2013年度 第1回 梨本塾 レポ⑥ K-RUN-GP Dクラス
年明け一回目となった梨本塾、その最後のレースとなるのはK-RUN-GP、Cクラス。梨本塾の中でももっとも多彩な顔ぶれが出揃う華やかなクラスだ。

ポールシッターはなんとZZR1100、しかもその背後にはCBRやGSXRが連なり、さらにZX14Rもいるという豪華な布陣。各自ウォームナップランを終えて………

グリーンフラッグとともに一斉にローリングスタート。

トップから後ろまでタイム差が大きいため、かなり間を開けた状態でのスタートとなった。

全8台が1コーナーへ突入していく。

普段はBクラス常連の古溝だったが、この日は愛機GSXRがメンテナンス中で間に合わず、急遽ツーリング用のZZRを引っ張り出しての参加。

これに続くのは梨本塾リターン組である高橋CBR600F。かつては頻繁に通う常連ライダーだった。今回からマシンを乗り換えての参戦。

3番手には平沼GSXR1000。先月の死闘は記憶に新しい。

4番手には成長著しい大塚NSR250R。

5番手には平沼とのバトルを演じた太田ZX14R。今回もインパクトは充分。

そして早くも6番手に浮上してきたのは、タイムアタックで転倒を喫しノータイム、最後尾からスタートした斉藤NSR。ここまですでに2台をパス。果たしてどこまで追い上げられるか。

その後ろには初参加の柳沼F800ST、そして信夫S1000RRと続く。

タイヤもすでに硬化したものを履いておりまったくグリップせず。タイムは伸びていないが、上位クラスでのベテランだけに、リズムは安定している。

その後方で少しずつリズムを思い出しながら走る高橋。かつてよりも操作は丁寧になったようだ。

その高橋をなんとかしてパスしたい平沼。

間に大塚を挟んでの5位争い。最後尾から追い上げ中の斉藤NSRが、太田に襲い掛かる。

1コーナーでラインを内側に入れて………

これをパス。前方に見える自身の白い転倒痕もどこ吹く風と、難なく5番手に浮上した。

これで3つポジションを上げたことになる。

F800STという梨本塾にとっては希少種でK-RUNを楽しむ初参加の柳沼。

塾長でさえ「もっとも手ごわいSSマシンのひとつ」と言わしめるS1000RRは信夫。

BMW同士のランデブーだ。

さらに翌周、今度はNSR同士の4位争い。

ここでも大塚のインを難なく割って見せた斉藤が一気にパス。ついに4位まで上がってきたが………

その直後の帝王コーナー進入。

好事魔多し。勢いあまったか、それともギヤ抜けしたか、とにかくコースオフ。

足を出して必死に体制を整えて………

なんとかコース復帰。

大塚の前でコースに戻った。

ここまで勢いよく追い上げていたものの、やや釘を刺される格好。

しかしどうやら集中力に陰りは見られないようだ。

前方平沼をロックオン、さらにスパートをかけていく。

その頃トップグループはバックマーカーに迫る。

しかし古溝がはリズムよくパスできず、つかまる形に。

その後ろから3位の平沼、そして驚異的な追い上げを見せる斉藤が近づいてくる。

帝王コーナーで前に出た古溝と高橋。

そのすぐ後ろに8位の信夫、そして3位争いの2台。

バックマーカーはパスしたものの、2番手高橋にガッチリとマークされるトップの古溝。

そしてその後方では非常に熱い3位争いが始まったが………

ここでもバックマーカーをどう攻略するかが重要なテーマとなりそうだ。

帝王コーナーでは順位は動かなかったが………

3コーナー進入で斉藤が一気に勝負に出て………

なんとワンコーナーで2台をごぼう抜き。

これでいよいよ3番手に浮上。

さらに上を追いかける。

トップ2はランデブー、さらに前方にはバックマーカーが。

レースは中盤を迎え、いよいよ残りは約半分となった。
いよいよ今週末!!
13年度第2回梨本塾、週末2月24日(日)開催。
【只今直前受付対応中】
現在直前受付対応中!!参加ご希望の方は、まずはお電話下さい!
090-8814-6973 梨本塾事務局(10:00~20:00)
電話で参加可否確認→「OK」→下記フォームよりお申し込み。
お申し込みは>>コチラから。

