第12回 梨本塾 チャンピオンズカップ レポ⑤ K-RUN-GP Cクラス
飛行機でさえも凍えそうに見える、かすみがうら上空。
そんな寒空の下、本日3つ目のレースとなるK-RUN-GP、Cクラス決勝が始まる。
ここでもまずはゆっくりとフリー走行から開始。ポールシッターは希少種のハスク、SMR449を駆る松野。
数分の完熟走行を経て………
各車グリーンフラッグで一斉にローリングスタートを切る。その背後で11年度チャンプが半袖姿なのは驚異的。
ポールシッターの松野がまずは好スタート。
その後方に高土、富永、大木らが続いていく。
あまりに低い路面温度の中では、特に序盤で小中排気量が有利だ。
これを生かして松野がペースを上げていく。
逆に#48高土CBR600RRは出足でつまずいているようだ。#43富永DB2がハードプッシュ、後方にはZ1000の大木。
さらにその後ろには安倍CB400SF、片岡GSXR250、そして飯尾R6。
前回サシ塾も好調に終えて波に乗る松野。なんとかこれに続きたい#48高土だったが………
その後方イン側から早くも仕掛けてきたのは富永DB2。
1コーナー進入でポジションアップを狙う。
しかしここは高土がうまくブロック。
順位は動かない。
さらにその後方では片岡GSXR250が安倍CB400SFに仕掛けていく。
なんとか安倍がこれを抑えて1コーナーへ。
グイグイレースをひっぱて行く松野SMRに対し………
高土のペースがもうひとつ上がらない。
これに痺れを切らしたかのようにプレッシャーをかける富永DB2。
早い段階で前に出て松野を追いたい。
予選で高土とのタイム差は僅かにコンマ2秒ほどだったが、決勝ではいち早く30秒台に入れて後続をシャットダウン。
一方予選では30秒台をマークしたものの、決勝序盤ではまったくといっていいほどタイムが伸びないミスター絶好調。
ここに毎周のようにしかけていくのは富永DB2だ。
サシ塾ではスペンサーだったが今回はドゥーハンヘルメットで勝利を目指す松野SMR。
高土も少しずつ感触をつかめてきたのか、これ以上差が広がらないように懸命の追走を開始。
それでも各自手探りの状態でのコーナーワーク。
トップと2番手集団との差は1秒弱。
早い段階でハスクバーナを捉えたい。
4番手の大木までが2番手グループだ。
5位争いは400NKと四気筒、45PSの250。
2位集団は30秒に入るかどうかといったペース。
どうやらこの中でもっともペースが早いのは富永だ。
ビックNKを駆る大木も元気だ。
そこからやや離れた安倍。巻き返しなるか。
片岡もこれに喰らい付いていく。
飯尾は若干離れての単独走。ブルーカラーのヤマハが美しい。
レース中盤、高土以降2番手集団のペースが徐々に上がってくる。
ひとつのコーナーごとに、わずか数十センチずつ差を削るような2位集団の追い上げだ。
序盤は快調だった松野のペースもやや止まってしまったようだ。
レースは残り半分、やはりタイヤ温度が上がらないのか?
持ち前のディープアングルで1コーナー進入する松野SMR。
さらに高土もペースアップ。
唯一膝を擦りまくっているのは富永。DB2の素性の良さか。
ここから4台によるトップバトルが展開されるのかと思った、その矢先だった。
3コーナークリップ付近にて、松野がまさかのスリップダウンを喫してしまう………。
次回1月27日(日)第1回梨本塾は【人気の通常】併催。
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思わぬ形でスリップダウンを喫した松野だったが幸い怪我はなく、すぐに起き上がって後続に転倒をアピール。
マシンをエスケープゾーンへと運び込んで事なきを得た。
この転倒により、全体はイエローコーションへ。
一周強ほどの間、黄旗振動によって全車30km/hを義務付けられる。
それぞれのディスタンスはほぼなくなり………
またイチからのスタートとなったのだが………
再スタート後、一気にスキをついてトップに躍り出ようとしたのは2番手にいた富永だった。
若干グリーンフラッグ確認が遅れた高土のインをついて………
1コーナーでトップに浮上。
不意を突かれた高土は2番手へ。
トップに立った富永はそのままペースアップを試みる。
高土も黙ってこれを見過ごすわけには行かないが………
しかし予想以上に富永のペースアップが著しい。
再びトップに立つことができるか。
3番手の大木もしっかりとこれをマーク。
さらに安倍、片岡もこの後方につける。
前がいなくなったことで弾けるようにペースアップする富永DB2。
高土との差を見る見る広げていく。
高土もペースを上げてはいるのだが………
富永はどんどん離れていってしまう。
早くもその差は1.5秒ほどにまで広がった。
逆に後続郡との差は詰まっているようだ。
残りは6周。
ここへ来てペースを上げてきた安倍。3位大木の背後に迫る。
その安倍から離されることなく力走する片岡。
やや間を開けての単独6位に飯尾。
厳しいコンディションを感じさせないDB2。ベストラップからの落差もA~Bクラスより少なそうだ。
懸命に追走する2位集団も、まるで泳ぐようにスムースに走るDB2にはなかなか追いつけない。
その中で、1~5位まで各自がこのレース中ベストラップ近辺で必至の走りを展開。
残りは僅かに4周だ。
周回毎に後続との差を広げていく富永。高い集中力で他を寄せ付けない。
「実力で2ショット写真をもぎ取ります」
お昼休みに行われた梨本塾RQとのチャリティ撮影ではそう力強く応えていた高土だったが………。このままではもぎ取られてしまいそうだ。
その高土をなんとか捉えたい大木Z1000。内なる気合を発するかのようにHIDが煌く。
大木から徐々に離され始めた安倍CB400SF。
その後方、片岡GSXR250。いずれ樽井CBR250RR(ベストラップは27秒台)のよきライバルとなるか。
トップはいよいよファイナルラップへ。1コーナーでは富永がバックマーカーをラップダウン。
高土との差は1秒程度だが………。
しかし富永の手綱は緩まず、これまで鬼門となっている3コーナーをしっかりと回って最後のコーナーへ。
レースリスタート後は、後続に付け入る隙を与えずに、一気にスパート。
これが奏功して、結局そのままゴールラインを駆け抜けた。
2位に高土、3位に大木。
6位に飯尾、4位に安倍。
5位には片岡。
松野、高土、そして大木とほぼ同じようなベストタイムの持ち主とのバトルを制した富永が、参戦3度目にして記念すべき梨本塾初優勝を成し遂げる。
来シーズンはさらに活躍してくれそうだ。おめでとう!
つづく。
文中敬称略。ご了承下さい。
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ひとつのコーナーごとに、わずか数十センチずつ差を削るような2位集団の追い上げだ。
序盤は快調だった松野のペースもやや止まってしまったようだ。
レースは残り半分、やはりタイヤ温度が上がらないのか?
持ち前のディープアングルで1コーナー進入する松野SMR。
さらに高土もペースアップ。
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再びトップに立つことができるか。
3番手の大木もしっかりとこれをマーク。
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残りは6周。
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