２０１６年度 第２回 梨本塾 トミンモーターランド レポ⑥ Ｋ－ＲＵＮ－ＧＰ Ｄクラス
２月梨本塾、最後レースとなるのは………
Ｋ－ＲＵＮ－ＧＰ Ｄクラス。全９台がグリッドに整列。フロントローにはＣＢＲ２５０ＲＲ、スパーダ、ＳＬ２３０とすべて２５０ｃｃが並ぶ。ポールポジションタイムは３１秒４５３。
勢いよく日章旗が振り下ろされて、決勝がスタート。
真っ先に飛び出したのは………
予選２番手から出た初参加の西田スパーダ。２番手に石森ＣＢＲ２５０ＲＲ、３番手に中村ＳＬ２３０、４番手に梨本亮ＣＢ４００ＳＦ、５番手に初参加の赤坂ＣＢＲ２５０Ｒ、６番手に中島グース………
７番手に増田ＣＢＲ６００ＲＲ、８番手に初参加の生沼ＧＳＸＲ７５０、９番手も同じく初参加の高橋Ｎｉｎｊａ２５０ＳＬと続く。
トップに立った＃６６西田が３コーナーへ。
４位争いは＃５１梨本を筆頭に３台。
１ｓｔラップを終えて戻ってきたトップグループ。すぐに＃６３石森が仕掛けて………
１コーナーでインを狙うが………
ここでは前に出られず。
さらにプレッシャーをかけていく。
トップの３台は………
３２秒を前後するペースから………
３１秒台へ。
４位争いは３２秒台………
５位争いは３２秒台後半といったペースだ。
再三にわたって＃６３石森がしかけるが………
どうもリヤブレーキコントロールがうまくいかないようで………
毎回フルロックしてしまっている。
この写真からもカウンターステアになっているの見て取れるが………
そのたび前走車に追突してかけているので………
意図的な進入スライドではない。
ここでもオーバーランしかけて………
危うく背後の中村にパッシングされそうになる。なんとか体勢を立て直して追走再開。
その後方、いつものデイトナ６７５ではなく、トラブルから急遽ＳＬ２３０を持ち込んで好走する＃６１中村。
「もしかすると勝てるかも知れない………」
Ａクラス経験もある中村だけにそんな期待も膨らんだが………
早々に崩れ落ちた。
この最終コーナーでの転倒により、イエローコーションへ。全車追い抜き禁止、３０ｋｍ／ｈキープとなる。
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幸いにして中村は無事。コース確認後、グリーンフラッグが提示されてレース再開。
初参加ながら力走する高橋Ｎｉｎｊａ２５０ＳＬだったが………
背後からはトップ２が迫る。
帝王コーナー進入で、まずは西田が前へ。ブルーフラッグは提示されていない。
これで２番手の石森との間に１台を割り込ませた。
さらに前方のバックマーカーを手際よく処理していき………
なんとか差を拡げようとする。
１コーナーでは前に出られなかったが………
続く帝王コーナーではバックマーカーの前に出て………
石森との間に２台を割り込ませた。
これで二人の差は、一気に２秒近くにまで拡がってしまう。
してやったりの西田に対し………
中々前に出られず焦りを募らせる＃６３石森。
ここまで、まだトップに対しても一度もブルーフラッグは提示されていないため………
２番手以降にも提示することは出来ない。
一方４位争いをリードするのは梨本ＣＢ４００ＳＦ。
初参加の赤坂ＣＢＲ２５０Ｒを従えて、レース後半へ。
周毎にペースアップしている＃６６西田は、石森との差を３秒近くにまで拡大。
さらにここでもバックマーカーの前に出て………
また石森との間に２台を入れた。
テンポ良くバックマーカー処理していく西田に対し………
石森はここでもリヤをフルロックさせ………
あわや接触。非常に長いスリップ痕から………
「ぶつからなくて本当によかった」
とオフィシャルも胸をなで下ろす。
後続のそんな困難などつゆ知らず快走する西田。
一方、決勝で調子を上げてきた＃６８生沼をバックマーカー処理できず………
その差を詰められない石森。
この周回遅れ処理の違いが………
結果的には西田の独走を許すことに。
落ち着いた走りでファイナルラップに入った西田。
一方２番手の石森は、ここでも混乱。完全にタイヤがグリーンに出てしまう。
なんとか立て直し………
１コーナーへ。
ここで後続に気付いた生沼が………
道を譲る格好で石森を前へ。
しかし、時既に遅し。
結局初参加の西田が、しっかりと走りきって初優勝を遂げた。
２位には石森、３位には梨本、４位には赤坂、５位には生沼、６位には中島、７位には増田、８位には高橋の順でゴール。
「うまくいったなあ………」
「うまくいかなかったなあ………」
初参加で初優勝を遂げた西田。手際よいパッシングが勝利の一因となった。
今回のようにＤクラスでは、ノーマルの２５０ｃｃが活躍することもしばしば。
１０００ｃｃから２５０ｃｃまで分け隔てなく戦えるのも、Ｋ－ＲＵＮ－ＧＰならではだろう。
つづく。
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鈴鹿やもてぎだと、一周回って来れません→Welcome!
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必要なときに必要なアドバイスだけを受ける、後は自由に走りまくり。
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