2013年度 第2回 梨本塾 レポ④ K-RUN-GP Bクラス

続いて今回タイムアタックではもっとも混戦となったBクラス、決勝。
ポールからボーダーまでは僅かにコンマ7秒ほどしかない。

その中でトップグリッドから好スタートを切ったのは富永DB2、これを筆頭に照屋GSXR750、中村デイトナ、斉藤NSR250R、皆藤CBR600F4らが1コーナーになだれ込んでいく。

先月はいわくつきのレースとなったBクラスだが…

今回は誰が勝利をものにするか。

3番手の中村、4番手の斉藤、そして5番手の皆藤。

6番手には初参加となる中村RGVーγ、さらに松野SMR449、高土CBR600RRと続く。予選タイムは僅差だったが、この序盤のダッシュがどれくらい効くかで一気に差がつきそうだ。

スタートダッシュを決めた#25富永だったが………

先月勝者の照屋もすぐ背後に迫る。ベストタイムでは照屋が勝っているが………。

そこから少し間を開けて中村デイトナ。

インフィールドではアドバンテージがありそうな富永。

しかし最終コーナー立ち上がりから1コーナーにかけては………

照屋に分がありそうだ。

3位中村の後方にも斉藤、皆藤がしっかりとくっついてきている。

6位集団後方では高土のペースがやや上がってきたか。

深いリーンアングルが特徴的な富永。これに対し照屋はセオリー通りの走りで追従。

事前にスポーツ走行に来て人見選手にラインを伝授してもらったという中村も好調そうだ。今月はなんとか雪辱を晴らしたいところ。

ここのところ絶好調といえる斉藤NSRだが、その背後に迫るのも、板橋シティマラソンに初エントリーしている絶好調皆藤。年齢を感じさせない走り。

初代88年型γで初参加の中村も奮闘。

その背後にはハスクとCBRが迫っている。

お尻に触れんばかりのハードプッシュを開始した照屋。

4位争いも同様に接近戦へ。

7位争いでは高土が仕掛け始めたようだ。

トップ3は間隔を保ったまま周回を重ねる。

4番手の斉藤も好ペースを維持。

そこから皆藤がやや遅れだしたか。

前方NSRをなんとか捉えたいVガンマ。

レースも中盤に入り、より一層照屋のプッシュが激しくなってきたところだったが………。

ここでまさかのハイサイド。


梨本塾でももっともハイサイド率の高い3コーナー立ち上がりでのことだった。
マシンから体が放り出されそうになるものの、必死に立て直してなんとか事なきを得た。本人はもちろんのこと、見ている側も肝を冷やした一瞬である。

これによりトップとの差がまた開いてしまう。

後方のアクシデントなどどこ吹く風とばかりに好走する富永DB2。このままリードを保てるか。

このトップ3になんとかして追いつきたい斉藤だったが………

日ごろのランニングの成果だろうか、皆藤が後半に入ってペースアップ。

そして再度斉藤を視野に入れロックオン。

さらにその後方、7位争いは接近戦が続いている。

そしてついに高土が動いた。

ストレートから1コーナーへのブレーキングで仕掛けて一気に前に………

………出られない。
松野が柔軟な戦略で若者を押さえ込む。

一方トップ争いは、再びガスオンした#21照屋、さらには3位の中村までもが#25富永に追いつき始めた。

富永のペースが上がっていないのか?それとも後方2台のペースが上がっているのだろうか。

とにかくレースは振り出しに戻ったようだ。

一列縦隊になって1コーナーへと駆け込んでいくトップ3。レースはいよいよ後半戦に突入する。
次回3月31日(日)第3回梨本塾は【人気の通常】開催。
現在早春早割②実施中。~本日23:59まで。
定員締切りにもご注意を!!
ほとんどの方が優遇価格で参加できます!
初参加の方や久しぶりの方、サシ塾参加の方
さらにレディースも 割引設定アリ!
すでに続々エントリー集結中!
詳細チェック、お申し込みは
いますぐ>>コチラから。

