2013年度 第8回 梨本塾 トミン レポ⑤ K-RUN-GP Cクラス
本日3つ目のレースとなる、K-RUN-GP、Cクラス決勝。

フロントローには2台のCBR600RRとZ1000。二列目にはCBR600F4、そしてGSXR1000(600という記述は誤り)、三列目にはCBR250R、SM450R、グース350。そして四列目にもグース、CB400SF。五列目にR1というグリッド。
Cクラスらしい多彩な顔ぶれとなったが、トップから最後尾までの差は僅かに1秒2ほどしかなく、誰が勝ってもおかしくない。

全車グリッドに整列し………

グリーンフラッグとともに一斉にスタート。

好スタートを切ったのは、予選3番手から飛び出した西村CBR600RR。次いで望月Z1000、さらに美濃部CBR600RR、加藤CBR600F4、磯野SM450R、村雲GSXR1000、新井グース。

その後方に安倍グース、中村R1、五十嵐CBR250R、梨本亮CB400SF。

S字から帝王コーナーまでにも激しいポジション争いが行われる。

3コーナーにトップで進入したのは#41西村。次いで#30望月、SM450Rの#65磯野が#43美濃部、#48加藤をパッシングしてジャンプアップ。

その後方もスペースを開けることなく追従。

一周目を終えてコントロールラインに戻ってくるトップグループ。

まずは西村CBR600RR、望月Z1000にとっても快調な滑り出し。さらにその後方磯野SM450Rも跳躍している。

その後方4位争いは………

8台による激しい戦いとなりそうだ。

好調そうに周回を重ねるトップ西村。

今夏はGOHOKU TOURを欠場したため、昨年のようなジュージャンダメージもなく、それが好結果をもたらしているか。

さらにその後方、望月Z1000も快調。ポールポジションを獲得しただけあって、まだまだチャンスはありそうだ。

そして熾烈な争いを繰り広げるのは4位争い。#48加藤を筆頭に#43美濃部………

#47新井、#50村雲、#44安倍と続く。

まずここで動いたのが村雲GSXR1000。今回より導入したこのニューウェポンのパワーを見せ付けるかのように、グースを置き去りにしていく。

これで村雲は6位へと浮上。どうやらこのL1との相性は良さそうだ。

こちらは3台による9位争い。「バレゼッケン」をまとったR1を駆るのは中村、さらにその後方には「Dクラスの壁」こと梨本亮CB400SF、そして五十嵐CBR250Rと続く。

周回を重ねるにつれて、2位と3位の間が開き始める。

逆に4~6位の感覚は狭まった。

30秒を前後するペースで快走する#41西村。自身の持ちタイムからすれば余力はありそうだが、しかしそれは後方の望月Z1000も同じ。
望月には勝利経験があるが、しかし参加5年目を迎えた西村には未だ勝ち星がない。果たしてそれがどう作用するだろうか。

前回参加時よりも格段にペースアップした磯野も懸命にこの2台を追従する。

そして激しい争いが続いているのは………

4位争い。

4位の加藤からこの集団の最後尾となる中村R1までのディスタンスは………

それほど大きくない。

それぞれ何かあればすぐに逆転できそうなポジションである。

そして村雲GSXR1000の後方では………

2台のグースによる激しいバトルも始まりそうだ。

6人による4位争い。当然ながらこの先頭は4位となり、最後尾では9位となる。

そしてその後方では10位争いもまた激しい。

コーナーで詰め寄る五十嵐CBR250Rだが「締めるところは締める」梨本亮CB400SFに翻弄されてなかなか前に出ることが出来ない。排気量差はあるもののそれ以上に年齢差もあるので、なんとか攻略したいところだ。

