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前回までご紹介したモデファイをチェックするため、トミンモーターランドテストを行いました。

74JKGコンプリート S1000RR vol.7 実走テスト(3) 2016/05/13

今回のチェック項目は、以下の通りです。

1.BAZZAZのトラクションコントロール、及びクイックシフターの稼働性確認

2.オーリンズサスペンションの感触、基本的な車体姿勢のチェック

3.リヤタイヤはあえてSC1ではなく「SP」とすることで、よりトラコンの変移を分かりやすくして作動性を探る


ここまで仕様が変わるとほとんどシェイクダウンといっていい状態ですが、サシ塾で先導などをしていた限り、悪い感触はありません。果たしてどういった反応を得られるでしょうか。

【トラクションコントロール及びクイックシフターのチェック走行映像】



そもそもS1000RRには、はじめからトラクションコントロールとクイックシフターが付帯されています。

BAZZAZ導入するに当たり、クイックシフターは配線カットとなりますが、トラクションコントロールは併用ということになるのかも含め、チェックすることにしました。

走行過程におけるスイッチングは以下の通りです。

1.スポーツモードで走り出し、スタンダードのトラコン、BAZZAZのトラコン併用(ダイヤル+5最強)

※ メーターパネル左にあるブルーのフラッシュランプがBAZZAZのトラコン稼働通知、メーターパネル内左側オレンジのコーションランプが、S1000RR本体のトラコン稼働通知ランプになります。

2.レースモードで同上

3.レースモードで、S1000RR本体のトラコンをカット

4.必要に応じてダイヤル調整

このような手順で、それぞれの特性をチェックしました。

まず(1)で走り出したところ、なぜか今までのスポーツモードよりも、トルクカットが少ないように感じられました。そしてコクピットでは、S1000RR本体のトラコンとBAZZAZのトラコン双方が稼働していることを知らせるランプが点灯しておりました。要するにオレンジとブルーのランプ、ふたつとも点滅していたのです。

………文字通りのダブルスタンダード………(笑)

しかしフルパワー解放されていないだけに最高速データは伸びず、125km未満です。

どういう理由でこのような変化―スタンダードのもっさりとパワーカットされるトラコン特性から、つながりのいいトルク変化―になったのかやや不透明ですが、少なくともBAZZAZ装着によるデメリットは感じません。

そこで今度は(2)、スポーツモードからレースモードにして走行します。

明らかにスポーツモードよりもトラコンの介入レベルが下がり、さらにエンジンピックアップも非常によくなって、一気に最高速は128-9km台へと伸びました。やはりスタンダードのトラコンの効き方とは異なり、盛大にブルー及びオレンジランプは点滅しているものの、トルクの間引きによる車体ショックはほぼ感じられません。

しかも、非常に速く感じられます。さらにトラコンのダイヤルスイッチを+5から+1まで下げると、相当前に出るようになりました。

「このままでも十分」

と感じましたが、さらにここでノーマルのトラコンをカットして、BAZZAZのみの稼働性を調べることにします。

するとコクピットの点滅は当然ですがブルーライトのみとなり(S1000RR本体のトラコンランプは常時点灯となる)さらに加速力が上がって、凄まじいまでのトルクを発揮するようになりました。最高速は、2月にトラコンをカットしてテストしたときとほぼ同等レベルといった手応えで、実際130kmを難なくオーバーしました。

昨年12月にリヤSC2で走行したときの最高速は、簡単に超えることができました。SC1よりもグリップレベルが3段階ほど低いSPでこの数値は、驚異的です。

ただ、BAZZAZ本体のみの場合+1では介入度合いが少なすぎ、結局段階的に戻していき、最終的には+3~4当たりで落ち着きました。短絡的な一発の速くではなく、疲れてきても楽なアクセルワークとマシンの挙動を両立させようとすると、この辺がベターなようです。

結局この日のベストは26秒14で、これを立て続けに3回マーク、さらに26秒15が2回と、高アベレージ力を発揮します。リヤタイヤがSC1ではなくSPだったことを踏まえれば、最高速も含めすでに十分のパフォーマンスと言えます。グリップレベルが低くても比較的楽に走れたのは、トラクションコントロールのおかげです。

