2015年度 第1回 梨本塾 トミンモーターランド レポ⑤ K-RUN-GP Cクラス

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1月梨本塾3つめのレースは、K-RUN-GP Cクラス決勝。
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出走者がコースイン。

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タイヤ慣熟のためのフリー走行を経て、全9台がグリッドに整列。フロントローには899パニガーレ、ZX6R、そしてCBR600RRが並ぶ。

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日章旗が振り下ろされて、Cクラス決勝がスタート。

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勢いよくフロントホイールをリフトアップさせたのは、柴899パニガーレ。

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しかし意図せぬウィリーだったようで、着地で若干バランスを崩す。

その間にイン側から小島CBR600RRがスルスルと前に出た。

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3番手には吉田ZX6R、4番手に片岡XB12S、5番手に前田CBR1000RR、6番手に吉村RSV4R、7番手に早坂ZXR250、8番手に平沼GSXR1000、9番手に妹尾VTR250。

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1コーナーからS字にかけて、再度柴が仕掛けるが………

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順位は動かぬまま、帝王コーナーへ。

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小島を筆頭にして、集団は3コーナーに差し掛かる。

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ここで妹尾VTR250が平沼のインをついて前へ。8番手へ浮上。

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一周目をトップで終える小島。

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ポールポジション小島からボーダーの早坂まで、その差は僅かに1.4秒ほどしかない。レース終盤までの混戦が予想されるが………

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ここで早くも2位争いが激化。

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#27吉田が、柴に襲いかかる。

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899パニガーレvsZX6R。

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1コーナー、吉田は深いブレーキングで、柴の真後ろに張り付く。

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帝王コーナーから3コーナーでも………

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たびたび揺さぶりをかけるが………

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柴もこれに気付いたが、さらにガスオン。

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その背後をピッタリとマークする吉田。しかしまだ前には出られない。

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そんな後続を尻目に、快調にラップを重ねるトップの小島。

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その後方7位争いでは………

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直前にFCRを導入してパワーアップを果たした?VTR妹尾が、早坂を抜き去る。

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これで7番手へと浮上。

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さらに2位争いでは………

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吉田がリヤタイヤをホッピングさせながら………

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柴のインを狙う。

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しかし柴もここでは引かず、なんとかポジションをキープ。

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予選では「30秒000」というタイムだったが、決勝では時折29秒台に突入する走りでレースを牽引する小島。

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その後方では激しい2位争いが続いていたが……

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ここで柴が痛恨のラインブレイク。すかさず吉田が、空いたスペースにマシンをねじ込んだ。

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これで2位へ浮上。

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さらに前を行く小島を追う。

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果たして追いつけるか。

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そしてこちらは4位争い。

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XB12Sを駆る片岡の後方から激しいプレッシャーをかけるのは、前田CBR1000RR。

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この4台からなるセカンドグループと、トップとの差はおよそ1.5秒ほど。

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なんとかこのビハインドを埋めたいところだが………。

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3位柴の後方、2台の4位争いでは………

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#23前田が得意のレイトブレーキで………

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ついに片岡のインを割る。

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ややスペースがない中でのパッシングだったが………

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これで前田は4位に浮上。

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このグループの後方、単独6位を走るのは吉村RSV4R。

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7位は妹尾VTR250。

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そして#61早坂をパッシングして8位に浮上したのは………

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平沼GSXR1000。

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初参加の早坂ZXR250。

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29秒後半アベレージでレースを牽引する小島。

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2番手に上がった吉田だったが、なかなか思うように差を詰められない。周回ペースは、ほぼ互角といっていい。

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その吉田からやや離れての3位争いは、柴と前田。ここでも再び激しい攻防戦が繰り広げられ………



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前田が果敢にインを付け狙う。

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柴も気配を察知していたようだが………

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先程と同じように………

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1コーナーでラインブレイク。前田がそのスペースにマシンをねじ込んだ。

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これで3番手へと浮上。

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前を行く、吉田を追う。

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そしてトップの小島は、バックマーカーに遭遇。

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この1コーナーでパッシングしたいところだったが………

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抜きあぐねてしまう。

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その結果、1.5秒ほど後方にいた吉田が、一気に間合いを詰めた。

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小島は3コーナーでもパッシング出来ず、バックマーカーの後方で一周を費やしてしまう。

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これで元々あったアドバンテージはほぼゼロに。

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逆に吉田は目前にトップが現れたことで………

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俄然ペースアップ。

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トップの小島は後方を確認していないが、恐らくその排気音で気配を感じているはず。

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ここで最終ラップに突入。

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吉田がもっとも得意とする1コーナーでは、しっかりと抑えきった。

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帝王コーナーから3コーナーにかけて………

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再度チャンスを窺うが………

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小島はきっちりとスペースを閉じて………

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そのまま最終コーナーへ。

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ここもしっかりと抑えきり………

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トップでチェッカーを受けた。僅差の2位には吉田。

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3位争いを制したのは前田、4位に柴、周回違いの8位に早坂。

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5位に吉村、6位に妹尾、そして7位に平沼の順でゴール。

なお、単独5位を走行していた片岡は、トラブルにより残念ながら途中リタイヤとなった。

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最後まで気の抜けないレース展開を演じた二人。

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昨年度第9回以来となる勝利を手にした小島。

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前回は思わぬ形でレースが中途終了しての勝利だっただけに、今回は喜びもひとしおといったところだろう。

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この開幕戦での勝利を機に………

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2015シーズンは、大活躍してくれそうだ。

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おめでとう!


つづく。


文中敬称略。ご了承ください。



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