そして4位争いの中では………

#50村雲が#43美濃部をパッシング。これで5位に浮上した。

さらに前を行く加藤CBR600F4を追う。

激しいバトルとなっている後続を尻目に、快調にトップを走る西村CBR600RR。

しかし、これまで幾たびも「苦渋を舐めた」だけに、まだまだ油断は禁物。レースは半分を消化したに過ぎないのだ。

3番手の磯野SM450Rはやや離されての単独走となる。
第9回 梨本塾 9月22日開催。
最終早割受付中。
定員締め切りにご注意を。

2013 第9回 9/22(日) 梨本塾開催!
現在申し込み受付中!!
「トミンで40秒を切れません………」
「筑波で2分を切れません………」
「もてぎで4分を切れません………」
「鈴鹿で帰ってこれません………」
「まさしく梨塾レンジ。お気軽に遊びにいらしてください(^^)/」
梨本塾にはとんでもなく速い常連の方もいれば、
初めてサーキットに来られる方もいますが………
経験やスキルレベルによる敷居は一切ありません。
また小難しいレクチャーや座学なども一切ありません。
トミンで40秒が切れません→OK
筑波で2分の壁が壊せない→NO problem!!
鈴鹿やもてぎだと、一周回って来れません→Welcome!
必要なときに必要なアドバイスだけを受ける、後は自由に走りまくり。
これが梨本塾の基本的なスタンスです。
初心者の方、女性の方、サーキット初走行の方まで楽しめるのが梨本塾。
もちろん膝が擦れなくても、ハングオンできなくても大丈夫。
サーキット初走行でも問題ありません。
ぜひぜひ遊びにいらしてください。

梨本塾は、申し込みが早いほど参加費はお得です。
参加希望の方は今すぐこちらから>>お申し込みを!!
今月は参加しやすい通常開催。初参加の方もぜひぜひお越し下さい。

「これ着りゃ1秒アップ確実だって!?」
なんてウワサはホントかウソか………。
2013梨塾Teeも好評発売中。
次回梨本塾での受け取り予約は>>コチラから。

残り半分を過ぎてさらに加熱する4位争い。

加藤CBR600F4に度々襲い掛かる村雲GSXR1000だったが………

帝王コーナーでは勢い余ってあわや接触。

#48加藤も譲らない。

#50村雲は、まだ慣れないマシンでの冷や汗。

さらにブルーとレッド、2台のグースによる………

激しい攻防戦がスタート。動力性能はほぼ互角なだけに見ごたえのあるバトルとなっている。

そして10位争いの後方には、先頭の西村が近づいてくる。

ここで初めて後続を確認する西村CBR600RR。「初勝利」を得るためには、このバックマーカーのパッシングもひとつの壁といえるだろう、手間取っていればすぐに後ろに追いつかれてしまう。

すぐ前の五十嵐CBR250Rはともかく、その前の梨本亮CB400SFはかなり抜きにくい相手だ。

もちろんブルーフラッグは出ておらず、自力でこの2台をパッシングしなければならない。

これまでにも、何度も辛酸を舐めてきたのと同じようなシーンだったが………

#41西村は冷静にCBR600RRに鞭を打つ。

まずは1コーナー進入で五十嵐CBR250Rをパッシング。

さらに幸運なことに、ここで前を走る梨本CB400SFがトップ西村に気付いて………

進路を譲る。

これで西村は一気に前へ。すぐ背後に2番手の望月が迫ったが………

しかしアンラッキーにもここでは前に出れず、間に2台を割り込ませる格好となってしまう。もしやこれは西村が仕込んだ刺客?!

