2013年度 第5回 梨本塾 レポ④ K-RUN-GP Bクラス
本日二つ目のレースとなる、Bクラス決勝。

グリッドには10名が整列。

ポールポジションを獲得したのはNSR250R、そして右隣にCBR600F4、さらにCBR1000RRがフロントローに並ぶ。2サイクル250ccマシンが2台、ミドルSSが3台、ミドルモタード、及びNKが1台、そしてリッターSSが3台というBクラスの内訳。

グリーンフラッグとともに、各車一斉にスタート。好スタートを切ったのは予選3番手から飛び出した笈川CBR1000RR。そこに皆藤CBR600F4、斉藤NSR250R、加野GSXR1000と続く。

さらにその後方に磯山TZR250R、安倍CB400SF、四列目からのスタートに成功した古溝GSXR600、村雲ZX6R、松野SMR449。

三列目から出た猪野CBR1000RRはミスした模様で最後尾までポジションダウン。

1コーナーには同時に入ったかに見えた加野と斉藤だったが、NSR250RのS字での優位性を生かして前へ。

笈川が快調な出だしで後続を牽引。

まずはトップで3コーナーへ。

皆藤、斉藤、加野の三名もこれに続く。

果たして午前の転倒の影響はあるだろうか。すぐ後ろには磯山TZR250R。

さらに#28安倍、古溝と続き………

#30村雲、松野の後ろには………

スタートでの遅れを取り戻したい#27猪野。

タイムアタックではトップからボーダーまで1.2秒ほどしか差はなかったものの、一周目終了時点ではすでに6秒近い差が生じている。これがレースの七不思議。

今シーズン初出走ながらも好調な出だしとなった笈川。ペースも悪くない。前後に光るオーリンズは伊達じゃない。

間に3台を挟んでの5位争いをリードするのは磯山TZR250R。そこに安倍CB400SF、古溝GSXR600が続く。

さらにその後方、8位争いは村雲ZX6R、松野SMR449、猪野CBR1000RRの3名。

トップ笈川が快走する中で………

最近メキメキと力をつけてきた2番手グループも負けていない。

特に好調なのは皆藤CBR600F4。年齢を感じさせない熱い走りが身上。2番手グループを引っ張りながらトップを追う。目標はRR、そして筑波TTらしい。

8番手争いをリードするのは村雲だが………

この中でもっとも勢いがあるのは予選で28秒台をマークした猪野CBR1000RRだ。スタートミスを挽回できるか。

もちろん松野SMR449も虎視眈々と隙を狙っている。

予選でポールを獲得した#9斉藤NSR250Rだったが、スタートでの遅れが響き、目前でガッツある走りを披露する皆藤をなかなかパスできない。

その皆藤とのタイム差は僅かにコンマ1秒程度であったため、なかなか抜くチャンスが得られないのだ。

一方単独5位を走るのは磯山。予選では加野とのタイム差は僅かにコンマ1秒程度であったが、決勝になって上位陣のペースが上がっているようだ。しかし久しぶりのエース機との走行を楽しんでいる様子。

ここの所好調の安倍も、さすがに現状では28秒前半ペースのトップ集団にはついていけない。

その安倍の後方でなんとか前に出るチャンスを窺っている古溝GSXR600。次週には筑波TTが控えているが………。

タイムアタックでは順位が逆だった#24笈川と皆藤。

当初は逃げ切るかと思われたものの、レース中盤以降はセカンドグループが接近することとなった。

もちろん斉藤NSR250Rも直後に張り付いている。

梨本塾でもっともカラフルなパッケージともいえる、皆藤+CBR600F4。全身坂田和人仕様でもある。

路面温度と同じようにバトルもヒートアップ。

そしてそこにしっかりと追いついてきたのは加野GSXR1000。

午前中には27秒6ほどまでマークしていたものの、その後勢いあまって転倒。予選ではその影響からかまったくタイムが伸びなかったが………。

どうやら決勝ではしっかりと帳尻を合わせてきた様子。レース後半はこの4台のトップ争いとなりそうだ。

そこからやや間を開けて5位の磯山TZR250R、後方には安倍CB400SF、そして古溝GSXR600。

さらにその後方には3台の8位争い、村雲ZX6R、松野SMR449、猪野CBR1000RR。トップグループから数えて4.3.3という、まるでサッカーのフォーメイションめいた構図。

この8位争いの中では先ほどから再三にわたって猪野が仕掛けているが、松野が巧みにこれをかわしている。

このままアドバンテージを築けるか。トップの笈川CBR1000RR。

2013 第6回 6/30(日) 梨本塾 開催!
現在「早割②」実施中。本日最終日デス!!
鬼の残業続きでもお忘れなく♪
今月参加の方など多数の方対象の値引き設定あり。
さらに新規参加者の方は非常にお得なモニター割も設定。
梨本塾にはとんでもなく速い常連の方もいれば、
初めてサーキットに来られる方もいますが………
経験やスキルレベルによる敷居は一切ありません。
また小難しいレクチャーや座学なども一切ありません。
トミンで40秒が切れません→OK
筑波で2分の壁が壊せない→NO problem!!
鈴鹿やもてぎだと、一周回って帰って来れません→Welcome!
必要なときに必要なアドバイスだけを受ける、後は自由に走りまくり。
これが梨本塾の基本的なスタンスです。
さらに今月は新規参加者の方のための………
特別モニター価格設定あり。
初心者の方、女性の方、サーキット初走行の方まで楽しめるのが梨本塾。
迷っているくらいなら「参加したほうが絶対面白いですよ(^^)/」
4クラスあるためスピードも車種も多様。だからこそ面白く走れます。
もちろん膝が擦れなくても、ハングオンできなくても大丈夫。
サーキット初走行でも問題ありません。
ぜひぜひ遊びにいらしてください。

