2015年度 第3回 梨本塾 トミンモーターランド レポ⑤ K-RUN-GP Cクラス
3月梨本塾、3つめのレースとなるのはK-RUN-GP Cクラス。
天候的にはギリギリの状態をなんとか保っている。
全10台がグリッドに整列。フロントローには、CBR600RR、RGV-γ250SP、そしてRSV4Rが並ぶ。
勢いよく日章旗が振り下ろされて、決勝がスタート。
まずl好スタートを切ったのは………
ポールポジションかた出た小島。
2番手に吉村RSV4R、3番手に田口RGV-γ、4番手に吉田ZX6R、5番手に西村CBR600RR、6番手に平沼GSXR1000、7番手に塚本GSXR1000、8番手に妹尾GPZ900R、9番手に天野R1………
そして10番手に梨本CB400SFと続く。
S字から3コーナーにかけて、#41田口が前へ。これで2番手に浮上。
さらに後方では#51妹尾が#52塚本のインをついて、7番手へ浮上。
ファーストラップをトップで終える#29小島。後続をやや引き離した。クラスダウンの屈辱を払拭できるか。
5位争いの先頭は#45西村。
2周目の3コーナーでは………
好調の#41田口が、ロッシばりのアクションで仕掛ける。
しかしここでは順位は動かず………
小島が首位を堅守。
3位争いは吉村と吉田………
そして8位争いは塚本と天野、2台のリッターSSだが………
ここで天野R1がインを奪って………
前へ。8番手へと浮上。
やや膨らんだ塚本の背後には梨本が迫る。
30秒台で推移するトップ争い。
このスローペースであれば、誰が勝ってもおかしくない展開になりそうだが………
外気温………
そして路面温度の低さから………
闇雲なペースアップは、命取りとなりかねない。
それを察知してのペース配分だろうか。
ここで動き出したのは………
3番手の吉村。前走する田口に襲いかかる。
後方からのプレッシャーを感じたか、その田口も小島をプッシュ。
しかし前に出るには至らない。
全体ペースが上がらないために………
縦長のトップ集団となり………
その中でのポジション争いが激しさを増す。
まるでモト3のような展開だが………
誰もが「手に届く範疇」にいるため………
ペース配分よりも先に、ついついインを奪いたくなってしまう………。
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熾烈なトップ争いの中で………
まず動いたのは#48吉村。
再三仕掛けていた田口のインにマシンを滑り込ませて………
ポジションを奪取。
2位へと浮上する。
さらにその勢いを持って………
首位の小島のすぐ背後へ。
トミンモーターランドにおいて、いや、日本国内ほとんどのサーキットにおいて、CBR600RRとRSV4Rでは………
CBRに分があると言えるが………
果たして吉村は仕掛けることが出来るだろうか。
ホームストレートの加速競争でも、それぞれに大きな差はないが………
1コーナーブレーキングでは………
度々吉村がインを窺う。
3コーナーでもプレッシャーをかけて………
残り少ない周回の中で、チャンスを狙う。
ここで3番手を走行していた田口がオーバーラン。大きく順位を落としてしまう。
小島のすぐ背後に迫った吉村が………
間合いを計るように周回を重ねる。
3番手に吉田………
4番手に西村………
先程のオーバーランで、5番手まで落ちてしまった田口。
そして3コーナー、一瞬の隙を突いて、吉村がトップへ浮上。
さらに前にはバックマーカーが現れるが………
混乱なくパッシング。
さらに吉村はペースを引き上げ………
自己ベストとなる29秒前半にまでタイムを伸ばす。
このRSV4Rに乗り換えてからこれまで、苦労の連続だったが………
その鬱憤を晴らすような………
快走を見せる。
しかし2番手に落ちた小島も、なんとか最後のワンチャンスにかけようと………
ファイナルラップで再度詰め寄る。
3コーナーで勝負を仕掛けるが………
インを奪うには至らず。
見事な追い上げを見せた吉村が………
そのままトップでチェッカーフラッグをくぐり抜けた。
素晴らしいレース展開を見せての勝利。
悔しい2位には小島、3位に吉田。
単独4位に西村………
5位に平沼、6位に妹尾。
序盤トップ争いを繰り広げた田口は、7位でゴール。8位に天野、9位に塚本。
そして10位に梨本亮の順で、全員がゴール。
見応えのあるレースとなった、K-RUN-GP Cクラス。
吉村にとっては、2013年11月大会以来の勝利であり、さらにシヴァ750からRSV4Rに乗り換えてからの、記念すべき初優勝となった。
「現在梨本塾に参加してるすべてのマシンの中で、もっともライダーに厳しいバイクの一つ(塾長)」
と言わしめるほどのハードパッケージながら、そこで諦めることなく鍛錬を積み重ねてきた吉村。
この勝利をきっかけに、今シーズンはさらなる飛躍を目指す。おめでとう!
つづく。
文中敬称略。ご了承ください。
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【梨本塾 33秒】
これを察するに………
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そんな敷居は一切ございません。
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「トミンで40秒を切れません………」
「筑波は2分を切れません………」
「もてぎで4分切れません………」
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梨本塾にはとんでもなく速い常連の方もいれば、
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経験やスキルレベルによる敷居は一切ありません。
また小難しいレクチャーや座学なども一切ありません。
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筑波で2分の壁が壊せない→NO problem!!
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【初サーキットでも膝すれちゃう!?】
なんていう話もあったりなかったり………。
必要なときに必要なアドバイスだけを受ける、後は自由に走りまくり。
これが梨本塾の基本的なスタンスです。
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