-GP Cクラス


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Bクラスのレースではかなりの土砂降りとなったが、その後小康状態となり、そのままCクラスのレースへと突入。グリッドには2台のSS1000、そして2スト250が並んだ。右からポールの笈川CBR1000RR、池原S1000RR、そして磯山TZRの順である。なお、このCクラスでも予選6番手の松本FZ400Rが諸事情により出走前リタイヤとなった。

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グリーンフラッグとともに、各車一斉にスタート。3番グリッドの磯山がやや遅れる格好。

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1コーナーには池原S1000RRがトップで進入、後方に笈川CBR1000RR、芝井NSR250R、磯山TZR250R、皆藤CBR600F4、平田デイトナ、そして大木Z1000と続く。

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トップ池原がややリードを広げ、さらにその後方では芝井NSRが2番手へ浮上。

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リッターSSから2スト250までが入り乱れてのバトルが始まりそうだ。

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現代のレースベースと、かつてのレーサーレプリカが真っ向勝負。池原と芝井。

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その後方、#27笈川はややペースが上がらず#44磯山にプレッシャーをかけられる。

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その磯山の後方には皆藤、平田、大木と続く。順位は動かず。

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2周目に入っていくトップ集団。

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超ハイパワーながらもトラコン&ABS装着のS1000RRが優位か、それともNSRが勝つか。

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その後方では磯山が笈川のインに割って入り3番手へ浮上。ここから巻き返しを図る。

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4~7番手は団子状態だ。


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#45池原に仕掛けていく芝井だが、そう簡単にはトップを譲ってくれない。

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磯山はこれにいち早く気付いてペースアップ、2台との差を詰めていく。

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やはりペースが上がらない#27笈川。どうやら雨との相性が悪いパットを装着しており、ブレーキがぜんぜん効かなかったようだ。

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ホームストレートから1コーナーにかけて、これを見抜いたかのように皆藤が仕掛ける。

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これで皆藤は4番手に浮上。先々週、タートルマラソンを規定時間内に完走したことが、走りの自信にもつながっているのだろうか、雨中の中で、乗れているのが傍目にもよく分かる。

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一方トップ争いは磯山TZRの猛追で3台に膨れ上がる。

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ホームストレートでは3台が斜めに並んで………

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そのまま1コーナーへとなだれ込んで行く。

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後方からの気配を感じたのだろう、ここで芝井NSRがムーブ。

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S字外側から池原に仕掛け………

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そのまま抜き去った。さらに………

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3番手の磯山もこれに続く。

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帝王コーナー進入で前に出て、2番手へ。一方池原は1コーナーで2つもポジションを落としてしまった。さすがのS1000RRも、雨の中では90年代を代表する2台の2サイクルマシンを前に成す術なしか。

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およそ20年の時を経て対峙するNSRとTZR。

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一方で池原は単独3番手へ。

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4番手に皆藤を挟んでの5位争い。ここで笈川が脱落、平田、大木にパスされて7番手へ。

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2台の2サイクルマシンがグイグイペースを上げてレースを牽引していく。

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完全にマッチレースの様相。池原は二人のペースについていけない。

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NSRとTZR、トミンにおいてマシン性能はほとんど互角だが………

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タイヤは芝井NSRがα12、磯山TZRはディアブロSC1を履いている。

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そのせいか磯山のほうが明らかにペースが速く………

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1コーナーで芝井をパス。

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ついにトップに浮上した。ここまで3台をごぼう抜きにしての快挙だが………

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さらにこの後も磯山の快進撃は止まらない。

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一方3位争い。好調な皆藤がいいペースで追い上げてきた。

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池原の背後に迫り完全にロックオン。

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その後方では2台による5位争いも激しくなってきた。

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デイトナを追い立てるZ1000。

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ビックネイキッドを駆る大木の方がペースはいいようだ。

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「行ける」と判断したのだろう、#28皆藤による執拗なまでのアタックが始まる。

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このヘビーウェットコンディションでは………

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やはりフレンドリーなF4が優位なようだ。

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ここで皆藤が一気に勝負に出る。

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3コーナー進入で開いた池原のインへ………

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ザクリとマシンを捻じ込んだ。

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微妙なタイミングだったが………

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ギリギリ許容範囲内ということでお咎めはなし。

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これで皆藤は3番手まで浮上する。

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このままS1000RRを引き離せるか。




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トップ磯山は2番手芝井を大きく引き離してレース後半戦へ。

