2013 梨本塾 GOHOKU TOUR レポート ①

今年もこのシーズンがやってきた。
東日本大震災が起こった2011年、「梨本塾でも何か出来ることを」と考えその一環として行ったチャリティツーリングも、今回で3回目となる。

参加者は19名。今年の集合場所となったのは栃木インター近くのミニストップ。

午前8時の集合に対し、7時過ぎには早くも参加者が集ってきた。

常連組、そして久しぶりに再会する人、はじめて梨本塾のイベントに参加する人も含めて
「まさかこのマシンでくるとは………」
と周囲を驚かせたのは富永選手+DB2。

さらにXJ400ZSとGL1800。

塾長が愛しまくったFZS1000フェーザーや………

CBR250Rなど今年もマシンは多彩。

そしてタマロク号を駆るこの方も登場。

どこかのTV局チャリティ番組とは違い、毎年自腹ノーギャラで参加し続けてくれているエヴァトリックスターの芹沢太麻樹選手。鈴鹿八耐を終えた体で来てくれた。来月には世界耐久選手権出場(ル・マン)を控えている。

今年のGOHOKU TOUR前は連日うだるような酷暑に悩まされた関東圏だったが………

この日も朝からかなり強い日差しがライダーたちを襲った。しかし結果的には2日間を通じて、もっとも暑かったのがこの集合場所だったかもしれない。

手短に注意事項を確認し………

お決まりの記念撮影をして(撮影中尾選手)、いざ出発。

ハーレーダビットソンにアディゼロというこれまた異色の組み合わせで参加した塾長の足元セッティングはこの通り。こ………この左足は一体!?

1stスティントは「最高のウォーミングアップになった」と誰もが認めた塾長一押しの栃木粕尾峠ルートへ。月刊モーターサイクリスト「ザ・エッジ」のテストルートでもある。

粕尾峠から古峯街道を経て天狗神社こと古峯神社までひとっ走り。

途中緩急様々なワインディングが連続しており、朝イチのリズム取りにはまさに最適ともいえるルート。
ここで軽く休憩をしてから、いよいよ本番モードへ突入。ここからまだ残りは300km以上もある。

2ndスティントでは県道を乗り継いで霜降り高原まで一気に駆け上がる。すでに標高が上がっており、懸念された暑さはほとんど感じられず軒並み30℃を下回りバイクには快適な環境だった。
霜降高原頂上付近ではやや交通量も多かったものの、そこからの下りは空いており好きなペースで走ることが出来た。

しかし121号へと合流する川治温泉辺りで集団はふたてに分かれてしまう。

先行したグループは道の駅たじまで小休止。

しかし遅れた塾長グループはワープするかのように一気に北上して………

昼食処へ12時半過ぎに到着。

お腹を空かせた後続も次々に合流した。

しっかりと予約していたため昨年のような悲劇は起こらず………

無事に全員が着席。途中合流となった加藤選手や石川選手も無事に辿り着いた。

「まさにライダーのための店名ではないか」
そう思わせる曲家(まがりや)さん。ここでの「おまかせメニュー」は天ざるセット。

蕎麦にはかなりこうるさい塾長も「合格」と一言。
納得のうまさに舌鼓を打ってあっという間に完食。天ぷらの量も多くて豆腐もGOODで人気店なのも頷ける。
ここまでおよそ半分の距離を走破。

そしてバイクもお腹一杯にするべく………

スタンドへ。当然といえば当然だが………ローカルなスタンドで20台が一気に給油しようとすると30分近くかかってしまうこともあるため、早め早めに分散しての給油を心がけた。それでもこの渋滞………。

さらに山深い領域へ突入していく。352号から289号沼田街道へ。

只見までは北海道のような雄大な景観が続く。
皆が半分夢見心地のいいペースで快走していたところ、途中にホワイト&ブラックの車を発見して眠気も吹き飛ぶ。
そして「一息つこう」只見町役場 歳時記会館の休憩所へピットイン。コーヒーブレイク。14時40分過ぎのことだ。

しかしここでもまた意図せず二班に分かれてしまう。ロストルートしたのは八木選手や生駒選手ら。

こちらは今回初参加していただいたZX14R、森川選手。トゥーブラエキパイが目耳を引く。さらにFZ1のテラ選手も一緒。

朝早かっただけに、ここでも結構な眠気に襲われる。

そしてなかなか来ない後続を待ちわびて………。

こちらは今回塾長が相棒に選んだハーレーダビットソン883R。
ザ・エッジでテストを行ってからのお気に入りのようだが
「塾長がハーレーなんて………」
と塾生はあまり興味を示さない。それでも
「いやいやマジで全部ダメなんだけどすんごくいいんだって」
と力説する塾長。その向こうには芹沢太麻樹選手。

