２０１６年度 第１２回 梨本塾チャンピオンズカップ トミンモーターランド レポ３ Ｋ－ＲＵＮ－ＧＰ Ａクラス
Ｋ－ＲＵＮ－ＧＰ、Ａクラスがコースイン。
各車５分程度のフリー走行を経て、グリッドに整列。
フロントローは６９０ＤＵＫＥ Ｒ、１１９９パニガーレＳ、そして８９９パニガーレとすべて外車勢が占めた。
ポールポジションとセカンドグリッドタイムは２６秒６７２、ボーダータイムは２７秒１４０と僅か０．４６８秒ほど。一瞬の油断で順位が大きく動きそうだが―。
今季いよいよ最終戦………
勢いよく日章旗が振り下ろされて、決勝がスタート。
好スタートを切ったのは………
予選３番手からポーンと前に出た柴８９９パニガーレと………
二列目４番手から出た＃５宮原ＺＸ６Ｒ。＃３安野１１９９パニガーレＳは出遅れる。
ホールショットを奪ったのは＃７柴。＃５宮原の外側からポールポジションの＃４斉藤６９０ＤＵＫＥ Ｒが被せて………
２番手へと浮上。３番手に宮原、４番手に安野、５番手に二瓶Ｒ６………
６番手に篠塚ＣＢＲ６００ＲＲ、７番手に佐々木ＦＺ７５０………
８番手に片岡Ｒ６、９番手に渡辺ＧＳＸＲ１０００と続く。
３コーナーにトップで進入する柴。これだけのＡクラスメンバーの中で、トップを走るのは初めてのことだ。
２番手以降も順位は変わらず………
最終コーナーへ。
一周目、リードを拡げて戻ってきた柴８９９パニガーレ。
先月初めてパニガーレシリーズ（１１９９）がＫ－ＲＵＮ－ＧＰ Ａクラスを制したが、再現なるか。
２番手斉藤からやや間を開けて、３番手宮原、安野、二瓶、篠塚と続く。
初のトップ走になる柴だが………
比較的落ち着いたレース運びで、レースを牽引していく。これを必至に追いかける＃４斉藤。
トップ２がすぐに２６秒台に突入したのに対し、宮原を筆頭とする３位争いは２７秒０～２７秒１といったラップが続き………
トップ２とは１秒強の差が生じてしまう。
さらにその後方からは、各地方選手権にも参戦し、直前の鈴鹿サーキット、鈴鹿・近畿選手権シリーズ最終戦 第52回 NGK スパークプラグ杯 鈴鹿サンデーロードレースを７位と好走した＃２二瓶Ｒ６が猛アタックを開始。
ただ、今回のＡクラスがいつもと異なるのは………
＃１、＃２といった若いゼッケンが、後続に飲み込まれていることだろう。
トップを走る柴は「ゼッケン７」、これはすなわち、エントリー時点での実力的には「７番目」であったことを意味する。
梨本塾のゼッケンは、ベストタイムのみならず直近タイム、さらに平均的なタイムと順位を勘案した上で決定されているため、これよりも順位が上ならば「最近の中では、今までの自分よりも高いレベルで走っている」こととなる。そういった意味から「ゼッケン７」がＡクラスのトップを走るケースは稀だ。
３位争いの一群の中ではもっともレース経験が豊富で、唯一ブリヂストンタイヤを履く＃２二瓶が………
安野パニガーレのインを狙う。しかしここでは前に出られず。
２６秒７～８アベレージで周回する柴と斉藤。
しかしレース中盤になると、体力的にも厳しくなってきたのか、柴の８９９パニガーレのトラクションコントロールは効きっぱなしの状態に。最終コーナー立ち上がり、３コーナー立ち上がりではリヤが滑っているのが目視出来るほど。
同じくトラコンを効かせまくっている２台。ディープアングルであることも共通する宮原と安野の攻防が続く。
なんとかしてこの２台の前に出たい二瓶だが………
なかなか打つ手がない。その間に柴が決勝ベストとなる２６秒６までタイムアップし、更に後続を引き離していく。
キング篠塚は、５位の二瓶から約１秒ほどの差。そこから２秒ほどの位置に佐々木ＦＺ７５０………
そして片岡Ｒ６、午前Ｂクラスからジャンプアップした渡辺ＧＳＸＲ１０００と続く。共に高いアベレージタイムを維持している。
レースはいよいよ終盤戦へ。
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こちらもベンチテストだけのポン付けでは、機能しません。高次元、幅広いレンジでの実走テストがベースです。
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梨塾生定番、ブレーキ必須アイテムナンバー１。このマスターを導入すると、ブレーキ効力が安定するのはもちろんですが
「ブレーキングが楽しくなる」
と いう魔法のアイテムです。昨今多くの塾生が導入し、大満足という感想をいただいております。もちろん公道走行車両にも最適です。
塾長はすでに 「ＰＣ３７、ＰＣ４０、ＧＳＸＲ１０００Ｋ６はもちろん、さらにＸＬ８８３Ｒにも導入しちゃいました」と見事なまでのハマリっぷり。
こちらも塾生特価でご案内いたし ます。車種によっては非常に難しい専用フィッティングもお任せください。