柳沼F800STの背後に迫るトップ集団。

Dクラスならではの景観。多様さこそこのクラスの最大の魅力。

定石どおり1コーナーで古溝がインへ。

2番手の高橋もこれに続く格好。柳沼も冷静にラインを譲り渡す。

さらにそこから1秒ほど後方には3番手の斉藤が迫ってきた。

その後ろでは平沼が1コーナー進入で………

バックマーカーをパス。ここから前方の斉藤を追いかけたいところ。

ついにトップ集団を射程圏内に捉えた#43斉藤。

しかしトップ2は恐らくその存在に気付いていない。

帝王コーナーでは完全にワングループに。

そして早くも3コーナーで仕掛ける。

しかしここでは前に出ることは出来ない。

さらにバックマーカーをパスしながらバトルは続く。

ペース的には33秒台とそれほど速くない。

その中でイニシアチブを握るのは誰か。

これまでと同じように前走高橋に襲い掛かる斉藤だったが………

当然高橋も警戒感を高めており、そう簡単にはインを開けてくれそうにない。

大幅にラインを動かして揺さぶりをかける。

しかし高橋も負けじと外から被せていく。

まだまだチャンスはありそうだが………

それを生かすことが出来るか。

残りは6周。

そして古溝の前にはまたしてもバックマーカーが出現。これもDクラスの宿命である。

しかしどうやら今回は信夫S1000RRがこれに気付いて早々にレコードラインを受け渡す。

これによってトップグループはスムースに前に出ることが出来た。

こう着状態が続く中で………

ついに斉藤が決死のアタックに出た。

ホームストレートで最大限にブレーキングを遅らせて………

1コーナーでインを奪取。2番手に浮上した。これで6つポジションを上げたことになる。

残すはひとつだ。

まるでこのシーンと被って見える構図。どれだけシリアスな場面でも、バイクに乗っている限り前方視界だけは確保したい。

果たしてこのまま古溝がベテランの妙技で逃げ切るのか。

それとも斉藤の最後尾から全車抜き優勝なるのか。

ラップタイム的なアドバンテージは完全に斉藤NSRが握っているが………

ラインワークやレース運びに関しては古溝が主導権を握っている。

寝かせられないマシンで無理せずに要所を締めて走る古溝ZZR。

斉藤NSRを従えたまま、いよいよ最終ラップへ突入。

帝王コーナーでもしっかりとインを締め、付け入る隙を与えない。

3コーナーも然り。これで勝負あったか。

なんとかチャンスを見出そうとアウトから仕掛けた斉藤だったが………。

万事休す。

しかし最終コーナーでは3台ものバックマーカーと重なる格好。

これはもしかすると………!?

しかしここぞとばかりに古溝がZZRのアドバンテージを発揮。

一気に加速してチェッカーへ。間に周回違いで5位の大塚が入り、激しい追い上げを見せた斉藤は惜しくも2位でゴール。

4位には平沼。ゴールラインでは今回特別講師の芹沢太麻樹選手が見守っている。

そして6位太田、7位には初参加の柳沼が入った。
なお同じく初参加で健闘していた信夫S1000RRだが、レース終盤ステップトラブルが生じてしまい悔しいリタイヤとなった。但しこの後トミンでも積極的に走行を重ねているようで、ウワサでは1日300LAP以上の猛稽古を積んでいるという。2月塾もすでにエントリー済みのようなので、楽しみにしたい。

