
2014年度梨本塾復興支援募金箱、総額発表!!
東日本大震災に見舞われた2011年度よりはじめさせていただいた「梨本塾募金箱」。
本年度も多くの方にご賛同いただき、これを被災各地の災害対策本部へと送金させていただきました。
今年で4年目―。
震災から3年と10ヶ月が過ぎました。
梨本塾として継続的に何か出来ることはないかということで、2014年度も震災募金とGOHOKU TOURさらに他のイベントでも事あるごとに微力ながら支援を続けさせてもらうこととしました。
13年度末ワースト乗車率と言われる総武線錦糸町両国間の「200%」を大きく上回るというほどパンパンになった募金箱でしたが、14年度はまたしてもこれを上回り、なんと「ロンドンバス」なみの装填率となりました。
気になるその結果は………

これが「ロンドンバス」の正体。シーズン途中、一段では収まりきらなくなり、梨本塾募金箱はついに二階建て仕様となりました。
ということで例年通り、開缶作業から始めます。

………開け口のない募金箱。

まずは二階部分。

次いで………

一階部分上蓋を破砕。

ひっくり返して………

溢れかえります。

手前のシーズン前半「一階部分」。

奥のシーズン後半「二階部分」。

なんというか、例年に増して凄まじい光景です。計測場所は74JKGですが、当然このような潤いを見せたことはありません(笑)

そして今年は秘密兵器を導入。

このように小さく小さく丸まった紙幣も………

ズドンと一瞬あてがえば、新札に。
ということで一心不乱に「お札伸ばしてッジュ」作業を繰り返します。
そして小一時間後………

ようやく一階部分の計測が終了。すぐに二階部分の計測を開始。
「お札伸ばしてッジュお札伸ばしてッジュお札伸ばしてッジュお札伸ばしてッジュ」
………またしても小一時間ほど経過………

ふう。あまりに量が多すぎて、なんだかアイロンで腱鞘炎になりそうです………
都合二時間弱の計測時間を経て、すべて「原型」に戻しました。
早速、お札の集計に入ります。
1万円………1枚(昨年2枚)
5千円………3枚(昨年0枚)
2千円………1枚(昨年0枚)
1千円………187枚(昨年133枚)
………190回以上のお札伸ばしてッジュ。鞘炎になりかける訳です(笑)。

なというか、本当に凄い光景です。塾生の皆さんのご厚意一年分、1円たりとも無駄には出来ません。
そしてコインの計測に入ります。
500円硬貨………61枚(昨年31枚)
100円硬貨………64枚(昨年52枚)
50円硬貨………16枚(昨年14枚)
10円硬貨………72枚(昨年73枚)
5円硬貨………19枚(昨年18枚)
1円硬貨………62枚(昨年76枚)

そして募金総額は………
総額………25万2577円(前年17万5296円 +77281円 )
となりました。前年からの伸び率は1.44倍強ほどです………。
この総額は梨本塾受付時、及びGOHOKU TOUR、モートキャンプ等で生じたチャリティ分も含まれます。

ということですべてを持って郵便局へ。先に振り込み用紙を貰ってきておいて、ガレージにて送金先は記載しておきました。現場で作業するには、負担が大きすぎるためです。
というのも、すべての被災地に対し、かなり長い災害対策本部口座への送金は手書きのみ。送金先を調べることから始まって、振替用紙への書き込み、入金まで含めて30分以上を要します。郵便局では、振込手数料がかからないことが、唯一の救いでしょうか。
無事に下記必要事項をすべて2枚ずつ記入して送金完了、しばらくして受領証の発行となりました。

今回は東日本大震災の募金として東日本大震災義援金政府窓口、宮城県災害対策本部、福島県災害対策本部の三箇所へ。そして14年度8月の大雨災害として、北海道礼文町集中豪雨災害義援金、丹波市豪雨災害義援金、広島市災害義援金の三箇所へ。さらに長野県北部地震のあった小谷村災害対策本部、12月に大雪被害を受けた徳島の三好市災害義援金それぞれへ。ここまでが一律3万円を送付させてもらいました。さらに少し前になりますが、突風被害に遭われたつくば市竜巻被害義援金へ、12577円を送付させていただきました。
合計25万2577円、きっちり精算されました。が………実はワンコインだけ、残っていたんです。

1セント硬貨(笑)
どなたか存じませんが、まさにプライスレス。これは15年度の募金箱にお守り代わりとして、そのまま入れさせていただこうと思います(基本的に、外貨はなしとさせて下さい)

送金先は一部政府窓口がありますが、なるべく早く困っている人の手に渡るよう、また途中ロスの少ないように、これまで同様それぞれの当該災害対策本部、義援金委員会などとしました。
これらの募金が途中寄り道したりロストルートすることなく、なるべく原形をとどめたまましっかりと被災地に届き、その上で送金先団体による有効かつ効率的な配分に期待したいと思います。
昨年も同様、今年もまさかここまで前年実績を上回るとは思っていませんでした。改めて梨本塾参加者の皆さんの多大なるご賛同、ご協力に感謝いたします。
私たちに出来ることは本当に少しのことでしかありませんが、こういったことを皆で協力すればそれはいつか大きな力となるのではないでしょうか。
14年度募金にご協力下さったすべての皆さん、誠にありがとうございました。
なお、今期もこれまで同様に梨本塾募金、そして第5回GOHOKU TOUR等微力ながら継続支援を続けてまいりたいと思います。
その年にわき起こった災害などにも対応していきたいと思っております。
被災地が一日でも早く復興できるよう祈念いたします。
今シーズン梨本塾参加者の皆さん、今後ともご協力のほど宜しくお願い申し上げます。
2015年1月23日 梨本塾
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