こちらは大きな大根………ではなく………。

「ゆうごう(夕顔)」。この大きさでなんと150円………。煮物や味噌汁の具になったりする万能夏野菜。
「どうしても持って帰りたい」
とだだをこねたのは塾長。しかし883にはどこにも収納することが出来ずあえなく断念。

福島から新潟へとつながるこの沼田街道は多くのライダーがツーリングを楽しんでいた。

こちらははぐれてしまった第二班。

絶景「田子倉湖」は減水中。

そろそろ行きますか。

只見線と平行して252号を東へ。この区間はかなりダイナミックな景観であり、コーナーも大小織り交ざっておりかなり楽しい区間だ。
上条で290を右折し、そのまま北上。
そして往路最後の休憩にと立ち寄ったのが道の駅「とちお」。
写真だと割りとすんなり来ているが、先ほどの休憩地点から1時間以上も走り続けている。

ここで合流したメンバーで恒例のジュースジャンケン開始。

昨年は西村選手が負けまくったが………

今年は一体誰がルーザー?

………まさかの芹沢太麻樹選手、轟沈。
「ねえねえ、ゲストが負けるってどういうこと!?」
ゲストも特別扱いしないのが梨本塾!?

「オレ、芹沢太麻樹にジュースおごってもらったことあるんだぜ?」
「え。マジで?」
「うん。しかもジャンケンで勝って」
「うそすげえじゃん」
なんていうネタをつくってしまった太麻樹選手。そして塾生も遠慮なく………
「ゴチんなります!」
おいしくジュースを飲んでいざ出発。

初日最後のガス給油。

かなりタイトな県道17号。道路にコケの生える沼越峠を越えてさらに磐越自動車道を超えると………

18時過ぎに目的地に到着。

先行到着組、後続組も全員無事故無検挙で走破。19台x360km、すなわち述べ6840kmの下道走で、これは快挙といえるのではないだろうか。

宿泊先は「秘荘」ともいえる裏五頭山荘。山深いなかにひっそりと佇む、風情ある山荘だ。

夜のワインディングに備えて、夕寝?
つづく。
文中敬称略。ご了承下さい。
2013 GOHOKU TOURに参加された方はこのページにある写真をご自由にお使い下さい。その際リンククレジットの挿入をお願いいたします。 写真提供:梨本塾 http://kei74moto.client.jp/
なおGOHOKU TOURに参加された方で「こんな写真あるよ」「自分のブログにもレポートしたよ」と言う方はぜひコメント欄にリンクをお願いいたします。
2012年 GOHOKU TOUR
2011年 GOHOKU TOUR
梨本塾東日本大震災復興支援活動
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今年もこのシーズンがやってきた。
東日本大震災が起こった2011年、「梨本塾でも何か出来ることを」と考えその一環として行ったチャリティツーリングも、今回で3回目となる。

参加者は19名。今年の集合場所となったのは栃木インター近くのミニストップ。

午前8時の集合に対し、7時過ぎには早くも参加者が集ってきた。

常連組、そして久しぶりに再会する人、はじめて梨本塾のイベントに参加する人も含めて
「まさかこのマシンでくるとは………」
と周囲を驚かせたのは富永選手+DB2。

さらにXJ400ZSとGL1800。

塾長が愛しまくったFZS1000フェーザーや………

CBR250Rなど今年もマシンは多彩。

そしてタマロク号を駆るこの方も登場。

どこかのTV局チャリティ番組とは違い、毎年自腹ノーギャラで参加し続けてくれているエヴァトリックスターの芹沢太麻樹選手。鈴鹿八耐を終えた体で来てくれた。来月には世界耐久選手権出場(ル・マン)を控えている。

今年のGOHOKU TOUR前は連日うだるような酷暑に悩まされた関東圏だったが………

この日も朝からかなり強い日差しがライダーたちを襲った。しかし結果的には2日間を通じて、もっとも暑かったのがこの集合場所だったかもしれない。

手短に注意事項を確認し………

お決まりの記念撮影をして(撮影中尾選手)、いざ出発。

ハーレーダビットソンにアディゼロというこれまた異色の組み合わせで参加した塾長の足元セッティングはこの通り。こ………この左足は一体!?

1stスティントは「最高のウォーミングアップになった」と誰もが認めた塾長一押しの栃木粕尾峠ルートへ。月刊モーターサイクリスト「ザ・エッジ」のテストルートでもある。

粕尾峠から古峯街道を経て天狗神社こと古峯神社までひとっ走り。

途中緩急様々なワインディングが連続しており、朝イチのリズム取りにはまさに最適ともいえるルート。
ここで軽く休憩をしてから、いよいよ本番モードへ突入。ここからまだ残りは300km以上もある。

2ndスティントでは県道を乗り継いで霜降り高原まで一気に駆け上がる。すでに標高が上がっており、懸念された暑さはほとんど感じられず軒並み30℃を下回りバイクには快適な環境だった。
霜降高原頂上付近ではやや交通量も多かったものの、そこからの下りは空いており好きなペースで走ることが出来た。

