2014年度 第12回 梨本塾 トミンモーターランド レポ⑦ K-RUN-GP Dクラス

12月梨本塾、最後のレースはK-RUN-GP Dクラス決勝。

全10台がグリッドに集結。ポールポジションはNinja250、セカンドグリッドにRSV4R、そしてサードグリッドにはCB400SF。

勢いよく日章旗が振り下ろされて、決勝がスタート。

好スタートを切ったのは、外側からいっきにまくった山田(貴)Ninja250。

そのまま1コーナーを制してトップへ。2番手には吉村RSV4R、3番手には菅原SM450R、4番手に梨本亮CB400SF、5番手に塚本GSXR1000………

6番手に山田VTR600RR、7番手に荻野Ninja1000、8番手に竹浦CBR600RR、9番手に増田CBR250R、そして10番手に山本ZRX1200。

S字で竹浦が荻野をかわして、7番手へ。

先行逃げ切りを狙う山田Ninja250が、3コーナーまでにリードを拡げる。

4番手以降も混沌としそうだ。

非常に速いペースでファーストラップを終えた山田。

これを逃がすまいと追いかける、吉村と菅原による2位争い。

4位争いは梨本と塚本。

5位争いをリードするのは、VTR600RRを駆る山田。

すぐに30秒付近にまでタイムを上げて、レースを引っ張る山田Ninja250。

#61吉村もペースアップ。

そして4位争いでは………

#68塚本が………

僅かに開いたインを狙うが………

ベテラン梨本がアウトから被せて………

あわや接触。梨塾最高齢のアタックはいつも際どいが、なんとか事なきを得る。

8位争いの後方では………

初参加のZRX1200の山本が、増田のインをついて9番手へ浮上。

さらに前を走る荻野を狙う。

快調にトップを走る山田。

2番手の吉村も懸命に追うものの………

ともにペースは30秒台であるため、差は詰まらない。

1~3位の間隔は、それぞれ1.5秒ほどとなった。

このまま山田が快走するかと思われた矢先、早くもバックマーカーが出現する。

こうなってくると250の山田はストレートで抜き去ることが出来ず………

かなりビハインドを負うこととなる。

逆に2番手の吉村はRSV4Rの優位性を生かして………

一気に山田の背後へ。

山田もそれを感じてか、S字から帝王コーナーにかけて………

懸命のパッシング。

だが、吉村には完全に背後につかれてしまう。またこの間に、3番手の菅原も追いついてきた。

3台の8位争いの中に、トップ3台が入り組む格好。全10台出走している中で、6台がここに集中してしまう。

さらにこの集団の後方からは2台の4位争い。

次のホームストレートで、#61吉村が一気にスパート。

ストレートスピードを生かして、一気にトップを奪った。

しかし2番手に落ちた山田も………

吉村をガッチリとマーク。

ストレートでは適わないが、その分をコーナリングで埋めて、背後に張り付いた。

単独3位を走っていた#63菅原が、若干バックマーカー処理に手こずっている間に………

後方から塚本、梨本という二人が一気に近づいてきた。

梨本も「これぞチャンス」とばかりに、一気にスパート。

バックマーカーを利用して、なんとか前に出ようと猛アタック。

しかし塚本もこれに察知、ここでは粘ってインを明け渡さず。

【梨塾ガレージ、思いのほかホットに営業中………】
厳しい寒さの中、おかげさまでゲンチーメカは今日も霜焼けと闘いながら奮闘しております。
・ 乗る機会の少なくなったこの時期、ナシガレで下記メニューはいかがでしょうか?

① 【お疲れ様でした】 車体廻りフルオーバーホール………
・ バイクは生もの。走りっぱなしではやっぱり言うことを聞いてくれません。車体OHは3万円より(消耗部品別)、予算に合わせて承ります。来年一気に開花するためにも、この冬のメンテが大事です(^^)ブレーキ回りやステム、リンク廻りから始まってもちろん全バラまで。

② 【まだまだ頑張って下さい】 エンジンフルホーバーホール………
・ 距離だけでなく、ある程度回して乗り込んでいるならそろそろOHも視野に………梨塾ガレージではお客様のニーズに見合ったプランニングで、手軽にOH作 業を承ります。もちろんレーシングエンジンメンテナンスもお任せ下さい。街乗りから選手権レベルまでフルカバーします。

