２０１６年度 第８回 梨本塾 トミンモーターランド レポ６ Ｋ－ＲＵＮ－ＧＰ Ｄクラス

２０１６年度　第８回　梨本塾　トミンモーターランド　レポ６　Ｋ－ＲＵＮ－ＧＰ　Ｄクラス

8月梨本塾、最後のレースとなるのは………



Ｋ－ＲＵＮ－ＧＰ　Ｄクラス。



全車がコースインしてグリッドに整列。フロントローにはＭＴ－０９、ＺＸ６Ｒ、そしてＣＢ４００ＳＦが並ぶ。ポールポジションタイムは３０秒３７５。なお小林７４９Ｓは残念ながら未出走となった。



勢いよく日章旗が振り下ろされて、決勝がスタート。



好スタートを切ったのは………



ポールポジションから飛び出した鈴木ＭＴ－０９、そして３番手から出た梨本亮ＣＢ４００ＳＦ、さらにセカンドローからジャンプアップした菅原７０１ｓｍ。



４番手はスタートで出遅れた八木ＺＸ６Ｒ、５番手に初参加の藤田ザンザス、以下ほぼ全員が初参加となる６番手多胡ＲＶＦ、７番手久下Ｒ６、８番手内藤ＧＳＸＲ１０００、９番手奥ＣＢＲ６００ＲＲ、１０番手小田島ＲＧＶ－２５０γと続く。



