2014年度 第9回 梨本塾 トミンモーターランド レポ④ K-RUN-GP Bクラス
9月梨本塾、二つ目のレースは、K-RUN-GP Bクラス決勝。
フリー走行を経て、全11台がグリッドに整列。予選11番手の西村は、以前負った負傷のため、大事を取って棄権。
フロントローにはCBR600RR、R1、そしてS1000RRという布陣。
勢いよく日章旗が振り下ろされて、決勝がスタート。
好スタートを切ったのは、ポールポジションが飛び出した緒方CBR600RR。
すぐ背後に中村R1、池原S1000RRと続く。
4番手に安野パニガーレ、5番手に下田950SMR、6番手に大塚S1000RR、7番手に前田CBR1000RR、8番手に高島デイトナ675。
9番手に片岡RC8R、10番手に種茂CBR250R、11番手に加藤CBR250R。
トップで3コーナーに進入した#23緒方CBR600RR。中村がピタリとマーク。
#24池原を先頭とする3~5番手争いも接近。
6番手安野、7番手大塚、そして8番手の高島。
すぐ背後に#28前田。この後方で、混乱が起こる。
S字から帝王コーナーにかけて、CBR250Rの2台が#53片岡の前へ。
そして3コーナーでは、まず#29加藤が#43種茂のインをついて9番手へ浮上した。
加藤にインを割られたことで、種茂のイン側スペースが空いてしまったが、しかしここでは追い越し禁止。だが………
後方片岡RC8Rが立ち上がりで前へ。これ自体が「グレー判定」とも言えるものだったが………
さらにそのまま加速し………
前へ。
通常ラインで先行する加藤の………
左サイドにマシンをねじ込もうとした。
異変に気付いた加藤が咄嗟にマシンを起こして右に寄せ………
なんとか接触を免れる。しかしこの結果………
加藤は完全に右端に追いやられた。インのゼブラに乗り上げそうだ。
さらにその外側から片岡が被せて………
追い越し禁止区間での、まさかの2台抜きとなった。
この時点で、片岡RC8Rの失格が決定。
「K-RUN-GP中、もっともしてはいけない行為」でもある、3コーナークリップから最終コーナークリップまでの追い越し行為のためだ。
しかしK-RUN-GPにはブラックフラッグが存在しないため………(1周が短く、他者に余計な混乱を招くため)
片岡当人はもちろん、後続2名もこの判定を知ることが出来ない。
「なぜあんな走りが許されるのか」
そんな悶々とした気持ちを抱えて、残り19LAPを戦うことになってしまったかもしれない。しかし
「K-RUN-GPにおいて”やり得”はありえません。アマチュアライダーの皆さんにとって、安全を最優先させた上で楽しく走れるように設定しているのが、K-RUN-GPのルールです。このルールを破った場合、必ずペナルティを課します(塾長)」
とのこと。
過去にも幾度かこういった例があったが、特にこの3コーナー~最終コーナー区間での接触事故はすべて入院を伴う大けがに発展しており、そのための処置、ルールである。
後方でそんなトラブルがあったものの、トップ集団は順調に周回を重ねていく。
トップからボーダーまでの予選タイム差は1.2秒ほど。
しかし上位陣にはベストの持ちタイムが27秒というライダーも少なくないため………
アベレージ勝負でどうなるか、これは蓋を開けてみるまで分からなかった。
その中で当然のようにAクラス経験豊富な緒方が、レースをリードする。
7位争いの筆頭は、高島デイトナ675。
そして4台からなる3位争いでは………
2台のS1000RRにKTMの950SMR、そしてパニガーレと、総額ウン百万円バトルが。
トップのラップタイムは28秒前半と………
それほど速いわけではない。
このペースであれば3番手以降も、さほど離されることはない。
その差は1.5秒ほどだ。
レース中盤に入ると、中村がガスオン、緒方にプレッシャーをかけ始める。
また3位争いはより接近し………
池原、初参加の下田、そして安野がテールトゥノーズへ。
いよいよ中村が、緒方のインを狙い始めた。
2014 梨本塾 タイムアタックGP 11月6日(木)開催 トミンモーターランド
第2回 2014年11月6日(木) 開催。
10/1~より受付開始。
申し込みフォームは>>コチラから。 ※ 現在受付中です。
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今回はスペシャルゲストも参戦決定!!
