2013年度 第4回 梨本塾 ゴル耐 レポ⑤ K-RUN-GP Cクラス

続いてゴル耐、三つ目のレースとなるCクラス決勝。

先ほどのBクラスも全体が約1秒ほどの中に凝縮される僅差だったが、しかしこのCクラスはさらに接戦が予想される。

何しろタイムアタックではポールからボーダーまで10台が僅かに「コンマ4秒に満たない差」でしかなかったからだ。さらにいえば1000分の1秒まで同タイムというものが、3名もいる。まさに誰が勝ってもおかしくない、今回もっとも激戦といえるクラスである。

その中でフロントローに並んだのはCB 400SF、そしてZX6Rだったが………。

00

グリーンフラッグとともに、各車一斉にスタート。

01

ポールポジションの安倍CB 400SF、そしてセカンドグリッドの青木XB12SSは好スタートを切ったが………その隣、予選三番手の#50村雲ZX6Rはどうやらフラッグを見失ってしまった模様。これにより思い切り出遅れることとなる。

02

その間に後方から古溝GSXR600、池原S1000RRらが一気に前へ。

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1コーナーでインを奪ったのはXB12SS。

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そのままもつれ込むようにファーストコーナーへ。

06

そしてフロントローという絶好のポジションからスタートした村雲は、まさかの最下位にまで転落してしまう。まるで悪夢のような波乱の展開。

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S字から帝王コーナーにかけて富永DB2が渡辺CBR250Rを交わして前へ。これでひとつポジションを上げ7番手へ。

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トップ3はきれいな隊列を保ったまま………

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帝王コーナーを立ち上がる。

10

前回は思わぬ形で転倒を喫してしまい悔しい思いをした青木XB12SS。今回は丁寧な走りで汚名挽回。

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2番手には3ヶ月ほどのブランクを経ての参加ながら、4月サシ塾以降絶好調といえる安倍CB 400SF。さらにその背後には古溝GSXR600と続く。

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4番手にはやはり今シーズン初参加となる池原S1000RR、そして磯山ZX12R、さらに望月Z1000。

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7番手に富永DB2、そして2台のCBR250R、渡辺、加藤と続く。

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さらにその後方にはスタートで大きなミスを犯してしまった村雲ZX6R。果たしてここから挽回なるか。

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滑るようにコントロールラインに戻ってきたトップ集団。

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セカンドグループもこれに続く。

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さらにサードグループ、

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そしてその背後にはスタートでのミスを取り戻したい村雲ZX6Rが迫る。

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今回は若干長丁場となる25LAPのレース。

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僅かに5周、時間にして2分30秒足らず増えるだけだが、その中でどう戦うかがポイントになる。残りは24周を切った。

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何しろトップからボーダーまでは僅かにコンマ4秒ほどの違いしかなく………

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また持ちタイムも非常に拮抗しているものが多いため………

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一発のタイムではほとんど差がないといっていい。

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しかし相手がいるレースともなると、自分のリズムばかりでは走らせてくれない。

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複合的な要素が絡む中で、もちろんペース配分も重要になるだろう。

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また昨年12月から先月までは低気温に苦しめられたトミンモーターランドだったが、今回は今シーズンの中ではもっとも気温が上がり、絶好のコンディションともいえるが………

28

その反面急激な温度上昇から体力消耗につながることも懸念された。

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その中でトップ青木が力走を見せていたが………

30

ここでなんと2番手の安倍が1コーナー進入でいきなりインを奪って見せた。

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この突然のクリーンパッシングに、会場からも大歓声が上がる。青木がやや膨らんだ隙を突いた格好か。

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端から見ても「非常に乗れている」のが手に取るように分かる安倍CB 400SF。

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トップに立ってなおアクセルが引き千切れんばかりにワイドオープン。

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CB 400SFに乗り換えてから、もっともアグレッシブなライディングだ。

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安倍が前に出たことでグループは一気にペースアップ。

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タイムは29秒中盤から前半へ突入していく。

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そして後方では6番手の望月Z1000以降、10番手の村雲までが1グループ化。ここでも動きがありそうだ。

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1200ccのサンダーストームVツイン、さらにはSS600を従えて疾走するCB 400SF。

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取り外されたフロントフェンダーが「らしさ」をさらに演出。非常にストイックな印象を受ける。まるでかつてのNKレーサーのようだ。