レース終了後、ホッと一息といった表情のDクラスメンバー。膝が擦れなくてもサーキットが初体験でも楽しめるクラス。

2クラスダウンという不名誉な状況ながらも、しっかりと優勝で締めた古溝ZZR。

今シーズンは筑波のレースにも積極的に参加するようだ。これを手土産にぜひとも筑波サーキットのお立ち台を期待したい。
つづく。
文中敬称略。ご了承下さい。
この記事の中に掲載されている写真の未圧縮原板(~5MB程度まで)を廉価販売しております。
3カット1セットで1000円~より。
ご希望の方は「掲載ページURL」「掲載写真のURL(分からない場合は掲載位置などでご指定ください)」と「ゼッケン番号 お名前」を添付して>> std_spd@hotmail.com までお問い合わせ下さい。
どちらもメールタイトルには「第○回梨本塾写真希望」と明記してください。
※ 写真によっては対応できないことがありますのでご了承下さい。
また、本記事に掲載されている写真は梨本塾参加者の方に限りブログなどでの二次使用可能とします。
その際は必ず以下梨本塾クレジットをお願いいたします。
写真提供:梨本塾 http://kei74moto.client.jp/
なお、写真点数に関わらず、記事の前後いずれかに挿入してくださればOKです。
カメラ: 梨本塾オフィシャル & 影兄
過去レポートも全部見れます>>公式レポートオールインデックス
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1080フルHDド迫力映像満載!>>K-RUN-MOVIE
ウワサのニューマシンインプレッション>>Test the Bike.
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グリーンフラッグとともに一斉にローリングスタート。

トップから後ろまでタイム差が大きいため、かなり間を開けた状態でのスタートとなった。

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普段はBクラス常連の古溝だったが、この日は愛機GSXRがメンテナンス中で間に合わず、急遽ツーリング用のZZRを引っ張り出しての参加。

これに続くのは梨本塾リターン組である高橋CBR600F。かつては頻繁に通う常連ライダーだった。今回からマシンを乗り換えての参戦。

3番手には平沼GSXR1000。先月の死闘は記憶に新しい。

4番手には成長著しい大塚NSR250R。

5番手には平沼とのバトルを演じた太田ZX14R。今回もインパクトは充分。

そして早くも6番手に浮上してきたのは、タイムアタックで転倒を喫しノータイム、最後尾からスタートした斉藤NSR。ここまですでに2台をパス。果たしてどこまで追い上げられるか。

その後ろには初参加の柳沼F800ST、そして信夫S1000RRと続く。

タイヤもすでに硬化したものを履いておりまったくグリップせず。タイムは伸びていないが、上位クラスでのベテランだけに、リズムは安定している。

その後方で少しずつリズムを思い出しながら走る高橋。かつてよりも操作は丁寧になったようだ。

その高橋をなんとかしてパスしたい平沼。

間に大塚を挟んでの5位争い。最後尾から追い上げ中の斉藤NSRが、太田に襲い掛かる。

1コーナーでラインを内側に入れて………

これをパス。前方に見える自身の白い転倒痕もどこ吹く風と、難なく5番手に浮上した。

これで3つポジションを上げたことになる。

F800STという梨本塾にとっては希少種でK-RUNを楽しむ初参加の柳沼。

塾長でさえ「もっとも手ごわいSSマシンのひとつ」と言わしめるS1000RRは信夫。

BMW同士のランデブーだ。

さらに翌周、今度はNSR同士の4位争い。

ここでも大塚のインを難なく割って見せた斉藤が一気にパス。ついに4位まで上がってきたが………

その直後の帝王コーナー進入。

好事魔多し。勢いあまったか、それともギヤ抜けしたか、とにかくコースオフ。

足を出して必死に体制を整えて………

なんとかコース復帰。

大塚の前でコースに戻った。

ここまで勢いよく追い上げていたものの、やや釘を刺される格好。

しかしどうやら集中力に陰りは見られないようだ。

前方平沼をロックオン、さらにスパートをかけていく。

その頃トップグループはバックマーカーに迫る。

しかし古溝がはリズムよくパスできず、つかまる形に。

その後ろから3位の平沼、そして驚異的な追い上げを見せる斉藤が近づいてくる。

帝王コーナーで前に出た古溝と高橋。

そのすぐ後ろに8位の信夫、そして3位争いの2台。

バックマーカーはパスしたものの、2番手高橋にガッチリとマークされるトップの古溝。

そしてその後方では非常に熱い3位争いが始まったが………

ここでもバックマーカーをどう攻略するかが重要なテーマとなりそうだ。

帝王コーナーでは順位は動かなかったが………

3コーナー進入で斉藤が一気に勝負に出て………

なんとワンコーナーで2台をごぼう抜き。

これでいよいよ3番手に浮上。

さらに上を追いかける。

トップ2はランデブー、さらに前方にはバックマーカーが。

レースは中盤を迎え、いよいよ残りは約半分となった。
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柳沼F800STの背後に迫るトップ集団。

