2013年度 第2回 梨本塾 レポ③ K-RUN-GP Aクラス
強風に悩まされることになった2月梨本塾だが、ここまで転倒件数は非常に少なく、厳しい環境ながらもクリーンな走行が続いている。
タイムアタックが終わり、ひとつめのレースはK-RUN-GP、Aクラス決勝。

低気温を考慮して1月同様、今回もローリングスタート方式が採用された。

5分間程度のフリー走行を行った後で………

予選順位を保った隊列のまま………

レースがスタート。

早くも600cc以上のトップ5、そしてすべて250という6~8位集団とに分かれる格好だ。

常勝男篠塚を先頭にトップ集団は帝王コーナーへ。

篠塚の背後には#2坂垣内、そしてデイトナを駆る生駒と続く。

その後方には渡辺GSXR1000、さらに榎本CBR600RR、人見スパーダ。

さらにその後方には樽井CBR250RR、そして磯山TZR250R。

まるで先導役とでもいうように、篠塚が安定したペースでファーストラップを終える。

なんとかこれについていきたいトップ集団。

排気量のハンディを克服できるか、人見スパーダ。

樽井CBR250RR、磯山TZR250R。

翌週に筑波選手権への出場が控えており、二週続けてのイベントとなる篠塚。今回は調整色が強いようだが、それでもトップを快走。

路面には花粉や黄砂などが降り積もっており、けしてグリップレベルは高くない。

また日差しは強いものの、外気温も6℃台と低め、さらに強風も止んでいない。

そのためトップ集団ですら27秒台での走行となる。

トップの篠塚がそれほど大きくペース変更していないため、後続も流れるようなリズムを保っている。

一定の間隔をキープしたまま3周目へ。

徐々に人見以下250ccの集団が遅れ始める。

樽井、磯山もなんとかこれについていきたいところ。

無理のないペースメイクでお手本のような走りを披露する篠塚。

ここのところその篠塚の後方につく機会の多い坂垣内。なんとか「師匠」の背後に迫りたい。

ベテラン生駒もしっかりと追従。練習量は多くないが、それでもトップグループにいるのは凄い。

リヤタイヤサイズを190から200サイズへとワンランクアップした渡辺だったが………

すぐ背後には榎本が好調な迫っている。

千切れんばかりにガスオンする人見スパーダ。

驚異的なバンク角でコーナリングスピードを稼ぎ出す樽井。

前の二人を倒すことが出来れば、さらに飛躍できそうな磯山。250cc同士の熱い戦いも続く。

ピッタリと貼りついた4位争い。

渡辺はやはりタイヤ温度が上がらない様子で、ペースが作れない。榎本がその隙を突こうとしている。

こちらも非常に深いリーンアングル。人見スパーダ。

樽井の背後に迫る磯山。

3位生駒、4位渡辺、そして5位榎本。

このまま三つ巴のバトルとなりそうだ。

トップ3の同一アングル3コーナーエントリー。篠塚CBR600RRレースベース。

坂垣内CBR600RR+ABS。

そして生駒デイトナ。三者三様だが、やはりグリップレベルは低そうだ。

真綿を締めるように篠塚が僅かずつペースを上げていく。

その分だけ確実に後方との差が開いていく。

なんとかそこについていきたいトップ集団だったが………

周回ごとにディスタンスは広がっていく。

その中で7位争いが激化。

クオーター、4サイクルと2サイクルの雄それぞれが激しく火花を散らす。

端的なエンジン出力では当然TZRが上だが、トミンではCBRが勝る部分もあるのかもしれない。樽井の巧みな操作によって、20年以上前のマシンが雄たけびを上げる。
次回3月31日(日)第3回梨本塾は【人気の通常】開催。
現在早春早割実施中。~3/11まで。
ほとんどの方が優遇価格で参加できます!
初参加の方や久しぶりの方、サシ塾参加の方
さらにレディースも 割引設定アリ!
すでに続々エントリー集結中!
あ、あの人も参加するのかッ!?
定員締め切りにご注意を!
詳細チェック、お申し込みは
いますぐ>>コチラから。