梨本塾は、申し込みが早いほど参加費はお得です。
ここのところ混雑気味なので………
定員締め切りにもご注意下さい。
5月大会終わってすぐですが………エントリー続々集結中!!
参加希望の方は今すぐこちらから>>お申し込みを!!

レースも終盤に入ってさらにペースアップ。

トップ争いは4台で行われていたが………

その中でまず動いたのは加野GSXR1000だった。

3番手を走る斉藤NSR250Rのインをスンナリと奪う。

これで3位に浮上。

さらにトップ争いは混沌さを増した。

2番手皆藤CBR600F4の背後に迫り………

同じように仕掛けていく。

しかしここでは皆藤も譲らず………

順位は動かない。

残り周回数もいよいよ僅か。

チャンスはそう多くはないはずだが………。

トップを走る笈川は、後方でのバトルに気付いているだろうか。

そして再度加野GSXR1000がアタック。

今度は先ほどよりも車速をしっかりと乗せて………

1コーナーでインを奪取。

これで2番手まで浮上した。この皆藤とのバトルは先月のシーンをやり返した格好だ。

3コーナーを立ち上がる8位グループ、そしてS字を走るトップグループがワンフレームの中で交錯。

4台のトップグループよりやや間を開けての単独5位には磯山TZR250R。

そして熾烈な6位争いを展開するのは安倍CB400SF、古溝GSXR600。

まだまだ決着のつかないトップグループは最終コーナーへ。

残りは数周しかないが………

ここで加野GSXR1000がアクセル全開でフロントホイールをリフトアップ、フル加速する。

しかし笈川もディープブレーキングでこれに対抗。

ここまで守ってきたトップの座を明け渡すわけには行かない。

同じリッターSSだけに、加野にとってもこれまでのようなチャンスはなさそうだ。

その中でどうやってスペースをモノにするか。

一方こちらも熾烈な8位争いだったが………

終盤へ来て猪野CBR1000RRがついに痺れを切らしたかのように………

松野SMR449のインめがけてダイビング。

レイトブレーキングでしっかりスペースを確保し………

9位へと浮上。

さらに前走する村雲ZX6Rに襲い掛かる。

こちらもそれほどチャンスは多くなさそうだが………

果たして。

そしてトップ争いはついにラスト二周。

笈川が最後にややスパートをかける格好で後続を引き離しにかかった。

しかし加野もこれに負けじと奥深く突っ込んでいく。

一方8位争いでは先ほどまでこの集団を牽引していた村雲ZX6Rが突然脱落。猪野、松野に立て続けにパッシングされてしまう。体調不良か?

そしてついにトップグループはファイナルラップへ。

依然4台にチャンスがある感じだが………

加野と皆藤の間にはややスペースが出来たか。

最後の帝王コーナー立ち上がり、加野GSXR1000の渾身のアタック加速。路面には黒々としたブラックマークが描かれている。

そして。


まさかの最終ラップ、逆転劇。

最終コーナーをトップで立ち上がってきたのは、加野GSXR1000だった。

このまさかの展開に会場は大騒ぎ。

それが本人にも伝わったか、思わずガッツポーズでゴールへ。

Bクラスは加野GSXR1000が劇的勝利をモノにした。2位に笈川、3位に皆藤、そして4位には斉藤。

5位に磯山TZR250R。

そして6位には安倍CB400SF。

7位には後半若干タレてしまった古溝GSXR600、そしてその後方には最後かなりの追い上げを見せた猪野CBR1000RR。

松野SMR449は9位でゴール。

次いで10位には村雲ZX6R。

ゴール後、互いを称えあう加野と笈川。それぞれの表情が結果を物語っている?

久しぶりの勝利は、実にドラマティックな展開となった。

負けてなお笑顔―。
敗北したときこそ、男の懐が試されるというもの。笈川の潔さにも拍手を送りたい。

観客からも大歓声を受ける。

CB1300SFからGSXR1000に乗り換え、そこから27秒までの道程はそれほど険しくなかったが、しかしその後の停滞期には大いに悩み、そして転んだ。ようやく辿り着いた今回の勝利だけに、喜びもひとしおだろう。