【 ジャダーの悩みを解消!！ベスラ Ｓｕｐｅｒ ＲＪＬ ＸＸ シリーズ 取り扱い開始!！ 】
ジャダーの出始めていた梨塾ガレージＰＣ４０にてテスト開始。なんと………見事なまでにジャダーが収まりました！
ノーマルディスクはもちろん、ブレンボディスクとの相性も良く、制動力、安定感もバッチリ。すでに梨塾号ＣＢＲ６００ＲＲ、Ｓ１０００ＲＲの
「エースパット」
となりました。値は張りますが、それ以上の安定感、安心感です。ぜひご相談下さい！
【 ブレーキフルード Ｇ－Ｆｏｕｒ３５５ 】
スーパースポーツ乗りにとって、特に夏場以降は厳しくなるブレーキ問題。
・ タッチが安定しない
・ フェードする
・ すぐにエアをかんでしまう
などの問題を大幅に緩和してくれるのがこのブレーキフルードです。塾生特価工賃にて入れ替え承り中。ぜひお試しを。ＲＣＳ１９とのマッチングも良好です。
【 ブレンボＨＰローター 】
制動力アップ、ディスク温度の安定化、タッチの向上などを目指すときの定番品。大径化もご相談ください。ＲＣＳ１９とのマッチングは「最強」です。
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もはやＦＩ車には必須アイテム？常用域のトルクアップにはこれが一番効果的！サーキット走行だけではなく、幅広いレンジに対応したマッピングで、あなたのマシンをさらに好みの特性に。こちらも梨塾号ＰＣ４０には導入済みです。
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ハーレーダビッドソン XL883R スポーツスター 梨塾ガレージ コンプリート
最近はこんなのも作ってマス………吸排気系変更に伴い最適なサブコンマッピング（７４ＪＫＧではあえてサンダーマックスを用いず、ダイノジェットＰＣⅤ＋ オートチューンで独自調整を行っています）、バンス＆ハインズの爆音を去勢し常用域でトルクアップさせるオリジナル消音サイレンサー、実践的な足回りセッ トアップ、秀逸なブレーキシステム………等々。ノーマルとは比較にならないトルク、そして走りやすさを実現しています。さらに日々進化中。８８３の特性を生かした、もの凄く楽しいマシンに仕上がっています。
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２０１４～２０１５ シーズンにかけて、ほぼ一年を費やして開発、テスト走行を繰り返してようやく完成した珠玉の一台。採算度外視で高機能パーツを装着、さらにラップタイムと 快適な乗り心地を求めて、ようやく完成いたしました。世界に２台と存在しない、究極のＣＢＲ６００ＲＲです。
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終盤に入ると、柴が完全に後続を突き放した。これには
「僅差の予選結果を踏まえれば、まったく予想外の展開。素晴らしい」
と塾長も唸るほど。
安定して２６秒７～８のペースを維持している。
これに対し、２番手以降は２６秒８～２７秒１前後を行ったり来たりと安定しない。
トラコンが作動しまくっているものの、これでタイムロスしていないトップの柴に対し………
後続はジリジリと離される格好だ。
初めてＡクラスのトップを走りながら………
独走状態となりつつある柴。
しかし、そう簡単には終わらない。
最終盤に近づくにつれて………
後続グループが再びペースアップし………
首位との差を詰めてくる。
その気配を感じたか………
柴も再度ガスオン。
斉藤６９０ＤＵＫＥ Ｒも最後の力を振り絞り………
集団はファイナルラップへ。
３コーナーまでに詰め寄るものの………
柴は最終コーナーまでをきっちりと締めて………
手綱を緩めることなくゴールラインへ。
結局一度もトップを譲ることなく………
チェッカーフラッグをくぐり抜けた。２位には斉藤。
接近戦の３位争いを制したのは宮原。４位に安野、５位に二瓶。
そして６位に篠塚、７位に佐々木、８位に片岡、９位に渡辺の順で全員がゴール。
Ａクラスでの初優勝をかけたバトルを演じた、柴と斉藤。緊張感のある、ナイスレースだった。今季最後のＡクラスのレースで、トップ二人のゼッケンの並びも、何か縁起が良さそうだ。
先月も３位と最高成績を残したものの、ここでは決勝レースは行われていない。
それから僅か三週間後、実走レースの中で柴が勝利するとは、塾長も含めて誰も予想していなかったかも知れない。パドックからは、惜しみない賞賛が贈られる。
梨本塾に初参加したのが、３年５ヶ月前の２０１３年７月大会。
このときはモンスター６９６に乗り、Ｄクラスでのレースを６位で終えている。
その後大クラッシュして負傷などあったものの、翌２０１４年第６回大会では乗り換えた８９９パニガーレで初優勝を達成。