③ 【完全武装】 趣味趣向品大人買いへの道………
・ バイク界のロレックスやブルガリともいえる、オーリンズ、ブレンボ、マグタン等々高級趣向品の数々。但しこれらは見て美しいだけでなく、乗って優れるか らこそ価値あるもの。梨塾ガレージコンプリート号(GSXR1000、CBR600RR PC40 及び37)にはすべて装着、すでに実績を残している逸 品ばかり。塾生にも大好評の品々。この冬、ぜひご賞味下さい。
また梨塾ガレージでは、塾生を対象に多品目激得販売取付を行っています。
※ 梨塾ガレージでご紹介するのものは、これまでしっかりと走行テスト、及び結果の出ているものだけになります。

ブレンボ RCS19 マスターシリンダー(ブレーキスイッチ付き)
梨塾生定番、ブレーキ必須アイテムナンバー1。このマスターを導入すると、ブレーキ効力が安定するのはもちろんですが
「ブレーキングが楽しくなる」
と いう魔法のアイテムです。昨年から今年にかけて多くの方が導入し、大満足という感想をいただいております。もちろん公道走行車両にも最適、塾長はすでに 「PC37、PC40、GSXR1000K6にも導入済み、さらにXL883Rも導入予定」と見事なまでのハマリっぷり。こちらも塾生特価でご案内いたし ます。車種によっては非常に難しい専用フィッティングもお任せください。

ブレーキフルード G-Four355
スーパースポーツ乗りにとって、特に夏場以降は厳しくなるブレーキ問題。
・ タッチが安定しない
・ フェードする
・ すぐにエアをかんでしまう
などの問題を大幅に緩和してくれるのがこのブレーキフルードです。塾生特価工賃にて入れ替え承り中。ぜひお試しを。RCS19とのマッチングも良好です。

ブレンボHPローター
制動力アップ、ディスク温度の安定化、タッチの向上などを目指すときの定番品。大径化もご相談ください。RCS19とのマッチングは「最強」です。

OHLINS FGK フロントフォークカートリッジキット
ラップタイムのみならず「抜群の感触」を得られる、究極の逸品。バネレート選択肢も広く、希望があれば減衰特性も変更可能。トミンモーターランドコースレコードホルダーである梨塾PC40にも導入済みです。
フォークスプリング単体(ノーマルフォーク用)も取り扱っております。フォークオイルとともにぜひご相談ください。

OHLINS リヤショックアブソーバー各種
定番品です。しかしこちらの商品で意外なのは「サーキット走行はもちろんだけど、公道での乗り心地が格段によくなった」という感想が非常に多いこと。FGKとのセット導入割も実施中。梨塾号ではPC40にTTX、37とK6にはSUシリーズを導入済みです。

パワーコマンダー & オートチューン
もはやFI車には必須アイテム?常用域のトルクアップにはこれが一番効果的!サーキット走行だけではなく、幅広いレンジに対応したマッピングで、あなたのマシンをさらに好みの特性に。こちらも梨塾号PC40には導入済みです。

ハーレーダビッドソン XL883R スポーツスター 梨塾ガレージ コンプリート
最近はこんなのも作ってマス………吸排気系変更に伴い最適なサブコンマッピング(74JKGではあえてサンダーマックスを用いず、ダイノジェットPCⅤ+ オートチューンで独自調整を行っています)、バンス&ハインズの爆音を去勢し常用域でトルクアップさせるオリジナル消音サイレンサー、実践的な足回りセッ トアップ、秀逸なブレーキシステム………等々。ノーマルとは比較にならないトルク、そして走りやすさを実現しています。さらに日々進化中。

パノリンオイル
高品質なのはもちろんのこと、同価格帯他銘柄に対して性能劣化しにくいという特性。安定感抜群の100%シンセティックオイル。ワールドスーパーバイクや全日本選手権でもその性能は実証済み。もちろん待ち乗りまで幅広く対応。
ストリート 4T レース 2990円/1L(定価3300円 税抜) ※ スーパースポーツ定番品。
ストリート 4T バイオレース 4490円/1L(定価5500円 税抜) ※ パノリン最上級銘柄。27秒以下推奨。
オイル交換工賃 1250円(通常定価1575円)

また梨本塾大人気のピレリディアブロスーパーコルサSC1、SC2シリーズ、V2、ロッソコルサ、ロッソⅡ、メツラーレーステックシリーズも大量在庫あり。今なら即納!他組み合わせもお問い合わせ下さい。