Dクラスならではの景観。多様さこそこのクラスの最大の魅力。

定石どおり1コーナーで古溝がインへ。

2番手の高橋もこれに続く格好。柳沼も冷静にラインを譲り渡す。

さらにそこから1秒ほど後方には3番手の斉藤が迫ってきた。

その後ろでは平沼が1コーナー進入で………

バックマーカーをパス。ここから前方の斉藤を追いかけたいところ。

ついにトップ集団を射程圏内に捉えた#43斉藤。

しかしトップ2は恐らくその存在に気付いていない。

帝王コーナーでは完全にワングループに。

そして早くも3コーナーで仕掛ける。

しかしここでは前に出ることは出来ない。

さらにバックマーカーをパスしながらバトルは続く。

ペース的には33秒台とそれほど速くない。

その中でイニシアチブを握るのは誰か。

これまでと同じように前走高橋に襲い掛かる斉藤だったが………

当然高橋も警戒感を高めており、そう簡単にはインを開けてくれそうにない。

大幅にラインを動かして揺さぶりをかける。

しかし高橋も負けじと外から被せていく。

まだまだチャンスはありそうだが………

それを生かすことが出来るか。

残りは6周。

そして古溝の前にはまたしてもバックマーカーが出現。これもDクラスの宿命である。

しかしどうやら今回は信夫S1000RRがこれに気付いて早々にレコードラインを受け渡す。

これによってトップグループはスムースに前に出ることが出来た。

こう着状態が続く中で………

ついに斉藤が決死のアタックに出た。

ホームストレートで最大限にブレーキングを遅らせて………

1コーナーでインを奪取。2番手に浮上した。これで6つポジションを上げたことになる。

残すはひとつだ。

まるでこのシーンと被って見える構図。どれだけシリアスな場面でも、バイクに乗っている限り前方視界だけは確保したい。

果たしてこのまま古溝がベテランの妙技で逃げ切るのか。

それとも斉藤の最後尾から全車抜き優勝なるのか。

ラップタイム的なアドバンテージは完全に斉藤NSRが握っているが………

ラインワークやレース運びに関しては古溝が主導権を握っている。

寝かせられないマシンで無理せずに要所を締めて走る古溝ZZR。

斉藤NSRを従えたまま、いよいよ最終ラップへ突入。

帝王コーナーでもしっかりとインを締め、付け入る隙を与えない。

3コーナーも然り。これで勝負あったか。

なんとかチャンスを見出そうとアウトから仕掛けた斉藤だったが………。

万事休す。

しかし最終コーナーでは3台ものバックマーカーと重なる格好。

これはもしかすると………!?

しかしここぞとばかりに古溝がZZRのアドバンテージを発揮。

一気に加速してチェッカーへ。間に周回違いで5位の大塚が入り、激しい追い上げを見せた斉藤は惜しくも2位でゴール。

4位には平沼。ゴールラインでは今回特別講師の芹沢太麻樹選手が見守っている。

そして6位太田、7位には初参加の柳沼が入った。
なお同じく初参加で健闘していた信夫S1000RRだが、レース終盤ステップトラブルが生じてしまい悔しいリタイヤとなった。但しこの後トミンでも積極的に走行を重ねているようで、ウワサでは1日300LAP以上の猛稽古を積んでいるという。2月塾もすでにエントリー済みのようなので、楽しみにしたい。

レース終了後、ホッと一息といった表情のDクラスメンバー。膝が擦れなくてもサーキットが初体験でも楽しめるクラス。

2クラスダウンという不名誉な状況ながらも、しっかりと優勝で締めた古溝ZZR。

今シーズンは筑波のレースにも積極的に参加するようだ。これを手土産にぜひとも筑波サーキットのお立ち台を期待したい。
つづく。
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※ 写真によっては対応できないことがありますのでご了承下さい。
また、本記事に掲載されている写真は梨本塾参加者の方に限りブログなどでの二次使用可能とします。
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