2013年度 第2回 梨本塾 レポ⑥ K-RUN-GP Dクラス
※ 今回はDクラスのみボーナスバージョンで画像はフルMAXサイズになります。クリックで超拡大ぜひお楽しみ下さい。

本日いよいよ最後となるCクラス、決勝。ポールからスタートするのは西村CBR600RR。

グリーンフラッグとともに、各車一斉にスタート。

帝王コーナーに真っ先に飛び込んだのは西村。

次いでS1000RRを駆る信夫。

その後方には復帰組の高橋CBR600F、そしてハスクSM450Rを駆る初参加の磯野。

#62には平沼GSXR1000、さらに初参加の中村R1と続く。この後方にもやはり初参加のシヴァ750、吉村。

先ほどまでよりも多くの観客がパドックに集って西村を鼓舞する。それには理由があった………。

というのも西村は2008年から梨本塾に通い続け、今年で都合6年目を迎えることになるが、なんとこれまで未勝利、未だに一勝もしていないのである。当初はビューエル、次いでCB400SF、そしてこのCBR600RRへと乗り継ぎを行い、CB400SFでのベストは30秒台にまで到達した。
ベストラップが31秒以上の人でも、CクラスやDクラスで勝利することはよくあるため、単純にスピードの問題ではなく「ツキがない」だけなのだ。昨年も「今回こそ初勝利か」という絶好のチャンスが何度かあったのだが、そのことごとくで悔しい思いをしてきた。
今回は本来の実力からすれば「格下」のDクラス、しかもそのポールからスタートとなれば勝利以外ありえない、というのが大方の見解だった。だからこそ大応援団が見守っているのである。

さてその西村初優勝を脅かすのは、信夫S1000、高橋CBRーF、そして磯野SM450R。

この4名によるバトルが………

あまりに劇的な結果をもたらすことになるとは、このときまだ誰も知らない。

快調にトップをキープする西村CBR。この時点では気負いも感じられずスムースなライディングだが………。

その後方ではやや焦りが生じたか、2番手の信夫がブレーキングミスであわやコースアウト。しかしギリギリで耐えて1コーナー外側を綱渡り。

その内側から、高橋、磯野がすかさずパッシング。これでともに2、3番手に浮上。

信夫のミスをついて2番手に躍り出た高橋。

#66磯野も3番手へ。ちなみにタイムアタックにおけるトップ4のうち、この磯野以外は全員32秒台をマーク、そこから1秒5程度遅れた34秒台が磯野のタイムだったわけだが、決勝では一気にジャンプアップしている。

澱みのない走りで好走する西村CBR。背後には様々な刺客が蠢いているが、しかし背中を後押しする応援団もいる。

これを高橋が懸命に追う。

一人異色のライン取りで疾走するハスク磯野。

オーバーランでのミスを取り戻せるか、信夫S1000RR。

その後方にもリッターSSが続く。こちらはGSXR1000、平沼。

そしてR1、中村。

希少種シヴァ750、吉村。

さて一度は4位に落ち込んだ信夫だったがその後猛プッシュを開始、磯野にプレッシャーをかけまくる。

それを感じたのか今度は帝王コーナー進入で、磯野がまさかのオーバーラン。たまらずダートに飛び出す。

しかしそこはモタードバイク、なんとか体勢を立て直してコースに復帰、しかし順位は四番手へ陥落。

この一連のオーバーランにより、トップ2との3,4位の間にはディスタンスが生じた。まさに西村にとっては最高の展開だが………。

高橋CBRーFはしっかりと西村を追従。

なんとか遅れを取り戻したい信夫。

最小限の被害でリカバリーを見せた磯野。

快調ではあるものの、初勝利に向けてはやや物足りなさも感じられる西村だったが………

それでもこのペースを保てば優勝できるのではないかと誰もが思っていた、その矢先だった。

またしても悪夢が西村を襲う。

帝王コーナー進入での、ギヤ抜けだった。挙動そのものは大きなものではなかったが、ややパニック状態に陥ってしまったのだろう、止まることが出来ずにラインブレイク。
この間に当然高橋はその内側をすり抜けていく。