受付は >>コチラから。
レース後半、ややペースの落ちてきた緒方の背後で、中村はもちろんだが………
3位争いを展開する池原もトップ集団に追いついてきた。
これで一気に………
6台のトップ集団へ。
再三にわたって中村が仕掛けるが、緒方も譲らない。
刻一刻と残り周回が減っていく中で………
6位の大塚まで、一丸となってしのぎを削り合う。
さらにその後方7位争いでは、前田が高島に仕掛ける。
そしてついに………
中村が緒方のインへ。
ギリギリまでブレーキングを遅らせて………
首位を奪取。
さらにそのすぐ背後からは、池原らが追いついてくる。
帝王コーナーでは………
緒方のすぐ背後に迫った。
首位に立った中村は、一気にペースを引き上げて後続を突き放す。
一方目前に2位が迫った3位争いは………
さらに加熱。
それぞれの隙を窺ってチャンスを狙う。
初参加の下田………
後半に強い安野と大塚までの5台が、2位争いとなった。
そして7位争いでは………
度々インを狙っていた前田が………
残り2周というこのタイミングで………
前後連動ABSシステムをフル活用しての………
ディープブレーキング。
高島のインを奪った。
これで7番手へ浮上する。
2位争いでは、#23緒方の後方で、一瞬の隙を突いて下田が池原の前へ。これで3番手へ浮上した。
トップ中村は、アドバンテージを持って最終ラップへ突入。
緒方もなんとか2位を死守して最後の1コーナーへ。
そして7番手へと上がった前田を筆頭とする7位争いも………
ファイナルラップへ。
緒方を抜いてからはどんどんリードを拡げた中村が………
その勢いのまま、独走でチェッカーへ。
2位に緒方、3位に下田、4位に池原、5位に安野、6位に大塚。
7位に前田、8位に高島。
9位に加藤………
10位に種茂の順でゴール。
最後まで諦めない走りで見事優勝を遂げた中村R1。
今季4月以来となるBクラスでの2勝目をマークした。Aクラスへの返り咲きにも期待したい。
なおこのチェッカー後、片岡には失格が伝えられた。
つづく。
文中敬称略。ご了承下さい。
この記事の中に掲載されている写真の未圧縮原板(~5MB程度まで)を廉価販売しております。
2カット1セットで1000円~より。
ご希望の方は「掲載ページURL」「掲載写真のURL(分からない場合は掲載位置などでご指定ください)」と「ゼッケン番号 お名前」を添付して>> std_spd@hotmail.com までお問い合わせ下さい。
メールタイトルには「第○回梨本塾写真希望」と明記してください。
※ 写真によっては対応できないことがありますのでご了承下さい。
また、本記事に掲載されている写真は梨本塾参加者の方に限りブログなどでの二次使用可能とします。
その際は必ず以下梨本塾クレジットをお願いいたします。
写真提供:梨本塾 http://kei74moto.client.jp/
カメラ: 梨本塾オフィシャル & 影兄
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うまくなるにはこの定番とも言うべき>>ウラメニューが必須!?
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2014 第10回 10/26(日) 特別開催!
【現在早割受付中!!】
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【梨本塾 33秒】
これを察するに………
【梨本塾は33秒以上で参加しちゃいけないの!?】
というところだと思われますが………
そんな敷居は一切ございません。
35秒でも40秒でももちろん大歓迎です。
バイク乗りの皆さんに楽しく遊んで貰う場所、
それが梨本塾です。
「トミンで40秒を切れません………」
「筑波は2分を切れません………」
「もてぎで4分切れません………」
「鈴鹿は帰ってこれません………」
「まさしく梨塾レンジ。お気軽に遊びにいらしてください(^^)/」
梨本塾にはとんでもなく速い常連の方もいれば、
初めてサーキットに来られる方もいますが………
経験やスキルレベルによる敷居は一切ありません。
また小難しいレクチャーや座学なども一切ありません。
トミンで40秒が切れません→OK
筑波で2分の壁が壊せない→NO problem!!
鈴鹿やもてぎだと、一周回って来れません→Welcome!
【初サーキットでも膝すれちゃう!?】
なんていう話もあったりなかったり………。
必要なときに必要なアドバイスだけを受ける、後は自由に走りまくり。
これが梨本塾の基本的なスタンスです。
初心者の方、女性の方、サーキット初走行の方まで楽しめるのが梨本塾。
もちろん膝が擦れなくても、ハングオンできなくても大丈夫。
サーキット初走行でも問題ありません。
ぜひぜひ遊びにいらしてください。
梨本塾は、申し込みが早いほど参加費はお得です。
参加希望の方は今すぐこちらから>>お申し込みを!!
初参加の方もぜひぜひお越し下さい。
「梨本塾で会いましょう!」
梨塾ガレージってナニ?
バッタ屋?ナンデモ屋?
その答は………>>コチラから。
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そしてついに………
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ファイナルラップへ。
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