そもそもBAZZAZ導入のきっかけは、以前サシ塾でお目にかかった方のR1に装着されており、これを試乗したところ「今まで感じたことがないスムースなトルクカット」だったからです。

梨塾ガレージではCBR600RRに導入例がありますが、本質的にミドルクラスではトルクが薄い分、それほど必要性を感じません(但し、あれば安全性は格段に上がります)。

やはりその効果を最大限享受出来るのは、リッターSSです。昨今はスタンダードでの装着車も増えましたが、その稼働性に太鼓判を押せるのは現行R1(2015~)のみ。

2016年型ZX10Rも含め、それ以外の車両は改良の余地があり、74JKGコンプリートの12年型S1000RRもそれは同じです。だからこその導入となったわけです。このテストと前後して、袖ヶ浦フォレストレースウェイにて現行リッターSSのタイムアタックを行いましたが、その結果を持ってしてもこの選択は間違っていなかったと実感しました。

但しサブコンは装着のみならず、実走での稼働性まで含めてチェックしなければ本来のパフォーマンスを発揮できないため、本気で運用するならポン付けでは実践的なパフォーマンスを発揮できないでしょう。

基本的にノーマルのトラクションコントロールの汎用性の高さというのは侮れず、これをベンチテストだけで超えるのはほとんど不可能に近いのではないでしょうか。

いつでも机上論は容易く、現実は難解で、実用するには知恵と時間、相応のライディング技術とセットアップ能力を要します。これはFIも然りですが、しっかりと走った上でのセットアップが伴わなければ、まったく意味がありません。

ただその上で今回手にした安全性、楽しさ、実質的な速さは、けして安くはないコスト以上のものがありました。

ほとんど前情報もなく(笑)手探りでS1000RRにBAZZAZを導入しましたが、大正解だったと思います。

ひとまずさらにトラクションコントロールやクイックシフターの精度を煮詰めて、次回走行予定の筑波サーキットで感触を確かめたいと思います。トラクションコントロールに関してはかなりセットアップの幅が広いので、その辺も少しずつ確かめて行きたいと思います。

それにしても………

74JKGのS1000RR、思わず笑っちゃうくらいメッチャクチャ速いです(笑)。まるで2st………

つづく。



【 オンボード映像 】 ※ 2016/5/13 走行



【S1000RR 梨塾ガレージコンプリート セッティングデータ】


テスト日 2016/05/13 外気温 24℃前後 路面温度 32-35℃

本日のベストタイム 26秒14 

最高速 132.7km/h

タイヤ F K1/R SP(200) 共に中古

エア圧 温間 F 2.0 R 2.0 

セッティングデータ

エンジン&マッピング 欧州仕様 スリックモード対応 BAZZAZ装着 マップ変更

トラクションコントロール ノーマルカット → BAZZAZ

クイックシフター ノーマルカット→BAZZAZ

チェーン D.I.D 520ERV3

ファイナルレシオ 15 × 45 (520化)

サスペンション フロント オーリンズカートリッジ リヤサス オーリンズTTX

ホイール JBマグタン




【梨塾ガレージコンプリートS1000RR、開発開始

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最高評価頂戴したPC37に引き続き、梨塾ガレージコンプリート第2弾は、世界にたった一台のS1000RRを目指して開発開始。来春完成を目指して、急ピッチで実戦テストと改良を重ねていきます。

詳細は>>こちらから。

ご相談等大歓迎です。いつでもお問い合わせ下さい。

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【もはやリッターSSには必須アイテム!? BAZZAZ ZfiTC】

74JKG S1000RRに導入して素晴らしいパフォーマンスを発揮し始めたサブコン。特にトラクションコントロールの特性は「攻めている」もので、ノーマルとは比較にならない推進力です。導入をお考えの方は、ぜひご相談下さい。GSXR1000やCBR1000RR、R1やZX10Rなどにも有効です。

※ なお、梨塾ガレージでは安全性を最優先するため、装着のみで、テスト走行なしの受注は出来ません。

【梨塾ガレージ、
日々営業中です】

おかげさまでゲンチーメカは今日も低血糖と闘いながら奮闘しております。

・ もうすぐオフシーズン! ナシガレで下記SPLメニューはいかがでしょうか?


