2013年度 第3回 梨本塾 レポ④ K-RUN-GP Bクラス

Aクラスのレースも無事に終わり、続いてBクラス決勝。
梨本塾カメラマン影兄も懸命に走ってスタンバイ。

こちらも同じくフリー走行からのスタートとなったが………

やや勇み足が過ぎたか、なんと予選2番手の青木XB12SSが3コーナーでスリップダウン。マシンが破損したためスタート前にリタイヤとなる。

これにより通常追い越し禁止フリー走行+フルコースコーション(黄旗)というやや難解な状況に。

それでも気を取り直して再度フリー走行をこなし………

グリーンフラッグとともに、各車一斉にスタート。

1台減った全8台のマシンが1コーナーへなだれ込んでいく。

まずは予選順位のまま帝王コーナーへ。

3コーナーも順位に変動はない。トップは#24因藤GSXR1000、次いで皆藤CBR600F4、中村デイトナ。

4番手にはクラスアップを果たした#46加藤CBR250R、5番手も同じくCBRの渡辺、さらに片岡GSXR750、斉藤NSR、そして大木Z1000と続く。

トップ因藤がややリードを広げてコントロールタワーへ。

周回数は2周目へと突入。

ここで早くも斉藤が動くが………。

今回からGSXR750での参加となっている片岡もこれを阻止。

快調に飛ばし始める因藤GSXR。

これを追いたい皆藤、そして中村。

その後方に続くCBR250R軍団。ともに午前Cクラスからのジャンプアップ組でもある。

後方6番手争いでは、3コーナーで斉藤が切っ先をねじ込む。これでひとつ順位を上げた。

#43片岡、#47大木もともに午前Cクラスからのジャンプアップ組。つまりこのクラスの半数は「成り上がり組」である。なんとか斉藤に再アタックしたいところ。

予選ではコンマ1秒強ほどの差でAクラス入りとならなかった。
しかしその力をBクラスで思う存分発揮している。

その因藤からつかず離れずなのは皆藤CBR600F4。先週の板橋シティマラソン完走の熱も覚めやらぬ中での力走が続く。

白熱する4位争い。レースベースの#46加藤に、ナンバー付きの渡辺。しかしマシンにほとんどハンデはないといっていいだろう。

その後方、3台による6位争い。

コンディション不良とはいえ並み居る強豪を相手にBクラスへのジャンプは立派といえる両名。こういう経験が自信を育む。

さてその前方、4位争いには変化が起きそうだ。

6位争いを制した#25斉藤がさらにスパートをかけてここに追いついてきたのである。

なんとかこれについていきたい7位争い。

現代を象徴するような2台の250ccに………

バブルの申し子である2サイクルレーサーが襲い掛かっていく。

まだ残りは16周もある。

ドライ路面ともなれば、やはりNSRに分があるのは明らかだ。2台のシングルエンジン音に、甲高い2サイクルノイズが割り込んでいく。

斉藤が渡辺を完全に射程に捕らえたようだ。

果たして2台のCBRは背後の存在に気付いているか。

最終コーナーを立ち上がる3台。

渡辺がメーター付近の何かを確認しているようだが………

その横からNSRが飛び出してくる。

そして1コーナーでクリーンパッシング、これで斉藤は5位へと浮上。

さらにその刃はもう一台のCBR250Rへと向けられる。

これをなんとか凌ぎたい加藤だったが………

未だチャタリングの問題は解決していないようだ。

これではストレートスピードも伸びない………。

前周の渡辺と同じく、1コーナーでパッシングを受けた。これで斉藤は怒涛の3台抜きを達成する。

さらに前方を目指す。

一方でトップ因藤はクルージング状態。それほどハードプッシュしているようには見受けられない。

しかしその背後で皆藤、中村の両名も懸命に喰らいついていく。

レースも残りはほぼ半分。なんとかして順位を動かしたいところ。

7位争いも変わらず続いている。

大人気の梨本塾定番「ウラメニュー」
次回5月15日(水)第3回サシ塾【只今好評受付中】です。
早くも残り枠は3名のみ。
詳細チェック、お申し込みは
いますぐ>>コチラから。

