２０１３年度 第５回 梨本塾 レポ③ Ｋ－ＲＵＮ－ＧＰ Ａクラス
五月晴れに恵まれた第５回梨本塾、Ｋ－ＲＵＮ－ＧＰ決勝レースひとつめはＡクラス。
全１０台がスターティンググリッドへ。
フロントローは年式、及び仕様違いのＣＢＲ６００ＲＲ三台が占拠。またこれ以外にも２台のＣＢＲがおり、前１０台中５台を占める。相変わらず梨本塾における人気は根強い。
今回はこの中にＲ１、ＧＳＸＲ、そしてＺＸ１０Ｒという三台のリッターＳＳが割り込んだ。そしてもう２台はデイトナ６７５である。
グリーンフラッグとともに、各車一斉にスタート。好スタートを切ったのは………
セカンドポジションから飛び出した篠塚ＣＢＲ６００ＲＲ。ポールの人見はやや遅れアウトサイドへ押しやられる格好。その背後には坂垣内ＣＢＲ６００ＲＲ。
その後方に生駒デイトナ６７５、榎本ＣＢＲ６００ＲＲと続く。さらに因藤ＧＳＸＲ１０００、緒方Ｒ１、山中ＣＢＲ６００ＲＲ、中村デイトナ６７５、そして初のＡクラス入りを果たした伊藤ＺＸ１０Ｒは緊張からかかなり出遅れてしまったようだ。
梨本塾の双頭竜ともいうべきトップ２は目の覚めるようなペースでＳ字から帝王コーナーへ。
早くも３番手以降を引き離しにかかる。
予選で素晴らしいタイムをマークしたのは人見ＣＢＲ６００ＲＲだったが、決勝で好スタートを決めたのは＃１篠塚。果たしてレースはどういう展開になるだろうか。
その後方にも坂垣内、榎本二台のＣＢＲ６００ＲＲが続く。
さらに＃５生駒デイトナ、因藤、緒方と続き………
＃２３中村を交わしたかに見えた＃４山中は再び９番手へ。
非常に速いペースで周回するトップ２。
共に持ちタイムは２５秒台、しかも今回のタイムアタックで人見は２５秒６という驚異的なタイムをマークしているだけに、今まで見たこともないようなペースでのバトルとなりそうだ。
さすがにこの２台についていくのはしんどいかもしれない。
３番手以降、後続はやや離れていく。
すぐに２６秒台前半に突入したトップ２。
これに対して２７秒を前後するペースで周回する３位争い。こちらもけして遅いわけではないのだが………
予選では今期ベストをマークした生駒、そして因藤。
さらに午前フリー走行では２７秒０まで詰めてきた緒方Ｒ１、そして午前Ｂクラスから這い上がってきた中村デイトナ６７５。
どうにもセットアップが決まりきらないチャンプ山中は、初Ａクラスとなった伊藤を引っ張るように周回。
トップ２と３位以降では早くも２秒近い差が生まれようとしている。
さらに２番手の人見が仕掛けていくだろうと思われたその矢先だった………。
突如としてスローダウン。
左手首を確認しながら、次々と後続にパッシングされていく。一体何が起きたのだろうか。
どうやらマシントラブルではないようで、エンジン音は好調そうだが………
１０番手の伊藤にもパスされて、最後尾へ。
これで篠塚はぶっちぎりの首位に立った。
レース終盤までのバトルを覚悟していただけに、この展開にはやや拍子抜けしたのではないだろうか。
「突然相手がいなくなると、凄く難しく感じるレースもある」
とは塾長の言葉。
そしてそれまでの３位争いは２位争いへ。
この人見の後退によって後続もひとつずつ順位が上がったことになる。
だが。
しばらく様子見で走っていた人見だったが、レース中盤を迎えると、再度ペースアップ。スローダウンの原因はかつて複雑骨折を起こして長期入院を余儀なくされた左手首の古傷痛によるものだったようだが、ゆっくり走ったことで回復、ペース復帰して伊藤をパッシング。これで９番手へ再浮上。
しかしその背後からは早くもトップの篠塚が追いついてくる。
独走状態を築いても手綱を緩めず、非常に速いペースで周回を重ねる。
一方やや離れた位置で２番手を走行する坂垣内も、２７秒を割り込むペースで好走。さらにその背後の榎本もここから離れない。
生駒、因藤の両名も２７秒前半ペースで周回。
さらにその後方、３台による６番手争いに………
懸命の力走で人見が追いつこうとしている。
外気温は２５℃を上回り………
コース上では初夏というよりはほとんど夏のように感じられるが………
それでも各自、ペースは緩まない。
２位争いの２台、４位争いの２台の後方で………
どうやら４台による６位争いが始まりそうだ。
最後尾から追い上げてきた人見が山中の背後へ。
そしてその後方、１０位を走る伊藤の後ろには………
容赦なくトップの篠塚が忍び寄る。レースは半分を消化。
２０１３ 第６回 ６/３０(日) 梨本塾 開催！
現在「早割②」実施中。～6/10（月）まで。鬼の残業続きでもお忘れなく♪
今月参加の方など多数の方対象の値引き設定あり。
さらに新規参加者の方は非常にお得なモニター割も設定。
梨本塾にはとんでもなく速い常連の方もいれば、
初めてサーキットに来られる方もいますが………
経験やスキルレベルによる敷居は一切ありません。
また小難しいレクチャーや座学なども一切ありません。
トミンで４０秒が切れません→ＯＫ
筑波で２分の壁が壊せない→NO problem!!
