2013年度 第2回 梨本塾 レポ⑤ K-RUN-GP Cクラス
続いて3番目のレースとなる、Cクラス決勝。

こちらも5分程度のフリー走行から………

ローリングスタート。

予選順位を保ったまま各車一斉に1コーナーへ。1~5位まで、そして6~8位までに分かれる格好。

トップを走るのは今回初参加となる#45猪野CBR1000RR。

その後方に#46渡辺CBR250R、同じくCBRの#48加藤、片岡GSXR250、そして#44はハスクのSM510を駆る郡司。この5台のベストタイム差は1秒程度だ。

先頭2台が自走参加ということもあり慎重な出足。

5番手までが一丸となって二周目へ突入。

初参加ながらも堂々とした走りでトップを快走する#45猪野。

ストレートでのアドバンテージを生かして、最終コーナーから1コーナーにかけて後続を引き離す。

しかし後方の#46渡辺も黙ってはいない。

また今回CBR250Rで参加している加藤もすぐ背後にいる。

4~5番手にはそれぞれ希少車といえるマシンが続く。#41は片岡GSXR250、#44は郡司SM510だ。

そこからやや間を開けて大塚NSR250R。いよいよCクラス中堅にまで急成長してきた。

さらに久しぶりの参加となった山田CBR600RR、梨本亮CB400SFと続く。

レプソルカラーの07年型CBR1000RRを駆る猪野。かつて梨本塾レーシングでも愛用されたモデルだが、二本出しマフラーからは同爆的な排気音が奏でられており、独特の雰囲気をかもし出す。

その背後を脅かすのもCBR。

しかしこちらは250の2台。

さらにその後方にも250、そして510。

こちらはCBRvsCBだ。

インフィールドでは250の軽快さを生かしてトップに肉薄する#46渡辺。

#48加藤もしっかりとこれをマークしている。
ちなみにこの2月梨本塾終了後、塾長が雑誌企画でCBR250R、及びNINJA250(新型)のテストをここトミンで行った際には、それぞれタイヤ、ファイナルレシオまで含めて完全なるフルストックでベストラップが29秒1、そして29秒3というものだったようだ。CBRはファイナルはほぼOK、NINJAはややロング気味なので要調整、という感触だったという。
トミンにおけるノーマルタイヤとの相性では新型NINJAよりもCBRが勝っており、操作感や楽しさといった面でもCBRに分があったようだ。

さらにその背後に続く名機GSXR250、そしてSM510。

1000cc vs 250ccという対決も、K-RUNならではといえるだろう、筑波ではこうはいかない。

パドックでは白装束の猛者たちが監督するかのように仁王立ちでレースの行方を見守る。

コーナーはゆっくり、ストレートは早く―。
そんな余裕さえ感じられる猪野CBR1000RR。

初めての梨本塾、そしてトップ走行でも気負いは感じられない。

しかし梨本塾の先輩としては、そう簡単に初参加初優勝を認めるわけにはいかない。渡辺も250では未だ未勝利。なんとか逆転したいところ。

さらにその後方加藤も、前回のモンスターからダウンサイジング、ここトミンに適切なサイズともいえるCBR250Rでの参加、渡辺を追う。

最新250ccに負けないパフォーマンスを放つのはGSXR250。時代を反映したスタイリングが眩しい。

今回の梨本塾にはハスクから3台の刺客が登場!?そのうちの一人でもある郡司は5番手を走行。

レース中盤からペースをつかみ始めた大塚は単独6位。

そして7番手争いでは一瞬の隙を突いて梨本が前へ。

久しぶりの山田はどうにもペースが作れないようで8位に陥落。

1コーナー進入時、各車定点バックショット。





ライディングフォームはもちろんのことラインワークもみんな異なる。

レースは中盤から後半へ。

意図せず出来上がったこのクラスのマシン編成も関係あるのだろうが、リッターSSを駆る猪野のプレッシャーとなるようなシーンは、ここまで一度もない。

一度でもいいからどこかで鼻先を突っ込むと状況は一変するのだが………。

残りは8周。ここで猪野がバックマーカーの背後を捉える。
次回3月31日(日)第3回梨本塾は【人気の通常】開催。
現在早春早割実施中。~3/18まで。
ほとんどの方が優遇価格で参加できます!
初参加の方や久しぶりの方、サシ塾参加の方
さらにレディースも 割引設定アリ!
すでに続々エントリー集結中!
あ、あの人も参加するのかッ!?
定員締め切りにご注意を!
詳細チェック、お申し込みは
いますぐ>>コチラから。

K-RUN初出走の猪野は、果たしてうまくバックマーカーを処理できるのか―。
これはこのレースで勝つための必須条件だが………。後方ではこれぞチャンスとばかりに、渡辺がすぐ背後に迫る。

