梨塾マラソンズと梨本塾の融合、ジョギングとバイクでのフリー走行を織り交ぜたイベントを、トミンモーターランドで初開催。
一ヶ月後に控えた本番「板橋シティマラソン」出走ライダーのためのサポートイベントであると同時に、この時期のライダーの運動不足を少しでも解消しようという試みでもあります。
午前はマラソン用の練習会、午後は貸切でのバイクフリー走行。
記念すべき第1回大会は、素晴らしい天候に恵まれ、絶好のマラソン日和となりました。
【マラソンバイク】 2017 梨塾マラソンズ練習会 & フリー走行 トミンモーターランド フォトレポート 【初開催】
梨本塾では公式初となるマラソンイベント当日、天気は快晴。
多くのマラソンライダーが集まりました。
「本当に走るんですか」
「………走るみたいですね。バイクではなく、自分の脚で………」
早くも5%のぼやき節?
設置されたエイドには、飲料やサプリメントも。
「思ったより本格的だ………」
サーキットをマラソン走行するのは
「27年前くらいに、オールホンダの合宿で、社内チームのブルーヘルメットの人たちとかと一緒に鈴鹿サーキットを走って以来」
という塾長。
「鈴鹿でだけはやりたくない」
というその理由は問答無用のアップダウンレイアウトだからだそうです。その分、ここトミンモーターランドはフラットなだけに、大分敷居が低いように思われましたが―。
トミンモーターランド社長も、自ら参戦。
エイドには、他に補給食としてどら焼きやチョコレート、ドーナッツなど。
エナジーゼリーや………
手作り74JKタルトチョコレートの差し入れも。
御大はボランティアスタッフとして借り出されたようです。こちらも差し入れのみかん。
午後はスポーツ走行となるため、当然出走車両や出張ガレージもスタンバイ。さらに………
この日のためだけに有志よりご提供いただいた………
距離計測機で、一周500mの特別コースを設定。
インベタで回ると478mになってしまうので、適所にパイロンを設けて調節、一周500mにします。
5km出走なら10周、10kmなら20周、21kmなら42周することになります。レーザー距離計も併用。
エンジョイランナーから競技者まで揃う梨塾マラソンズ、そのキャプテンを務める坂選手は………
前日深夜に自宅を出発し、ここトミンモーターランドまで79kmのコース設定を行い、見事これを走破。
「完全に雪ですわ………LEDヘッドライトで照らすと雪が点線で降ってくるのよ。LEDの高速点滅が肉眼で見れてタノシイヨ(3:50am)」
と、道中雪に見舞われながらも、ギリシャのスパルタスロン出走者として、桁違いの貫禄を見せつけます。
以下が本日のイベントスケジュール。
★ 午前………マラソン練習会
1)………21km(42LAP) ハーフマラソンの部 午前 9時スタート 制限時間3時間
2)………10km(20LAP) 10kmの部 午前10時スタート 制限時間2時間
3)……… 5km(10LAP) 5kmの部 午前11時スタート 制限時間1時間
※ 走路はレーザー測定、及びウォーキングメジャーによって一周500mを算出した。
お昼休み(昼食1ドリンク付き)
★ 午後………バイクフリー走行 ※ 塾長による簡易レッスンあり
1)………13:00~16:00 フリー走行 ※ 台数によって適正クラス分けあり
午前9時………
いよいよ21kmの部がスタート。
各者一斉にコースイン。
いつものK-RUN-GPのように………
ホールショットを目指して………
1コーナーへと雪崩れ込んでいきます。
しかしいつもと違ったのは………
「あれ?ストレートの途中で早くもガス欠してないですか?(笑)」
「そもそもここに到着した時点で、ガソリンなんか残ってないから(笑)」
