２０１６年度 第３回 梨本塾 トミンモーターランド レポ④ Ｋ－ＲＵＮ－ＧＰ Ｂクラス
続いて二つ目のレースとなる、Ｋ－ＲＵＮ－ＧＰ Ｂクラスがコースイン。フリー走行を経て………
グリッドに整列。
トップタイムが２７秒３４４、ボーダータイムが２８秒５７９―。
まるで一昔前のＡクラスのようなタイムだが、これが今回のＢクラス。
残念ながら予選１０番手の下田選手が急用でＤＮＳとなったため、全９台となった。フロントローにはＲ１、ＣＢＲ６００ＲＲ、そしてＲ６が並ぶ。
勢いよく日章旗が振り下ろされて、決勝がスタート。
好スタートを切ったのは、ポールポジションから飛び出した磯山Ｒ１、これに中村ＣＢＲ６００ＲＲが続き、３番手スタートの片岡Ｒ６は出遅れる。
磯山がそのまま１コーナーを制し………
２番手に中村、３番手に近藤１２９９パニガーレＳ、４番手に緒方ＣＢＲ６００ＲＲ、そして５番手に片岡Ｒ６、６番手に因藤ＣＢＲ６００ＲＲ、７番手に吉田ＺＸ６Ｒ、８番手に亀山６９０ＤｕｋｅＲ………
そしてスタートでストールしてしまった古溝ＧＳＸＲ６００は最後尾へ。
トップグループは３コーナーへ。
そのままの順位で一周目を終える。
緒方、因藤という２台のＣＢＲ６００ＲＲに挟まれる格好となった片岡Ｒ６。
吉田を筆頭に、亀山、古溝による３台の７位争い。
早々にトップに立った磯山がレースを牽引。
２番手の中村、３番手の近藤、４番手の緒方までは、Ａクラス経験者だ。
２位争いをしている＃９中村と＃２２近藤。
ここで近藤がインを狙うが………
中村もスペースを閉じる。
磯山は２８秒前後のペースへ。
４位争いの２台は………
予選タイムがほぼ同じ２７秒６だが………
決勝では片岡のペースが勝るようだ。しかしなかなか前には出られない。
スタートで出遅れた＃２８古溝が亀山の背後に。
トップグループは………
２７秒台に入れての周回。
この３名それぞれのベストタイムは………
２７秒前半であることから………
終盤まで混戦が予想される。
そこからやや距離を置いての４位争い。
この２台のペースも上がってきた。
Ｒ１、ＣＢＲ６００ＲＲ、そして１２９９パニガーレＳ。
どのマシンにも特徴があるが、それぞれ速いポイントは異なるため、コース上ではついたり離れたりを繰り返している。
ＣＢＲとＲ６もまた然り。
単独６位には因藤、同じく７位に吉田。
そして８位争いでは、亀山をパスした古溝が前へ。
４月の筑波サーキットツリーリストトロフィー参戦を見据えて、少しでも順位を上げておきたいところ。
レースも中盤戦に入り………
安定して走る磯山の後方で、中村が果敢にアタック。
そして徐々にトップグループと４位グループの差が開いていく。
さらに７位の吉田の後方には、古溝が迫ってきた。
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亀山を抜いた後、さらにペースアップして＃４７吉田に追いついた古溝。
しかし吉田もここのところ調子を上げており………
そう簡単には、前に出させてくれないだろう。
２７秒中盤から後半で周回するトップ３は………
それぞれ決め手を探りつつ………
周回を重ねている。
最新の電子制御を配備するリッターＳＳ２台に、名機ＣＢＲ６００ＲＲ。
このトップグループが………
いよいよバックマーカーの背後へ。
この処理をどうするかが………
レースを決する可能性を孕んでいるかもしれないが………
どうやらバックマーカーは後続に気付いていないようだ。
ここでブルーフラッグが提示されると………
思ったよりも減速した前の２台と接触しかけた＃９中村が、これを避けるためにイン側グラベルへ乗り上げた。
転倒こそ免れたが………
ここで一気に遅れてしまう。
残り２周というこのタイミングで………
あまりに痛いミスとなった。
またその後方４位争いでは、＃２６緒方が立ち上がりで膨らみすぎ………
その隙をついて＃２５片岡が一気に前へ。これで４番手へと浮上。
コース復帰した中村だが、トップ２との差は一気に開いてしまった。
さらにその間にはバックマーカーが。
ファイナルラップに突入する＃２３磯山と＃２２近藤。
思わぬ形で中村が脱落したため、距離が開いた。
さらに３位に落ちた中村の後方からは、４位に上がった片岡が猛烈な勢いで背後に迫る。
後続の混乱などどこ吹く風、終始安定したペースで周回を重ねた磯山が、そのままトップでチェッカーへ。
２位になったのは近藤。
そして３位争いは………
どうにか中村が抑えきって………
チェッカーへ。
４位は最後に猛追した片岡、５位に緒方、６位に因藤、＃２７亀山は周回違いの９位。
そしてこちらも最後までもつれた７位争い。
どうにか吉田が逃げ切った。僅差の８位は古溝。
最後に混乱が待ち受けていたが、ひとまず出走者は全員無事にゴールした。
ここへ来て高いパフォーマンスを発揮し始めたＲ１と、抜群の安定感を誇る磯山とのパッケージが開花。
先月に引き続き、二連勝を飾った（但し予選ラップタイムはコンマ６秒ほども上がっている）。
ちなみに磯山のリヤタイヤは、未だＳＣ２、すなわち１９０サイズである。
「使いこなせるかどうかはまた別問題だが、当然２００サイズのＳＣ１の方がグリップ力は優れている（塾長）」
というだけに、まだ伸びしろを手にしている中での完勝。
今後は、どのタイミングでＡクラス出走となるかに注目したい。
つづく。
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これを察するに………
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バイク乗りの皆さんに楽しく１日遊んで貰う場所、
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「トミンで４０秒を切れません………」
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「まさしく梨塾レンジ。お気軽に遊びにいらしてください（＾＾）/」
梨本塾にはとんでもなく速い常連の方もいれば、
初めてサーキットに来られる方もいますが………
経験やスキルレベルによる敷居は一切ありません。
また小難しいレクチャーや座学なども一切ありません。
トミンで４０秒が切れません→ＯＫ
筑波で２分の壁が壊せない→NO problem!!
鈴鹿やもてぎだと、一周回って来れません→Welcome!
今さら聞けない!? 梨塾 ＦＡＱ
【初サーキットでも膝すれちゃう!?】
なんていう話もあったりなかったり………。
必要なときに必要なアドバイスだけを受ける、後は自由に走りまくり。
これが梨本塾の基本的なスタンスです。
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