まだ慣れないマシンということも影響したのだろうか、リカバリーに時間を要した西村は、後ろから来た信夫にもインを奪われてしまう。

一瞬のミスで、一気に3位まで転落。

「こんなことがあっていいのか………」
6年越しの初優勝という夢から、絶望という現実を叩きつけられた西村だったが………。

しかしどうやら今回も「笑っている」ようである。なるほど苦労人はそう簡単にへこたれない。

一方、前が開けたことで一気にペースアップする高橋。

高橋自身も以前梨本塾に通う常連だったが、怪我とともに離脱。先月数年ぶりとなる復帰から、最大の目的は「安全にうまくなること」である。

その高橋の後方には信夫。2回目の参加だ。

今シーズンはマシンチェンジに板橋シティマラソンエントリーを行い、いつになくアクティブな3番手の西村。なんとか遅れを取り戻したいところだが………。

その後方にはミスから驚異的なペースで追い上げる磯野が迫ってきていた。

また平沼GSXRと、

中村R1の差も詰まっている。

ブラック&ホワイトのコントラストが美しいシヴァ。トミンでは初見である。
次回3月31日(日)第3回梨本塾は【人気の通常】開催。
現在早春最終早割③実施中。~本日23:59まで。
定員締切りにもご注意を!!
ほとんどの方が優遇価格で参加できます!
初参加の方や久しぶりの方、サシ塾参加の方
さらにレディースも 割引設定アリ!
すでに続々エントリー集結中!
詳細チェック、お申し込みは
いますぐ>>コチラから。

そのシヴァに追いついたトップ高橋。

難なくバックマーカー処理をし、レース後半に入っていく。

2番手の信夫はやや離されたものの力走を継続。

西村は少々気が抜けてしまった感があるが………

背後からは肉食獣のように獰猛なハスクが迫っている。

どうやらそのことにまだ気付いていないようだ。

モタードスタイルで疾走する磯野SM450R。完全に獲物を追う体勢。

西日を浴びながら緩みない走りでゴールを目指す高橋。

これを追うS1000RR、信夫。

そして3番手の西村は吉村をバックーマーカー処理するが………

すぐ背後には磯野が迫る。

1コーナーではテール to ノーズへ。

その勢いのまま………

一気に襲い掛かる。

千載一遇のチャンスは見逃さない。

しかし西村も帝王コーナー入り口ではインをキープ。

なんとか猛攻に堪えた。

しかし一度喰らいついたらけして離さないとばかりに………

今度はアウトから仕掛ける。

これは若干強引過ぎたか。順位は動かない。

一方トップの高橋は、#62平沼、そして#68中村の5位争いの背後へ。

その後方では2位争いが3台に膨らみそうだ。西村もお尻に火がついたか、ここへ来てタイムアップ。

残りは僅かに3周。

まずは信夫が立ち上がり………

その背後から12年型CBR600RR欧州フルパワー仕様とSM450Rが加速バトル。

そしてなんと外側からCBRを捲り上げて見せた。

しかし1コーナーでは西村のラインをふさぐ格好になり、パドックの観客からは悲鳴が上がる。

あわや接触という場面だったが、お互いになんとか回避。

これで西村はまさかの3ポジションダウン、4位へ。一方前に出た磯野はさらに前方の信夫にも襲い掛かる。

一方トップの#61高橋はまず一台のバックマーカーをパス。

そして平沼ともつれるように1コーナーへ。

さらに2位争いが過熱。

西村をパスして勢いに乗る磯野が………

今度はそのまま信夫にけしかけて行く。

ここでもあわや接触という場面だったが………

身の軽いモタードがマシンを振ってこれを回避。

残りは2周だ。

なかなかバックマーカー処理できずにいるトップの高橋。ここまでブルーフラッグは振られていない。これは
「タイム差がある場合、危険性がない限りサービスフラッグは提示しない(塾長)」
との判断からだそうだ。