今後はもちろん数少ないリッターSS乗りとして、Aクラス入りを目指したい。この背中を見るシーンも多くなりそうだ。
つづく。
文中敬称略。ご了承下さい。
この記事の中に掲載されている写真の未圧縮原板(~5MB程度まで)を廉価販売しております。
2カット1セットで1000円~より。
ご希望の方は「掲載ページURL」「掲載写真のURL(分からない場合は掲載位置などでご指定ください)」と「ゼッケン番号 お名前」を添付して>> std_spd@hotmail.com までお問い合わせ下さい。
メールタイトルには「第○回梨本塾写真希望」と明記してください。
※ 写真によっては対応できないことがありますのでご了承下さい。
また、本記事に掲載されている写真は梨本塾参加者の方に限りブログなどでの二次使用可能とします。
その際は必ず以下梨本塾クレジットをお願いいたします。
写真提供:梨本塾 http://kei74moto.client.jp/
カメラ: 梨本塾オフィシャル & 影兄
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三列目から出た猪野CBR1000RRはミスした模様で最後尾までポジションダウン。

1コーナーには同時に入ったかに見えた加野と斉藤だったが、NSR250RのS字での優位性を生かして前へ。

笈川が快調な出だしで後続を牽引。

まずはトップで3コーナーへ。

皆藤、斉藤、加野の三名もこれに続く。

果たして午前の転倒の影響はあるだろうか。すぐ後ろには磯山TZR250R。

さらに#28安倍、古溝と続き………

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タイムアタックではトップからボーダーまで1.2秒ほどしか差はなかったものの、一周目終了時点ではすでに6秒近い差が生じている。これがレースの七不思議。

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8番手争いをリードするのは村雲だが………

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その皆藤とのタイム差は僅かにコンマ1秒程度であったため、なかなか抜くチャンスが得られないのだ。

一方単独5位を走るのは磯山。予選では加野とのタイム差は僅かにコンマ1秒程度であったが、決勝になって上位陣のペースが上がっているようだ。しかし久しぶりのエース機との走行を楽しんでいる様子。

ここの所好調の安倍も、さすがに現状では28秒前半ペースのトップ集団にはついていけない。

その安倍の後方でなんとか前に出るチャンスを窺っている古溝GSXR600。次週には筑波TTが控えているが………。

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当初は逃げ切るかと思われたものの、レース中盤以降はセカンドグループが接近することとなった。

もちろん斉藤NSR250Rも直後に張り付いている。

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午前中には27秒6ほどまでマークしていたものの、その後勢いあまって転倒。予選ではその影響からかまったくタイムが伸びなかったが………。

どうやら決勝ではしっかりと帳尻を合わせてきた様子。レース後半はこの4台のトップ争いとなりそうだ。

そこからやや間を開けて5位の磯山TZR250R、後方には安倍CB400SF、そして古溝GSXR600。

さらにその後方には3台の8位争い、村雲ZX6R、松野SMR449、猪野CBR1000RR。トップグループから数えて4.3.3という、まるでサッカーのフォーメイションめいた構図。

この8位争いの中では先ほどから再三にわたって猪野が仕掛けているが、松野が巧みにこれをかわしている。

このままアドバンテージを築けるか。トップの笈川CBR1000RR。

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トップ争いは4台で行われていたが………

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これで3位に浮上。

さらにトップ争いは混沌さを増した。

2番手皆藤CBR600F4の背後に迫り………

同じように仕掛けていく。

しかしここでは皆藤も譲らず………

順位は動かない。

残り周回数もいよいよ僅か。

チャンスはそう多くはないはずだが………。

トップを走る笈川は、後方でのバトルに気付いているだろうか。

そして再度加野GSXR1000がアタック。

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3コーナーを立ち上がる8位グループ、そしてS字を走るトップグループがワンフレームの中で交錯。

4台のトップグループよりやや間を開けての単独5位には磯山TZR250R。

そして熾烈な6位争いを展開するのは安倍CB400SF、古溝GSXR600。

まだまだ決着のつかないトップグループは最終コーナーへ。

残りは数周しかないが………

ここで加野GSXR1000がアクセル全開でフロントホイールをリフトアップ、フル加速する。

しかし笈川もディープブレーキングでこれに対抗。

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一方こちらも熾烈な8位争いだったが………

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9位へと浮上。

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こちらもそれほどチャンスは多くなさそうだが………

果たして。

そしてトップ争いはついにラスト二周。

笈川が最後にややスパートをかける格好で後続を引き離しにかかった。

しかし加野もこれに負けじと奥深く突っ込んでいく。

一方8位争いでは先ほどまでこの集団を牽引していた村雲ZX6Rが突然脱落。猪野、松野に立て続けにパッシングされてしまう。体調不良か?

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依然4台にチャンスがある感じだが………

加野と皆藤の間にはややスペースが出来たか。

最後の帝王コーナー立ち上がり、加野GSXR1000の渾身のアタック加速。路面には黒々としたブラックマークが描かれている。

そして。


まさかの最終ラップ、逆転劇。

最終コーナーをトップで立ち上がってきたのは、加野GSXR1000だった。

このまさかの展開に会場は大騒ぎ。

それが本人にも伝わったか、思わずガッツポーズでゴールへ。

Bクラスは加野GSXR1000が劇的勝利をモノにした。2位に笈川、3位に皆藤、そして4位には斉藤。

5位に磯山TZR250R。

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