バイクが走っているときとは大きく異なり………
排気音の代わりに聞こえてくるのは、ザッザッザという足音。
長い旅路が始まります。
ホームストレートには、御大とキングが陣取り、残り時間管理と激励役を買って出てくれました。
ここで一枚ずつ該当周回数のカードを千切って、回収ボックスへ投函します。
「さすがに長いなあ」すでに80kmを走破しているキャプテン。
(この人、一体ナニで出来ているんだろう………)
走り出しから30分。まだまだランナーたちは元気です。
スターターを務めた塾長も合流。
「日々の不摂生がにじみ出るような………(笑)」
バックストレートでは向かい風となったため、容赦なくスリップストリームを駆使。
「899パニガーレをロックオン!」
一見のどかなマラソン大会ですが、しっかりと足切りもあります。
21kmは180分、10kmは120分、5kmは60分、すなわち12時までが、全員に与えられたタイムリミットです。残りは140分。
午前10時、10km出走組がスタート。
梨塾永遠の華、いつもは梨塾マラソンズ応援団でもある美保子女史、今回は初マラソンにチャレンジです。
スタートから1時間を過ぎると、目に見えて出走者のペースが落ちてきました。
ちなみにキャプテンのここまでの走破距離は………
なんと90km。夜中からここまで、フルマラソン2本以上を走っている計算になります。
うさぎになりたい………
今回、バイクイベントと違ってとてもいいなと思えたのは
「ライダーの表情がすべて分かること」
でしょうか。いつもはヘルメットやレーシングスーツで
「18LAPをクリア、残りは僅か2周………じゃなかった、23周ですね………」
スタートから1時間半が経過。早い人は、15kmほどを走破。
鈴鹿サーキットに比べればアップダウンもなく楽なはず、と思えたトミンモーターランドですが、エイドはパドック内に敷設されたため、ピットロードの微妙な上りと下り、そしてここまで回り込んでくることで距離が伸びるため
「エイドに出入りすることさえも辛いんです………」
という状態に(笑)。僅かな勾配、傾斜でさえ、足を痙攣させるには十分な条件です。このため人数に対しては大量に用意した補給品も、ほとんど手つかずのまま(笑)。
「カラ意地でも笑っていきましょう!」
「GSXR1000のようには行かないなあ………」
「せめてホンダEU9のようにガンバリマス」
ここまでペース変わらずキロ6分前後を維持するも、事前のオーストラリア出張でカンガルーを食べ過ぎたせいか、足取りが重そうな塾長。
「痛いのは気のせいですよ~」
「気のせいかあ~………」
「気のせい気のせい♪」
「木の精?」
10km出走の美保子女史は、圧倒的なスピードでK-RUN戦士をラップしまくります。ほとんど26秒台とも言える快走。
「ブルーフラッグはいりません!」
もはやそんなジョークに応えることも難しくなりつつある、Bクラス以下の戦士たち。
そんな中、トミンモーターランド社長はまだまだ元気です。
スタートからおよそ2時間経過となり………
そろそろゴールが近づいて来るランナーも。
そして5km部のスタート。
真っ先にゴールラインを潜ったのは………
昨今は梨本塾ボラスタとして参加してくれている………
坂垣内選手。最近はコースマーシャルとしての姿しか知らない人もいますが、実は過去、フルメンバーの中でAクラス二勝を挙げている実力者です。
後に全日本選手権に出走することになるライダーをも打ち破ったこともありましたが………
最近は、梨塾マラソンズでも度々力走を見せております。
続いて10kmの部に参加した美保子女史がゴール。
Aクラスらしく全力で走った結果でしょう、ゴール後はぐったりと土手に(笑)
しかし………
まだまだゴールは彼方というランナーも。
三人揃ってゴール!
