

2015年度 第12回 梨本塾 チャンピオンズカップ トミンモーターランド レポ⑥ K-RUN-GP Cクラス

いよいよ本日3クラス目となる………

Cクラスがコースイン。5分程度のフリー走行を経て………

グリッドに整列。
ポールポジションにはデイトナ675、セカンドグリッドにはMT-09、サードグリッドにはドゥカティの1198Sが並ぶ。このクラスもトップからボーダーまでは1秒足らずであり、混戦が予想されるが………。

勢いよく日章旗が振り下ろされて、決勝がスタート。

ホールショットを奪ったのは、予選2番手から飛び出した山田MT-09。

#50川畑と#41山内が張り合うが………

1コーナーでは川畑が先行。3番手に山内、4番手には予選7番手から一気に上がってきた小島CBR600RR、5番手に妹尾GPZ900R、6番手に柴VTR250、7番手に下田S1000RR、8番手に佐藤ZX6R、9番手に津田CBR600RRと続く。

帝王コーナー中程で、柴が妹尾に仕掛けてワンポジションアップし………

5番手へ。しかしすぐに妹尾もやり返そうとするものの………

ここでは鼻先を押さえ込まれる。

トップに立った山田がレースを引っ張る格好で………

二周目に突入。

後方から、川畑、山内が必死の追走。

4位争いの先頭は小島。

8位争いは佐藤と津田。

三気筒エンジン同士のトップ争いは………

29秒前半で推移する。#43山田はすぐに予選タイムを上回り、先程のBクラストップ相当のタイムで逃げ切りを狙うが………

川畑と………

山内もなんとかこれについていく。

予想したよりも混戦にならず………

集団はすでに長い列に。

5位争いを展開している柴VTR250と妹尾GPZ900Rが………

4位の小島の背後へ。

トップの山田は29秒前半で周回。

ここで焦りが出たか、2番手の川畑がブレーキングミスを犯し………

1コーナーでオーバーラン。その横を山内がすり抜けて………

2番手へと浮上した。

4位争いはさらに激しさを増す。

もう一つペースの上がらない小島に、インフィールドで#44柴がプレッシャーをかける。

7番手の下田の背後には、追い上げてきた#61佐藤が迫る。

4位争いの中で、今度は柴に妹尾が仕掛ける。

しかし柴もなんとか踏ん張り、ポジションキープ。

3位川畑と4位争いの集団とは、およそ3秒ほどの差が開いた。

山田がトップを快走する中で、レースは折り返しへ。

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一度は後ろに下がったものの、今度は#41山内にプレッシャーをかけはじめた#50川畑。

そしてその後方では、妹尾GPZ900Rが柴VTR250をパスして………

5位に浮上。

さらにその後方では、#61佐藤が下田の前に出て、7番手へ。

29秒前半ペースの山田には、山内、川畑ともについていくことが出来ず。

そして4位争いは、30秒を前後するペース。

レースになると強さを発揮する小島………

そして好調そうな妹尾と続く。

その後方に柴を挟んで………

佐藤もさらに追い上げてきた。

山田が余裕を持って周回する中で………

レースも終盤を迎え………

前方にはバックマーカーの姿が。

しかし#51津田はクリーンにスペースを譲り………

トップグループは混乱なく前へ。

山田はもちろん………

山内も川畑も………

ゴールへと向かってスパーク。

妹尾GPZ900Rはなんとか小島の前に出たいところ………

そしてその後方では、ハイペースで追い上げてきた佐藤が柴の前に出て、6番手に浮上。

トップ争いは若干距離を詰めて、ファイナルラップに突入。

一方で4位争いも、ここへ来て4台に膨れあがった。

そのまま最終周へ。

トップ争い、#41山内、#50川畑共に最後まで粘ってみせたが………最後の3コーナーでも勝負は仕掛けられず。

結局山田が逃げ切ってそのまま優勝。11月に引き続き二連勝を達成。
2位には山内、3位に川畑。

そして最後の最後までもつれた4位争いは………

先頭の小島が踏ん張りを見せて………

そのままゴール。5位に妹尾、6位にはよく追い上げた佐藤、7位に柴。
8位に下田、9位に津田の順で、全員が無事にゴールした。

盤石の走りで二連勝を達成した山田。

これで10月以来、三連続優勝賞品も獲得したラッキーマン。

梨本塾ではまだまだMT-09が本格的に活躍していないが、そのポテンシャルは折り紙付き。
塾長テストではタイヤのみSC2に換装しただけで、ベストタイムは26秒1をマーク。ここトミンモーターランドでの最高速も127km/h台と、ミドルSSより速いほど。
しかしNKだけに特異な乗り方が求められるのもまた事実。その中で山田が今後どのような活躍をしてくれるのか、期待して見守りたい。

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