磯野に追い詰められる格好の信夫だが、なんとか耐えられるか。奇しくもオーバーランをした3人が2位を争う展開だ。

さて5位争いとトップが最終コーナーを立ち上がり………

レースはついにファイナルラップへ突入。

さらに注目されたのはもつれ込んだ2位争い。

ここでも磯野がアウトから仕掛けて………

加速競争を挑む。

1コーナーブレーキングを遅らせたものの………

ラインを塞がれた格好の信夫は止まり切れず、2台は絡む格好に。

それを察知した磯野もインスペースを空けてコーナーを回る。

しかし開いたそのインサイドに信夫は飛び込めず、磯野が頭ひとつリード。

ここで差し返そうとするが、適わず。

さらにトップ争いは未だ5位争いの渦中にあった。

最後まで平沼が「同一周回」に拘って抜かれることなく最終ラップへ。
そして高橋はその後ろでそのままチェッカー。

6位には中村R1。

そしてファイナルラップに2位へと上がったのは初参加の磯野SM-R。まさに怒涛の追い上げを展開した。

信夫、西村は非常に悔しい3位、4位。

7位でゴールしたのはやはり初参加の吉村。

そしてトップの高橋に抜かれずにポジションをキープした平沼は、同一周回の5位でゴール。

上位クラスの観客たちに称えられる高橋。彼もまた苦労人だけに、この勝利は格別のものだろう。

復帰して僅かに2戦目の勝利。今後さらに勝ち星を延ばしてくれることに期待したい。

あまりに明快なコントラスト。しかし選手権ではない梨本塾では、もちろん敗者にも優しき仲間たちがたくさんいる。
「今日は無事なだけでいいじゃないですか」
またしても未勝利に終わったゴール後の西村を、皆がそう称えたのだ。

これで全クラスのK-RUN-GPが終了。
超強風に低温、さらに黄砂、花粉にPM2.5となんでもござれの2月梨本塾となったが、奇跡的なことに転倒件数は非常に少なく、午前午後を通して2件のみ。参加者全員が無傷で終われたことが、今後何よりのスキルアップに繋がるだろう。
2月としては異例なほど多くの参加者が集ったが、初参加組も含めて、今年は非常に楽しみな展開となりそうだ。
つづく。
文中敬称略。ご了承下さい。
この記事の中に掲載されている写真の未圧縮原板(~5MB程度まで)を廉価販売しております。
3カット1セットで1000円~より。
ご希望の方は「掲載ページURL」「掲載写真のURL(分からない場合は掲載位置などでご指定ください)」と「ゼッケン番号 お名前」を添付して>> std_spd@hotmail.com までお問い合わせ下さい。
どちらもメールタイトルには「第○回梨本塾写真希望」と明記してください。
※ 写真によっては対応できないことがありますのでご了承下さい。
また、本記事に掲載されている写真は梨本塾参加者の方に限りブログなどでの二次使用可能とします。
その際は必ず以下梨本塾クレジットをお願いいたします。
写真提供:梨本塾 http://kei74moto.client.jp/
なお、写真点数に関わらず、記事の前後いずれかに挿入してくださればOKです。
カメラ: 梨本塾オフィシャル & 影兄
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ウワサのニューマシンインプレッション>>Test the Bike.
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本日いよいよ最後となるCクラス、決勝。ポールからスタートするのは西村CBR600RR。