そして激しい7位争いを展開する2台のグース。

1コーナーではその「先駆け」として底力を見せるように、安倍がインを突いてポジションアップ。

昨今はCB400SFでの参加が続いていた安倍だが、元来はこのグースで長年走っていた。これで7番手へ浮上。

そしてトップの西村は、いよいよ残り5周へ。「まだ」なのか「もう」なのか、それは本人のみぞ知るところ。

2番手の望月もここで10位争いの2台をパッシング。再び迎撃に入る。

4位争いは後半になって#48加藤が一歩リード。さらに#50村雲を#43美濃部が追い立てる。

7位争いの三台。

中村R1もなんとか前の2台に割って入りたいところ。

レース終盤に入ってもタレない西村CBR600RR。近年始めたマラソン効果もあるのだろうか。

残りは4周を切った。

3番手の磯野はやや引き離されてしまった。

そして今度は7位争いの後方にトップ西村が追いつく。

さすがにレース最終盤ということもあって、ここではブルーフラッグが提示される。これにより新井グース、中村R1の両名が進路を譲り、スムースに西村は前へ。

ようやく見えてきた、この空の向こう側―。

3台の4位争い、そして7位の安倍。その向こう側を縁取るのは………

梨本塾の仲間たち。
かつてこれほどまでに他の塾生が一人のライダーを見守ることがあっただろうか。すでに大歓声に包まれる、最終コーナー。

背後では多くの声が、手が、そして心が西村を後押しする。

果たしてその声が届いただろうか。

………多分、届いたのだろう。確かに西村はこのとき、笑っているように見えた。

スタートからゴールまで一度もトップを譲らす、最後はしっかりと独走でゴール。
西村にとっては2009年1月の初参加から実に5年目(4年10ヶ月)、参加回数43回目にしての見事な初優勝となった。
この記録は、梨本塾史上「初優勝までにもっとも時間がかかった超しぶいくライダー」として、しっかり刻印されることとなる。

その西村の後方、8位でゴールしたのは新井グース。

そして2位の望月Z1000、9位の中村R1が続いてゴール。

さらに10位争いは………

結局順位は変わらず、梨本、五十嵐の順でゴール。

その後方から3位単独走で磯野SM450R。

そして最後まで続いた4位争いは、加藤CBR600F4、村雲GSXR1000、美濃部CBR600RR、最後に怒涛の追い上げを見せた安倍グースの順でゴール。

もっとも長く西村を見守ってきたスタッフメンバーの一人でもある坂選手と握手。

ようやく………本当にようやく喜びを爆発させた。

本人にとっても待ちに待った初優勝だったが―。

しかしそれ以上に待ち望んでいたのは、他の塾生たちだったのだ。

まるで全日本選手権のような大歓声。常連組はもちろんのこと、初参加のライダーまでもが「初優勝」を祝福する。

万感を抱えてホームストレートへ帰還。

もちろん塾長も喜びを爆発させた。

今期新調したレーシングスーツの背中で、梨塾ニコちゃんも笑っている。そして手を挙げたその先には―。

最後まで応援し続けてくれた仲間たち。普段、同じ土俵で膝や肘を付き合わせる仲だからこその祝福である。

5年は確かに長かったが、しかしけして無駄ではなかった―。

大人の趣味の世界で、これほどまでに感動を呼ぶシーンはそれほど多くない。
見守る全員が拍手を送る中でそんなことを感じたのではないだろうか。

ようやく一つ目の階段を登り終えた西村。
今後、二段目三段目をどう跳躍するか、注目したい。おめでとう!
その後、有志によって西村選手の初優勝を祝う会が築地にて開催された。

「ひとりの塾生の初優勝で、こんな盛大なお祝いをしたのは、14年の梨塾の歴史の中でも初めて(塾長)」

つづく。
文中敬称略。ご了承下さい。
この記事の中に掲載されている写真の未圧縮原板(~5MB程度まで)を廉価販売しております。
2カット1セットで1000円~より。
ご希望の方は「掲載ページURL」「掲載写真のURL(分からない場合は掲載位置などでご指定ください)」と「ゼッケン番号 お名前」を添付して>> std_spd@hotmail.com までお問い合わせ下さい。
メールタイトルには「第○回梨本塾写真希望」と明記してください。
※ 写真によっては対応できないことがありますのでご了承下さい。
また、本記事に掲載されている写真は梨本塾参加者の方に限りブログなどでの二次使用可能とします。
その際は必ず以下梨本塾クレジットをお願いいたします。
写真提供:梨本塾 http://kei74moto.client.jp/
カメラ: 梨本塾オフィシャル & 影兄
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第9回 梨本塾 9月22日開催。
最終早割受付中。
定員締め切りにご注意を。

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まずここで動いたのが村雲GSXR1000。今回より導入したこのニューウェポンのパワーを見せ付けるかのように、グースを置き去りにしていく。

これで村雲は6位へと浮上。どうやらこのL1との相性は良さそうだ。

こちらは3台による9位争い。「バレゼッケン」をまとったR1を駆るのは中村、さらにその後方には「Dクラスの壁」こと梨本亮CB400SF、そして五十嵐CBR250Rと続く。

周回を重ねるにつれて、2位と3位の間が開き始める。

逆に4~6位の感覚は狭まった。

30秒を前後するペースで快走する#41西村。自身の持ちタイムからすれば余力はありそうだが、しかしそれは後方の望月Z1000も同じ。
望月には勝利経験があるが、しかし参加5年目を迎えた西村には未だ勝ち星がない。果たしてそれがどう作用するだろうか。