ではなく、二名は撮影のみ(笑)
そして最年長58歳の皆藤選手は、ハーフマラソン三位でゴール。
噂に寄れば、ここのところ山ごもりしてのトレーニングを重ねており、体重は僅か二ヶ月で10kg減を達成、同時にハーフ自己ベストを大幅更新して見せました。
「もうダメ………かも」
そして塾長もゴール。
「俺の勝ちですね!」
「ふん」
その後もハーフ組が次々とゴール。
そしてここまで最長距離を走ってきた坂選手は………
昨夜からの累計距離が100kmをオーバー。超人です。
「でもまだゴールじゃないみたい」
K-RUN-GPムービー班のバッキーも………
ゴール。
夫婦揃っての快走となりました。
「まだまだだなあ………ゴールできるかなあ………」
ついに坂選手も、ゴールラインへ。この日だけで100km以上を走破した、その瞬間でさえジャンピング(笑)
「残り7周、最低でもまだ21分以上!?」
その後も続々とランナーたちがチェッカーを潜りますが、当然コース上にはまだ走っている人も。
「みんなゴール出来そうですか?」
「いや、あと7分ではどう考えても無理な人が(笑)」
「無理かも………」
「最後まで諦めないぞ」
残り時間僅かとなったところで………
なんとかゴールしたランナーたち。しかしここで非情にも、タイムリミット。
「………無理でした(笑)」
そしてタイムリミットを過ぎてのランナーには………
御大が伴走。
中村選手もゴール。
お昼過ぎ、怪我人が出ることもなく無事にマラソン大会が終了。
「いやいや膝が痛いです………これ怪我ですよね?」
「この痛みじゃフルは無理だな………」
「42kmって、この2倍ですよ?ムリムリ」
………こういったシーンも、梨塾マラソンズメンバーにはもはや日常ですね。念のため、もう一度宣言します。
怪我人が出ることもなく、無事にマラソン大会は終了。
「なんか合わないんだよなあ………」
周回距離に対して、GPSは3km弱多く出る傾向がありました。狭い箇所をグルグル回ると、誤計測してしまうのかもしれません。
お昼は「マラソン特別メニュー弁当(油天国と命名)」に………
差し入れしていただいた、74JKタルトチョコレート。
油天国はそのままの味でしたが(笑)74JKタルトはビックリするくらいおいしかったですね………。
そして午後は………
スポーツ走行を開始。
先程ハーフを走りきったメンバーも………
元気に出走します。
但し、最初だけ(笑)。
「ももが攣った………」
「ふくらはぎも攣った………」
「足の指まで攣った………」
「ほとんど全身チャタリングしている………」
いつもはヘルメットやレーシングスーツで
いよいよ3時を過ぎると、
走っているのは御大だけに(笑)。しかもバイクではなくジョギングです。
こういったK-RUN戦士の体たらくを見かねたトミンモーターランド社長が、自ら1700ccのVツインを駆ってコースイン。一発当たり850cc、すなわちV8であれば6800ccというモンスターバイク。
これを手足のように操り、マラソンの疲労など微塵も感じさせないトミンモーターランド社長。男気を見せつけた瞬間でした。
一方塾長は………
インプレ取りにご執心(笑) その評価は………
「両方欲しくなっちゃいました」
午後4時、すべてのスケジュールが無事に終了。
一ヶ月後の本番に向けてはもちろん………
普段の梨塾やスポーツ走行とはひと味もふた味も違った内容に………
大満足。
「将来的には今回の10倍、200人規模のマラソン&バイクイベントにしていきたいと思います。皆さん、宜しくお願い申し上げます」
と塾長が締めくくった。
「え?来年もやるの?」
「1月2月は逃亡しよう………」
「午後のバイク走行はなくなてもいいんじゃ………」
そんな声はまったく届いていないように………
「記念すべき第一回大会に参加していただいた皆さんは、本日をもちまして、栄えある永久会員に任命されました」
【 いよいよ本番、梨塾マラソンズ 2017 板橋シティマラソン 】
仕事をするにもバイクに乗るにも、いや、生活するにもまずは体が資本です。梨塾マラソンズメンバーの多くが口を揃えて言うジョギング最大の恩恵は
「走行中にポジティブな思考しか浮かばないこと」
これを体感するのは、年に一度の梨塾マラソンズ出走大会「板橋シティマラソン」。
「走るのが大嫌い」
「学生時代にもっとも苦手だった」
「膝と腰と首と肩が痛くて無理」
そんなことを訴えていた人ほど、不思議なくらいハマってしまうイベント。昨年は、なんと22名の大所帯に。
もちろん2017年も元気に出走します。3月19日(日)、午前9時スタート。エイドサポート含めて、応援の程、宜しくお願い申し上げます。
【梨塾マラソンズ エイドスタッフ募集のお知らせ】
梨塾マラソンズでは、2017年板橋シティマラソン出走する梨塾マラソンズメンバーに対してのエイドサポーターを募集しております。
今年は特に人手が足りない可能性が高いため、ぜひともご協力の程、宜しくお願い申し上げます。
エイドボランティア詳細情報はコチラから。
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