鈴鹿やもてぎだと、一周回って帰って来れません→Welcome!
必要なときに必要なアドバイスだけを受ける、後は自由に走りまくり。
これが梨本塾の基本的なスタンスです。
さらに今月は新規参加者の方のための………
特別モニター価格設定あり。
初心者の方、女性の方、サーキット初走行の方まで楽しめるのが梨本塾。
迷っているくらいなら「参加したほうが絶対面白いですよ(^^)/」
４クラスあるためスピードも車種も多様。だからこそ面白く走れます。
もちろん膝が擦れなくても、ハングオンできなくても大丈夫。
サーキット初走行でも問題ありません。
ぜひぜひ遊びにいらしてください。
梨本塾は、申し込みが早いほど参加費はお得です。
ここのところ混雑気味なので………
定員締め切りにもご注意下さい。
５月大会終わってすぐですが………エントリー続々集結中!!
参加希望の方は今すぐこちらから>>お申し込みを!!
猛烈な勢いで追い上げを開始した人見が………
まずは３コーナー進入で山中をパス。これで８番手へ浮上。
さらに前を行く中村デイトナ６７５に牙を剥く。
最終コーナーから………
ホームストレート、そして１コーナーのブレーキングで揺さぶりをかけて………
さきほどとと同じように３コーナーで鼻先を突っ込む。
これで７番手へと浮上。この６位争い集団も２７秒中盤で走っているにも関わらず、まるで赤子の手を捻るように難なくポジションアップする。
さらにその６位争いの後方には、篠塚も迫ってくる。
この６位争いで先頭を快走していたのは緒方Ｒ１だったが………
ここでも同じく３コーナーでインを奪取。
これで立て続けに４台をパスして６番手へと急浮上。
さらにペースアップして後続を一気に引き離す。
後続グループ最後尾、山中の背後にはトップ篠塚が迫っている。
この時点で２秒ほどのディスタンスだが、ラップダウンを免れることが出来るか。
一方２番手争いをリードするのは坂垣内。
この坂垣内を懸命に追う榎本。
やや間隔を空けての４位に生駒。その後方には因藤と続き、さらに背後からは人見が近づいてくる。双頭竜それぞれが、それぞれの場所で猛り狂っているような展開だ。
そして緒方Ｒ１を筆頭にした３台による７位争いには………
ワンフレームに収まるほどディスタンスを狭めてきた篠塚が急速に迫っている。
これを察したか、山中が前方の中村に仕掛けていく。
ラインをイン側に取ってブレーキングで前に出たかに見えたが………。
さらに４位争い後方では………
凄まじい追い上げを展開する人見が因藤の背後へ。
同じ周、混乱を避けるために７位争いにはブルーフラッグが提示される。
これで篠塚は３名全員をラップダウンする格好。
しかしだからといって７位争いが終結したわけではない。
再度山中が中村に仕掛けていく。ホームストレートで車速を乗せて、１コーナーブレーキングでなんとか前に出ようとしたところ………
ジャックナイフ。写真だけ見ているとまるで追突する直前のように見えるが………
なんとかインサイドのポジションを取って前に出ようとする。
しかしここでも中村の巧みなラインワークによって阻まれてしまう。
完全に３台となった４位争い。
一方独走の篠塚も………
このグループを視界に捉えた。
そして未だ続いている７位争いも………
いよいよ佳境へ。
これまで通り３コーナー進入で因藤の内側に入ったかに見えた人見だったが………
ここでは因藤も必至のブロック。なんとかポジションを守りきる。
そして颯爽とホームストレートに戻った篠塚は………
そのままの勢いでファイナルラップへ。
７位争いでは最後のチャンスを生かそうと山中がインへ飛び込むものの………
交わしきれず。
最終コーナーを回る頃には余裕さえ持って立ち上がってきたトップの篠塚ＣＢＲ６００ＲＲ。
そのまま単独でチェッカーへ。人見が離脱して以降は、文字通り完全試合を達成して見せた。前方ですでにアクセルを緩めた人見が祝福するかのように振り返る。
その後方で最後まで続いた７位争い。
最終コーナーを立ち上がってからのワンチャンスにかける山中が………
全開加速で中村を交わそうと試みるものの………
僅かに及ばす。緒方Ｒ１が７位、中村デイトナ６７５がワンポジション上げて８位、そして山中は悔しい９位となった。
そしてこちらも最後まで続いた２位争い。ハイペースで飛ばす坂垣内がポジションを守ったが、榎本も最後まで粘って３位を獲得。今後はともに２６秒台に突入してきそうだ。
４位争いは生駒がリードしたままゴールへ。５位には成長著しい因藤。
そして６位には最後尾から猛追を見せた人見。初Ａクラスとなった伊藤も１０位で完走を果たす。
ゴール後のスナップ。
ハイペースなレースを共有したからこそ、意味のある握手。
ウィニングランへ向かう篠塚と、これを称える塾生、観衆。
これで今期５連続となる５勝目をマーク、早くも１２５ポイントを荒稼ぎし、２位の坂垣内に対しても３３ポイントの大量リード。このままどこまで勝ち星を伸ばせるだろうか。
決勝中も、予選とほぼ同じ２６秒０をマーク。これが今期全勝中の実力である。この先まだまだタイムも上がってきそうだ。夏までに自身のレコード更新なるか。
つづく。
文中敬称略。ご了承下さい。
この記事の中に掲載されている写真の未圧縮原板（～５ＭＢ程度まで）を廉価販売しております。