3位をひた走る中村デイトナだったが………

後方から猛烈な追い上げをしている斉藤が追いついてくる。この時点ではもっともラップタイムが速かったようだ。

さらに2番手を走行していた皆藤がトップに肉薄。

いきなり因藤との差を詰めてきた。

これはワンチャンスあるかもしれない。

ここで3番手の中村はやや離れる格好。

逆に後方#25斉藤からのハードプッシュを受けることになる。

トップ因藤も背後の存在に気付いたか、すぐさまペースアップをはかる。

ここまで3台をパッシングしてきた斉藤の勢いは止まらない。

持ちタイムでは明らかに格上ともいえる中村デイトナに対して、度胸負けせずガンガン仕掛けていく。

しかし中村にも意地がある。

冬場に入ってやや調子を崩しているものの、昨年は27秒前半にまでタイムを伸ばした。

それを踏まえれば、負けるわけにはいかないのである。

5位争いは未だ続いている。

「マシン構成やタイムはともかく、走らせるのが凄く楽しい250cc」と塾長に言わしめたCBR250R。
確かに二人とも、とても楽しそうに走っているのが印象的だ。

しかしそうとばかりも言ってられないのがK-RUN-GP。

雌雄を決するこの戦いにおいては、ツーリング気分のみではレース後においしい酒が飲めないのである。

さらに7位争いも終盤へ。

午前Cからともに這い上がってきたジャンプアップ組の2名によるバトルが続く。

そしてトップはいよいよファイナルラップへ。

安定した走りで最後まで力走した因藤。隙がない走りだった。

2番手に皆藤を挟んでの3位争いも佳境へ。

最終ラップへと入るストレートで斉藤がしかけるが………

そこは市販車ストックレコードを持つデイトナ、加速力では適わない。

あともうワンチャンスくらいはあるだろうか。

こちらは4位争い。若干渡辺が離されたか。

一度もトップを譲らすに帝王コーナーを立ち上がる#24因藤。

そして後方、最後の勝負に出た#25斉藤だったが………。

万事休す。

最後は左手を挙げる余裕を見せながら………

因藤がトップでチェッカーを受ける。

次いで2位には健闘した皆藤。

そして最後までもつれた3位争いは………

中村が意地を見せる。悔しい4位に斉藤。

最終コーナーを立ち上がってからチラリと後方をみやるのは加藤。

結局そのままの順位でゴール。6位に渡辺。

7位に片岡、8位に大木が入った。

終始安定した走りでトップを快走した因藤GSXR1000。危なげない走りで完全優勝を手にした。
すでに次回ゴル耐にもエントリーを表明している。この勢いのまま行けば、そろそろAクラス入りも現実的といえるのではないだろうか。

残念ながらフリー走行中に転倒を喫してしまった青木XB12SSだったが、レース終了後に梨本塾スタッフに付き添われながら回収へ。幸い怪我はないようだ。

梨塾マラソンズリーダーの坂選手がいたため、もちろんその後のリカバリーも非常に早い。何事も「走って」解決するのがモットーだ。
つづく。
文中敬称略。ご了承下さい。
この記事の中に掲載されている写真の未圧縮原板(~5MB程度まで)を廉価販売しております。
3カット1セットで1000円~より。
ご希望の方は「掲載ページURL」「掲載写真のURL(分からない場合は掲載位置などでご指定ください)」と「ゼッケン番号 お名前」を添付して>> std_spd@hotmail.com までお問い合わせ下さい。
どちらもメールタイトルには「第○回梨本塾写真希望」と明記してください。
※ 写真によっては対応できないことがありますのでご了承下さい。
また、本記事に掲載されている写真は梨本塾参加者の方に限りブログなどでの二次使用可能とします。
その際は必ず以下梨本塾クレジットをお願いいたします。
写真提供:梨本塾 http://kei74moto.client.jp/
なお、写真点数に関わらず、記事の前後いずれかに挿入してくださればOKです。
カメラ: 梨本塾オフィシャル & 影兄
過去レポートも全部見れます>>公式レポートオールインデックス
過去リザルトも全部見れます>>公式リザルトオールインデックス
1080フルHDド迫力映像満載!>>K-RUN-MOVIE
一発で上達したいなコレ!! >>梨本塾、必殺のウラメニュー【サシ塾】
ウワサのニューマシンインプレッション>>Test the Bike.

