2016年度 第2回 梨本塾 トミンモーターランド レポ⑤ K-RUN-GP Cクラス
2月梨本塾、3つめのレースはK-RUN-GP Cクラス。
出走選手が続々コースイン。
全10台がグリッドに整列。フロントローにはRGV-γ、GPZ900R、そしてCBR600RRが並ぶ。ポールポジションタイムは29秒406。
勢いよく日章旗が振り下ろされて、決勝がスタート。
好スタートを切ったのは、二列目から飛び出した小島CBR600RR。
予選3番手の西村CBR600RRとポジションを奪い合いになり………
1コーナーを制したのは西村、2番手に小島………
3番手に妹尾GPZ900R、4番手に田口RGV-γ250SP、5番手に吉田ZX6R、6番手に八木R1、7番手に柴VTR250、8番手に山崎GSXS1000………
9番手に工藤デイトナ675、10番手に佐藤ZX6Rと続く。
帝王コーナーから3コーナーの間に………
#46柴が6番手へと浮上。
さらに佐藤も9番手へ。
一周目を制したのは#44西村。
好スタートから2番手へ浮上したのは小島。
6位争いは、#46柴と前回から車両を変更して出走の#62山崎。
ここでは順位は動かず。
序盤、快調な滑り出しを見せる西村がリードを拡げていく。
2番手の小島は、なんとかこれに着いていきたいところ。
8位争いは#49八木と#41佐藤。
ラップごとにリードを拡げていく西村。フロントローの予選タイム差は100分台でしかなかったのだが………
小島、妹尾、田口は西村の決勝ペースについていくことが出来ない。これが1ラップのベストタイムでは推し量ることが出来ない「レースは生もの」であることの証か。
その後方8位争いはギリギリの攻防。佐藤が八木のインを狙うものの………
あわや接触。幸い大事には至らず。
2番手に対して2秒ほどのリードを築いた西村。
トップのペースは29秒前後だが、2番手以降は29秒台中盤といったところだ。
これでは差は開く一方である。
5番手に吉田、6番手に柴と続き………
7位争いは、#62山崎を筆頭に、3台となりそうだ。
レースが進行するにつれ、隊列は縦長に。
ホームストレートでは、なぜか土手側を見やる#49八木。何かの電波を受信したか。
もちろんこのときフラッグは提示されていない。
以前はRSV4、今回はこのGSXS1000を持ち込んだ山崎。名機GSXR1000K5~6譲りのパワーユニットを搭載するスポーツネイキッド。トラコンも配備する。
エンジンフルOHをしてからは好調な八木R1。
ここのところメキメキ力を付けてきた佐藤もこれに続く。
トップを快走する西村だが………
最近は業務に忙殺され、なかなか練習時間を取ることが出来ずにいるようだ。ストレスのはけ口は「朝ラーメン」と豪語して憚らない。
やや間を開けての2番手小島も………
満足のいく練習は出来ていない様子。だが、普通に考えれば壮年~中年期を迎えている多くの出走ライダーが、そもそも時間を持て余していること自体、あまりないはずである。
もちろん例外は存在するものの………つまりこの「第3のクラス」lこそが………
一般的な30代後半~50代ライダーの………
基準であり規範たり得るレンジなのかもしれない。
・ 不十分な打ち合わせ
・ 満足のいかないテスト運行
・ 締め付けられるようなコストカット、上司部下からのプレッシャー
・ その中で実績を積み上げて行かざるを得ない諸行無常
まるで実社会をバイクで体現するかのように映るのが「Cクラス」である。
だからこそ「下克上」も生まれる。
周回ごとに激しさを増す7位争い………
9番手の佐藤がプレッシャーをかけていくその前方には………
コースオフした田口の姿が―。
ここでイエローコーションへ。
レースは追い越し禁止、30km/hキープとなる。
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帝王コーナーでギヤ抜けからコースオフし、転倒してしまったのは田口RGV-γ。幸いライダーは無事。コース確認後、グリーンフラッグが提示されてレースは再開。
K-RUN-GPルールに則り、ペース復帰をするのはコントロールラインを跨いでからである。
レース再開後、トップの西村はバックマーカーの背後へ。
紅一点として踏ん張っていた工藤だが………
ここで周回遅れに。
2番手の小島までは同じタイミングでパッシングするものの、妹尾はここで前に出られず。