周回ごとにディスタンスを詰めてきた2位グループだったが………

なんとその勢いのまま、一気に3コーナーで富永DB2をパッシング、照屋が突然トップに躍り出た。

どうやらここへ来て富永の調子が崩れ始めたようだ。

先月優勝時は「タナボタで」と謙遜した#21照屋だが、今回は実力でトップを奪って見せた。

残りは7周。さらに3番手の中村デイトナが富永に襲い掛かっていく。

4位争いも激しく継続中。

首位に立った照屋がペースアップ。

コーナーごとに後続との差を広げていく。

なんとかこれについていきたい富永、そして中村。

単独6番手を走るのは中村ガンマ。

そしてついに動いた7位争い。ここまで何度か仕掛けていた高土が………

やはり1コーナーでシッチ松野のインを割って見せたのだ。これで高土が7位に浮上。

そして2位争いでは………

どうにもペースが上がらなくなってしまった富永のインを………

中村が無理やりこじ開ける。

まさにギリギリの攻防だったが………

これで中村が2番手へ。

「すいません!」
当人もやや強引過ぎたと感じたのだろう、左手を挙げて富永に挨拶を送る。

意図せず、しかし先月とはまったく逆の構図だ。

残りは4周。

その後方、4位争いをしている斉藤、皆藤も好ペースを維持。

トップ照屋は危なげない走りで快走。

これを追う中村。

マシントラブルでも出たのだろうか、それまでの元気さが感じられない富永。

そしてついに斉藤、皆藤の4位争いの両名が、この富永を視野に入れた。

周回ごとにペースアップしている斉藤。

皆藤もしっかりこれを追従。

さらにその後方では6位争いが始まりそうだが………

レースは僅かに残り2周だ。

しかし高土がラストチャンスにかけて猛然とフルアタック開始。

一方照屋は序盤にハイサイドを喰らった3コーナーから丁寧に脱出。

いよいよファイナルラップに突入していく。

そしてついに3位争いは、テール to ノーズへ。

3台縦列で1コーナーに突入していく。

帝王コーナーでアウト側から激しく攻め立てる斉藤NSR。

そしてなんとその勢いのまま………

3コーナーで富永をパッシング。

なんと最終ラップに3位に浮上して見せたのだ。

トップ照屋は最終コーナーエントリー。

これを無難にクリアして、今回は完全に実力でトップチェッカー。

さらに先月の雪辱を晴らした中村が2番手でゴール。

フルスロットルで3位入賞したのは斉藤NSR。

そして最後のホームストレートまでもつれ込んだ4位争いでは、辛うじて富永が前でチェッカーを受けたが………

フルスロットルだった皆藤は止まり切れずに………(この時点でリヤロック中)

そのまま得意の1コーナー土手へ。悪夢のゴール後「おもちさん散る」再来かと思われたが………。

そしてこちらも最終ストレートまでもつれ込んだ5位争い。

中村ガンマがなんとか逃げ切ってチェッカーを受ける。高土は序盤のスピードがもう少し上がっていれば、さらに上位進出できただろう。
その先で土手登りに興じているおもちさんは、どうやら大丈夫だったようだ。

松野SMRは7位でゴール。

若干恥ずかしげにコースに戻る皆藤選手。
「ゴール後のオーバーランコースアウトなど、言語道断です」
この後みっちり塾長から絞られたのは言うまでもない。

上位入賞者の中でカメラに気付いているのは斉藤選手のみ。みんな疲労困憊か。

しっかりと最後まで「レースして」勝利を収めた照屋GSXR750。

この厳冬期に、普段のスポーツ走行ではベストラップは28秒0近辺まで上げてきているようだ。春先からどう進化するのか、とても楽しみなライダーだ。

暖かい時期にきっかけさえつかめば、近い将来確実にAクラス入りしてくるだろう。今後の成長に期待したい。
つづく。
文中敬称略。ご了承下さい。
この記事の中に掲載されている写真の未圧縮原板(~5MB程度まで)を廉価販売しております。
3カット1セットで1000円~より。
ご希望の方は「掲載ページURL」「掲載写真のURL(分からない場合は掲載位置などでご指定ください)」と「ゼッケン番号 お名前」を添付して>> std_spd@hotmail.com までお問い合わせ下さい。
どちらもメールタイトルには「第○回梨本塾写真希望」と明記してください。
※ 写真によっては対応できないことがありますのでご了承下さい。
また、本記事に掲載されている写真は梨本塾参加者の方に限りブログなどでの二次使用可能とします。
その際は必ず以下梨本塾クレジットをお願いいたします。
写真提供:梨本塾 http://kei74moto.client.jp/
なお、写真点数に関わらず、記事の前後いずれかに挿入してくださればOKです。
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続いて今回タイムアタックではもっとも混戦となったBクラス、決勝。
ポールからボーダーまでは僅かにコンマ7秒ほどしかない。

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先月勝者の照屋もすぐ背後に迫る。ベストタイムでは照屋が勝っているが………。

そこから少し間を開けて中村デイトナ。

インフィールドではアドバンテージがありそうな富永。

しかし最終コーナー立ち上がりから1コーナーにかけては………

照屋に分がありそうだ。

3位中村の後方にも斉藤、皆藤がしっかりとくっついてきている。

6位集団後方では高土のペースがやや上がってきたか。

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ここのところ絶好調といえる斉藤NSRだが、その背後に迫るのも、板橋シティマラソンに初エントリーしている絶好調皆藤。年齢を感じさせない走り。

