
2015年度 第4回 梨本塾 ゴル耐 トミンモーターランド レポ④ K-RUN-GP 25LAP Aクラス
快晴の中、トップカテゴリーに入った全11名がコースイン。
一つ目の決勝レースは、K-RUN-GP Aクラス。

フリー走行を経て、全車グリッドに整列。フロントローにはCBR600RR(RB)、CBR600RR、そしてZX10Rという布陣。

日章旗が掲げられて………

………いや、まだ掲げられたままだが………#2榎本と#3尾崎が僅かに動いてしまい………

振り下ろされる前にスタートしてしまう。

その結果………

この2台によるホールショット争いへ。

ここでは榎本が外から被せて………

一気に前に出る。ポールポジションスタートの篠塚は、スタート時の混乱でやや戸惑ってしまい………

3番手へ。4番手には予選8番手からジャンプアップした佐々木FZ750、5番手には安野パニガーレS、6番手に山中CBR600RR、7番手に村雲GSXR1000、8番手に山本ZX10R、9番手に高橋S1000RR………

10番手に大塚S1000RR、11番手に皆藤CBR600RRと続く。

3コーナーを制したのは榎本。

順位はそのまま、ファーストラップを消化。

しかしこの時点で当然ながら………

レースディレクションは「審議中」となる。

スタートから数周で「元の隊列」、すなわち、予選通りの並びとなればペナルティなしという判断もあったようだが………

スタートで前に出た榎本、尾崎の二人はそのまま走行しているため………

「このままでは、ジャンプスタートペナルティ」とせざるを得ない。
ディレクションが決断を迫られているそのときに………

素晴らしいスタートを見せた4番手の佐々木が………

ペースダウン。マシントラブルが発生する。

これにより、安野以降はすべて順位がひとつ繰り上がって………

佐々木はピットへ戻った。

審議入りしていた「ジャンプアップ」スタートにし対し、ここでブルーフラッグの提示が行われる。

これは周回遅れに対する措置ではなく、恐らく「ジャンプした当人たちも気付いているはず」との判断で、榎本、尾崎の両名に出されたものだ。つまり「元のポジションへ」という指示である。

これを察知した榎本はすぐに篠塚の背後に回ったが、しかし尾崎はそのままトップに躍り出てしまう。

翌周、再度ブルーフラッグ提示が行われる。

これで尾崎が二つ下がれば万事元通りと思われたが………

何しろ「レース中」であるため、他の状況をつかみかねている出走者たちは、篠塚がトップに立ったものの徐行ペースとしたために………

今度はまたしても榎本が前に出て、これに引っ張られるように安野が2番手という布陣へ。

さらにその後方でもペース及び状況判断が出来ず混乱が続く。

再三に渡るブルーフラッグ提示、今度は榎本に「2番手へ」、さらに尾崎に「3番手へ」と指示が出された。

さらに篠塚には「トップへ」

これでなんとか元サヤに収まるかに思えたが………

今度は#4山中が、徐行中に尾崎、安野の前に出てしまう。

このままでは「最悪、ブルーフラッグ状態のまま25LAP」という悪夢も考えられたため、ひとまずジャンプスタートした二人が「得をしていない」状況となったと判断、グリーンフラッグにてレースを再開させる。

すぐさま尾崎が順位を挽回。
ここでもっとも割を食ったのは、ブルーフラッグ提示まで4番手を走行していた安野だ。徐行中に山中が前に出てしまったことで、結果的にひとつ順位を下げることになってしまった。

もしもこの状況で山中が安野の「ストッパー」となってしまうようであれば………

レース後の「順位逆転」も審議対象となりそうだ。

再開後の順位は、1位篠塚、2位榎本、3位尾崎、4位山中、5位安野、6位山本、7位高橋、8位村雲も、ブルーフラッグ中に2つ順位を落としてしまった。9位大塚、10位皆藤。

まさかAクラスでこのような混乱が生じるとは思いもしなかったが………

ひとつでも歯車が狂うと………

すべてが「脱線」しかねないのが、レースという特種状況。
#10村雲にも
「なぜあの状況で抜かれなくてはならないのだ?」
という苛立ちがあったのかもしれない………3コーナー進入では、