しかし周囲の心配をよそに、猪野はストレートであっさりとバックマーカーをパス。

そのまま首位で1コーナーへ。

逆にここでつまづいたのは渡辺だった。

帝王コーナーでもインを奪えず。

猪野との差が開いてしまう。

さらに猪野はここで梨本をパス、間に二台を入れることに成功。

このままではノーチャンスと渡辺もガスオン。

なんとか山田をパスして前を追う。後ろには一度は離れた加藤が追いついてきた。

隙のない走りで周回を重ねる猪野。

後手後手に回ってしまっている感がぬぐえない#46渡辺。ヤマハではなくドゥカティ時代のゼッケン象徴か。

なんとか梨本をパスして残り5周。ややトップは離れてしまった。

来月の板橋シティマラソンに初エントリーした梨本亮(72)。これまでジョギングやマラソンとは無縁の人生だったが「塾生に触発されて」の一大決心。すでに21kmを3時間程度で走破したらしい。無尽蔵なスタミナでレースも後半戦に強い。

たった一人で自走初参加、その上でクラストップを走る姿というのは非常に格好いい。

それでもマシン操作にラフな感じはなく、走りには焦りもない。周囲に冷静さを印象付けることとなった猪野。

付け入る隙のない新人を相手に、とにかくワイドオープンの渡辺。マシングラフィックのようにゴールドチェッカーとなるか。

さらにその後方加藤も身を伏せてガスオン。

4位の#41片岡は7位争い集団に追いついた。

これを1コーナーで処理。

さらに前を追う。

翌周には#44郡司もこの集団に追いつく。

そしてトップの猪野は最終ラップへ。

結局一度もトップを譲ることなくここまで走り続けた。

この最終盤に6位を走る大塚の………

すぐ背後にまで肉薄する力走。

緩みのない走りで最終コーナーへ。

7位集団と5位の郡司もファイナルラップへ突入。

その頃猪野は最終コーナーを立ち上がり………

2位の渡辺を置き去りにして………

トップチェッカー。

2位に渡辺。

3位に加藤。

4位に片岡。

そして5位には郡司。

その後方、7位、8位に梨本、山田。

最後まで耐えて周回遅れとならなかった大塚が6位でゴール。

初優勝を称えられる#45猪野。

若い世代としては、久しぶりに見る完全勝利。

これには塾長も「ナイスラン」と頬を緩める。

若者、そして自走リッターSS乗りと今では稀有な存在。だからこそ初参加初勝利には意味がある。
今期梨本塾の台風の目となるか。おめでとう!
つづく。
文中敬称略。ご了承下さい。
この記事の中に掲載されている写真の未圧縮原板(~5MB程度まで)を廉価販売しております。
3カット1セットで1000円~より。
ご希望の方は「掲載ページURL」「掲載写真のURL(分からない場合は掲載位置などでご指定ください)」と「ゼッケン番号 お名前」を添付して>> std_spd@hotmail.com までお問い合わせ下さい。
どちらもメールタイトルには「第○回梨本塾写真希望」と明記してください。
※ 写真によっては対応できないことがありますのでご了承下さい。
また、本記事に掲載されている写真は梨本塾参加者の方に限りブログなどでの二次使用可能とします。
その際は必ず以下梨本塾クレジットをお願いいたします。
写真提供:梨本塾 http://kei74moto.client.jp/
なお、写真点数に関わらず、記事の前後いずれかに挿入してくださればOKです。
カメラ: 梨本塾オフィシャル & 影兄
過去レポートも全部見れます>>公式レポートオールインデックス
過去リザルトも全部見れます>>公式リザルトオールインデックス
1080フルHDド迫力映像満載!>>K-RUN-MOVIE
ウワサのニューマシンインプレッション>>Test the Bike.
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続いて3番目のレースとなる、Cクラス決勝。

こちらも5分程度のフリー走行から………

ローリングスタート。

予選順位を保ったまま各車一斉に1コーナーへ。1~5位まで、そして6~8位までに分かれる格好。

トップを走るのは今回初参加となる#45猪野CBR1000RR。

その後方に#46渡辺CBR250R、同じくCBRの#48加藤、片岡GSXR250、そして#44はハスクのSM510を駆る郡司。この5台のベストタイム差は1秒程度だ。

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5番手までが一丸となって二周目へ突入。

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また今回CBR250Rで参加している加藤もすぐ背後にいる。

4~5番手にはそれぞれ希少車といえるマシンが続く。#41は片岡GSXR250、#44は郡司SM510だ。

そこからやや間を開けて大塚NSR250R。いよいよCクラス中堅にまで急成長してきた。

さらに久しぶりの参加となった山田CBR600RR、梨本亮CB400SFと続く。

レプソルカラーの07年型CBR1000RRを駆る猪野。かつて梨本塾レーシングでも愛用されたモデルだが、二本出しマフラーからは同爆的な排気音が奏でられており、独特の雰囲気をかもし出す。