グリーンフラッグとともに、各車一斉にスタート。

帝王コーナーに真っ先に飛び込んだのは西村。

次いでS1000RRを駆る信夫。

その後方には復帰組の高橋CBR600F、そしてハスクSM450Rを駆る初参加の磯野。

#62には平沼GSXR1000、さらに初参加の中村R1と続く。この後方にもやはり初参加のシヴァ750、吉村。

先ほどまでよりも多くの観客がパドックに集って西村を鼓舞する。それには理由があった………。

というのも西村は2008年から梨本塾に通い続け、今年で都合6年目を迎えることになるが、なんとこれまで未勝利、未だに一勝もしていないのである。当初はビューエル、次いでCB400SF、そしてこのCBR600RRへと乗り継ぎを行い、CB400SFでのベストは30秒台にまで到達した。
ベストラップが31秒以上の人でも、CクラスやDクラスで勝利することはよくあるため、単純にスピードの問題ではなく「ツキがない」だけなのだ。昨年も「今回こそ初勝利か」という絶好のチャンスが何度かあったのだが、そのことごとくで悔しい思いをしてきた。
今回は本来の実力からすれば「格下」のDクラス、しかもそのポールからスタートとなれば勝利以外ありえない、というのが大方の見解だった。だからこそ大応援団が見守っているのである。

さてその西村初優勝を脅かすのは、信夫S1000、高橋CBRーF、そして磯野SM450R。

この4名によるバトルが………

あまりに劇的な結果をもたらすことになるとは、このときまだ誰も知らない。

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その後方ではやや焦りが生じたか、2番手の信夫がブレーキングミスであわやコースアウト。しかしギリギリで耐えて1コーナー外側を綱渡り。

その内側から、高橋、磯野がすかさずパッシング。これでともに2、3番手に浮上。

信夫のミスをついて2番手に躍り出た高橋。

#66磯野も3番手へ。ちなみにタイムアタックにおけるトップ4のうち、この磯野以外は全員32秒台をマーク、そこから1秒5程度遅れた34秒台が磯野のタイムだったわけだが、決勝では一気にジャンプアップしている。

澱みのない走りで好走する西村CBR。背後には様々な刺客が蠢いているが、しかし背中を後押しする応援団もいる。

これを高橋が懸命に追う。

一人異色のライン取りで疾走するハスク磯野。

オーバーランでのミスを取り戻せるか、信夫S1000RR。

その後方にもリッターSSが続く。こちらはGSXR1000、平沼。

そしてR1、中村。

希少種シヴァ750、吉村。

さて一度は4位に落ち込んだ信夫だったがその後猛プッシュを開始、磯野にプレッシャーをかけまくる。

それを感じたのか今度は帝王コーナー進入で、磯野がまさかのオーバーラン。たまらずダートに飛び出す。

しかしそこはモタードバイク、なんとか体勢を立て直してコースに復帰、しかし順位は四番手へ陥落。

この一連のオーバーランにより、トップ2との3,4位の間にはディスタンスが生じた。まさに西村にとっては最高の展開だが………。

高橋CBRーFはしっかりと西村を追従。

なんとか遅れを取り戻したい信夫。

最小限の被害でリカバリーを見せた磯野。

快調ではあるものの、初勝利に向けてはやや物足りなさも感じられる西村だったが………

それでもこのペースを保てば優勝できるのではないかと誰もが思っていた、その矢先だった。

またしても悪夢が西村を襲う。

帝王コーナー進入での、ギヤ抜けだった。挙動そのものは大きなものではなかったが、ややパニック状態に陥ってしまったのだろう、止まることが出来ずにラインブレイク。
この間に当然高橋はその内側をすり抜けていく。