初代88年型γで初参加の中村も奮闘。

その背後にはハスクとCBRが迫っている。

お尻に触れんばかりのハードプッシュを開始した照屋。

4位争いも同様に接近戦へ。

7位争いでは高土が仕掛け始めたようだ。

トップ3は間隔を保ったまま周回を重ねる。

4番手の斉藤も好ペースを維持。

そこから皆藤がやや遅れだしたか。

前方NSRをなんとか捉えたいVガンマ。

レースも中盤に入り、より一層照屋のプッシュが激しくなってきたところだったが………。

ここでまさかのハイサイド。


梨本塾でももっともハイサイド率の高い3コーナー立ち上がりでのことだった。
マシンから体が放り出されそうになるものの、必死に立て直してなんとか事なきを得た。本人はもちろんのこと、見ている側も肝を冷やした一瞬である。

これによりトップとの差がまた開いてしまう。

後方のアクシデントなどどこ吹く風とばかりに好走する富永DB2。このままリードを保てるか。

このトップ3になんとかして追いつきたい斉藤だったが………

日ごろのランニングの成果だろうか、皆藤が後半に入ってペースアップ。

そして再度斉藤を視野に入れロックオン。

さらにその後方、7位争いは接近戦が続いている。

そしてついに高土が動いた。

ストレートから1コーナーへのブレーキングで仕掛けて一気に前に………

………出られない。
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一方トップ争いは、再びガスオンした#21照屋、さらには3位の中村までもが#25富永に追いつき始めた。

富永のペースが上がっていないのか?それとも後方2台のペースが上がっているのだろうか。

とにかくレースは振り出しに戻ったようだ。

一列縦隊になって1コーナーへと駆け込んでいくトップ3。レースはいよいよ後半戦に突入する。
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先月優勝時は「タナボタで」と謙遜した#21照屋だが、今回は実力でトップを奪って見せた。

残りは7周。さらに3番手の中村デイトナが富永に襲い掛かっていく。

4位争いも激しく継続中。

首位に立った照屋がペースアップ。

コーナーごとに後続との差を広げていく。

なんとかこれについていきたい富永、そして中村。

単独6番手を走るのは中村ガンマ。

そしてついに動いた7位争い。ここまで何度か仕掛けていた高土が………

やはり1コーナーでシッチ松野のインを割って見せたのだ。これで高土が7位に浮上。

そして2位争いでは………

どうにもペースが上がらなくなってしまった富永のインを………

中村が無理やりこじ開ける。

まさにギリギリの攻防だったが………

これで中村が2番手へ。

「すいません!」
当人もやや強引過ぎたと感じたのだろう、左手を挙げて富永に挨拶を送る。

意図せず、しかし先月とはまったく逆の構図だ。

残りは4周。

その後方、4位争いをしている斉藤、皆藤も好ペースを維持。

トップ照屋は危なげない走りで快走。

これを追う中村。

マシントラブルでも出たのだろうか、それまでの元気さが感じられない富永。

そしてついに斉藤、皆藤の4位争いの両名が、この富永を視野に入れた。

周回ごとにペースアップしている斉藤。

皆藤もしっかりこれを追従。

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いよいよファイナルラップに突入していく。

そしてついに3位争いは、テール to ノーズへ。

3台縦列で1コーナーに突入していく。

帝王コーナーでアウト側から激しく攻め立てる斉藤NSR。

そしてなんとその勢いのまま………

3コーナーで富永をパッシング。

なんと最終ラップに3位に浮上して見せたのだ。

トップ照屋は最終コーナーエントリー。

これを無難にクリアして、今回は完全に実力でトップチェッカー。

さらに先月の雪辱を晴らした中村が2番手でゴール。

フルスロットルで3位入賞したのは斉藤NSR。

そして最後のホームストレートまでもつれ込んだ4位争いでは、辛うじて富永が前でチェッカーを受けたが………

フルスロットルだった皆藤は止まり切れずに………(この時点でリヤロック中)

そのまま得意の1コーナー土手へ。悪夢のゴール後「おもちさん散る」再来かと思われたが………。

そしてこちらも最終ストレートまでもつれ込んだ5位争い。

中村ガンマがなんとか逃げ切ってチェッカーを受ける。高土は序盤のスピードがもう少し上がっていれば、さらに上位進出できただろう。
その先で土手登りに興じているおもちさんは、どうやら大丈夫だったようだ。

松野SMRは7位でゴール。

若干恥ずかしげにコースに戻る皆藤選手。
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上位入賞者の中でカメラに気付いているのは斉藤選手のみ。みんな疲労困憊か。

しっかりと最後まで「レースして」勝利を収めた照屋GSXR750。

この厳冬期に、普段のスポーツ走行ではベストラップは28秒0近辺まで上げてきているようだ。春先からどう進化するのか、とても楽しみなライダーだ。

暖かい時期にきっかけさえつかめば、近い将来確実にAクラス入りしてくるだろう。今後の成長に期待したい。
つづく。
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