大人気の梨本塾定番「ウラメニュー」
次回5月15日(水)第3回サシ塾【只今好評受付中】です。
早くも残り枠は3名のみ。
詳細チェック、お申し込みは
いますぐ>>コチラから。
ツイート

Aクラスのレースも無事に終わり、続いてBクラス決勝。
梨本塾カメラマン影兄も懸命に走ってスタンバイ。

こちらも同じくフリー走行からのスタートとなったが………

やや勇み足が過ぎたか、なんと予選2番手の青木XB12SSが3コーナーでスリップダウン。マシンが破損したためスタート前にリタイヤとなる。

これにより通常追い越し禁止フリー走行+フルコースコーション(黄旗)というやや難解な状況に。

それでも気を取り直して再度フリー走行をこなし………

グリーンフラッグとともに、各車一斉にスタート。

1台減った全8台のマシンが1コーナーへなだれ込んでいく。

まずは予選順位のまま帝王コーナーへ。

3コーナーも順位に変動はない。トップは#24因藤GSXR1000、次いで皆藤CBR600F4、中村デイトナ。

4番手にはクラスアップを果たした#46加藤CBR250R、5番手も同じくCBRの渡辺、さらに片岡GSXR750、斉藤NSR、そして大木Z1000と続く。

トップ因藤がややリードを広げてコントロールタワーへ。

周回数は2周目へと突入。

ここで早くも斉藤が動くが………。

今回からGSXR750での参加となっている片岡もこれを阻止。

快調に飛ばし始める因藤GSXR。

これを追いたい皆藤、そして中村。

その後方に続くCBR250R軍団。ともに午前Cクラスからのジャンプアップ組でもある。

後方6番手争いでは、3コーナーで斉藤が切っ先をねじ込む。これでひとつ順位を上げた。

#43片岡、#47大木もともに午前Cクラスからのジャンプアップ組。つまりこのクラスの半数は「成り上がり組」である。なんとか斉藤に再アタックしたいところ。

予選ではコンマ1秒強ほどの差でAクラス入りとならなかった。
しかしその力をBクラスで思う存分発揮している。

その因藤からつかず離れずなのは皆藤CBR600F4。先週の板橋シティマラソン完走の熱も覚めやらぬ中での力走が続く。

白熱する4位争い。レースベースの#46加藤に、ナンバー付きの渡辺。しかしマシンにほとんどハンデはないといっていいだろう。

その後方、3台による6位争い。

コンディション不良とはいえ並み居る強豪を相手にBクラスへのジャンプは立派といえる両名。こういう経験が自信を育む。

さてその前方、4位争いには変化が起きそうだ。

6位争いを制した#25斉藤がさらにスパートをかけてここに追いついてきたのである。

なんとかこれについていきたい7位争い。

現代を象徴するような2台の250ccに………

バブルの申し子である2サイクルレーサーが襲い掛かっていく。

まだ残りは16周もある。

ドライ路面ともなれば、やはりNSRに分があるのは明らかだ。2台のシングルエンジン音に、甲高い2サイクルノイズが割り込んでいく。

斉藤が渡辺を完全に射程に捕らえたようだ。

果たして2台のCBRは背後の存在に気付いているか。

最終コーナーを立ち上がる3台。

渡辺がメーター付近の何かを確認しているようだが………

その横からNSRが飛び出してくる。

そして1コーナーでクリーンパッシング、これで斉藤は5位へと浮上。

さらにその刃はもう一台のCBR250Rへと向けられる。

これをなんとか凌ぎたい加藤だったが………

未だチャタリングの問題は解決していないようだ。

これではストレートスピードも伸びない………。

前周の渡辺と同じく、1コーナーでパッシングを受けた。これで斉藤は怒涛の3台抜きを達成する。

さらに前方を目指す。

一方でトップ因藤はクルージング状態。それほどハードプッシュしているようには見受けられない。

しかしその背後で皆藤、中村の両名も懸命に喰らいついていく。

レースも残りはほぼ半分。なんとかして順位を動かしたいところ。

7位争いも変わらず続いている。

大人気の梨本塾定番「ウラメニュー」
次回5月15日(水)第3回サシ塾【只今好評受付中】です。
早くも残り枠は3名のみ。
詳細チェック、お申し込みは
いますぐ>>コチラから。