まさかのジャックナイフ。さらに………

コントロール不可能なほどの高さへ。

なんとか再着地したものの(フロントタイヤが凄まじい衝撃を吸収している)………

大きくラインを外してしまう。

辛うじて接触は避けたが………

その間に、大塚に前に出られてしまう。これで9位へ陥落。まるで先月を見るような展開に………。

一方でトップに立った篠塚は、序盤の混乱を沈静するようなアベレージラップ。

榎本、尾崎も追いすがるが………

周回ごとに、徐々にその差が開いていく。

本来は25LAPという長丁場だったが………

スタート後の混乱で5LAP程度を消化してしまったため、実質的にはいつもとそれほど変わらない周回数と言えそうだ。

こちらは8位を走る大塚S1000RR。

そのすぐ背後には、村雲が張り付く。出来ればひとつでも順位を挽回したいところ。

さらに2位争いでは………

榎本、尾崎が27秒を前後するペースでバトル。両者一歩も譲らず。

しかしその間にトップ篠塚は、しっかりアドバンテージを築き上げていく。

レースは半分を過ぎようとしている。

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7位を走行するS1000RRの高橋………

その後方で展開される8位争い、大塚と村雲。

ペースは村雲に分があるが………。

そして位争いの2台………

さらに4位争いは、山中、安野、山本の3台によって争われていたが………

1コーナーで安野が痛恨のミスを喫し………

オーバーラン。すかさず山本がインを奪って前へ。

安野も再度アタックするものの………

あわや接触というシーンに。

これで山本は5番手へ浮上。

山中は淡々と4位キープでラップを重ねる。

一方安野の後方からは、高橋が猛追を始めた。

レースは終盤戦へ突入。そろそろ体力的にも厳しくなる頃だ。

最年長でAクラスを力走する皆藤だったが………

後方からはトップの篠塚が忍び寄る。ここで「正規の」ブルーフラッグが提示されて

皆藤がしっかりをラインを明け渡す。これに対して篠塚も、礼節を持って応えた。

2位争いでは、ここへ来て榎本がやや尾崎を引き離す。

また5位争いでは、山本、安野、高橋が三つ巴の戦い。

さらにトップの篠塚は、8位争いをバックマーカーへ。

ここでもしっかりと「挨拶」して前へ。

ブルーフラッグに従った大塚と村雲、皆藤だったが、なぜか村雲のペース復帰が遅れ………

結果的にそれまで競り合っていた大塚から離れ………

逆に10位の皆藤から追い立てられる展開に。

レース終盤になってリズムを掴み始めた高橋が………

前を走る安野に襲いかかる。

さらにその前を走る山本まで含めて………

もっともペースがいいのは高橋のようだが………

しかしそれでも、簡単には前に行かせてくれない。

残り周回数は、僅かに二周。

序盤の喧噪などどこ吹く風とばかりに、篠塚が快走する。

2位争いは再度接近。再逆転はあるか。

4位山中の後方………

3台による5位争いも、最後のバトルへ。

26秒中盤ペースで周回を続けた篠塚が………

いよいよファイナルラップへ突入。

きっちりと最終周をこなして………

トップを守りきったまま………

チェッカーへ。

その後方、最後まで続いた8位争いを制したのは大塚。9位に村雲、10位に皆藤の順でゴール。

そしてファイナルラップまで続いた2位争い。

榎本がそのまま逃げ切って先着、僅差の3位には尾崎。

単独の4位に山中、接戦となった5位争い、一番先にゴールラインを割ったのは山本、6位に安野、7位に高橋。

「とにかく無事に終わって良かった………」

「スタート、すいません、なんだかよく分からなくなっちゃって………」
ゴール後、そう第一声をこぼしたキング。

それでもきっちり25LAPを走りきっての勝利はさすがだ。
これで今季四戦連続勝利をマーク。

タイムアタックでも、実は昨年同時期よりコンマ2秒ほどタイムアップしていた。

昨年は転倒が続いた時期だったとはいえ、この調子でいけば筑波選手権でも好結果が期待できそうだ。

もちろんランキングトップも堅守。
このままの調子を保てば、さらに勝ち星を重ねるだろう。おめでとう!
つづく。
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