そして効力も安定性も抜群のZCOOセラミックシンタード(ノーマル、タイプCともに)

さらに耐摩耗性抜群、超低フリクションのD.I.DチェーンZVM-Xシリーズもセール販売いたします。
これらすべてアイテムはすでに梨塾コンプリートのGSXR1000K6、及びCBR600RRに導入、そのパフォーマンスは実証済みです。
梨本塾で推奨する消耗品、もっとも重要視するのは「速さのみならず品質や性能の安定感、そしてコストパフォーマンス」です。
価格など詳細はお問い合わせ下さい。もちろん最適セットアップも伝授いたします。
std_spd@hotmail.com 【梨塾ガレージ相談】


そしてトップ争いは、竹浦CBR600RRの後方に迫る。

ここでなんとか遅れを取り戻したい、2番手の山田Ninja250。

そして8位争いでは、山本ZRX1200が荻野Ninja1000をかわして前へ。

そこに4位争いの2台、塚本GSXR1000と梨本CB400SFが混ざり込んでいく。

バックマーカーを利用する形で、山田Ninja250が吉村のインをつき、再度トップに浮上した。

しかし直後のホームストレートでは………

再び吉村が前へ。

レース後半に入っても、2台のバトルが続く。

果たしてどちらに軍配が上がるのか。

3位の菅原とは、およそ3秒ほどの差だ。

そしてその菅原の後方から、急激に追い上げてきたのが#68塚本。

ストレートスピードを生かして1コーナーでパッシングを試みるも………

菅原もアウトから応戦。

単独7位の竹浦を押し出す格好で、2台は前へ。

さらにトップ争いは、単独6位を走る山田の後方に迫る。

距離を詰めたままの3位争いは………

1コーナーで………

今度は塚本がアウトから仕掛けた。

ここからS字にかけてうまくスピードを乗せ………

ついに逆転、3位に浮上する。

トップ争いは、まず吉村がバックマーカーを1コーナーでパス。

続いて山田もインにマシンをねじ込む。

残り周回数はいよいよ僅か………

ワンチャンスをものにできなければ、勝てる見込みはない。だが、そんな思いからか………

3コーナーで再度パッシングして見せた山田だったが………

その外側の吉村が引かず………

立ち上がって一瞬山田が前に出た後も、ガスオン………

ストレート部分で前に出てしまった。これは若干微妙なパッシングだが………その直後、トップ争いは9位争いに対して2度目のバックマーカー遭遇。

まずはここで吉村が仕掛けて………

増田の前へ。

しかし山田も負けじとS字から帝王コーナーにかけて………

渾身のパッシング。

誰も間には入れさせまいと、懸命に吉村の背後にへばりつく。

しかしストレートではどうしても離されてしまうために………

後手後手へと回らざるを得ないまま、最終ラップへ突入。

結局そのままの順位でゴール。

単独3位には、追い上げた塚本。

そして9位#69荻野、10位#65増田の後方では、最後に逆転に成功した梨本が4位でゴール、菅原は悔しい5位。その後方には単独6位の山田。

こちらも最後に逆転しての7位、初参加の山本、悔しい8位には竹浦。

最後の最後まで、大バトルを演じた2台。

2013年11月大会以来の、そしてRSV4Rでは初勝利となったかに思われた吉村だったが………

仮表彰終了後、レースディレクションより、やはり「物言い」が出る。
先程のレース終盤でのトップ争いにおける3コーナーパッシングが、審議入りとなったのだ。

審議対象は
「3コーナークリッピングまでに抜いているか、否か」

ビデオ判定まで行って審議した結果は「グレー」というもの。つまり「いずれにも取れる」ということだ。
但し、安全性を最優先した上でのフェア精神をモットーとする梨本塾、「グレー判定」のまま優勝ということでは、当人も周りも納得しない。
決勝においては「3コーナークリッピングから最終コーナークリッピングまでは、いかなる場合も追い越し禁止」である。これを破った場合には即座に失格になるほど、厳格なルール。
その理由は、最終コーナー手前でラインクロスした場合、かならず接触事故となり、その結果、少なくとも過去15年に及ぶ梨本塾史においては、入院をしないで済む怪我で終わったことがないからである。
そこで両名にしっかりと事情を説明した上で、今回は後腐れなしの「じゃんけん勝負」で優勝を決めることとなった。
その結果………