しかし121号へと合流する川治温泉辺りで集団はふたてに分かれてしまう。

先行したグループは道の駅たじまで小休止。

しかし遅れた塾長グループはワープするかのように一気に北上して………

昼食処へ12時半過ぎに到着。

お腹を空かせた後続も次々に合流した。

しっかりと予約していたため昨年のような悲劇は起こらず………

無事に全員が着席。途中合流となった加藤選手や石川選手も無事に辿り着いた。

「まさにライダーのための店名ではないか」
そう思わせる曲家(まがりや)さん。ここでの「おまかせメニュー」は天ざるセット。

蕎麦にはかなりこうるさい塾長も「合格」と一言。
納得のうまさに舌鼓を打ってあっという間に完食。天ぷらの量も多くて豆腐もGOODで人気店なのも頷ける。
ここまでおよそ半分の距離を走破。

そしてバイクもお腹一杯にするべく………

スタンドへ。当然といえば当然だが………ローカルなスタンドで20台が一気に給油しようとすると30分近くかかってしまうこともあるため、早め早めに分散しての給油を心がけた。それでもこの渋滞………。

さらに山深い領域へ突入していく。352号から289号沼田街道へ。

只見までは北海道のような雄大な景観が続く。
皆が半分夢見心地のいいペースで快走していたところ、途中にホワイト&ブラックの車を発見して眠気も吹き飛ぶ。
そして「一息つこう」只見町役場 歳時記会館の休憩所へピットイン。コーヒーブレイク。14時40分過ぎのことだ。

しかしここでもまた意図せず二班に分かれてしまう。ロストルートしたのは八木選手や生駒選手ら。

こちらは今回初参加していただいたZX14R、森川選手。トゥーブラエキパイが目耳を引く。さらにFZ1のテラ選手も一緒。

朝早かっただけに、ここでも結構な眠気に襲われる。

そしてなかなか来ない後続を待ちわびて………。

こちらは今回塾長が相棒に選んだハーレーダビットソン883R。
ザ・エッジでテストを行ってからのお気に入りのようだが
「塾長がハーレーなんて………」
と塾生はあまり興味を示さない。それでも
「いやいやマジで全部ダメなんだけどすんごくいいんだって」
と力説する塾長。その向こうには芹沢太麻樹選手。

こちらは大きな大根………ではなく………。

「ゆうごう(夕顔)」。この大きさでなんと150円………。煮物や味噌汁の具になったりする万能夏野菜。
「どうしても持って帰りたい」
とだだをこねたのは塾長。しかし883にはどこにも収納することが出来ずあえなく断念。

福島から新潟へとつながるこの沼田街道は多くのライダーがツーリングを楽しんでいた。

こちらははぐれてしまった第二班。

絶景「田子倉湖」は減水中。

そろそろ行きますか。

只見線と平行して252号を東へ。この区間はかなりダイナミックな景観であり、コーナーも大小織り交ざっておりかなり楽しい区間だ。
上条で290を右折し、そのまま北上。
そして往路最後の休憩にと立ち寄ったのが道の駅「とちお」。
写真だと割りとすんなり来ているが、先ほどの休憩地点から1時間以上も走り続けている。

ここで合流したメンバーで恒例のジュースジャンケン開始。

昨年は西村選手が負けまくったが………

今年は一体誰がルーザー?

………まさかの芹沢太麻樹選手、轟沈。
「ねえねえ、ゲストが負けるってどういうこと!?」
ゲストも特別扱いしないのが梨本塾!?

「オレ、芹沢太麻樹にジュースおごってもらったことあるんだぜ?」
「え。マジで?」
「うん。しかもジャンケンで勝って」
「うそすげえじゃん」
なんていうネタをつくってしまった太麻樹選手。そして塾生も遠慮なく………
「ゴチんなります!」
おいしくジュースを飲んでいざ出発。

初日最後のガス給油。

かなりタイトな県道17号。道路にコケの生える沼越峠を越えてさらに磐越自動車道を超えると………

18時過ぎに目的地に到着。

先行到着組、後続組も全員無事故無検挙で走破。19台x360km、すなわち述べ6840kmの下道走で、これは快挙といえるのではないだろうか。

宿泊先は「秘荘」ともいえる裏五頭山荘。山深いなかにひっそりと佇む、風情ある山荘だ。

夜のワインディングに備えて、夕寝?
つづく。
文中敬称略。ご了承下さい。
2013 GOHOKU TOURに参加された方はこのページにある写真をご自由にお使い下さい。その際リンククレジットの挿入をお願いいたします。 写真提供:梨本塾 http://kei74moto.client.jp/
なおGOHOKU TOURに参加された方で「こんな写真あるよ」「自分のブログにもレポートしたよ」と言う方はぜひコメント欄にリンクをお願いいたします。
2012年 GOHOKU TOUR
2011年 GOHOKU TOUR
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