
2016年度 第1回 梨本塾 トミンモーターランド レポ③ K-RUN-GP Aクラス

16年度最初のレースとなる、K-RUN-GP Aクラス。

全9台がフリー走行から………

グリッドに整列。
フロントローにはS1000RR、CBR600RR(RB)、そしてZX10Rが並ぶ。ポールポジションを獲得した高橋と2番手の篠塚は26秒641とまったくの同タイム、さらにセカンドベストは26秒703と26秒704と、僅か1000分の1秒差となった。
これは梨本塾史上初となる出来事となったが………決勝は果たして。

勢いよく日章旗が振り下ろされて、レースがスタート。

好スタートを切ったのは………

予選2番手から飛び出した篠塚CBR600RR。

ポールポジションスタートの高橋も外側で踏ん張るが………

ホールショットは篠塚が奪う。3番手に尾崎ZX10R、4番手に斉藤690DukeR、5番手に安野1199パニガーレS、6番手には2ポジションジャンプの山中CBR600RR、7番手に新井R6、8番手に中村CBR600RR、9番手に皆藤CBR600RRと続き………

集団はS字から帝王コーナーへ。

3番手の尾崎が外側から仕掛けるが………

順位は動かず。

全体的に予選タイムが僅差であるため………

序盤のペースが重要になりそうだ。

早くもいつもの展開に持ち込もうとするキング篠塚と………

そうはさせまいと追いすがる後続グループ。

「一発タイムなら出せるかも知れない。しかしレースアベレージとなれば話は別」
そう言わんばかりに、篠塚がペースアップ。

4番手の斉藤以下が………

若干遅れ始める。

トップの篠塚は、早くも26秒台に突入。しかし………

高橋もこのペースについていく。

さらにその後方………

尾崎もほとんどペースは変わらない。

600cc、1000cc、1000cc、690cc、1199ccというトップ5。

さらにその後方4台は、すべて600ccだ。
2011年以降、特にAクラスではリッターSSが活躍するシーンはそれほど多くなかったが、昨年より1000ccの担い手たちが急成長したこともあり、今ではミドルクラスを凌駕するほどの勢いを持っている。しかもナンバー付き車両がほとんどだ。

トップの篠塚は………

3周目以降、予選タイムに匹敵する26秒6~7前後ペースに持ち込む。

しかし先月初めてAクラスで優勝した高橋も、このペースならついて行けるようだ。

高橋に続いて勝利を狙う尾崎も、予選タイムを更新しながらの力走。

そのトップ集団から一周につき、コンマ数秒ずつ遅れてしまっているのが4番手の斉藤。690DukeRで健闘している。

その斉藤をなんとかパスしたい安野は………

背後からハードプレッシャーをかける。

6位争いは、山中を筆頭に4台。こちらは27秒前半から中盤といったペースだ。

26秒中番でトップ争いをし続けるのは、肉体的にも精神的にも非常にタフなものだが………

しかしその中でお互いの長所短所………

さらに変化していくタイヤのグリップやブレーキ特性………

そういったものをきっちり見極め………

操作や戦略に転換出来なければ………

勝負することは出来ない。

今回、ベストタイム的には#2高橋と#3尾崎に分がありそうだが………

「20周を走り切って勝利する」といった戦略に関しては、#1篠塚がまだまだ勝っているように写る。

一方4番手争いの2台は………

27秒を前後するペースでのバトル。

6番手争いの中では………

その先頭を走る山中のペースが、徐々に上がってきた。

これに引っ張られるようにして、7番手の新井………

8番手の中村………

そしてクラス最年長9番手の皆藤までが、ペースアップ。

レースはそろそろ折り返しだが………

トップ争いは未だ早いペースで膠着状態。

この中で、誰が抜け出すことになるのだろうか。

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終盤に近づくにつれ………

ヒートアップするトップ争い。2番手の高橋、3番手の尾崎がなんとか前に出ようと必死に仕掛けている。

4位争いは斉藤と安野………

6位争いでは山中と新井の攻防。

26秒中盤ペースを保ったまま………

3台は連なるように周回を続けるが………

未だ様子見している感のある高橋の後方で………

尾崎がたびたび仕掛けようとしている。だが、そのときだった………

最終コーナー立ち上がり付近において………

3番手の尾崎がコントロールを失う。

その結果、ローサイド転倒を起こして最終コーナー内側へ。

幸いライダーは無事だったものの………

緊迫していたレースはフルコースコーションへ。

その最中に車両が引き上げられ………

コース清掃作業が行われる。
尾崎の転倒は、トラクションコントロールを稼働させている中での転倒だった。
後に映像と写真を見る限り「ガスオン→リヤグリップを失う→トラコン作動→その後グリップ→ローサイド転倒」というものに見えた。
装着タイヤ銘柄やその特性にもよるが、このレベルにまで来るとノーマルのトラコンだけでは、防ぎきれないケースもあるようだ。電子制御を過信してはならないという、典型的なクラッシュ例となった。

フルコースコーションからおよそ2周後………

グリーンフラッグが振られて………

コントロールラインより、レース再開。

尾崎が姿を消したことで………

篠塚と高橋の一騎打ちへ。

レース再開後、さらに距離を詰めて間合いを計る2台。

#2高橋は、残り周回数が少ないことから………

互いの走り、マシン特性の違いを探り………

いよいよ勝負に出始めた。

1コーナーブレーキングでもプレッシャーをかける。

残すは3周。

どこかで仕掛ける隙はないか、スペースを探す。

一方で、尾崎の転倒により繰り上がりになった3位争い。斉藤が粘り強くプレッシャーに耐えている。

5位争いでは、山中のすぐ背後に新井。

そこからやや離れて中村と続く。

トップ争いはピッタリとくっついたまま………

いよいよファイナルラップへ。ここでバックマーカーが現れるが………

ブルーフラッグが振られて………

影響はなし。

高橋が賢明に詰め寄るが………。

一歩及ばずそのままゴールへ。

3位を守り切った斉藤、4位には安野。

最後は突き放して5位の山中、6位に新井、7位には中村、8位に皆藤の順でゴール。

先月は調子が上がらず3位だったものの、16年シーズン幕開けとなるこのレースでは、しっかりと走りきっていつものポジションに戻ったキング篠塚。そのすぐ背後で、20周に渡って走りを見続けた高橋。

途中のイエローコーションによりやや混乱もあったが、ひとまず全員怪我もなくほっと胸をなで下ろす。

装いも新たに新シーズン幕開けを飾った15年度チャンプ。

今シーズンも速さのみならず、うまさやマナー、安全管理とあらゆる面で梨本塾の規範となる走りに、さらに磨きがかかることに期待したい。

おめでとう!

つづく。
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