その背後を脅かすのもCBR。

しかしこちらは250の2台。

さらにその後方にも250、そして510。

こちらはCBRvsCBだ。

インフィールドでは250の軽快さを生かしてトップに肉薄する#46渡辺。

#48加藤もしっかりとこれをマークしている。
ちなみにこの2月梨本塾終了後、塾長が雑誌企画でCBR250R、及びNINJA250(新型)のテストをここトミンで行った際には、それぞれタイヤ、ファイナルレシオまで含めて完全なるフルストックでベストラップが29秒1、そして29秒3というものだったようだ。CBRはファイナルはほぼOK、NINJAはややロング気味なので要調整、という感触だったという。
トミンにおけるノーマルタイヤとの相性では新型NINJAよりもCBRが勝っており、操作感や楽しさといった面でもCBRに分があったようだ。

さらにその背後に続く名機GSXR250、そしてSM510。

1000cc vs 250ccという対決も、K-RUNならではといえるだろう、筑波ではこうはいかない。

パドックでは白装束の猛者たちが監督するかのように仁王立ちでレースの行方を見守る。

コーナーはゆっくり、ストレートは早く―。
そんな余裕さえ感じられる猪野CBR1000RR。

初めての梨本塾、そしてトップ走行でも気負いは感じられない。

しかし梨本塾の先輩としては、そう簡単に初参加初優勝を認めるわけにはいかない。渡辺も250では未だ未勝利。なんとか逆転したいところ。

さらにその後方加藤も、前回のモンスターからダウンサイジング、ここトミンに適切なサイズともいえるCBR250Rでの参加、渡辺を追う。

最新250ccに負けないパフォーマンスを放つのはGSXR250。時代を反映したスタイリングが眩しい。

今回の梨本塾にはハスクから3台の刺客が登場!?そのうちの一人でもある郡司は5番手を走行。

レース中盤からペースをつかみ始めた大塚は単独6位。

そして7番手争いでは一瞬の隙を突いて梨本が前へ。

久しぶりの山田はどうにもペースが作れないようで8位に陥落。

1コーナー進入時、各車定点バックショット。





ライディングフォームはもちろんのことラインワークもみんな異なる。

レースは中盤から後半へ。

意図せず出来上がったこのクラスのマシン編成も関係あるのだろうが、リッターSSを駆る猪野のプレッシャーとなるようなシーンは、ここまで一度もない。

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そのまま首位で1コーナーへ。

逆にここでつまづいたのは渡辺だった。

帝王コーナーでもインを奪えず。

猪野との差が開いてしまう。

さらに猪野はここで梨本をパス、間に二台を入れることに成功。

このままではノーチャンスと渡辺もガスオン。

なんとか山田をパスして前を追う。後ろには一度は離れた加藤が追いついてきた。

隙のない走りで周回を重ねる猪野。

後手後手に回ってしまっている感がぬぐえない#46渡辺。ヤマハではなくドゥカティ時代のゼッケン象徴か。

なんとか梨本をパスして残り5周。ややトップは離れてしまった。

来月の板橋シティマラソンに初エントリーした梨本亮(72)。これまでジョギングやマラソンとは無縁の人生だったが「塾生に触発されて」の一大決心。すでに21kmを3時間程度で走破したらしい。無尽蔵なスタミナでレースも後半戦に強い。

たった一人で自走初参加、その上でクラストップを走る姿というのは非常に格好いい。

それでもマシン操作にラフな感じはなく、走りには焦りもない。周囲に冷静さを印象付けることとなった猪野。

付け入る隙のない新人を相手に、とにかくワイドオープンの渡辺。マシングラフィックのようにゴールドチェッカーとなるか。

さらにその後方加藤も身を伏せてガスオン。

4位の#41片岡は7位争い集団に追いついた。

これを1コーナーで処理。

さらに前を追う。

翌周には#44郡司もこの集団に追いつく。

そしてトップの猪野は最終ラップへ。

結局一度もトップを譲ることなくここまで走り続けた。

この最終盤に6位を走る大塚の………

すぐ背後にまで肉薄する力走。

緩みのない走りで最終コーナーへ。

7位集団と5位の郡司もファイナルラップへ突入。

その頃猪野は最終コーナーを立ち上がり………

2位の渡辺を置き去りにして………

トップチェッカー。

2位に渡辺。

3位に加藤。

4位に片岡。

そして5位には郡司。

その後方、7位、8位に梨本、山田。

最後まで耐えて周回遅れとならなかった大塚が6位でゴール。

初優勝を称えられる#45猪野。

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次回3月31日(日)第3回梨本塾は【人気の通常】開催。
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