２カット１セットで１０００円～より。
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メールタイトルには「第○回梨本塾写真希望」と明記してください。
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また、本記事に掲載されている写真は梨本塾参加者の方に限りブログなどでの二次使用可能とします。
その際は必ず以下梨本塾クレジットをお願いいたします。
写真提供：梨本塾 http://kei74moto.client.jp/
カメラ： 梨本塾オフィシャル ＆ 影兄
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うまくなるにはこの定番とも言うべき>>ウラメニューが必須!?
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その後方にも坂垣内、榎本二台のＣＢＲ６００ＲＲが続く。
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すぐに２６秒台前半に突入したトップ２。
これに対して２７秒を前後するペースで周回する３位争い。こちらもけして遅いわけではないのだが………
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だが。
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さらにその後方、３台による６番手争いに………
懸命の力走で人見が追いつこうとしている。
外気温は２５℃を上回り………
コース上では初夏というよりはほとんど夏のように感じられるが………
それでも各自、ペースは緩まない。
２位争いの２台、４位争いの２台の後方で………
どうやら４台による６位争いが始まりそうだ。
最後尾から追い上げてきた人見が山中の背後へ。
そしてその後方、１０位を走る伊藤の後ろには………
容赦なくトップの篠塚が忍び寄る。レースは半分を消化。
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まずは３コーナー進入で山中をパス。これで８番手へ浮上。
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最終コーナーから………
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さきほどとと同じように３コーナーで鼻先を突っ込む。
これで７番手へと浮上。この６位争い集団も２７秒中盤で走っているにも関わらず、まるで赤子の手を捻るように難なくポジションアップする。
さらにその６位争いの後方には、篠塚も迫ってくる。
この６位争いで先頭を快走していたのは緒方Ｒ１だったが………
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これで立て続けに４台をパスして６番手へと急浮上。
さらにペースアップして後続を一気に引き離す。
後続グループ最後尾、山中の背後にはトップ篠塚が迫っている。
この時点で２秒ほどのディスタンスだが、ラップダウンを免れることが出来るか。
一方２番手争いをリードするのは坂垣内。
この坂垣内を懸命に追う榎本。
やや間隔を空けての４位に生駒。その後方には因藤と続き、さらに背後からは人見が近づいてくる。双頭竜それぞれが、それぞれの場所で猛り狂っているような展開だ。
そして緒方Ｒ１を筆頭にした３台による７位争いには………
ワンフレームに収まるほどディスタンスを狭めてきた篠塚が急速に迫っている。
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さらに４位争い後方では………
凄まじい追い上げを展開する人見が因藤の背後へ。
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これで篠塚は３名全員をラップダウンする格好。
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しかしここでも中村の巧みなラインワークによって阻まれてしまう。
完全に３台となった４位争い。
一方独走の篠塚も………
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いよいよ佳境へ。
これまで通り３コーナー進入で因藤の内側に入ったかに見えた人見だったが………
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そして颯爽とホームストレートに戻った篠塚は………
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４位争いは生駒がリードしたままゴールへ。５位には成長著しい因藤。
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