優勝は、山田Ninja250に決定。
吉村RSV4Rにとっては残念な結果となったが、来季以降文句なし、ぶっちぎりの結果で、また勝利をものしていただきたい。

最後にやや波乱はあったものの、これで14年度の全レースが無事に終了。
「何はともあれ、おつかれ様でした♪あとはお楽しみの表彰式!」
つづく。
文中敬称略。ご了承ください。
この記事の中に掲載されている写真の未圧縮原板(~5MB程度まで)を廉価販売しております。
2カット1セットで1000円~より。
ご希望の方は「掲載ページURL」「掲載写真のURL(分からない場合は掲載位置などでご指定ください)」と「ゼッケン番号 お名前」を添付して>> std_spd@hotmail.com までお問い合わせ下さい。
メールタイトルには「第○回梨本塾写真希望」と明記してください。
※ 写真によっては対応できないことがありますのでご了承下さい。
また、本記事に掲載されている写真は梨本塾参加者の方に限りブログなどでの二次使用可能とします。
その際は必ず以下梨本塾クレジットをお願いいたします。
写真提供:梨本塾 http://kei74moto.client.jp/
カメラ: 梨本塾オフィシャル & 影兄
過去レポートも全部見れます>>公式レポートオールインデックス
過去リザルトも全部見れます>>公式リザルトオールインデックス
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うまくなるにはこの定番とも言うべき>>ウラメニューが必須!?
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2015 第1回 1/25(日) 開催!
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真冬は空いてて走りやすい!?(^^)
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【梨本塾 33秒】
これを察するに………
【梨本塾は33秒以上で参加しちゃいけないの!?】
というところだと思われますが………
そんな敷居は一切ございません。
35秒でも40秒でも、もちろん大歓迎です。
バイク乗りの皆さんに楽しく1日遊んで貰う場所、
それが梨本塾です。
「トミンで40秒を切れません………」
「筑波は2分を切れません………」
「もてぎで4分切れません………」
「鈴鹿は帰ってこれません………」
「まさしく梨塾レンジ。お気軽に遊びにいらしてください(^^)/」
梨本塾にはとんでもなく速い常連の方もいれば、
初めてサーキットに来られる方もいますが………
経験やスキルレベルによる敷居は一切ありません。
また小難しいレクチャーや座学なども一切ありません。
トミンで40秒が切れません→OK
筑波で2分の壁が壊せない→NO problem!!
鈴鹿やもてぎだと、一周回って来れません→Welcome!
【初サーキットでも膝すれちゃう!?】
なんていう話もあったりなかったり………。
必要なときに必要なアドバイスだけを受ける、後は自由に走りまくり。
これが梨本塾の基本的なスタンスです。
初心者の方、女性の方、サーキット初走行の方まで楽しめるのが梨本塾。
もちろん膝が擦れなくても、ハングオンできなくても大丈夫。
サーキット初走行でも問題ありません。
ぜひぜひ遊びにいらしてください。

梨本塾は、申し込みが早いほど参加費はお得です。
参加希望の方は今すぐこちらから>>次回お申し込みチェックを!!

初参加の方もぜひぜひお越し下さい。

「梨塾で会いましょう!」
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12月梨本塾、最後のレースはK-RUN-GP Dクラス決勝。

全10台がグリッドに集結。ポールポジションはNinja250、セカンドグリッドにRSV4R、そしてサードグリッドにはCB400SF。

勢いよく日章旗が振り下ろされて、決勝がスタート。

好スタートを切ったのは、外側からいっきにまくった山田(貴)Ninja250。

そのまま1コーナーを制してトップへ。2番手には吉村RSV4R、3番手には菅原SM450R、4番手に梨本亮CB400SF、5番手に塚本GSXR1000………

6番手に山田VTR600RR、7番手に荻野Ninja1000、8番手に竹浦CBR600RR、9番手に増田CBR250R、そして10番手に山本ZRX1200。

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4位争いは梨本と塚本。

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すぐに30秒付近にまでタイムを上げて、レースを引っ張る山田Ninja250。