前回参加時よりも格段にペースアップした磯野も懸命にこの2台を追従する。

そして激しい争いが続いているのは………

4位争い。

4位の加藤からこの集団の最後尾となる中村R1までのディスタンスは………

それほど大きくない。

それぞれ何かあればすぐに逆転できそうなポジションである。

そして村雲GSXR1000の後方では………

2台のグースによる激しいバトルも始まりそうだ。

6人による4位争い。当然ながらこの先頭は4位となり、最後尾では9位となる。

そしてその後方では10位争いもまた激しい。

コーナーで詰め寄る五十嵐CBR250Rだが「締めるところは締める」梨本亮CB400SFに翻弄されてなかなか前に出ることが出来ない。排気量差はあるもののそれ以上に年齢差もあるので、なんとか攻略したいところだ。

そして4位争いの中では………

#50村雲が#43美濃部をパッシング。これで5位に浮上した。

さらに前を行く加藤CBR600F4を追う。

激しいバトルとなっている後続を尻目に、快調にトップを走る西村CBR600RR。

しかし、これまで幾たびも「苦渋を舐めた」だけに、まだまだ油断は禁物。レースは半分を消化したに過ぎないのだ。

3番手の磯野SM450Rはやや離されての単独走となる。
第9回 梨本塾 9月22日開催。
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2013 第9回 9/22(日) 梨本塾開催!
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「トミンで40秒を切れません………」
「筑波で2分を切れません………」
「もてぎで4分を切れません………」
「鈴鹿で帰ってこれません………」
「まさしく梨塾レンジ。お気軽に遊びにいらしてください(^^)/」
梨本塾にはとんでもなく速い常連の方もいれば、
初めてサーキットに来られる方もいますが………
経験やスキルレベルによる敷居は一切ありません。
また小難しいレクチャーや座学なども一切ありません。
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もちろん膝が擦れなくても、ハングオンできなくても大丈夫。
サーキット初走行でも問題ありません。
ぜひぜひ遊びにいらしてください。

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加藤CBR600F4に度々襲い掛かる村雲GSXR1000だったが………

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#48加藤も譲らない。

#50村雲は、まだ慣れないマシンでの冷や汗。

さらにブルーとレッド、2台のグースによる………

激しい攻防戦がスタート。動力性能はほぼ互角なだけに見ごたえのあるバトルとなっている。

そして10位争いの後方には、先頭の西村が近づいてくる。

ここで初めて後続を確認する西村CBR600RR。「初勝利」を得るためには、このバックマーカーのパッシングもひとつの壁といえるだろう、手間取っていればすぐに後ろに追いつかれてしまう。

すぐ前の五十嵐CBR250Rはともかく、その前の梨本亮CB400SFはかなり抜きにくい相手だ。

もちろんブルーフラッグは出ておらず、自力でこの2台をパッシングしなければならない。

これまでにも、何度も辛酸を舐めてきたのと同じようなシーンだったが………

#41西村は冷静にCBR600RRに鞭を打つ。

まずは1コーナー進入で五十嵐CBR250Rをパッシング。

さらに幸運なことに、ここで前を走る梨本CB400SFがトップ西村に気付いて………

進路を譲る。

これで西村は一気に前へ。すぐ背後に2番手の望月が迫ったが………

しかしアンラッキーにもここでは前に出れず、間に2台を割り込ませる格好となってしまう。もしやこれは西村が仕込んだ刺客?!

そして激しい7位争いを展開する2台のグース。

1コーナーではその「先駆け」として底力を見せるように、安倍がインを突いてポジションアップ。

昨今はCB400SFでの参加が続いていた安倍だが、元来はこのグースで長年走っていた。これで7番手へ浮上。

そしてトップの西村は、いよいよ残り5周へ。「まだ」なのか「もう」なのか、それは本人のみぞ知るところ。

2番手の望月もここで10位争いの2台をパッシング。再び迎撃に入る。

4位争いは後半になって#48加藤が一歩リード。さらに#50村雲を#43美濃部が追い立てる。

7位争いの三台。

中村R1もなんとか前の2台に割って入りたいところ。

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残りは4周を切った。

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そして今度は7位争いの後方にトップ西村が追いつく。

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3台の4位争い、そして7位の安倍。その向こう側を縁取るのは………

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