レース中盤には27秒前半にまでタイムを引き上げた篠塚。

それについていくことができない坂垣内。

生駒もその坂垣内から徐々に離れ始めた。

篠塚に無理している様子は一切見受けられないが、それでも懸命に走る坂垣内を引き離していく。

最終コーナーエントリー、生駒デイトナ。

同ポイント、渡辺GSXR1000。

同じく榎本CBR600RR。ここでもブレーキングや体の使い方、そしてラインワークがそれぞれ異なっている。

レースも半分を過ぎて、すでにこのK-RUNではなく翌週のTC600を見ているように感じられる篠塚のライディング。

「梨塾の若手連中よ、頑張れ!」
どこからともなく怒号にも似たそんな声が聞こえた。トップ3はアラフォー世代である。

3位の生駒はどうにか視界に坂垣内を捉えている。

一方白熱してきたのは4位争いだ。

渡辺の背後についてチャンスを窺う榎本。

渡辺のタイムは28秒台と、実力からすればまったく上がってきていない。これに対して榎本は27秒台をマーク、ピタリと背後につけている。

そしてついに1コーナーで勝負。

しかし渡辺もインを堅守。ここでは順位は変わらない。

レース終盤には8位磯山の背後に篠塚が迫ってきた。

残りは2周。果たして磯山は逃げ切れるか。

そして4位争いも最後の戦いへ。

ホームストレートで車速を乗せた榎本が満を持して1コーナーでアタック。

完全にインに入ったように見えたが………

しかしアウト側から渡辺も懸命にブロック、榎本を阻止する。

残りはあと1周と半分だ。

一方でトップの篠塚は最終ラップへ突入。

後続もこれに続く。

最後まで続いた4位争いは………

どうやら渡辺が榎本の気配に気付いたか。ブレーキングポイントをよりディープにして隙を与えない。

懸命に走る7位の磯山。篠塚も気を使って、ややペースコントロールしているように見える。

この7位争いがまず最終コーナーを立ち上がり………

その後方からトップ篠塚が余裕を持って現れる。

20周の間、一度も脅かされることなくチェッカーへ。昨年度チャンプ山中が不在の中で、早くも今期二勝目を挙げてみせた。

2位には坂垣内、3位に生駒。

そして最後まで続いた4位争いは、渡辺が前でゴール。榎本は悔しい5位となる。6位に人見、7位に樽井、8位に磯山が入った。

ゴール後、互いを称えあうトップ3。

貫禄さえ漂うその後姿に惜しみない拍手が送られる。

ゴール後、塾長とも談笑。

このあとはいよいよ今年初めてとなる筑波のレース。ここでもこの笑顔をぜひ見せて欲しい。
>>クラブ梨本塾レーシング、2013筑波選手権第1戦参戦レポート ※3/9(土)に記事掲載予定です。
つづく。
文中敬称略。ご了承下さい。
この記事の中に掲載されている写真の未圧縮原板(~5MB程度まで)を廉価販売しております。
3カット1セットで1000円~より。
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また、本記事に掲載されている写真は梨本塾参加者の方に限りブログなどでの二次使用可能とします。
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なお、写真点数に関わらず、記事の前後いずれかに挿入してくださればOKです。
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強風に悩まされることになった2月梨本塾だが、ここまで転倒件数は非常に少なく、厳しい環境ながらもクリーンな走行が続いている。
タイムアタックが終わり、ひとつめのレースはK-RUN-GP、Aクラス決勝。