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① 【蘇れ相棒………】 車体廻りフルオーバーホール………


・ バイクは生もの。走りっぱなしではやっぱり言うことを聞いてくれません。車体OHは3万円より(消耗部品別)、予算に合わせて承ります。今年一気に開花するためにも、この冬のメンテが大事です(^^)ブレーキ回りやステム、リンク廻りから始まってもちろん全バラまで。

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② 【もう一度あの日に還りたい】 エンジンフルホーバーホール………


・  距離だけでなく、ある程度回して乗り込んでいるならそろそろOHも視野に………梨塾ガレージではお客様のニーズに見合ったプランニングで、手軽にOH作 業を承ります。もちろんレーシングエンジンメンテナンスもお任せ下さい。街乗りから選手権レベルまでフルカバーします。

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③ 【理論武装】 趣味趣向品大人買いへの道………


・  バイク界のロレックスやブルガリともいえる、オーリンズ、ブレンボ、マグタン等々高級趣向品の数々。但しこれらは見て美しいだけでなく、乗って優れるか らこそ価値あるもの。梨塾ガレージコンプリート号(GSXR1000、CBR600RR PC40 及び37、S1000RR)にはすべて装着、すでに実績を残している逸 品ばかり。塾生にも大好評の品々。この冬、ぜひご賞味下さい。

梨塾ガレージでは梨本塾生を対象に多品目激得販売取付を行っています。

※ 梨塾ガレージでご紹介するのものは、これまでしっかりと走行テスト、及び結果の出ているものだけになります。

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ブレンボ RCS19 マスターシリンダー(ブレーキスイッチ付き)

梨塾生定番、ブレーキ必須アイテムナンバー1。このマスターを導入すると、ブレーキ効力が安定するのはもちろんですが

「ブレーキングが楽しくなる」


と いう魔法のアイテムです。昨年から今年にかけて多くの方が導入し、大満足という感想をいただいております。もちろん公道走行車両にも最適、塾長はすでに 「PC37、PC40、GSXR1000K6にも導入済み、さらにXL883Rも導入予定」と見事なまでのハマリっぷり。こちらも塾生特価でご案内いたし ます。車種によっては非常に難しい専用フィッティングもお任せください。

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ジャダーの悩みを解消!!ベスラ Super RJL XX シリーズ 取り扱い開始!!


ジャダーの出始めていた梨塾ガレージPC40にてテスト開始。なんとジャダーが収まりました。ノーマルディスクはもちろん、ブレンボディスクとの相性も良く、制動力、安定感もバッチリ。すでに梨塾号の

「エースパット」


となりました。ぜひご相談下さい!

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ブレーキフルード G-Four355

スーパースポーツ乗りにとって、特に夏場以降は厳しくなるブレーキ問題。

・ タッチが安定しない
・ フェードする
・ すぐにエアをかんでしまう


などの問題を大幅に緩和してくれるのがこのブレーキフルードです。塾生特価工賃にて入れ替え承り中。ぜひお試しを。RCS19とのマッチングも良好です。

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ブレンボHPローター

制動力アップ、ディスク温度の安定化、タッチの向上などを目指すときの定番品。大径化もご相談ください。RCS19とのマッチングは「最強」です。

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OHLINS FGK フロントフォークカートリッジキット


ラップタイムのみならず「抜群の感触」を得られる、究極の逸品。バネレート選択肢も広く、希望があれば減衰特性も変更可能。トミンモーターランドコースレコードホルダーである梨塾PC40にも導入済みです。