初参加から数えると３年５ヶ月で、予選タイムが４．８９１秒も速くなってのＡクラス勝利となった。途中、外車メーカーだけに起こりがちな苦労も知っているだけに、塾長も大喜び。
余談だが先月Ａクラス優勝の安野１１９９パニガーレＳ、Ｄクラス優勝の五十嵐ＣＢＲ２５０Ｒ、そして柴８９９パニガーレは、奇遇にも全員が塾長と同級である。
「初優勝なのに非の打ち所のない、最高にカッコイイ優勝でした（塾長）」
梨本塾史上初となる、ドゥカティが二連勝という偉業も達成。パニガーレシリーズとしても、Ａクラスで二勝目となった。２０１７シーズンよりドゥカティに移籍するホルヘ・ロレンソよりも先に、勝利を挙げたことになる。
長年苦楽を共にした塾生たちからも、最大限に祝福された。
翌々日、恒例の梨本塾部室にて………
これまでの慣例に従い
「Ｋ－ＲＵＮ－ＧＰにおいて、印象的な勝利を挙げた人を祝う会」
が開催された。
「Ｐｒｉｍａ Ｖｉｔｔｏｒｉａ」
参加者から贈られた記念Ｔシャツ。来シーズンは更にこれを重ねていけるか。
おめでとう！
つづく。
文中敬称略、ご了承ください。
この記事の中に掲載されている写真の未圧縮原板（～５ＭＢ程度まで）を廉価販売しております。
２カット１セットで１０００円～より。
ご希望の方は「掲載ページＵＲＬ」「掲載写真のＵＲＬ（分からない場合は掲載位置などでご指定ください）」と「ゼッケン番号 お名前」を添付して>> std_spd@hotmail.com までお問い合わせ下さい。
メールタイトルには「第○回梨本塾写真希望」と明記してください。
※ 写真によっては対応できないことがありますのでご了承下さい。
また、本記事に掲載されている写真は梨本塾参加者の方に限りブログなどでの二次使用可能とします。
その際は必ず以下梨本塾クレジットをお願いいたします。
写真提供：梨本塾 http://kei74moto.client.jp/
カメラ： 梨本塾オフィシャル ＆ 影兄
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１０８０フルＨＤド迫力映像満載！>>K-RUN-MOVIE
うまくなるにはこの定番とも言うべき>>ウラメニューが必須!?
ウワサのニューマシンインプレッション>>Test the Bike.
2017 開幕戦 第1回 1/29(日) 開催！
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【梨本塾 ３３秒】
これを察するに………
【梨本塾は３３秒以上で参加しちゃいけないの!?】
というところだと思われますが………
そんな敷居は一切ございません。
３５秒でも４０秒でも、もちろん大歓迎です。
バイク乗りの皆さんに楽しく１日遊んで貰う場所、
それが梨本塾です。
「トミンで４０秒を切れません………」
「筑波は２分を切れません………」
「もてぎで４分切れません………」
「鈴鹿は帰ってこれません………」
「まさしく梨塾レンジ。お気軽に遊びにいらしてください（＾＾）/」
梨本塾にはとんでもなく速い常連の方もいれば、
初めてサーキットに来られる方もいますが………
経験やスキルレベルによる敷居は一切ありません。
また小難しいレクチャーや座学なども一切ありません。
あの方はもしかして………まさかの世界チャンピオンもお忍びでッ!?
トミンで４０秒が切れません→ＯＫ
筑波で２分の壁が壊せない→NO problem!!
鈴鹿やもてぎだと、一周回って来れません→Welcome!
今さら聞けない!? 梨塾 ＦＡＱ
【初サーキットでも膝すれちゃう!?】
なんていう話もあったりなかったり………。
必要なときに必要なアドバイスだけを受ける、後は自由に走りまくり。
これが梨本塾の基本的なスタンスです。
初心者の方、女性の方、サーキット初走行の方まで楽しめるのが梨本塾。
もちろん膝が擦れなくても、ハングオンできなくても大丈夫。
サーキット初走行でも問題ありません。
ぜひぜひ遊びにいらしてください。
梨本塾は、申し込みが早いほど参加費はお得です。
参加希望の方は今すぐこちらから>>次回お申し込みチェックを!!
繰り返しになりますが………
「梨本塾に一切敷居はございません」
初参加の方もぜひぜひお越し下さい。
「梨塾で会いましょう!」
梨塾ガレージってナニ？
最新ＺＸ１０ＲからＲ１Ｍ、Ｓ１０００ＲＲは元より………
ＣＢ４００ＳＦから………
Ｒ２５まで。
ホンダヤマハスズキカワサキは
もちろん、ドゥカにＢＭアプリリアも
出来る限り対応しちゃいます。
さらにハーレーまで!?
その正体は………>>コチラから。
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