低気温を考慮して1月同様、今回もローリングスタート方式が採用された。

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レースがスタート。

早くも600cc以上のトップ5、そしてすべて250という6~8位集団とに分かれる格好だ。

常勝男篠塚を先頭にトップ集団は帝王コーナーへ。

篠塚の背後には#2坂垣内、そしてデイトナを駆る生駒と続く。

その後方には渡辺GSXR1000、さらに榎本CBR600RR、人見スパーダ。

さらにその後方には樽井CBR250RR、そして磯山TZR250R。

まるで先導役とでもいうように、篠塚が安定したペースでファーストラップを終える。

なんとかこれについていきたいトップ集団。

排気量のハンディを克服できるか、人見スパーダ。

樽井CBR250RR、磯山TZR250R。

翌週に筑波選手権への出場が控えており、二週続けてのイベントとなる篠塚。今回は調整色が強いようだが、それでもトップを快走。

路面には花粉や黄砂などが降り積もっており、けしてグリップレベルは高くない。

また日差しは強いものの、外気温も6℃台と低め、さらに強風も止んでいない。

そのためトップ集団ですら27秒台での走行となる。

トップの篠塚がそれほど大きくペース変更していないため、後続も流れるようなリズムを保っている。

一定の間隔をキープしたまま3周目へ。

徐々に人見以下250ccの集団が遅れ始める。

樽井、磯山もなんとかこれについていきたいところ。

無理のないペースメイクでお手本のような走りを披露する篠塚。

ここのところその篠塚の後方につく機会の多い坂垣内。なんとか「師匠」の背後に迫りたい。

ベテラン生駒もしっかりと追従。練習量は多くないが、それでもトップグループにいるのは凄い。

リヤタイヤサイズを190から200サイズへとワンランクアップした渡辺だったが………

すぐ背後には榎本が好調な迫っている。

千切れんばかりにガスオンする人見スパーダ。

驚異的なバンク角でコーナリングスピードを稼ぎ出す樽井。

前の二人を倒すことが出来れば、さらに飛躍できそうな磯山。250cc同士の熱い戦いも続く。

ピッタリと貼りついた4位争い。

渡辺はやはりタイヤ温度が上がらない様子で、ペースが作れない。榎本がその隙を突こうとしている。

こちらも非常に深いリーンアングル。人見スパーダ。

樽井の背後に迫る磯山。

3位生駒、4位渡辺、そして5位榎本。

このまま三つ巴のバトルとなりそうだ。

トップ3の同一アングル3コーナーエントリー。篠塚CBR600RRレースベース。

坂垣内CBR600RR+ABS。

そして生駒デイトナ。三者三様だが、やはりグリップレベルは低そうだ。

真綿を締めるように篠塚が僅かずつペースを上げていく。

その分だけ確実に後方との差が開いていく。

なんとかそこについていきたいトップ集団だったが………

周回ごとにディスタンスは広がっていく。

その中で7位争いが激化。

クオーター、4サイクルと2サイクルの雄それぞれが激しく火花を散らす。

端的なエンジン出力では当然TZRが上だが、トミンではCBRが勝る部分もあるのかもしれない。樽井の巧みな操作によって、20年以上前のマシンが雄たけびを上げる。
次回3月31日(日)第3回梨本塾は【人気の通常】開催。
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篠塚に無理している様子は一切見受けられないが、それでも懸命に走る坂垣内を引き離していく。

最終コーナーエントリー、生駒デイトナ。

同ポイント、渡辺GSXR1000。

同じく榎本CBR600RR。ここでもブレーキングや体の使い方、そしてラインワークがそれぞれ異なっている。

レースも半分を過ぎて、すでにこのK-RUNではなく翌週のTC600を見ているように感じられる篠塚のライディング。

「梨塾の若手連中よ、頑張れ!」
どこからともなく怒号にも似たそんな声が聞こえた。トップ3はアラフォー世代である。

3位の生駒はどうにか視界に坂垣内を捉えている。

一方白熱してきたのは4位争いだ。

渡辺の背後についてチャンスを窺う榎本。

渡辺のタイムは28秒台と、実力からすればまったく上がってきていない。これに対して榎本は27秒台をマーク、ピタリと背後につけている。

そしてついに1コーナーで勝負。

しかし渡辺もインを堅守。ここでは順位は変わらない。

レース終盤には8位磯山の背後に篠塚が迫ってきた。

残りは2周。果たして磯山は逃げ切れるか。

そして4位争いも最後の戦いへ。

ホームストレートで車速を乗せた榎本が満を持して1コーナーでアタック。

完全にインに入ったように見えたが………

しかしアウト側から渡辺も懸命にブロック、榎本を阻止する。

残りはあと1周と半分だ。

一方でトップの篠塚は最終ラップへ突入。

後続もこれに続く。

最後まで続いた4位争いは………

どうやら渡辺が榎本の気配に気付いたか。ブレーキングポイントをよりディープにして隙を与えない。

懸命に走る7位の磯山。篠塚も気を使って、ややペースコントロールしているように見える。

この7位争いがまず最終コーナーを立ち上がり………

その後方からトップ篠塚が余裕を持って現れる。

20周の間、一度も脅かされることなくチェッカーへ。昨年度チャンプ山中が不在の中で、早くも今期二勝目を挙げてみせた。

2位には坂垣内、3位に生駒。

そして最後まで続いた4位争いは、渡辺が前でゴール。榎本は悔しい5位となる。6位に人見、7位に樽井、8位に磯山が入った。

ゴール後、互いを称えあうトップ3。

貫禄さえ漂うその後姿に惜しみない拍手が送られる。

ゴール後、塾長とも談笑。

このあとはいよいよ今年初めてとなる筑波のレース。ここでもこの笑顔をぜひ見せて欲しい。
>>クラブ梨本塾レーシング、2013筑波選手権第1戦参戦レポート ※3/9(土)に記事掲載予定です。
つづく。
文中敬称略。ご了承下さい。
この記事の中に掲載されている写真の未圧縮原板(~5MB程度まで)を廉価販売しております。
3カット1セットで1000円~より。
ご希望の方は「掲載ページURL」「掲載写真のURL(分からない場合は掲載位置などでご指定ください)」と「ゼッケン番号 お名前」を添付して>> std_spd@hotmail.com までお問い合わせ下さい。
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