
2016年度 第6回 梨本塾 トミンモーターランド レポ④ K-RUN-GP Bクラス

6月梨本塾、二つ目のレースとなる、K-RUN-GP Bクラスがコースイン。

予選4番手の中村CBR600RRが、先程の転倒により出走を断念。グリッドには全10台が整列した。
フロントローには899パニガーレ、R6、そして1299パニガーレSが並ぶ。タイムは27秒3~4だ。

勢いよく日章旗が振り下ろされて、決勝がスタート。

好スタートを切ったのは、ポールポジションから飛び出した柴899パニガーレ。

2番手に片岡R6、3番手に近藤1299パニガーレS、4番手に下田S1000RR、5番手に渡辺GSXR1000、6番手に吉田ZX6R、7番手に小島CBR600RR、8番手に勝野S1000RR、9番手に川畑デイトナ675………

そして10番手に田口GSXR1000と続く。

集団は帝王コーナーから………

3コーナーへ。

順位は動かぬまま………

一周目をクリア。

ここのところ調子を上げてきている柴と片岡の………

一騎打ちとなりそうな様相。

#11近藤もなんとか絡んでいきたいところ。

トップ2は2周目に27秒4までペースアップ。

先程のAクラスと、さほど変わらないタイムで周回を重ねていく。

これに対し、3番手以下は27秒中盤から後半といったペース。

ベストタイムが拮抗している中では、序盤のペースメイクも非常に大事な要素だ。

6番手以降は、28秒台。

快調に飛ばしていく#24柴。

4位争いは下田、渡辺、吉田の3台。それぞれベストタイムは27秒台。

7位争いは小島、勝野、川畑の3台。それぞれベストは27秒台~28秒前半。

各順位でバトルする中で………

一周回ればほぼ同じタイムだが………

乗り方やマシン特性によって………

この短いトミンモーターランドの中でも………

速い部分、遅い部分がハッキリとしてくる。

その中で自分のアドバンテージと相手の弱点を冷静に見極められれば………

20周回のうち、1~2度はチャンスが巡ってくるはずだが………

ここで動いたのは渡辺。

#27下田が立ち上がりで一瞬遅れたその隙を突いて………

1コーナーでインへ。

2006年型GSXR1000と、2015年型S1000RRの一騎打ち。

2台の最高出力差はおよそ40馬力、片や電子制御を一切もたない「レトロSS」だが、そもそもS1000RRのモデルベースはこのK5~K6のGSXR1000と言われている。つまり「元祖S1000RR」とも言えるわけだが、その渡辺が下田の前に出て、4番手へ浮上。

さらにその後方、吉田も前へ出ようとアタック。

しかしここでは下田がセーブした。

前に出た渡辺は一気にペースアップを試みる。未だ名機は健在。

27秒4~27秒8といったペースで周回するトップ2。

更に後方からは、近藤パニガーレが追い上げてきた。

主にコーナー立ち上がりとブレーキングでアドバンテージを持つ#24柴と………

コーナリングアプローチで詰める片岡。

コーナリングスピードで稼ぐ渡辺………

中盤に入ってやや体力的に厳しそうな下田………

その下田をなんとか捉えたい吉田。

気温が高まる中で、集中力を必要とするシーンが続く。

このまま柴が逃げ切るか、それとも片岡がインを突くか………

或いは近藤を交えた三つ巴の戦いとなるか。レースは後半戦へ。

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渡辺が前に出たことで………

今度は5位争いが激化。

ライブレイクしがちな下田に………

吉田が激しくプレッシャーをかけていく。

そしてここで、バックマーカーにブルーフラッグが。

すぐに気付いた#31田口が、紳士的にラインを譲る。

このおかげでストレスなく、トップ2は前に。

「一生懸命走っていても、他人に優しく視野は限りなく広く」
そんな梨塾魂をしっかりと見せつけてくれた。

いよいよ残り周回も少なくなってきた。

一方こちらは未だ続く7位争い。

集団をリードする小島………

これを追う勝野………

川畑。28秒中盤でのバトルが続く。

さらに5位争いも………

まだまだ終わりそうにない。

そしてトップ2は………

いよいよファイナルラップに突入。柴がまず1コーナーを抑え………

さらに3コーナーもきっちりと締めた。

そして5位争いでは………

吉田が最後の勝負を仕掛ける。

ギリギリのレイトブレーキングでインに入れたかに見えたが………

下田も高いコーナリングスピードと深いバンキングで応戦。

1周目から最後まで続いたトップ争いは………

緊張感を解くことなく最終コーナーを立ち上がり………

柴が逃げ切って、トップでチェッカーへ。僅差の2位には片岡。

単独の3位、4位に近藤、渡辺。

最後まで続いた5位争いを制したのは下田。6位に吉田。

耐えきっての7位に小島、8位に勝野、9位に川畑。そして10位には田口。全員が無事に完走を果たす。

気温は高いままだったが、全ライダーが集中力を切らさずに走り抜いた。

899パニガーレはトラブルを抱えていたために、昨今はVTRに乗り換えていた柴。
今年4月より改めてスウィッチし、899ではおよそ一年半ぶりとの勝利となった。

但し前回は「Dクラス」での優勝。その後VTRで基礎スキルを学んだ成果が、今になって現れている。

いよいよAクラスも視野に入ってきたか。今後の活躍に期待したい。
おめでとう!
つづく
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2016 第7回 7/17(日) 開催!
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というところだと思われますが………
そんな敷居は一切ございません。
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それが梨本塾です。
「トミンで40秒を切れません………」
「筑波は2分を切れません………」
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「鈴鹿は帰ってこれません………」
「まさしく梨塾レンジ。お気軽に遊びにいらしてください(^^)/」

梨本塾にはとんでもなく速い常連の方もいれば、
初めてサーキットに来られる方もいますが………
経験やスキルレベルによる敷居は一切ありません。
また小難しいレクチャーや座学なども一切ありません。
トミンで40秒が切れません→OK
筑波で2分の壁が壊せない→NO problem!!
鈴鹿やもてぎだと、一周回って来れません→Welcome!
今さら聞けない!? 梨塾 FAQ
【初サーキットでも膝すれちゃう!?】
なんていう話もあったりなかったり………。
必要なときに必要なアドバイスだけを受ける、後は自由に走りまくり。
これが梨本塾の基本的なスタンスです。
初心者の方、女性の方、サーキット初走行の方まで楽しめるのが梨本塾。
もちろん膝が擦れなくても、ハングオンできなくても大丈夫。
サーキット初走行でも問題ありません。
ぜひぜひ遊びにいらしてください。

梨本塾は、申し込みが早いほど参加費はお得です。
参加希望の方は今すぐこちらから>>次回お申し込みチェックを!!
繰り返しになりますが………
「梨本塾に一切敷居はございません」

初参加の方もぜひぜひお越し下さい。

「梨塾で会いましょう!」


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