#61吉村もペースアップ。

そして4位争いでは………

#68塚本が………

僅かに開いたインを狙うが………

ベテラン梨本がアウトから被せて………

あわや接触。梨塾最高齢のアタックはいつも際どいが、なんとか事なきを得る。

8位争いの後方では………

初参加のZRX1200の山本が、増田のインをついて9番手へ浮上。

さらに前を走る荻野を狙う。

快調にトップを走る山田。

2番手の吉村も懸命に追うものの………

ともにペースは30秒台であるため、差は詰まらない。

1~3位の間隔は、それぞれ1.5秒ほどとなった。

このまま山田が快走するかと思われた矢先、早くもバックマーカーが出現する。

こうなってくると250の山田はストレートで抜き去ることが出来ず………

かなりビハインドを負うこととなる。

逆に2番手の吉村はRSV4Rの優位性を生かして………

一気に山田の背後へ。

山田もそれを感じてか、S字から帝王コーナーにかけて………

懸命のパッシング。

だが、吉村には完全に背後につかれてしまう。またこの間に、3番手の菅原も追いついてきた。

3台の8位争いの中に、トップ3台が入り組む格好。全10台出走している中で、6台がここに集中してしまう。

さらにこの集団の後方からは2台の4位争い。

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しかし2番手に落ちた山田も………

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単独3位を走っていた#63菅原が、若干バックマーカー処理に手こずっている間に………

後方から塚本、梨本という二人が一気に近づいてきた。

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・ 距離だけでなく、ある程度回して乗り込んでいるならそろそろOHも視野に………梨塾ガレージではお客様のニーズに見合ったプランニングで、手軽にOH作 業を承ります。もちろんレーシングエンジンメンテナンスもお任せ下さい。街乗りから選手権レベルまでフルカバーします。

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ここでなんとか遅れを取り戻したい、2番手の山田Ninja250。

そして8位争いでは、山本ZRX1200が荻野Ninja1000をかわして前へ。

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再び吉村が前へ。

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菅原もアウトから応戦。

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しかしストレートではどうしても離されてしまうために………

後手後手へと回らざるを得ないまま、最終ラップへ突入。

結局そのままの順位でゴール。

単独3位には、追い上げた塚本。

そして9位#69荻野、10位#65増田の後方では、最後に逆転に成功した梨本が4位でゴール、菅原は悔しい5位。その後方には単独6位の山田。

こちらも最後に逆転しての7位、初参加の山本、悔しい8位には竹浦。

最後の最後まで、大バトルを演じた2台。

2013年11月大会以来の、そしてRSV4Rでは初勝利となったかに思われた吉村だったが………

仮表彰終了後、レースディレクションより、やはり「物言い」が出る。
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審議対象は
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但し、安全性を最優先した上でのフェア精神をモットーとする梨本塾、「グレー判定」のまま優勝ということでは、当人も周りも納得しない。
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その結果………

優勝は、山田Ninja250に決定。
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最後にやや波乱はあったものの、これで14年度の全レースが無事に終了。
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これを察するに………
【梨本塾は33秒以上で参加しちゃいけないの!?】
というところだと思われますが………
そんな敷居は一切ございません。
35秒でも40秒でも、もちろん大歓迎です。
バイク乗りの皆さんに楽しく1日遊んで貰う場所、
それが梨本塾です。
「トミンで40秒を切れません………」
「筑波は2分を切れません………」
「もてぎで4分切れません………」
「鈴鹿は帰ってこれません………」
「まさしく梨塾レンジ。お気軽に遊びにいらしてください(^^)/」
梨本塾にはとんでもなく速い常連の方もいれば、
初めてサーキットに来られる方もいますが………
経験やスキルレベルによる敷居は一切ありません。
また小難しいレクチャーや座学なども一切ありません。
トミンで40秒が切れません→OK
筑波で2分の壁が壊せない→NO problem!!
鈴鹿やもてぎだと、一周回って来れません→Welcome!
【初サーキットでも膝すれちゃう!?】
なんていう話もあったりなかったり………。
必要なときに必要なアドバイスだけを受ける、後は自由に走りまくり。
これが梨本塾の基本的なスタンスです。
初心者の方、女性の方、サーキット初走行の方まで楽しめるのが梨本塾。
もちろん膝が擦れなくても、ハングオンできなくても大丈夫。
サーキット初走行でも問題ありません。
ぜひぜひ遊びにいらしてください。

梨本塾は、申し込みが早いほど参加費はお得です。
参加希望の方は今すぐこちらから>>次回お申し込みチェックを!!

初参加の方もぜひぜひお越し下さい。

「梨塾で会いましょう!」
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