まだ慣れないマシンということも影響したのだろうか、リカバリーに時間を要した西村は、後ろから来た信夫にもインを奪われてしまう。

一瞬のミスで、一気に3位まで転落。

「こんなことがあっていいのか………」
6年越しの初優勝という夢から、絶望という現実を叩きつけられた西村だったが………。

しかしどうやら今回も「笑っている」ようである。なるほど苦労人はそう簡単にへこたれない。

一方、前が開けたことで一気にペースアップする高橋。

高橋自身も以前梨本塾に通う常連だったが、怪我とともに離脱。先月数年ぶりとなる復帰から、最大の目的は「安全にうまくなること」である。

その高橋の後方には信夫。2回目の参加だ。

今シーズンはマシンチェンジに板橋シティマラソンエントリーを行い、いつになくアクティブな3番手の西村。なんとか遅れを取り戻したいところだが………。

その後方にはミスから驚異的なペースで追い上げる磯野が迫ってきていた。

また平沼GSXRと、

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そのシヴァに追いついたトップ高橋。

難なくバックマーカー処理をし、レース後半に入っていく。

2番手の信夫はやや離されたものの力走を継続。

西村は少々気が抜けてしまった感があるが………

背後からは肉食獣のように獰猛なハスクが迫っている。

どうやらそのことにまだ気付いていないようだ。

モタードスタイルで疾走する磯野SM450R。完全に獲物を追う体勢。

西日を浴びながら緩みない走りでゴールを目指す高橋。

これを追うS1000RR、信夫。

そして3番手の西村は吉村をバックーマーカー処理するが………

すぐ背後には磯野が迫る。

1コーナーではテール to ノーズへ。

その勢いのまま………

一気に襲い掛かる。

千載一遇のチャンスは見逃さない。

しかし西村も帝王コーナー入り口ではインをキープ。

なんとか猛攻に堪えた。

しかし一度喰らいついたらけして離さないとばかりに………

今度はアウトから仕掛ける。

これは若干強引過ぎたか。順位は動かない。

一方トップの高橋は、#62平沼、そして#68中村の5位争いの背後へ。

その後方では2位争いが3台に膨らみそうだ。西村もお尻に火がついたか、ここへ来てタイムアップ。

残りは僅かに3周。

まずは信夫が立ち上がり………

その背後から12年型CBR600RR欧州フルパワー仕様とSM450Rが加速バトル。

そしてなんと外側からCBRを捲り上げて見せた。

しかし1コーナーでは西村のラインをふさぐ格好になり、パドックの観客からは悲鳴が上がる。

あわや接触という場面だったが、お互いになんとか回避。

これで西村はまさかの3ポジションダウン、4位へ。一方前に出た磯野はさらに前方の信夫にも襲い掛かる。

一方トップの#61高橋はまず一台のバックマーカーをパス。

そして平沼ともつれるように1コーナーへ。

さらに2位争いが過熱。

西村をパスして勢いに乗る磯野が………

今度はそのまま信夫にけしかけて行く。

ここでもあわや接触という場面だったが………

身の軽いモタードがマシンを振ってこれを回避。

残りは2周だ。

なかなかバックマーカー処理できずにいるトップの高橋。ここまでブルーフラッグは振られていない。これは
「タイム差がある場合、危険性がない限りサービスフラッグは提示しない(塾長)」
との判断からだそうだ。

磯野に追い詰められる格好の信夫だが、なんとか耐えられるか。奇しくもオーバーランをした3人が2位を争う展開だ。

さて5位争いとトップが最終コーナーを立ち上がり………

レースはついにファイナルラップへ突入。

さらに注目されたのはもつれ込んだ2位争い。

ここでも磯野がアウトから仕掛けて………

加速競争を挑む。

1コーナーブレーキングを遅らせたものの………

ラインを塞がれた格好の信夫は止まり切れず、2台は絡む格好に。

それを察知した磯野もインスペースを空けてコーナーを回る。

しかし開いたそのインサイドに信夫は飛び込めず、磯野が頭ひとつリード。

ここで差し返そうとするが、適わず。

さらにトップ争いは未だ5位争いの渦中にあった。

最後まで平沼が「同一周回」に拘って抜かれることなく最終ラップへ。
そして高橋はその後ろでそのままチェッカー。

6位には中村R1。

そしてファイナルラップに2位へと上がったのは初参加の磯野SM-R。まさに怒涛の追い上げを展開した。

信夫、西村は非常に悔しい3位、4位。

7位でゴールしたのはやはり初参加の吉村。

そしてトップの高橋に抜かれずにポジションをキープした平沼は、同一周回の5位でゴール。

上位クラスの観客たちに称えられる高橋。彼もまた苦労人だけに、この勝利は格別のものだろう。

復帰して僅かに2戦目の勝利。今後さらに勝ち星を延ばしてくれることに期待したい。

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「今日は無事なだけでいいじゃないですか」
またしても未勝利に終わったゴール後の西村を、皆がそう称えたのだ。

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つづく。
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