そして先程から続いている7位争いは、田口の転倒により6位争いとなり………
ここへ来てさらに距離を詰め………
八木R1が一気に勝負に出る。
得意の1コーナーで、ズバリと惚れ惚れするようなパッシング。
これで6番手へと浮上した。
しかしその背後からは、トップの西村が迫ってくる。
イエローコーションの解除のタイミングにより………
思いのほか距離が縮まったせいだ。西村はまず佐藤をパッシングし………
さらに山崎の背後へ。
2番手の#47小島も、佐藤の前へ。
さらにここでブルーフラッグが提示され………
西村が前へ。これで再び視界が開けた。
一方2位争いをリードする#47小島だが………
バックマーカーとして処理したはずの佐藤のペースもいいために、本来の3位争いの中に1台が入り込む格好に。
ここまで単独5位を守ってきた柴VTR250だったが………
この終盤に来て追い上げてきた八木に………
1コーナーでポジションを奪われることに。
梨塾マラソンズの体力、恐るべし。
一方ファイナルラップに入った西村は………
危なげなく最終コーナーを立ち上がり………
そのまま単独でチェッカーへ。
昨年第5回大会以来、9ヶ月ぶりとなる優勝を飾った。
やや離れての2位には小島、3位には妹尾。以下4位に吉田、5位に八木、6位に柴、7位に山崎、8位に佐藤、9位に工藤の順でゴール。
「………朝ラーメンが効いた………のか!?」
「間違いなく効きましたよ!」
しかし朝ラーメン以上に仕事でのストレスを吹き飛ばしてくれるのが、このK-RUN-GPの勝利だろう。
忙しない日常の中で、ほんの一時だけ心躍り安堵する瞬間、それがこのウィニングラン―。
日々の仕事と家庭用事に忙殺されて練習時間もままならないサラリーマンや職人の方々、そして経営者の方々、ぜひこの「規範クラスでの勝利」を目指して梨塾へ。
月一回の走行でももしかすると勝利できるかも知れない、それがCクラスの素敵な側面でもある。
つづく。
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2016 第3回 3/27(日) 開催!
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【梨本塾 33秒】
これを察するに………
【梨本塾は33秒以上で参加しちゃいけないの!?】
というところだと思われますが………
そんな敷居は一切ございません。
35秒でも40秒でも、もちろん大歓迎です。
バイク乗りの皆さんに楽しく1日遊んで貰う場所、
それが梨本塾です。
「トミンで40秒を切れません………」
「筑波は2分を切れません………」
「もてぎで4分切れません………」
「鈴鹿は帰ってこれません………」
「まさしく梨塾レンジ。お気軽に遊びにいらしてください(^^)/」
梨本塾にはとんでもなく速い常連の方もいれば、
初めてサーキットに来られる方もいますが………
経験やスキルレベルによる敷居は一切ありません。
また小難しいレクチャーや座学なども一切ありません。
トミンで40秒が切れません→OK
筑波で2分の壁が壊せない→NO problem!!
鈴鹿やもてぎだと、一周回って来れません→Welcome!
今さら聞けない!? 梨塾 FAQ
【初サーキットでも膝すれちゃう!?】
なんていう話もあったりなかったり………。
必要なときに必要なアドバイスだけを受ける、後は自由に走りまくり。
これが梨本塾の基本的なスタンスです。
初心者の方、女性の方、サーキット初走行の方まで楽しめるのが梨本塾。
もちろん膝が擦れなくても、ハングオンできなくても大丈夫。
サーキット初走行でも問題ありません。
ぜひぜひ遊びにいらしてください。
梨本塾は、申し込みが早いほど参加費はお得です。
参加希望の方は今すぐこちらから>>次回お申し込みチェックを!!
梨本塾に一切敷居はございません。
あ
初参加の方もぜひぜひお越し下さい。
「梨塾で会いましょう!」
梨塾ガレージってナニ?
ホンダヤマハスズキカワサキは
もちろん、ドゥカにBMアプリリアも
出来る限り対応しちゃいます。
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その正体は………>>コチラから。
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