3位をひた走る中村デイトナだったが………

後方から猛烈な追い上げをしている斉藤が追いついてくる。この時点ではもっともラップタイムが速かったようだ。

さらに2番手を走行していた皆藤がトップに肉薄。

いきなり因藤との差を詰めてきた。

これはワンチャンスあるかもしれない。

ここで3番手の中村はやや離れる格好。

逆に後方#25斉藤からのハードプッシュを受けることになる。

トップ因藤も背後の存在に気付いたか、すぐさまペースアップをはかる。

ここまで3台をパッシングしてきた斉藤の勢いは止まらない。

持ちタイムでは明らかに格上ともいえる中村デイトナに対して、度胸負けせずガンガン仕掛けていく。

しかし中村にも意地がある。

冬場に入ってやや調子を崩しているものの、昨年は27秒前半にまでタイムを伸ばした。

それを踏まえれば、負けるわけにはいかないのである。

5位争いは未だ続いている。

「マシン構成やタイムはともかく、走らせるのが凄く楽しい250cc」と塾長に言わしめたCBR250R。
確かに二人とも、とても楽しそうに走っているのが印象的だ。

しかしそうとばかりも言ってられないのがK-RUN-GP。

雌雄を決するこの戦いにおいては、ツーリング気分のみではレース後においしい酒が飲めないのである。

さらに7位争いも終盤へ。

午前Cからともに這い上がってきたジャンプアップ組の2名によるバトルが続く。

そしてトップはいよいよファイナルラップへ。

安定した走りで最後まで力走した因藤。隙がない走りだった。

2番手に皆藤を挟んでの3位争いも佳境へ。

最終ラップへと入るストレートで斉藤がしかけるが………

そこは市販車ストックレコードを持つデイトナ、加速力では適わない。

あともうワンチャンスくらいはあるだろうか。

こちらは4位争い。若干渡辺が離されたか。

一度もトップを譲らすに帝王コーナーを立ち上がる#24因藤。

そして後方、最後の勝負に出た#25斉藤だったが………。

万事休す。

最後は左手を挙げる余裕を見せながら………

因藤がトップでチェッカーを受ける。

次いで2位には健闘した皆藤。

そして最後までもつれた3位争いは………

中村が意地を見せる。悔しい4位に斉藤。

最終コーナーを立ち上がってからチラリと後方をみやるのは加藤。

結局そのままの順位でゴール。6位に渡辺。

7位に片岡、8位に大木が入った。

終始安定した走りでトップを快走した因藤GSXR1000。危なげない走りで完全優勝を手にした。
すでに次回ゴル耐にもエントリーを表明している。この勢いのまま行けば、そろそろAクラス入りも現実的といえるのではないだろうか。

残念ながらフリー走行中に転倒を喫してしまった青木XB12SSだったが、レース終了後に梨本塾スタッフに付き添われながら回収へ。幸い怪我はないようだ。

梨塾マラソンズリーダーの坂選手がいたため、もちろんその後のリカバリーも非常に早い。何事も「走って」解決するのがモットーだ。
つづく。
文中敬称略。ご了承下さい。
この記事の中に掲載されている写真の未圧縮原板(~5MB程度まで)を廉価販売しております。
3カット1セットで1000円~より。
ご希望の方は「掲載ページURL」「掲載写真のURL(分からない場合は掲載位置などでご指定ください)」と「ゼッケン番号 お名前」を添付して>> std_spd@hotmail.com までお問い合わせ下さい。
どちらもメールタイトルには「第○回梨本塾写真希望」と明記してください。
※ 写真によっては対応できないことがありますのでご了承下さい。
また、本記事に掲載されている写真は梨本塾参加者の方に限りブログなどでの二次使用可能とします。
その際は必ず以下梨本塾クレジットをお願いいたします。
写真提供:梨本塾 http://kei74moto.client.jp/
なお、写真点数に関わらず、記事の前後いずれかに挿入してくださればOKです。
カメラ: 梨本塾オフィシャル & 影兄
過去レポートも全部見れます>>公式レポートオールインデックス
過去リザルトも全部見れます>>公式リザルトオールインデックス
1080フルHDド迫力映像満載!>>K-RUN-MOVIE
一発で上達したいなコレ!! >>梨本塾、必殺のウラメニュー【サシ塾】
ウワサのニューマシンインプレッション>>Test the Bike.

大人気の梨本塾定番「ウラメニュー」
次回5月15日(水)第3回サシ塾【只今好評受付中】です。
早くも残り枠は3名のみ。
詳細チェック、お申し込みは
いますぐ>>コチラから。
ツイート