スタートで前に出た鈴木が、そのままトップで３コーナーへ。



先ほどのＣクラス同様、トップ３と４番手以降はやや離れる格好に。



後続を大きく引き離して戻ってきた鈴木ＭＴ－０９。



２位争いは梨本と菅原だが………



その後方からは八木が追い上げてきた。



このまま逃げ切りを図りたい鈴木は………



早くも３０秒台に突入。



このペースに………



２位以下がついていけるかどうか。



しかし最高齢７６歳の梨本も………



果敢にプッシュして、差を詰めていく。



このトップ３に追いつきたい４番手の八木だったが、若干距離を開けられてしまう。さらに………



一瞬の隙を突いて、梨本が３コーナーで、まさかのトップ浮上。



７６歳がトップにたったことで、場内は盛り上がることに。



これに＃５１菅原も続きたいところだったが………



鈴木もアウトから被せてセーブ。



再度気を取り直して………



トップの梨本を追う。



その前方には早くもバックマーカーが現れたが………



これこそ梨本にとっては「望む展開」



これまでも、バックマーカーを利用して巧者ぶりを発揮し………



後続を煙に巻いたこと数知れず。

時にそのパッシングが狡猾すぎ「塾長から怒られた」とボヤくこともあるようだが………



今回もあっという間に前に出て………



２番手以下との差を１秒以上開いて見せた。



鈴木はなんとかロスを最小限に留めたが………



菅原は完全にバックマーカーに引っかかる格好に。



ここで一気にトップ２との差が開いてしまう。



さらにトップに立った梨本は………



次々に現れるバックマーカーをパスして周回を重ねる。しかし鈴木も負けておらず………



１コーナーでは勢いよく梨本のインに飛び込んだ。



だが………



これは明らかにオーバースピードでラインブレイク。その隙を突いて………



再び梨本が前へ。



周囲も予期せぬ激しい攻防戦となる。



ラップアベレージは、３０秒５を切るほどハイペースなものとなってきた。

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中盤戦を迎えても………



トップ２の激しいバトルが続く。



このペースに、３位菅原、４位八木共についていくことが出来ない。



さらにホームストレートでは、ＲＶＦをＣＢ４００ＳＦがパッシングしていく。



ここ数年は若干くすぶり色が見え隠れし、周囲からも色々と心配されるほどだったが………



ここで復活ののろしを上げることとなり………



その後最初のレースとなった今回………



その成果をいかんなく発揮する格好になっているようだ。



コーナーごとに現れるバックマーカーを縫うように………



パッシングしていく７６歳。



場内には、歓声と悲鳴がおり混じった声が響く。



「右側確認ヨシ！」

「え？」



先頭からＲＧＶ－２５０γ、ザンザス、ＺＸ６Ｒ、そしてＲＶＦ。梨本塾Ｄクラスらしいマシン構成。



激しいトップ争いを笑顔で見守る観衆。



共に時代をリードしてきたネイキッド同士の争いだが………



その決着やいかに。



単独４位を走る八木も………



次々にバックマーカーをパスしていく。



トップ２と３番手菅原との差は、すでに３秒以上に開いてしまった。



さらにこのホームストレートでは………



１７年前のＣＢ４００ＳＦが現行ＣＢＲ６００ＲＲ国内仕様を抜き去るという衝撃的な光景が。



パトリック・ヤコブセンもびっくりのこの状況を、ホンダの現開発陣が目の当たりにしたとき、果たしてなんと言だろうか………。



二人の周回ペースは変わらず………



３０秒台中盤での攻防。



そして再び前方には、無数のバックマーカーが。



ここで鈴木が最後のアタックに出たが………



梨本もディープブレーキングで応戦。



Ｓ字から帝王コーナー………



３コーナーまでに付け入る隙を与えず………



短いストレートでもヘルメットがタンクに付きそうなほど伏せて………



そのまま最終コーナーへ。



４台のバックマーカーに挟まれる格好となったが………



梨本が鈴木を振り切って………



そのままゴール。

僅差の２位には鈴木、３位に菅原、４位に八木、５位に多胡、６位に藤田　７位に久下、８位に奥、９位に小田島と続いた。内藤は残念ながら途中ピットインしてリタイヤとなっている。



今回は初参加者も多く………



出走前は、主催者サイドから「もっとも懸念されたクラス」となったが、終わってみれば、もっとも混乱のないクラスとなった。



久々のトップチェッカーとなった、梨本亮ＣＢ４００ＳＦ。



前回優勝は２０１４年５月大会で、満７４歳時。



それから２年３ヶ月を経ての復活優勝となった。しかも当時よりレースタイム、予選タイムともに縮めている辺りが「鉄人」と言われる証だろうか。



これで梨本塾トミンモーターランドにおけるＫ－ＲＵＮ－ＧＰでの優勝最高齢記録を「７６歳」へと引き上げることに成功。



この健闘を称えて………



多くの塾生が、ピットロードで走々爺を暖かく迎えた。

「９０まで梨塾で走るゾ！」

この先も、まだまだ勝ち星を伸ばして欲しい。おめでとう！



つづく。

文中敬称略、ご了承ください。


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2016 第9回 今週末　9/25(日) 開催！

【早割受付中】

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【梨本塾　３３秒】

これを察するに………

【梨本塾は３３秒以上で参加しちゃいけないの!?】

というところだと思われますが………

そんな敷居は一切ございません。

３５秒でも４０秒でも、もちろん大歓迎です。

バイク乗りの皆さんに楽しく１日遊んで貰う場所、

それが梨本塾です。

「トミンで４０秒を切れません………」

「筑波は２分を切れません………」

「もてぎで４分切れません………」

「鈴鹿は帰ってこれません………」

「まさしく梨塾レンジ。お気軽に遊びにいらしてください（＾＾）/」



梨本塾にはとんでもなく速い常連の方もいれば、

初めてサーキットに来られる方もいますが………

経験やスキルレベルによる敷居は一切ありません。

また小難しいレクチャーや座学なども一切ありません。


あの方はもしかして………まさかの世界チャンピオンもお忍びでッ!?

トミンで４０秒が切れません→ＯＫ

筑波で２分の壁が壊せない→NO problem!!

鈴鹿やもてぎだと、一周回って来れません→Welcome!



今さら聞けない!?　梨塾　ＦＡＱ

【初サーキットでも膝すれちゃう!?】

なんていう話もあったりなかったり………。

必要なときに必要なアドバイスだけを受ける、後は自由に走りまくり。

これが梨本塾の基本的なスタンスです。

初心者の方、女性の方、サーキット初走行の方まで楽しめるのが梨本塾。

もちろん膝が擦れなくても、ハングオンできなくても大丈夫。

サーキット初走行でも問題ありません。

ぜひぜひ遊びにいらしてください。



梨本塾は、申し込みが早いほど参加費はお得です。

参加希望の方は今すぐこちらから>>次回お申し込みチェックを!!

繰り返しになりますが………

「梨本塾に一切敷居はございません」



初参加の方もぜひぜひお越し下さい。




「梨塾で会いましょう!」

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