フォークスプリング単体(ノーマルフォーク用)も取り扱っております。フォークオイルとともにぜひご相談ください。

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OHLINS リヤショックアブソーバー各種

定番品です。しかしこちらの商品で意外なのは「サーキット走行はもちろんだけど、公道での乗り心地が格段によくなった」という感想が非常に多いこと。FGKとのセット導入割も実施中。梨塾号ではPC40にTTX、37とK6にはSUシリーズを導入済みです。

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パワーコマンダー & オートチューン

もはやFI車には必須アイテム?常用域のトルクアップにはこれが一番効果的!サーキット走行だけではなく、幅広いレンジに対応したマッピングで、あなたのマシンをさらに好みの特性に。こちらも梨塾号PC40には導入済みです。

【乗って楽しく見て楽しい XL883R

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「雰囲気ではなく、走りに特化したプロ仕様883R。ハーレー乗りも垂涎の逸品!?」

ハーレーダビッドソン XL883R スポーツスター 梨塾ガレージ コンプリート


最近はこんなのも作ってマス………吸排気系変更に伴い最適なサブコンマッピング(74JKGではあえてサンダーマックスを用いず、ダイノジェットPCⅤ+ オートチューンで独自調整を行っています)、バンス&ハインズの爆音を去勢し常用域でトルクアップさせるオリジナル消音サイレンサー、実践的な足回りセッ トアップ、秀逸なブレーキシステム………等々。ノーマルとは比較にならないトルク、そして走りやすさを実現しています。さらに日々進化中。883の特性を生かした、もの凄く楽しいマシンに仕上がっています。

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ヒートデーモン入荷!まるで純正!? これで冬場も安心の最強グリップヒーター

74JKG スポーツスターXL883Rにも装着済みのヒートデーモン。ハンドル中通し配線のため、DIY作業ではハードル高め。すでに2シーズン稼働させてますがト ラブルもなく、厳冬期も頼れる存在です。ハンドルグリップなどはそのままで外径ももちろん変わらず。さらに見た目もカッコ良く、LEDレベルランプが泣か せます!現在数点在庫あり。お早めに(スポーツスターのみ対応です)。

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梨塾ガレージコンプリート PC37 CBR600RR 改 販売中 → 売約済み

2014~2015シーズンにかけて、ほぼ一年を費やして開発、テスト走行を繰り返してようやく完成した珠玉の一台。採算度外視で高機能パーツを装着、さらにラップタイムと快適な乗り心地を求めて、ようやく完成いたしました。世界に2台と存在しない、究極のCBR600RRです。

開発日誌等、詳細は>>こちらから。


http://ecx.images-amazon.com/images/I/41SUyDVA4XL._SL500_AA300_.jpg

パノリンオイル


高品質なのはもちろんのこと、同価格帯他銘柄に対して性能劣化しにくいという特性。安定感抜群の100%シンセティックオイル。ワールドスーパーバイクや全日本選手権でもその性能は実証済み。もちろん待ち乗りまで幅広く対応。

ストリート 4T レース 2990円/1L (定価3300円 税抜)      スーパースポーツ定番品

ストリート 4T バイオレース 4490円/1L  (定価5500円 税抜)   ※ パノリン最上級銘柄。27秒以下推奨。

オイル交換工賃 1250円(通常定価1575円)

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また梨本塾大人気のピレリディアブロスーパーコルサSC1、SC2シリーズ、V2、ロッソコルサ、ロッソⅡ、メツラーレーステックシリーズも大量在庫あり。今なら即納!他組み合わせもお問い合わせ下さい。

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さらに耐摩耗性抜群、超低フリクションのD.I.DチェーンZVM-Xシリーズもセール販売いたします。

これらすべてアイテムはすでに梨塾コンプリートのGSXR1000K6、及びCBR600RRに導入、そのパフォーマンスは実証済みです。

梨本塾で推奨する消耗品、もっとも重要視するのは「速さのみならず品質や性能の安定感、そしてコストパフォーマンス」です。

価格など詳細はお問い合わせ下さい。もちろん最適セットアップも伝授いたします。

std_spd@hotmail.com 【梨塾ガレージ相談】

74JKGlogo

※ 対象商品の価格は予告なく変更することがございます。