2014年度 第4回 梨本塾 ゴル耐 トミン レポ⑥ K-RUN-GP Dクラス

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ゴル耐最後のレースとなる、K-RUN-GP Dクラス決勝。

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特別開催ではいつも大声援を送ってくれる梨塾ガールに見守られて………

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K-RUN-GP、最後のレースとなるDクラス、精鋭10名がスタート。

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まず好スタートを切ったのは、セカンドポジションから飛び出した妹尾VTR250。

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さらに吉村RSV4、梨本亮CB400SF、大塚S1000RR、菅原SM450R、岡野SS1000DSと続き………

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S字から帝王コーナー進入でも激しくバトル。

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ここで3番手に上がった大塚、そして4番手に上がった菅原。

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妹尾VTRがトップで3コーナーをクリアして………

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そのままコントロールラインに戻ってくる。2位に#45吉村、3位に#63大塚、4位に#71大塚。

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そして5位に梨本亮、6位に岡野、7位に柴899パニガーレ、8位に石田690DUKE、9位に小島CBR600RR、10位に岩本WR250Xの順。

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好調な滑り出しを見せる妹尾VTR250。先月に引き続いての二連勝となるか。トップ争いは4位菅原までの四台。

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5位争いとなるセカンドグループ。

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サードグループは9位争いとなる。

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31秒前半というグループペースの中で………

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もっとも勢いのあるのが#63大塚。

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前を走る吉村RSV4に度々襲いかかり………

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ついに抜き去った。

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さらに前を走る妹尾VTR250に迫る。

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3番手の吉村RSV4は遅れる格好。

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ストレートスピードでは圧倒的にS1000RRが勝るが………

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コーナリングではVTR250も負けていない。

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そこからやや離れてのセカンドグループが3位争いへ。

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5位を走る梨本CB400SFがペースアップ。グループを抜け出す。

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トップ争いは完全にこの2台に絞られる。

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#63大塚が首位争いをするのは初めてのはずだが………

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まるで常勝ライダーのように、落ち着いて戦況を分析しているようだ。急いた感じが微塵もない。

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下を向くほど伏せる妹尾の後方で、大塚はきっちりと間合いを計った上で………

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1コーナーでインへ。

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あまりにクリーンなパッシング。

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これで首位へと浮上した。

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2位に陥落した妹尾もなんとかやり返したいところだが………

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大塚のペースが速い。

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この決勝中、なんと30秒台にまでタイムを伸ばす快走で、バックマーカーも次々にパッシングしていく。

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その後方、4位を走る菅原SM450Rに追いついたのは梨本亮CB400SF。

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マラソン効果だろうか、最年長にも関わらずこの長丁場で強さを見せる。

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首位を走る大塚は、早くも9位までを周回遅れに。

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そして後方2位争いでは………

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バックマーカー処理にやや時間を取られていた妹尾VTR250のインから、追い上げてきた吉村RSV4が顔を突き出す。

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まさに虚を突かれた格好の妹尾は3番手へ後退、吉村が2番手へ。

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さらにその後方では梨本CB400SFが菅原SM450Rを抜いて4番手へ浮上。

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やや間を開けての5番手に岡野SS1000DS。

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順調にバックマーカーをいなしていく大塚S1000RR。見ていても安心感がある。

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そして4位争いも………

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バックマーカーを処理しながらの攻防。

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周回ごとにきっちりと………

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自分の長所でパッシングをしていく大塚。ペースも30秒台後半で安定している。

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ここからやや離れての2位争いは………

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どうやら3台となりそうだ。

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文字通り「フル装」とも言えるS1000RRが快調にゴールを目指す。

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一方、この最大のライバルであるRSV4も、懸命に追いすがる。


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しかし大塚ほどのペースでバックマーカー処理が出来ない。

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この結果………

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あっという間にセカンドグループは混戦となり………

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それに便乗する格好で梨本亮CB400SFが#47妹尾のインを突き刺す。

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まさに老獪なテクニック。

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これで3番手へと浮上した。

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この決勝中、タイムも30秒台前半にまで延ばしてきている。

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74歳にしてベストタイム更新というタフネスぶりを発揮。

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さらにバックマーカーが混在する中で………

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4番手以降を突き放す。

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妹尾VTR250、菅原SM450Rとの間に一台を割り込ませた。

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先行する吉村RSV4を追う。

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その後方では菅原が妹尾の前へ。これで4番手へと浮上。逆に妹尾は4つもポジションを落としてしまった。

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まるで筑波サーキットのホームストレートを走るかのように伏せる#46梨本。

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そして1コーナーではバックマーカーをパッシング。

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乗りに乗っている状態か。

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そしてトップ大塚は、7位を走る柴パニガーレの後方にまで迫り………

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1コーナーで一気にパッシング。

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4位争いをリードする菅原は………

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今回が初のK-RUN-GPだが………

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落ち着いてバックマーカーをパス。後方の妹尾とのアドバンテージを拡げる。

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この決勝中、大きく躍進することになった大塚S1000RR。もはやDクラスとは言えない速さだ。

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その大塚に懸命に追いすがる吉村だったが………。

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レース後半になってさらに勢いを増す梨本。

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決勝リズムにも慣れて、やはりベスト近辺で走行する菅原。

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かなり悔しい展開となっているのは妹尾。巻き返しなるか。

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レースも終盤になり、2位争いが熱い。猛烈な勢いで追い上げてきた#46梨本が………

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3コーナーで強引に吉村のインを奪う。

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これで2番手へと浮上。決勝中に上位3台をパッシング。

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さらにバックマーカーを抜いて………

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ゴールを目指す。

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なんとか吉村もやり返したいところだが………

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レース前半は上位陣とのバトルを制し、中盤以降はバックマーカー処理をうまくこなした大塚が………

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そのままぶっちぎりで優勝を果たす。その後方は8位でゴールの石田。

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9位でゴールしたのは#69小島。周回違いの7位には#7柴。

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最後まで続いた2位争い、土壇場の大逆転で先にゴールしたのは梨本、3位に吉村。

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そして#68岩本は10位でゴール。

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最後は後続を振り切っての単独4位に#71菅原。後方妹尾は悔しい5位。

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単独6位は岡野。

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実に見事な勝ちっぷりで初優勝を遂げた大塚S1000RR。

ラップペース、レース運びも素晴らしく、混戦になるこのクラスで一人横綱相撲を展開した。

おめでとう!

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これで全クラスの決勝レースが終了。

後はお楽しみを残すばかり………。

つづく。

文中敬称略。ご了承下さい。


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