41

トップグループの最後につけるのは古溝GSXR600。ペース的にはほとんど変わらず、まだまだチャンスはありそうだ。

42

さらにその後方、S1000RRとZX12Rの戦い。

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そしてその後方では………

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富永DB2が望月Z1000のインを奪取。

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これで6番手に浮上した。

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トップグループは7周目をクリア。

50

4位争いは富永までの3台となりそうだ。

54

そして7番手争いは………

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スタートで大幅に遅れた村雲までの4台に膨らむ。

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8位の渡辺、9位の加藤という2台のCBR250Rの背後につける村雲ZX6R。挽回なるか。

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ほぼ半年振りの出走ながらもブランクを感じさせない池原S1000RR。

58-2

そして本来のエースバイクであるTZRがまだ修理から直らずセカンドマシンのZX12Rで奮闘する磯山。

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さらにその背後には猛烈な追い上げを見せる富永DB2。

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三車一丸となって………

58-4

1コーナーへ。

58-9

それぞれ運動特性には大きな違いがあるため、見ているものを圧倒する迫力がある。

59

一方トップの安倍は手綱を緩めることなく、ひたすらペースアップしていく。



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60

レースはいよいよ中盤から終盤へ。

61

ここで満を持して動いたのは村雲ZX6R。

62

前を走る加藤CBR250Rのインをついて………

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9番手に浮上。

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一方拮抗するトップ争いでは………

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やや気が急いたか2番手の青木が思わず3コーナーでオーバーラン。

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この結果、背後の古溝GSXR600に詰め寄られることに。

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さらにその後方、3台による4番手争いも熱い。

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池原S1000RRに対し、若干ペースが速い磯山ZX12R、そして富永DB2の両名が果敢に仕掛けていく。

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しかしインを割るまでには至らず順位はなかなか動かない。

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デビュー以降何かと話題を振りまいてきたBMW、S1000RR。

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これを筆頭とした4位争いが続く。

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そして7番手争いの中ではまた村雲が動く。

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8番手を走る渡辺CBR250Rのインをついてワンポジションアップ。

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さらに7番手を走る望月Z1000のすぐ背後につけた。

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一方レース終盤になってややペースが落ちてきたのは古溝GSXR600。

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前を行く青木XB12SSとの差が開いたその後………

77

自ら挙手してピットン。どうやら体調不良だったようだ。他者があってのバイクレース、自分が本調子でないなら潔くリタイヤする。だからこそ全体の安全性が保たれる―。これも勇気ある英断である。幸い大事には至らなかったようで何より。

78

さてレースはいよいよ最終盤へ。古溝の離脱により4位争いの3台は3位争いに。さらに後方には………

79

4台の6位争いが迫る。

80

レース終盤になってもタレない6位争い集団。特にこのCBR250R勢は後半に強い。

81

しかしその背後からは………

82

トップ集団が迫る。一周で僅かコンマ3秒ほど違いであった以上、本来であれば100周ほどしなければ追いつかれない計算になるのだが………。

83

トップの安倍が2台のCBR250Rを難なくバックマーカー処理して最終ラップへ。

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2番手の青木XB12SSは集会遅れの処理で若干遅れてしまう。

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これにより安倍は余裕のガッツポーズでゴールラインへ向かう。

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結局そのままの順位でチェッカー。優勝は安倍、2位に青木。

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その後方、この時点では8位、9位の渡辺と加藤が続いてゴール。

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そして同一周回で3位争いをしていた3台だったが………

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最後の勝負をしかけにいった富永DB2が………

90

なんとファイナルラップに1コーナーで転倒を喫してしまう。

89-2

「ええ~大丈夫ですか!?」

91

しかし幸い大事なく、マシン、ライダーともに軽症で済んだようだ。

これにより、3位池原、4位磯山の順位は変わらず、しかしその後方はひとつずつ順位が繰り上がることとなった。5位に望月Z1000、6位に村雲ZX6R、7位に渡辺CBR250R、そして8位に加藤CBR250Rという最終結果だ。

92

快心の走りで見事な勝利を挙げた安倍CB 400SF。なんと決勝中にはこれまで未踏だった28秒台にまでベストタイムを引き上げている。だからこそバックマーカーが出現することになったのだ。

まだまだ伸び代がありそうなだけに、今後が楽しみになってきた。果たしてCB 400SFでのAクラス入り、なるか。

93

1コーナー転倒による路面ダメージはそれほど大きくなかったものの、梨本塾オフィシャルによって次のレースに備えて万全の処理が施された。最後はDクラス決勝である。

つづく。

文中敬称略。ご了承下さい。



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