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そして激しい雨の中で白熱しているのは5位争い。

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平田デイトナの背後から厳しいプレッシャーを与え続ける大木Z1000。

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そして狙い済ましたように1コーナーブレーキングで………

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インを奪取。これで5番手に浮上した。

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前に出た大木はさらにペースを上げていく。

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その5位争いの後方には早くもトップの磯山が追いついてきた。そしてどうやらスタート時よりも雨が激しくなってきたようだ。

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しかし3位皆藤もペースを緩めていない。

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少しずつ4位の池原を引き離して7位笈川をラップダウン。さらに池原S1000RRの後方には追い上げてきた大木が迫る。

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単独6位の平田に追いつき………

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これをラップダウンしたい磯山。残りは7周だ。

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4位の池原、5位の大木、そして周回数違いの7位笈川、6位の平田、その後方にトップの磯山。トップとのタイム差が大きいためブルーフラッグは提示されておらず、磯山は自力でこれらをパスしなければならない。

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磯山が集団につかまっている間に、2位の芝井が猛追。

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一気にそのディスタンスを詰めてきた。

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ここで磯山がようやく2台をパス。

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2位の#43芝井との間に一台を置くことに成功。

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そしてこの3台による3位争い。

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中でも#48大木Z1000の走りが元気だ。金星なるか。

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ホームストレートから1コーナーにかけて………

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鼻先を見せるように揺さぶりをかけるが………

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ベテラン池原も、そう簡単にはインを割らせてくれない。後方にはトップ磯山が迫る。残りは5周だ。

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ここで4位争いはトップ磯山に追いつかれる。

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ここまで相当数のパッシングをしている磯山だが………

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まったくペースは緩まない。もし遅れればすぐに芝井が追いついてくることを知っている。

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4位争いから若干間を開けて3位を走る#28皆藤も、必死の粘走。

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どうにかして#45池原のインに飛び込みたい#48大木と、早くこの2台をラップダウンしたい磯山。

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もちろんここでもブルーフラッグは出されていない。

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その後方では2位の芝井が6位の平田をラップダウン。前方で集団に行く手を阻まれている磯山を目指す。

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「このまま4位争いのペースに埋もれていたら追いつかれる………」

磯山が痺れを切らしたかのように3コーナーで5位の大木をパス。

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さらに池原の背後に迫るが………

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ストレートでは当前に出れない。

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そこで帝王コーナーからスピードを乗せ………

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3コーナー進入でインに飛び込みラップダウン成功。

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残り周回は僅かだが、磯山はとんでもない偉業を達成する可能性が出てきた。

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果たして単独3位を走る皆藤に追いつくか。

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4位争いの2台には、単独2位の#43芝井が追いついてきた。

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そしてトップの磯山は#28皆藤を完全に捉える。

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これまでと同じように、帝王コーナーから3コーナーで勝負に出て一気に前へ。

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これで偉業は完遂された………。

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2番手の芝井も力走を続けているが、すでに磯山との差は大きく開いている。

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予選3番手からの出走、スタート後の1コーナーでは4位に陥落したが、

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そこからの激しい追い上げで、なんとこのレースに出走している全員をパッシングする、という偉業をやってのけたのだ。また3位以下全員をラップダウンするという容赦なきハイペースも最後まで貫いた。ブルーフラッグが一切出されなった中においての快走といえるだろう。まさに「やりきって」のトップチェッカーである。

唯一の同一周回で単独2位には芝井、以降周回違いで皆藤、池原、大木、平田、笈川の順でゴール。

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雨中のレースの完走を称えあう出走者。皆藤選手は先ほどのパッシングを池原選手に謝罪、社会人ライダーは遺恨を残さない。

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「とてもいいレースでした」

塾長からも労いの言葉をかけられた磯山選手。雨にも負けないガッツあるナイスランである。

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そしてこの後、その頑張りに相応しいものを手に入れることになるとは、このときまだ誰も知らない―。




つづく。

文中敬称略。ご了承下さい。




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